Hello, Again 〜昔からある場所〜

1995年のMy Little Loverのシングル

Hello, Again 〜昔からある場所〜』(ハロー・アゲイン むかしからあるばしょ)は、MY LITTLE LOVERの3枚目のシングル1995年8月21日発売。発売元はトイズファクトリー

Hello, Again
〜昔からある場所〜
MY LITTLE LOVERシングル
初出アルバム『evergreen
B面 Delicacy
リリース
規格 CDシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル トイズファクトリー
プロデュース 小林武史
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続、オリコン
  • 1995年9月度月間1位(オリコン)
  • 1995年度年間6位(オリコン)
  • オリコン歴代シングルランキング34位
  • MY LITTLE LOVER シングル 年表
    白いカイト
    (1995年)
    Hello, Again 〜昔からある場所〜
    (1995年)
    ALICE
    (1996年)
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    背景 編集

    前作『白いカイト』から約1か月という早いペースで発売された。同年12月5日に発売された1枚目のアルバム『evergreen』以降、プロデューサー小林武史がメンバーとして参加しているため、本作がakkoと藤井謙二という2人体制での最後の作品となる。2023年現在、MY LITTLE LOVERのシングルとしては最大のヒット曲である(オリコン調べによる)。

    このシングルまで発売時の作詞者クレジットは"KATE"となっており、『evergreen』収録時に小林の単独名義に修正されている。この"KATE"は"Kenji Akko Takeshi Ensemble"の略語を意味し、女性が作詞しているイメージを作るために小林が付けた共作名義であったが、実際は小林が単独で製作したものであったことが変更の理由である。

    初のタイアップ曲として日本テレビ系ドラマ『終らない夏』の主題歌に起用された。ドラマそのものは諸般の事情(紡木たくの漫画『ホットロード』からのストーリー・登場人物の設定・セリフなどの盗用があるとテレビ雑誌・スポーツ新聞で報じられ、放送終了後に制作者側が出版社などに謝罪した)で再放送・ソフト化ができない状況にあるため、現在主題歌として観ることは困難を極める。その後もテレビ東京有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?」2022年11月度エンディングテーマなどに使用されているほか、多数のカバーがある(後述)。

    • 以下、アルバム『singles』のブックレットより引用
    「白いカイト」にも通じる、少年性がひとつのテーマとなった曲。カラオケでも大いに親しまれ、大ヒットを記録した。曲は藤井謙二と小林武史の共作。「最初謙二が作ってきた楽曲は難解で(笑)、でもサビの転調とか既にあったし、クセはあるけど泣ける要素も感じて、そこから青春像というか、少年が慣れ親しんだ場所を離れる際の痛みと希望というか、そんな定型へと拡げていったのを覚えてます」。そして、この楽曲が多くのファンに受け入れられたことが、さらにこのユニットの可能性を拡げたのは言うまでもないし、三人の出会いが音楽的により絡み合い始めたのもこの曲だった。「イントロのギターを謙二に弾いてもらった時、彼がすごく生き生きと見えた。そんな彼のギターのリフが、それ以降のマイラバのひとつの形になっていきます」。 — My Little Lover (BEST ALBUM『singles』ライナーノーツより記載)
    • 制作当初、藤井が単独で書き上げた時点ではサビ後半のフレーズは存在せず、「遠い昔からある場所」の部分で幕を閉じることになっていたが、小林がそれをベースとして手を加え、完成形に至った(『ALICE IN WONDERLAND』より)。

    MY LITTLE LOVER在籍中の藤井作曲作品としては、本作と「アスプレイ 〜晴れた日の空に」と「BABEL'S TOWER」の3曲のみである

    チャート成績 編集

    発売週のオリコンシングルチャートで2位を記録した後、毎週10万枚以上の売上を維持し、登場4週目にはグループ初の同チャート1位を獲得するに至った。翌週も更に週間売上を伸ばし2週連続で1位を獲得している。既にロングヒットの態勢に入っていたデビューシングル「Man & Woman」、発売時売り上げの少なかった「白いカイト」も、本作のヒットでロングヒットとなった。

    収録曲 編集

    全曲 作詞:小林武史、編曲:小林武史 & MY LITTLE LOVER

    1. Hello, Again 〜昔からある場所〜
      (作曲:藤井謙二 & 小林武史)
    2. Delicacy
      (作曲:小林武史)
      evergreen』に収録されているアルバムバージョンでは、アウトロがアレンジされ機械加工された男性の話し声が加えられている。
    3. Hello, Again 〜昔からある場所〜 (instrumental version)

    各曲の収録アルバム 編集

    カバー 編集

    JUJUのシングル 編集

    Hello, Again 〜昔からある場所〜
    JUJUシングル
    初出アルバム『Request
    A面 Hello, Again 〜昔からある場所〜 (Straight Cover)
    B面 Hello, Again 〜昔からある場所〜 (Ballad ver.)
    リリース
    規格 CDシングル
    ジャンル J-POP
    レーベル ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
    ゴールドディスク
    チャート最高順位
  • 週間15位(オリコン
  • 2010年度年間15位(着うたフル、日本レコード協会)
  • JUJU シングル 年表
    Trust In You
    (2010年)
    Hello, Again 〜昔からある場所〜
    (2010年)
    この夜を止めてよ
    (2010年)
    Request 収録曲
    ミュージックビデオ
    JUJU「Hello, Again 〜昔からある場所〜 (Ballad ver.)」 Music Video - YouTube
    テンプレートを表示

    Hello, Again 〜昔からある場所〜』は、日本の歌手JUJUの14枚目のシングル。

    カバーアルバム『Request』からの先行シングルとして2010年7月28日にリリースされた。ソニーデジカメα NEXシリーズ」のコマーシャルソングとして起用された。2010年6月29日付のRIAJ有料音楽配信チャートにて最高位1位を記録している。

    当初は、着うたのみの配信に留める予定となっていたが、CMの放送から着うたがヒットを記録したことと、問い合わせが殺到し「CD化して欲しい」という要望を受けたことで、急遽シングルとして発売することが決定したのだという。また、CDに用いられているジャケットは、JUJU本人が実際にタイアップ先の一眼カメラである「α NEX」を使用して撮影したものが使われている[1]

    音楽配信での累計売上は120万ダウンロードを超えた[2]

    収録曲
    1. Hello, Again 〜昔からある場所〜 (Straight Cover) (5:16)
    2. Hello, Again 〜昔からある場所〜 (Ballad ver.) (5:19)
    3. Hello, Again 〜昔からある場所〜 (Straight Cover) -instrumental- (5:15)
    4. Hello, Again 〜昔からある場所〜 (Ballad ver.) -instrumental- (5:16)

    その他 編集

    Hello, Again 〜昔からある場所〜

    脚注 編集

    注釈 編集

    1. ^ アルバムリリースに先立って、ミュージックビデオも制作している(Ms.OOJA 「Hello, Again 〜昔からある場所〜」 - YouTube)。

    出典 編集

    外部リンク 編集

    「Hello, Again 〜昔からある場所〜」の調
    Aメロ1・Bメロ1 サビ1 Aメロ2・Bメロ2 サビ2
     ホ長調
    (E)
     ト長調
    (G)
     ホ長調
    (E)
     ト長調
    (G)

    間奏 大サビ 後奏
     ホ長調
    (E)
     ト長調
    (G)
     ホ長調
    (E)