kannivalism
kannivalism(カニヴァリズム)は、日本のヴィジュアル系ロックバンド。フリーウィル所属。2001年結成、同年解散、2005年再結成。本項では便宜的に2001年の活動を第1期、2005年以降の活動を第2期と表記する。
kannivalism | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | ミクスチャー・ロック |
活動期間 |
2001年 2005年 - 2011年 |
レーベル | |
事務所 | フリーウィル |
公式サイト | kannivalism OFFICIAL SITE |
メンバー | |
旧メンバー |
メンバー
編集元メンバー
編集概要
編集第1期
編集2001年初頭に怜、K、8342、桐の4人体制で活動を開始。メンバー全員が10代(最年少のKは16歳)という話題性や、当時新興ブランドであったh.NAOTOの広告モデルとしても活動を行い、のちにヴィジュアル系シーンで「オサレ系」と呼ばれるバンドを多く生む怜の独自のファッション性などで急速に人気を得るが[1]、2001年6月20日、目黒鹿鳴館でのワンマンライブをもって解散。シングル「逝ってキマス。」が唯一の音源として発表されている。
その後、怜~れん~は怜、Kは圭へ名義を変更し、2001年夏バロックへ加入。8342はk@mikazeのメンバーとして活動し、k@mikaze脱退後はゆちのすけ等の名義で雅-miyavi-のサポートベースなど各所で活動。桐はポロリのメンバーとして活動後、2005年にheidi.を結成、活動中。
第2期
編集怜と圭の所属したbaroqueが2004年12月25日、Zepp Tokyoのライブをもって解散。その1年後の2005年12月25日、新設されたkannivalism公式HPにおいて怜、圭、裕地の3人体制でkannivalismとして活動を開始することを発表。
2006年4月26日、自身のインディーズレーベルよりミニアルバム「奏功humority」のリリースを経て、9月27日、avex traxよりシングル「リトリ」をリリースし、メジャーデビュー。精力的に活動を行っていたが、怜の適応障害による入院のため、2008年1月に活動を一時休止[2]。
2009年8月25日よりドラムとして光也が加入し4人体制で活動再開。同年11月18日にシングル「life is.」をリリース、12月25日にはZepp Tokyoでの復活ライブを行い、2010年3月17日に2ndアルバム「helios」をリリースするが、「helios」レコーディング以降は光也はライブの欠席が増え、1年未満で脱退[3]。ふたたび3人体制に戻る。
2011年4月以降はバンドとして表立った活動はなく、事実上の活動休止状態となっており、怜と圭は2011年より再結成したBAROQUE、裕地は2013年よりDIR EN GREYの京率いるsukekiyoで活動している。
2017年11月22日に開催されたken(L'Arc〜en〜Ciel)主催のイベント「PARTY ZOO」にて、kannivalismとして3人体制で約7年ぶりの1日復活ライブを行った[4]。また、2019年1月14日、所属事務所であるFWDの主催イベント「Free-Will SLUM」にて3人体制での出演を発表している[5]。
バンドの名称について
編集「共食い、食人」を表すカニバリズム(cannibalism)をもじったバンド名について、プロモーション活動などに支障を来すことを理由に、エイベックスよりバンド名の改名の要請があることが2007年2月26日の日刊スポーツにおいて報じられた[6]。2009年8月25日の活動再開会見時に圭がバンド名を「ism」に改名する意向も示したが[7]、現在まで改名は行われていない。
エピソード
編集ディスコグラフィー
編集シングル
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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2001年6月20日 2001年7月29日 |
逝ってキマス。 | KANN-429:店頭販売盤 |
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会場限定盤は2001年6月20日目黒鹿鳴館ライブ限定。店頭販売盤は2000枚限定発売 | |
1st | 2006年9月27日 | リトリ | AVCD-31045B:初回生産限定盤 AVCD-31046:通常盤 |
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オリコンチャート初登場7位 |
2nd | 2007年1月17日 | ホシの夜 | AVCD-31158B:初回生産限定盤 AVCD-31159:通常盤 |
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オリコンチャート初登場10位 |
3rd | 2007年5月9日 | small world | AVCD-31225B:初回生産限定盤タイプA AVCD-31226B:初回生産限定盤タイプB AVCD-31227:通常盤 |
通常版のみ
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オリコンチャート初登場9位。「Home Sick」はROUAGEの同名曲のカバー |
4th | 2007年11月21日 | モノクローム | AVCD-31315B:初回生産限定盤 AVCD-31316:初回生産限定盤 AVCD-31317:通常盤 |
CD
DVD
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オリコンチャート初登場12位 |
5th | 2009年11月18日 | life is | AVCD-31740B:初回生産限定盤 AVCD-31741B:初回生産限定盤 AVCD-31742:通常盤 |
CD
DVD
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オリコンチャート初登場22位 |
6th | 2010年8月11日 | split recollection | YICQ-10014B:初回生産限定盤 YICQ-10015:通常盤 |
CD
DVD
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オリコンチャート初登場46位 |
7th | 2010年11月24日 | rememorārī | YICQ-10022B:初回生産限定盤 YICQ-10024:通常盤 |
CD
DVD
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オリコンチャート初登場77位 |
8th | 2011年4月20日 | ユリカゴが揺れている | YICQ-10040B:初回生産限定盤 YICQ-10041B:初回生産限定盤 YICQ-10042:通常盤 |
CD
DVD
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オリコンチャート初登場45位 3月23日リリース予定だったが、東日本大震災の影響により、延期となった。 |
アルバム
編集ミニアルバム
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2006年4月26日 | 奏功humority | ISML-001 |
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インディーズミニアルバム オリコン最高18位 |
フルアルバム
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2007年2月21日 | Nu age. | AVCD-23180B:初回生産限定盤 AVCD-23181:通常盤 |
DVD
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オリコンチャート初登場13位 |
2nd | 2010年3月17日 | helios | AVCD-38041B:初回生産限定盤A AVCD-38042B:初回生産限定盤B AVCD-38043:通常盤 |
CD
DVD(初回生産限定盤A)
DVD(初回生産限定盤B)
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オリコンチャート初登場37位 |
DVD
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2008年1月9日 | APPLE CHING★PO-PO EPISODE II SHIBUYA-AX FINAL | AVBD-91502 |
全20曲+特典映像
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オリコン最高71位 |
2nd | 2010年7月21日 | she said,under the helios.2010.3.30 Live at Nakano Sunplaza | YIBQ-10006 |
全19曲+特典映像
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オリコン最高151位 |
参加作品
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 |
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2007年12月19日 | LUNA SEA MEMORIAL COVER ALBUM -Re:birth- | AVCD-23430 | 9.LOVE SONG |
ミュージックビデオ
編集監督 | 曲名 |
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河谷英夫 | 「life is」「mum.」「rememorari」「split recollection」 |
長谷川信 | 「リトリ」 |
日野雄介 | 「モノクローム」(出演:飯田孝男)) |
増山準哉 | 「ホシの夜」 |
八若道洋 | 「small world」 |
不明 | 「ユリカゴが揺れている」 |
タイアップ一覧
編集使用年 | 曲名 | タイアップ |
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2006年 | 赤裸々 | TBS系『クチコミ』2006年4・5月度エンディングテーマ |
ストイックボーイ | TBS系『激あま〜い』2006年4・5月度オープニングテーマ | |
リトリ | 日本テレビ系『ツボ屋与兵衛』2006年9月度エンディングテーマ[8] | |
エムティーアイ「music.jp」TV-CFソング | ||
2007年 | ホシの夜 | 日本テレビ系『恋愛部活(ラブカツ)』2007年1月度エンディングテーマ |
avex trax「ミュゥモ」TV-CMソング[9] | ||
small world | BS-i『ガダルカナル・タカのこちらDERUとこ編集部』エンディングテーマ[10] | |
モノクローム | テレビ東京系アニメ『素敵探偵☆ラビリンス』オープニングテーマ[11] |
主なライブなど
編集開催日 | 公演名 | 備考 |
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2005年12月31日 | HOLIDAY NAGOYA、HOLIDAY SHINJYUKUにてシークレット出演 | |
2006年3月5日 | independence-D 2006 | 新木場STUDIO COASTにて公式初ライブ |
2006年5月27日 | 黒諧謔 ブラック・ユーモアリティ | CLUB CITTA'川崎での初ワンマンライブ |
2006年8月2日 | S'CUBER DIVE〜渋谷が大変〜 | 渋谷O-EAST |
2006年12月14日 - 12月27日 | デビューシングル「リトリ」発売記念無料東名阪ライブ | |
2007年3月11日 - 5月13日 | TOUR2007 APPLE CHING★PO-PO | ワンマンツアー |
2007年8月4日 - 9月17日 | TOUR07 APPLE CHING★PO-PO Episod II | ワンマンツアー |
2009年12月26日 | syncretism | Zepp Tokyoでの復活ワンマンライブ |
2010年3月30日 | she said,under the helios. | 中野サンプラザでのワンマンライブ |
2010年4月1日 | concept live vol.1 | 目黒鹿鳴館での第1期kannivalismメンバーによるコンセプトライブ |
2010年4月29日 - 5月5日 | EXTRA-TERRITORIAL | 主催イベントツアー |
2010年8月23日 | the other side of the love | 渋谷C.C.Lemonホールでのワンマンライブ |
2010年12月9日 - 12月28日 | TOUR reincarnation of helios | ワンマンツアー |
2010年12月29日 | COUNTDOWN JAPAN 10/11 | 幕張メッセ国際展示場1~8ホール、イベントホール |
2011年1月28日 - 01月30日 | ポルノ超特急 | |
2017年11月22日 | PARTY ZOO | Zepp Tokyoでの1日復活ライブ |
2019年1月14日 | Free-Will SLUM | 新木場STUDIO COASTでの1日復活ライブ |
脚注
編集注釈
編集- ^ 「大好き」「ハート曲」と呼称されることが多い
出典
編集- ^ バンド「ナイトメア」のRUKAは、雑誌「SHOXX」でのインタビューにおいて、当時h.NAOTOの店舗でkannivalismの写真を見て存在を知り、衝撃を受けたことを語っている。
- ^ “kannivalismが怜の入院により対バンツアー中止”. ナタリー (2008年1月15日). 2018年11月3日閲覧。
- ^ “kannivalismからドラム光也が脱退”. ナタリー (2010年6月25日). 2018年11月3日閲覧。
- ^ “ラルクのKen主宰<PARTY ZOO>でkannivalismが7年ぶり復活”. BARKS (ITmedia) (2017年7月26日). 2018年11月3日閲覧。
- ^ “<Free-Will SLUM>、蜉蝣sessionとkannivalismの出演決定”. BARKS (ITmedia) (2018年11月3日). 2018年11月3日閲覧。
- ^ “「カニバリズム」に名前変更の要求”. 日刊スポーツ. 朝日新聞 (2007年2月26日). 2018年11月3日閲覧。
- ^ “カニヴァリズムのボーカル・怜が適応障害より復帰 新メンバー加入で再始動”. オリコン (2009年8月25日). 2018年11月3日閲覧。
- ^ “カニヴァリズム / リトリ [廃盤]”. CDJournal. 2024年9月28日閲覧。
- ^ “カニヴァリズム / ホシの夜 [廃盤]”. CDJournal. 2024年9月28日閲覧。
- ^ “うたまっぷ歌詞検索/検索キーワード:kannivalism 全 41 件”. うたまっぷ. 2024年9月28日閲覧。
- ^ “カニヴァリズム / ホシの夜 [廃盤]”. CDJournal. 2024年9月28日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- kannivalism official (@kannivalismcom) - X(旧Twitter)