1986年のNFL
1986年のNFLは1986年9月7日にNFL67回目のレギュラーシーズンが開幕し、1987年1月25日にカリフォルニア州パサデナで開催された第21回スーパーボウルを経て、2月1日にハワイ州ホノルルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。
1986年のNFL | |||
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レギュラーシーズン | |||
日程 | 1986年9月7日 - 1986年12月22日 | ||
プレイオフ | |||
開幕日 | 1986年12月28日 | ||
AFC優勝 | デンバー・ブロンコス | ||
NFC優勝 | ニューヨーク・ジャイアンツ | ||
第21回スーパーボウル | |||
開催日 | 1987年1月25日 | ||
開催都市 | カリフォルニア州パサデナ | ||
スタジアム | ローズボウル | ||
チャンピオン | ニューヨーク・ジャイアンツ | ||
プロボウル | |||
開催日 | 1987年2月1日 | ||
開催都市 | ハワイ州ホノルル | ||
スタジアム | アロハ・スタジアム | ||
NFLシーズン
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ドラフト編集
1986年4月29日-30日にドラフトが行われ、12巡333名が指名された。全体1位でボー・ジャクソンがタンパベイ・バッカニアーズに指名されたが彼は契約を結ばなかった。
主なルール変更編集
- 選手は、企業名や組織名、あらゆる個人的メッセージ等を表示した服、装具その他を着用してはならない[1]。
- 前・後半残り時間 2 分以降のオフェンスのデッドボールファウルの後は、スナップと同時に計時を再開する。
- オフェンス選手のファンブルが前方へ転がってアウト・オブ・バウンズへ出た場合は、ファンブルした地点から次のプレーを行う。
- オフェンス選手のファンブルが前方へ転がって相手エンドゾーンからアウト・オブ・バウンズへ出た場合は、ファンブルした地点からディフェンス側に攻撃権が与えられる[2]。
- 判定の手助けとするため、インスタントリプレイを導入[3]。
日程編集
レギュラーシーズン編集
各チーム16試合の対戦相手は、以下のルールに従って、前年の成績に基づいて決定された。
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この年の対戦ルールは以下のようである。
同カンファレンス他地区(AFC) |
同カンファレンス他地区(NFC) |
他カンファレンス |
AFC | NFC | |||||
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前年 | 西地区 | 中地区 | 東地区 | 西地区 | 中地区 | 東地区 |
1位 | レイダース | ブラウンズ | ドルフィンズ | ラムズ | ベアーズ | カウボーイズ |
2位 | ブロンコス | ベンガルズ | ジェッツ | 49ERS | パッカーズ | ジャイアンツ |
3位 | シーホークス | スティーラーズ | ペイトリオッツ | セインツ | バイキングス | レッドスキンズ |
4位 | チャージャーズ | オイラーズ | コルツ | ファルコンズ | ライオンズ | イーグルス |
5位 | チーフス | ビルズ | バッカニアーズ | カージナルス |
:1度対戦 :2度対戦
レギュラーシーズン順位表編集
- 背景色が緑のチームはプレイオフ進出チーム
- 括弧内はプレイオフシード順
AFC東地区 | ||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
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(3) ニューイングランド・ペイトリオッツ | 11 | 5 | 0 | .688 | 412 | 307 |
(4) ニューヨーク・ジェッツ | 10 | 6 | 0 | .625 | 364 | 386 |
マイアミ・ドルフィンズ | 8 | 8 | 0 | .500 | 430 | 405 |
バッファロー・ビルズ | 4 | 12 | 0 | .250 | 287 | 348 |
インディアナポリス・コルツ | 3 | 13 | 0 | .188 | 229 | 400 |
AFC中地区 | ||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
(1) クリーブランド・ブラウンズ | 12 | 4 | 0 | .750 | 391 | 310 |
シンシナティ・ベンガルズ | 10 | 6 | 0 | .625 | 409 | 394 |
ピッツバーグ・スティーラーズ | 6 | 10 | 0 | .375 | 307 | 336 |
ヒューストン・オイラーズ | 5 | 11 | 0 | .313 | 274 | 329 |
AFC西地区 | ||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
(2) デンバー・ブロンコス | 11 | 5 | 0 | .688 | 378 | 327 |
(5) カンザスシティ・チーフス | 10 | 6 | 0 | .625 | 358 | 326 |
シアトル・シーホークス | 10 | 6 | 0 | .625 | 366 | 293 |
ロサンゼルス・レイダース | 8 | 8 | 0 | .500 | 323 | 346 |
サンディエゴ・チャージャーズ | 4 | 12 | 0 | .250 | 335 | 396 |
NFC東地区 | ||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
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(1) ニューヨーク・ジャイアンツ | 14 | 2 | 0 | .875 | 371 | 236 |
(4) ワシントン・レッドスキンズ | 12 | 4 | 0 | .750 | 368 | 296 |
ダラス・カウボーイズ | 7 | 9 | 0 | .438 | 346 | 337 |
フィラデルフィア・イーグルス | 5 | 10 | 1 | .344 | 256 | 312 |
セントルイス・カージナルス | 4 | 11 | 1 | .281 | 218 | 351 |
NFC中地区 | ||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
(2) シカゴ・ベアーズ | 14 | 2 | 0 | .875 | 352 | 187 |
ミネソタ・バイキングス | 9 | 7 | 0 | .563 | 398 | 273 |
デトロイト・ライオンズ | 5 | 11 | 0 | .313 | 277 | 326 |
グリーンベイ・パッカーズ | 4 | 12 | 0 | .250 | 254 | 418 |
タンパベイ・バッカニアーズ | 2 | 14 | 0 | .125 | 239 | 473 |
NFC西地区 | ||||||
チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
(3) サンフランシスコ・49ers | 10 | 5 | 1 | .656 | 374 | 247 |
(5) ロサンゼルス・ラムズ | 10 | 6 | 0 | .625 | 309 | 267 |
アトランタ・ファルコンズ | 7 | 8 | 1 | .469 | 280 | 280 |
ニューオーリンズ・セインツ | 7 | 9 | 0 | .438 | 288 | 287 |
プレイオフ編集
トーナメント表編集
ディヴィジョナルプレイオフ | ||||||||||||||||||
1月4日 マイル・ハイ・スタジアム |
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AFC ワイルドカード | AFCチャンピオンシップ | |||||||||||||||||
3 | ペイトリオッツ | 17 | ||||||||||||||||
12月28日 ジャイアンツ・スタジアム |
1月11日 クリーブランド・スタジアム | |||||||||||||||||
2 | ブロンコス | 22 | ||||||||||||||||
5 | チーフス | 15 | 2 | ブロンコス (OT) | 23 | |||||||||||||
1月3日 クリーブランド・スタジアム | ||||||||||||||||||
4 | ジェッツ | 35 | 1 | ブラウンズ | 20 | 第21回スーパーボウル | ||||||||||||
4 | ジェッツ | 20 | ||||||||||||||||
1月25日 ローズボウル | ||||||||||||||||||
1 | ブラウンズ (2OT) | 23 | ||||||||||||||||
A2 | ブロンコス | 20 | ||||||||||||||||
1月3日 ソルジャー・フィールド | ||||||||||||||||||
NFC ワイルドカード | NFCチャンピオンシップ | N1 | ジャイアンツ | 39 | ||||||||||||||
4 | レッドスキンズ | 27 | ||||||||||||||||
12月28日 RFKスタジアム |
1月11日 ジャイアンツ・スタジアム |
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2* | ベアーズ | 13 | ||||||||||||||||
5 | ラムズ | 7 | 4 | レッドスキンズ | 0 | |||||||||||||
1月4日 ジャイアンツ・スタジアム | ||||||||||||||||||
4 | レッドスキンズ | 19 | 1 | ジャイアンツ | 17 | |||||||||||||
3 | 49ers | 3 | ||||||||||||||||
1* | ジャイアンツ | 49 | ||||||||||||||||
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受賞者編集
賞 | 受賞者 | ポジション | チーム |
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スーパーボウルMVP | フィル・シムズ | QB | ニューヨーク・ジャイアンツ |
MVP | ローレンス・テイラー | LB | ニューヨーク・ジャイアンツ |
最優秀攻撃選手 | エリック・ディッカーソン | RB | ロサンゼルス・ラムズ |
最優秀守備選手 | ローレンス・テイラー | LB | ニューヨーク・ジャイアンツ |
最優秀コーチ | ビル・パーセルズ | HC | ニューヨーク・ジャイアンツ |
最優秀新人攻撃選手 | ルーベン・メイズ | RB | ニューオーリンズ・セインツ |
最優秀新人守備選手 | レスリー・オニール | DE | サンディエゴ・チャージャーズ |
カムバック賞 | ジョー・モンタナ トミー・クレイマー |
QB | サンフランシスコ・49ers ミネソタ・バイキングス |
プロボウル編集
詳細は「1987年のプロボウル」を参照
脚注編集
- ^ スーパーボウル前のジム・マクマーンの言動に対して
- ^ 1991 年にルールが改定され、現在はタッチバックである
- ^ 1992 年まで。1999 年から現在のシステムになる