LOVE PHANTOM

B'zの楽曲
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LOVE PHANTOM」(ラヴ・ファントム)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。1995年10月11日にRooms RECORDSより18作目のシングルとして発売された。

LOVE PHANTOM
B'zシングル
初出アルバム『LOOSE
B面 FUSHIDARA 100%
リリース
規格 8cmシングル
ジャンル
時間
レーベル Rooms RECORDS
作詞・作曲
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位 (オリコン)
  • 1995年10月度月間1位 (オリコン)
  • 1995年11月度月間5位 (オリコン)
  • 1995年12月度月間17位 (オリコン)
  • 1995年度年間10位 (オリコン)
  • 1996年度年間109位 (オリコン)
  • オリコン歴代シングルランキング32位
  • B'z シングル 年表
    • LOVE PHANTOM
    • (1995年)
    LOOSE 収録曲
    love me, I love you (with G Bass)
    (7)
    LOVE PHANTOM
    (8)
    敵がいなけりゃ
    (9)
    ミュージック・ビデオ(short ver.)
    「LOVE PHANTOM」 - YouTube
    テンプレートを表示

    解説編集

    8thアルバム『LOOSE』の先行シングル。

    当初は9月末発売予定であり、B'zのシングルで初めて発売延期となった作品。

    このシングルからB'zのロゴが現在でも使用されているデザインに変更された。本作とアルバム『LOOSE』、次シングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』はロゴの下にメンバー名の英語表記「TAK MATSUMOTO」・「KOHSHI INABA」と表記されている[注釈 1]。その後、シングル『Real Thing Shakes』よりメンバー名表記が無くなり現在のロゴになった。2000年発売の『B'z The "Mixture"』はこのロゴが使用されたが、1999年発売のシングル『ギリギリchop』から2003年発売のシングル『野性のENERGY』まではオリジナルロゴ[注釈 2]が使用された。2004年発売のシングル『BANZAI』から再び使用開始され、一部例外[注釈 3]もあるが数あるB'zロゴの中でこのシングルのロゴが最も息が長い。

    ジャケット写真は、アップで撮影された目の中にメンバーが映っているというデザイン。これは、『インタビュー・ウィズ・バンパイア』や『ドラキュラ』などの映画からインスピレーションを得たメンバーからの「ビジュアルの世界観からロゴも含めてイメージを膨らませてほしい」という意向を反映させたもの[5]。また本作のジャケットから『BE THERE』より続いたタイアップの表記がなくなり、シールで保護フィルムに貼る方式に変更された。また、Rooms RECORDS(現在のVERMILLION RECORDS)より発売されたそれまでのシングルのジャケットにもタイアップ表示が消えた[注釈 4]

    CDジャケット及びCDラベルの「LOVE PHANTOM」の"T"の表記は、十字架(♰)となっている。

    記録編集

    発売を1ヵ月後に控えたアルバムからの先行シングルにもかかわらず、初動売上は当時の歴代1位となる95.1万枚を記録し、発売から2週間でミリオンセラーとなった。1995年に年間シングルチャートで10位を獲得し、1991年から5年連続でトップ10入りを果たした(こちらも当時の歴代1位)。

    オリコン調べでは、累計186.2万枚を売り上げ[6]、B'zのシングルでは『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』に次いで2番目に高い売上を記録しており、B'zの代表作の1つである。

    本作でCHAGE and ASKAのシングル総売上最多枚数を抜き、総売上が1650万枚となった。

    収録曲編集

    1. LOVE PHANTOM (4:38)
      シングルA面曲では初めてタイトルがボーカルの歌詞に登場しない曲である[注釈 5]
      ストリングスによる約1分20秒のイントロから始まる。ストリングスやオペラヴォーカルが使用されている一方で打ち込み色も強い。なお、一部の歌詞は宇徳敬子が歌っている。
      松本によるとライブ用に作った曲のため当初はシングルにするつもりは全くなく[7]、この曲について当時の会報では「(演出用だったので)メロディが2つしか出てこない簡単な曲」と評している。
      アメリカテレビドラマX-ファイル』のテレビ朝日放映版第1シーズン主題歌に起用された。
      PVは会場で流された「イタリアバージョン」、ライブの模様を収めた「ライブバージョン」、そして両方を組み合わせたものの3種類が存在している。現在基本的に使用されるのは両方を組み合わせたバージョンであり、ベスト・アルバム『B'z The Best XXV 1988-1998』初回限定盤および公式YouTubeチャンネルでもこのバージョンを使用している。
      発売前にテレビ朝日系『ミュージックステーション』でこの曲が披露された。なお、当番組で2回目の演奏時にはストリングスのイントロをカットし、代わりに「spirit loose」をイントロに使用した。
      『ミュージックステーション』では「今夜月の見える丘に」、「ultra soul」、「愛のバクダン」と並んで一番演奏された回数が多いB'zの楽曲になっている。
      NHKの『スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜』では62位にランクインした。
      使用ギターはYAMAHA MG-M CUSTOM Black Burst(松本孝弘モデル、公式サイトではMGM-IIと紹介されている)。これは長年使用され数タイプあったヤマハ松本モデルの最終形とも言えるギターであり、ヤマハMG-Mとしてシングルでメイン・フィーチャリングされた最後の曲になる。
      初披露は1995年のライブツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure '95 BUZZ!!』。同ライブツアーにおいて稲葉がバンパイアの扮装をし、高さ数十メートルのセットの高台からダイブするという演出用に制作された楽曲。当初は「VAMPIRE WOMAN」にこの演出が割り当てられていたが、新しく曲を制作しようということで本曲の制作に至った経緯がある[8][9]
      歌詞の世界観も、フランケンシュタインドラキュラなど日常的でない主人公の恋をイメージして作詞したという[8][9]
      ライブの定番曲で演奏される際はレーザー光線がよく使用されるが、上記のようにストリングスのイントロをカットすることがある。近年ではストリングスのイントロを松本がギターで演奏することもある。
      2018年に開催された『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』において、間奏に新曲「HINOTORI」を挿入する形で披露された。「HINOTORI」は松本が本曲の続編として構想していたものである[10][11]。また、初演時のダイブ演出も行われた[注釈 6]
    2. FUSHIDARA 100% (3:52)
      女性目線で歌詞が書かれている[12]
      曲の最後に聴こえる「Ah」という女性の声は飯島直子による。
      20thシングル『Real Thing Shakes』のレコーディングの際に英語バージョンが製作されたが、そちらは未発表のままである。
      マスト・アルバム『B'z The "Mixture"』で原曲のまま収録され、アルバム初収録となった。
      『ミュージックステーション』で表題曲と一緒に披露され[13]、アルバムツアー『B'z LIVE-GYM '96 "Spirit LOOSE"』でも演奏された。なお、ライブでは日本語と英語が融合した新バージョンで演奏されている[14]

    参加ミュージシャン編集

    タイアップ編集

    収録アルバム編集

    LOVE PHANTOM

    FUSHIDARA 100%

    ライブ映像作品編集

    LOVE PHANTOM

    カバー編集

    脚注編集

    [脚注の使い方]

    注釈編集

    1. ^ 稲葉の英語表記は1999年発売のシングル『ギリギリchop』から「KOSHI INABA」に変更された。
    2. ^ 一部例外もあるがシングル『ギリギリchop』とアルバム『Brotherhood』、シングル『今夜月の見える丘に』から『熱き鼓動の果て』まで、アルバム『GREEN』から『BIG MACHINE』までに分けられる。
    3. ^ OCEAN』と『衝動』は、それぞれオリジナルロゴを使用。
    4. ^ ただし、『BE THERE』から『裸足の女神』までが12cm化で再発売された際、発売当時ノンタイアップだった『ZERO』を除き、曲名が表記されたシールにタイアップの表記が復活した。
    5. ^ ただしイントロのセリフで曲名が登場する
    6. ^ ダイブ演出は15周年ライブ『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』の渚園公演でも行われている。

    出典編集

    1. ^ 11月度「ゴールド・アルバム」他認定作品」『The Record』第434号、日本レコード協会、1996年1月1日、 6頁。
    2. ^ GOLD DISC 2011年1月度」『The Record』第616巻、日本レコード協会、2011年3月、 14頁。
    3. ^ GOLD DISC 2014年3月度」『The Record』第654巻、日本レコード協会、2014年5月、 14頁。
    4. ^ 第10回日本ゴールドディスク大賞|THE GOLD DISC”. 日本レコード協会 (1996年). 2020年4月14日閲覧。
    5. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories II』エムアールエム、2013年、136頁。
    6. ^ “B'z、歴代No.1アーティストまでの軌跡!”. ORICON NEWS (オリコン). (2006年5月25日). https://www.oricon.co.jp/news/22742/full/ 2020年6月26日閲覧。 
    7. ^ 『be with!』第79巻、B'z Party、2008年10月。
    8. ^ a b 佐伯明『B'z ウルトラクロニクル』ソニー・マガジンズ、2003年、151-152頁。
    9. ^ a b 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998年9月20日、76頁。
    10. ^ “B'z、30周年のベスト選曲ツアー「HINOTORI」完全収録の映像作品リリース”. rockin'on.com (ロッキング・オン). (2019年1月30日). https://rockinon.com/news/detail/183551 2019年11月24日閲覧。 
    11. ^ 『be with!』第118巻、B'z Party、2018年6月。
    12. ^ 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998年9月20日、77頁。
    13. ^ 出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日 (1995年10月6日). 2020年2月19日閲覧。
    14. ^ 『be with!』第30巻、B'z Party、1996年6月。
    15. ^ “ハラミちゃん、初のカバーアルバム発売決定”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2020年6月12日). https://www.barks.jp/news/?id=1000184072 2020年6月20日閲覧。