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86/BRZレースは、2013年から開催されている日本国内のワンメイクレースである。正式名称はTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race

86/BRZレース
カテゴリ ワンメイクレース
国・地域 国内
開始年 2013年
コンストラクター TRDSTI
タイヤ
サプライヤー
ブリヂストンヨコハマグッドイヤーダンロップハンコック東洋ゴム
ドライバーズ
チャンピオン
日本の旗 近藤翼
日本の旗 神谷裕幸
公式サイト http://toyotagazooracing.com/jp/86brz/

概要編集

2012年に発売された姉妹車スポーツカーである、トヨタ・86及びスバル・BRZで行われるスプリントレース。運営はトヨタ・カーズ・レース・アソシエーション(T.R.A.)が行う。位置づけとしてはトヨタ・ヴィッツで行われる入門カテゴリのネッツカップの上位であるが、ネッツカップが全国5シリーズに分かれているのに対し、86/BRZは1シリーズのみで全国のサーキットを転戦する点が異なる。

2013年の初開催からプロドライバーが多く参戦したため、2015年からプロ向けのプロフェッショナルシリーズと、アマチュア向けのクラブマンシリーズに分けられた[1]

各大会において最大決勝出走台数を上回る参加申込があった場合、決勝レースをA/Bに分割して開催する。サーキットによってはプロ・アマ合わせて100名を超えるエントリーを集める盛況を呈しており、ワンメイクレースとしては国内最大規模を誇る[2]

参加車両のほとんどは86が占めている。2017年はクラブマンシリーズ40台以上のうちBRZは5台のみで[3]、プロフェッショナルシリーズは30台以上の中でBRZでの参加は井口卓人のみとなっている[4]。BRZの初優勝は2016年6月のクラブマンシリーズ第4戦で、手塚祐弥[5]が挙げている。また同年10月には井口卓人がプロフェッショナルシリーズでのBRZ初優勝を収めている[6]

2019年度からの新シリーズは、クラブマンシリーズが「エキスパートクラス」と「オープンクラス」の2クラス制に移行された。「エキスパートクラス」では、プロフェッショナルシリーズ同様公式予選と決勝レースで使用するタイヤが未使用品のみに限定される。更に、8レース中5レースで2ヒート制を採用し、それぞれのレースを完走することがポイント付与条件になった。

参加規定編集

 
86 Racing
 
RA Racing

参加車両はトヨタテクノクラフトが開発した86 Racingと、スバル・テクニカ・インターナショナル(STI)が開発したRA Racingのどちらかを選択できる[7]。両車両とも公道走行が可能であり、6速マニュアルトランスミッションを搭載している。LSDはトヨタテクノクラフト又はSTIの販売するもののみ装着可。ピットとの無線通信はできない。ごく限られた範囲でレース用の改造・セッティングも可能であるが、レース終了後は車両を道路交通法に適合させた状態に戻して公道走行チェックを受ける必要がある。仮にチェックを受けなかった場合、それ以降のレースの出場資格を失う。

ドライバーは国内A級ライセンス普通自動車免許(に相当するもの)を所持した上、T.R.A.パスポートを申請し取得する必要がある。また全日本選手権相当のカテゴリで入賞した者や運営がプロと認めた者はクラブマンシリーズへの参戦はできない。

タイヤはマルチメイクで、プロフェッショナルシリーズではブリヂストングッドイヤーダンロップ横浜ゴムが激しく開発競争をしている。特にプロフェッショナルシリーズでは、タイヤごとにタイムが1周あたり秒単位で違うこともあるほど重要な要素となっている。上記4社以外のタイヤも可能だが、国内で市販されているものでなければならず、サーキット専用に開発されたタイヤは禁止されている。

クラブマンシリーズのタイヤは、上記4社と東洋ゴム(現:TOYO TIRE)ハンコックを合わせた計6社から各1銘柄ずつ、運営が指定したものの中から選ぶことができる。なお両クラスとも、毎戦異なったブランドのタイヤを履くことは可能である[8]

2019年シリーズはクラブマンシリーズが4社(住友ゴム工業、日本グッドイヤー、ブリヂストン、横浜ゴム)、プロフェッショナルシリーズが5社(住友ゴム工業、日本グッドイヤー、ネクセンタイヤ、ハンコック、ブリヂストン)の5社と明確にメーカー・銘柄が指定されている。

主な参戦ドライバー編集

過去に参戦していたドライバーを含む。

プロフェッショナルシリーズ編集

クラブマンシリーズ編集

歴代チャンピオン編集

プロフェッショナル
(マシン)
クラブマン
(マシン)
2013 山野直也
P.MU RACING86)
not held
2014 谷口信輝
(KTMS 86)
2015 谷口信輝
(KTMS 86)
遠藤浩二
(CGROBOTかえる君BS86)
2016 佐々木雅弘
(assetテクノBS86)
松原怜史
(assetテクノBS86)
2017 近藤翼
神奈川トヨタ☆DTEC86R)
神谷裕幸
(N中部ミッドレススノコ86)
2018 谷口信輝
(KTMS 86)
庄司雄磨
OTG DL 86)
2019 谷口信輝
(KTMS 86)

メディア編集

Jスポーツの『MOTOR GAMES TV』でダイジェスト放送がされている[9]他、同番組の動画に加えてオンボード映像、PVなどがYouTubeTOYOTA GAZOO Racing公式チャンネルで配信されている。実況は稲野一美が担当。

その他編集

  • 影山正彦がアドバイザーを務めており、スポーツドライブロガーを装着していれば無償でレクチャーを受けられる[10]
  • クラブマンシリーズではウェルカム賞(初参加賞)やグッドトリップ賞(最も遠方から来たドライバー)など多数の章典がある。
  • 当レース以外の86/BRZのワンメイクレースとして、富士スピードウェイ主催・トヨタ協賛でVitz&86/BRZ Dream Cupという6時間レースも開催されている[11]
  • 2016年シーズンからはネッツトヨタ兵庫チームのスポンサーにタカラトミーの車玩具・トミカが参入した。トミカのモータースポーツスポンサードは2010年まで実施していたハセミモータースポーツ長谷見昌弘)以来6年ぶりのこととなる。

脚注編集

関連項目編集