OKサイン

親指と人差し指を用いたジェスチャー
OKジェスチャーから転送)

OKサイン(オーケーサイン、絵文字: 👌)は、親指人差し指を繋げて輪を作り、その他の指は伸ばすか、手の平から離してリラックスさせるジェスチャーである。多くの英語圏の国ではOKであることを示し、承認や同意などを意味する。その他の地域や状況では、似たジェスチャーが金銭、数字、否定的、攻撃的、宗教的、政治的など、様々な意味を表す場合もある。

OKサイン
OKサインの絵文字

肯定的な意味

編集

古典的な使用

編集
 
タイの釈迦の仏像

親指と人差し指で輪を作り、残りの指を伸ばすジェスチャーは少なくとも紀元前5世紀には存在しており、古代ギリシア陶器では、親指と人差し指でキスをする唇を模した愛情表現が見られる。古代ギリシアで人が他人に対して行うジェスチャーは、その人に対する愛情を伝えるものであり、輪を作ることよりも指の先端を触れさせることによって感情が伝えられていた[1]。承認や同意の表現としての使用例は1世紀のローマ帝国が起源であり、修辞学者クインティリアヌスが使用していたという記録がある[2]。古代ローマの弁論家は、弁論の際に非難、称賛、警告などを表すためにこのジェスチャーを使用していた[1]

動物行動学者デズモンド・モリスは、親指と人差し指を繋げることは、文字通り、または比喩的に何かを掴む際の正確さを表現しており、また繋げることによって完全性の典型であるが表されるため、このジェスチャーは物事が「完全に正しい」または「完璧」であるという異文化間のメッセージであると推測している[3]

ナポリでは、このジェスチャーは手の平を上にした場合、隣国であるギリシャでの習慣と同様に、長い間愛や結婚の象徴として使用されており、手の平を下にした場合は正義の天秤を持つ手を表すようになる[1][4]。イタリア各地では、このジェスチャーは会話において言いたいことを強調するために使用され続けてきたが、指を空へ突き出して直立したまま静止すると、完全性の象徴となる[1]

英語圏におけるこのジェスチャーの使用に関して、イギリスの医師で哲学者のジョン・ブルワー英語版は、1644年の著書 Chirologia において「手を使った自然言語は、話す時の身振りと、それに関して話す時のジェスチャーで構成される」と語っている[5]。ブルワーは様々な手のジェスチャーについて詳しく述べたが、その中の一つに「人差し指の先端を隣にある親指の爪と繋げ、その他の指は力を入れない」というものがあり[6]、「説明したり、目立たせたり、承認したりするには好都合」であると述べた[7]

「OK」

編集
 
1900年のパリ万国博覧会でOKサインを見せるアンクル・サムの風刺画

コロンビア大学教授のアレン・ウォーカー・リード英語版によると、OKという表現が初めて登場したのは、1839年に『ボストン・モーニング・ポスト英語版』に掲載されたユーモア記事であるという。当時、「all right」を「o.w.」(oll write)と表記するなど、略語のスペルを意図的に間違える言葉遊びが流行しており、そこから「all correct」(全て正しい)を表す略語として「o.k.」(oll korrect)が生まれた[8]。この表現は同年にニューヨークフィラデルフィアの新聞にも掲載され、次第にアメリカ英語の現地語となった[9]。これと同時期に、親指と人差し指で「O」、残りの3本の指で「K」を表すジェスチャーがOKを意味するものとして使用されるようになった[10]

翌年、現職の大統領である民主党マーティン・ヴァン・ビューレン大統領選挙における選挙運動を支援するために、ヴァン・ビューレンの支持者はO.K.クラブを結成して「O.K.」というスローガンを取り入れた[9]キンダーフック英語版出身のヴァン・ビューレンは「Old Kinderhook」(オールド・キンダーフック)というあだ名で広く知られており、「O.K.」というスローガンは「Old Kinderhook is all correct.」(オールド・キンダーフックは全て正しい)という意味も有していた[9][10]。この表現は政治漫画を通して国中の新聞に掲載されたことでさらに広まった。ヴァン・ビューレンが選挙でウィリアム・ハリソンに敗北してからは、一時期「O.K.」は「Owful Kalamity」(ひどい災難)または「Owful Katastrophe」(ひどい大失敗)を意味すると揶揄された[11]。これ以降、このジェスチャーはアメリカでは「全く問題ない」または「良い」ことを意味するものとして、日常会話において使用されるようになった[9][12][13]。21世紀では、多くの英語圏の国では「OK」を表すジェスチャーとして広く知られている[10]

スクーバダイビング

編集
 
「全てがOK」であるという意味のダイバーのサイン。質問にも、質問の返答にも使用されることがある。

スクーバダイビングにおけるコミュニケーション英語版では、レクリエーショナル・スクーバ・トレーニング・カウンシル英語版がOKサインを「全てがOK」という意味で使用するように規定している。サムズアップは水中から浮上する必要があることを意味するため、OKであることを示す場合、ダイバーはサムズアップではなく、必ずOKサインを使用するように指導される[14]。また、OKサインには確認の意味もあり、ダイバーが他のダイバーに対して「大丈夫ですか?」と尋ねる時や、それに対して「はい、大丈夫です」と返答する時に使用される[15]

普通のOKサインが見えにくい距離の場合、ダイバーは代わりに、片手を頭の上に置いて肘を横に曲げるか、両手を頭の上で触れさせて腕を「O」の形にして大きな「OK」のサインを使用する[14]。この全身を使ったジェスチャーは日本でも「OK」の意味で使用されている[16]。両腕を使ったOKサインの絵文字「🙆」は、2010年に「Face With OK Gesture」(U+1F646)の名前でUnicodeに追加された[17]

金銭

編集
 
1880年代のメキシコで使用された、金銭を意味するジェスチャーのイラスト

日本では、手の平を上に向けたこのジェスチャーは金銭を表し[18][19]、この場合、指の円形は硬貨を模している[3]。このジェスチャーは、金銭について口頭で話したり、尋ねたりする際の気まずさを避けるために使用されることがある[20]。その他の状況として、賄賂などの違法な金融取引を暗示したり[21][22]、商談を開始する合図として使用されたりすることもある[23]

その他の国々でも、このジェスチャーが金銭、金融取引、富、品物の対価を表すことがある。19世紀後半のメキシコでは、このジェスチャーが人の富や地位を表すために使用されていたという記録が残っている[24]

印相

編集
 
9世紀のタリム盆地におけるヴィタルカ・ムドラー

ヨガでは、このジェスチャーは手の平を下にした「チン・ムドラー」(意識の印相)として知られており、手の平を上にしたり、心臓の前などの位置で保持したりする場合は「ジュニャーナ・ムドラー」(知恵の印相)と呼ばれる。チン・ムドラーとジュニャーナ・ムドラーを同じ意味として扱うヨガの流派もあるが、「前者は繊細な根強さの感覚を生み出し、後者は陽気な感覚を生み出す」と主張したり[25]、あるいはチンが「能動的に与える姿勢」であるのに対し、ジュニャーナは「受動的に受け取る姿勢」であると主張したりする流派もある[26]。これらの印相では、中指、薬指、小指がそれぞれラジャス、タマス、サットヴァの3つのグナを表しており、これらが調和すると、アートマンブラフマン、つまり個人の魂と宇宙の魂が一体化する。親指と人差し指を押し付けることは、意識の一体化、つまりヨガを表す[25]仏教では、このジェスチャーは「ヴィタルカ・ムドラー」(議論の印相)と呼ばれ、言葉の意味を強調する際に使用される[26]。多くの阿弥陀如来像は、来迎印や説法印などの印相を結んでいるが、これらは親指と人差し指で輪を作ることがある[27][28]

手話

編集

修道士のサイン

編集

ヨーロッパでは、様々な宗教儀式や宗教用具を表すために標準化された一連の教会のサインとして、沈黙の誓い英語版を立てたキリスト教の修道士が10世紀からこのジェスチャーを使用していた。例えば、自身の前に差し出すジェスチャーは神への奉献を表し、口に当てるジェスチャーは食事をとることを表した。また、手の平を広げると本、特に聖歌集を意味しており、ジェスチャーのOの形は、多くの聖歌の歌い出しの文字である「O」を表した。親指と人差し指で頭巾のフードや髪の毛の束、左手の皮膚などといった自身の服や体をつまむジェスチャーは、「修道士」「馬」「羊皮紙」など様々なものを表すことができた[29]

平原インディアン手話

編集
 
1880年に描かれた、平原インディアン手話で「太陽」のサインを示す人の絵

北アメリカ平原インディアン手話(PISL)では、このジェスチャーを顔の前に持ってきたり、太陽の軌道の弧を描くように動かしたりすると、太陽を表し、真上が見えるように空にかざして輪を覗き込むと、正午を表す[30]カナダの寄宿学校の新聞 Our Forest Children の1888年の記事に掲載されたPISL入門書では、左手の場合は日の出、右手の場合は日没を表すと示されている[31]。糸を引っ張ったり、ゴム紐を伸ばしたりするような、より複雑な一連の手の動きは「あなたは長い時間の後に死ぬ」ことを意味する[32]

アメリカ手話

編集

現代のアメリカ手話(ASL)では、このジェスチャーは使い方によって異なる意味をもつ。親指と人差し指でつまむ動作は、何か小さいものを表すことが多い。例えば、ハエが周囲を飛び回る様子を真似る動作はイエバエを表す[33]。アメリカ手話では、このジェスチャーは何らかの選択も表すことができる。何かを拾ってから置くように、一方からもう一方へ動かすと「指名」を意味する。また、親指と人差し指を繋げて反対の手で作った穴に入れると「投票」を意味する。「選出」の手話は、「投票」と「指名」の手話を連続で出すことで表される[34]

指文字

編集
 
アメリカの指文字で表される「F」の文字

手話を用いた指文字のシステムでは、親指と人差し指を繋げた手の形は様々な文字を表す。アメリカの指文字では「F」の文字を表すが、アイルランドやフランスでは「G」の文字を表す[35]。ウクライナ語などにおけるキリル文字を表す指文字では、このジェスチャーは文字の形を反映した母音の「О」を表す[36]。同様に、朝鮮語の指文字ではハングルの「」を表し、これは朝鮮語の口語の発音を反映するためにローマ字では「ng」と書かれる[37]。日本の指文字では、45種類のサインと4種類の補助動作で日本語音素が表されており、このジェスチャーは音節の「め」を表す[38]。指文字のシステムの中には、親指と人差し指を繋げて残りの指を伸ばすという特徴以外にも、明確な特徴をもつ場合がある。例えば、日本の指文字の「め」における輪は、丸みを帯びているものの、わずかに先細りになっている[39]

数字

編集

アメリカ手話では、手の平を自身から離して静止した状態のこのジェスチャーは数字の9を表す[40]。1桁の整数の場合、指の数で数字の1から5を表し、そして親指でそれぞれの指を順番に触ることによって6(小指)、7(薬指)、8(中指)、最後に9(人差し指)を表す。9を表す手話を左から右に振ると、19を意味するようになる[40]

平原インディアン手話では、太陽を表す際に使用される手話を少し低い位置に保つことで、数字の3を表すことができる[41]。中国の一部地域での数字の数え方でも、親指と人差し指をOKサインのように繋げるか、似たような配置にして、中指、薬指、小指を立てることで数字の3を表す[42]。この数字を表す用法は主に中国南部の省で使用されているが、北部では英語圏の国と同様に、3は人差し指、中指、薬指を立てて表されることもある[43]

古代のギリシアやローマでは、このジェスチャーで10、30、100、300のいずれかを意味することもある。正確な数字はどちらの手を使用するかや、親指と人差し指の接点によって決まる[4]

大衆文化

編集

『プリズナーNo.6』

編集

このジェスチャーは1967年のイギリスのテレビドラマ『プリズナーNo.6』で多く見られる。このドラマでは、名もなき登場人物数人が「村」に監禁されている[44]。捕らわれた村人たちは、自由であるふりをしていても皆囚人であることを思い出させるため、互いに別れる時は必ず「また会おう」という言葉とともに、自身の目の前でこのジェスチャーを見せた[45]。作中では、ジェスチャーは「また会おう」という言葉を伴わずに挨拶としても使用されている。ドラマの主演であるパトリック・マクグーハンは、このジェスチャーは初期のキリスト教徒が使っていた魚の形をしたシンボルであるイクトゥスに由来していると述べた[46][47]

映画のタイトル

編集

2010年、南インドの映画監督であるウペンドラ・ラオ英語版は、ファンの間では『スーパー英語版』と呼ばれる映画(実際のタイトルは『👌』)で映画界に復帰した[48]。ラオはこの映画で、母国をユートピア社会に変えるために帰国した在外インド人の主人公を演じた[49]。ラオは映画のタイトルを手の記号のみで表現することで、観客に「ゼロ」や「スリー」と呼んだり、ヴィタルカ・ムドラーやオームの記号と関連付けて呼んだりしてもらうことを意図していた[50]。映画の冒頭のクレジットシーンでは、ヴィタルカ・ムドラーのタイトルが、観客に向かって指をさす手の形に変化し、監督の名前が「U」であると告げられる[51]

その他の意味

編集

民族統一主義

編集
 
ヴェルギナの太陽の旗を背景にした統一マケドニアを表すジェスチャー

ヨーロッパのバルカン半島では、このジェスチャーは統一マケドニアを目指す領土回復運動と結びつけられている[52]マケドニア人の民族主義者にとって、2本の指で「О」の形を作ることは、マケドニアの言葉で「Обединета」(統一)を表し、他の3本の指はギリシャ北部のエーゲ・マケドニア英語版ブルガリア南西部のピリン・マケドニア英語版北マケドニアの国境におおよそ相当するヴァルダル・マケドニア英語版の3つの地域を象徴している[53]。このジェスチャーは、古代のマケドニア王国における王家のシンボルであるヴェルギナの太陽にも類似している。このジェスチャーとヴェルギナの太陽はいずれも1980年代にマケドニアで広く知られるようになり、1992年にマケドニア共和国がユーゴスラビアから独立を宣言してからは、マケドニアの国旗にヴェルギナの太陽が取り入れられた。しかしギリシャは、ヴェルギナの太陽を使用することはギリシャの支配権に対する脅威であると考えていたため、マケドニアに対する経済的圧力をかけ、その結果マケドニアは3年後に国旗を変更した。このジェスチャーは、バルカン半島、特にマケドニアの民族主義者が自国の州であると主張したいと考えているギリシャやブルガリアの一部地域に住む多くの人々の間では、その後も論争の的になっている[54]

医学的検査

編集

このジェスチャーは、医師が前骨間神経の機能性を検査し、手の正中神経麻痺英語版の兆候を探すために使用される。検査を行う際に、患者は両手でOKサインを作る。片方の手で作った輪がもう片方の手で作ったものよりもつまんでいるように見えたり、丸みを帯びていなかったりした場合、神経が弱っていることを示す[55][56]

同様の医学的検査であるフローマン・サイン英語版は、尺骨神経の麻痺について検査するために使用される。この検査では、患者は人差し指と親指で一枚の紙をつまみ、検査員は患者の手から紙を引き抜こうとする[57]。尺骨神経の麻痺がある場合、患者は紙をつまみ続けることが難しくなり、親指を曲げてさらに圧力をかけることで補うことがある[58]

企業のロゴ

編集

このジェスチャーをロゴとして使用している企業や組織として、いずれもインドに本社を置くピラマル・グループ英語版バーラト・ペトローリアム英語版アドラブス英語版・スタジオなどが存在する[59]。また、オカモトが生産するコンドームのブランドロゴにも使用されている[60]

シェフのキス

編集
 
シェフのキス

シェフのキス(chef's kiss)は、親指と人差し指を合わせて唇につけてから離すジェスチャーであり、食べ物について「非の打ちどころがない」ことを意味する[61]。シェフのキスは顔の近くでOKサインを見せるだけで伝えられることもある[62]

チャリティー

編集

男性同士で会話することを目的とした慈善団体のアンディズ・マン・クラブ英語版はOKサインを象徴として使用しており[63]、これは「it's okay to talk」(話しても大丈夫)という意味ももっている[64]

サークル・ゲーム

編集
 
サークル・ゲームで用いられる、胴回りに位置する「サークル」

OKサインは学校でよく行われる「サークル・ゲーム」といういたずらの重要な特徴である。ゲームを始めた人は、自分の胴回りの下で手の平を内側にしたOKサインを作り、相手を騙してそれを見させようとする。相手がそのOKサインを見た場合、自分は相手の腕を殴る[65][66]。派生として、輪を見ずに指を輪の中に入れることができたプレイヤーは、OKサインを作った者を殴ることができるというものがある[67]

白人至上主義

編集
 
フィラデルフィアにおけるプラウド・ボーイズのリーダーであるザック・レール(2020年11月)

2017年、画像掲示板4chanのユーザー[68][69][70]は、OKサインは白人至上主義のシンボルであるというデマを流した[68][71]。『ボストン・グローブ』によると、4chan内の掲示板「/pol/」(Politically Incorrect、政治的に正しくない)のユーザーは、2017年2月に「Operation O-KKK」と呼ばれる運動の一環として、「Twitterや他のSNSに、OKサインが白人至上主義の象徴であるという主張を氾濫させる」ように指示されたという[65]

OKサインと白人至上主義が関連するようになったのは、立てた3本の指が「W」に、親指と人差し指で作った輪が「P」の上の部分に似ており、これらを合わせると「White Power」(白人の力)になるという風刺的な主張が由来である[72]。4chanの運動が始まってからは、オルタナ右翼の一部のメンバーがシンボルとしてこのジェスチャーを使用するようになった[70][73]

2019年、名誉毀損防止同盟(ADL)はOKサインを「Hate on Display」のデータベースに追加した[74][75]。このリストでは、OKサインの使用は無害な場合もあるが、一部の白人至上主義者がOKサインを「白人至上主義の偽りのない表現」として使用し始めているため、状況によっては憎悪の象徴を表すことになると記載されている。白人至上主義者は、これを白人至上主義の象徴として使用していることを認めている[68]。白人至上主義者がOKサインを取り入れたことにより、OKサインを使用している人が、白人至上主義の思想を本当に支持するために使用しているとして批判されるケースも存在する[65][76][77]

否定的な意味

編集
 
フランスなど、OKサインに肯定的な意味と否定的な意味の両方がある国の場合、顔の表情によって文脈に沿った意味を伝えることができる。

OKサインは世界中で広く使用されており、国際的に同意の意味をもつようになったが、世界の多くの地域では否定的、下品、あるいは攻撃的な意味も有している[97]。フランスでは、ジェスチャーの「O」の形は「ゼロ」または「無価値」を意味する[3][22]。トルコ、ギリシャなどの地中海沿岸の多くの国、中東、ドイツの一部、ラテンアメリカの多くの地域では、このジェスチャーは肛門や性行為を表したり、同性愛者を侮辱するものとして解釈されたりすることがある[10][97]。ブラジルでは、他人に対して中指を立てるジェスチャーと同じ意味となる場合がある[98][99]

クウェートなどのアラブ諸国では、このサインを振ると邪視を表し、呪いや脅迫として使用される。また、口頭での非難と共に行われる場合もある[100][101][102]

世界の一部地域ではOKサインが肯定的な意味と否定的な意味の両方をもつため、どちらの意味を意図しているのか混乱を招く可能性がある[3][10]。OKサインの意味は地域のほか、文化的集団や世代によっても異なってくる場合がある[103]。アメリカ文化を通じて広く使用されるようになったフランスでは、ジェスチャーの肯定的な「OK」の意味は国の北部で知られるようになった一方、南部では否定的な「無価値」の意味が残った[3]。混乱を避けるために、フランス人はコミュニケーションをとる際に、姿勢や表情などを加えて文脈上の手がかりを示し、意味を明確にするという習慣がある[3]。1950年代のブラジルでは、アメリカ副大統領リチャード・ニクソンが飛行機から降りて両手でOKサインを見せた[22]。ニクソンはサンパウロの民衆に友好の意を示すことが目的であったが、ブラジルの人々は侮辱的なものとして受け取った[104]

脚注

編集
  1. ^ a b c d Müller, Cornelia; Cienki, Alan; Fricke, Ellen; Ladewig, Silva; McNeill, David; Tessendorf, Sedinha (2014). “114: Ring-gestures across cultures and times: Dimensions in variation”. Body – Language – Communication. Walter de Gruyter GmbH & Co KG. pp. 1511–1522. ISBN 9783110302028. https://books.google.com/books?id=QAGTBgAAQBAJ&pg=PA1511 
  2. ^ Tuleja, Tad (2012). “2. In the Wink of an Eye: Gestures and Posture”. Curious Customs. Stonesong. ISBN 9780985434397 
  3. ^ a b c d e f Morris, Desmond (2012). “Multi-message Gestures”. Peoplewatching: The Desmond Morris Guide to Body Language. Random House. pp. 49–52. ISBN 9781407071497. https://books.google.com/books?id=8B_1PfLTDcMC&pg=PA49 
  4. ^ a b Elworthy, Frederick Thomas (1895). “V11: Touch, Hands, Gestures”. The Evil Eye: An Account of this Ancient and Widespread Superstition. J. Murray. pp. 233–276. https://archive.org/details/evileyeaccountof00elwo 
  5. ^ [TCP] Chirologia, or, The naturall language of the hand composed of the speaking motions, and discoursing gestures thereof : whereunto is added Chironomia, or, The art of manuall rhetoricke, consisting of the naturall expressions, digested by art in the hand, as the chiefest instrument of eloquence, by historicall manifesto's exemplified out of the authentique registers of common life and civill conversation : with types, or chyrograms, a long-wish'd for illustration of this argument”. Oxford University Text Archive. Oxford: University of Oxford. 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月10日閲覧。
  6. ^ Merz, Andreas (14 October 2010). “[Emblems in intercultural comparison: An investigation of meaning of 16 emblems in Colombia and Germany]” (ドイツ語). Embleme im interkulturellen Vergleich: Eine Untersuchung zur Bedeutung von 16 Emblemen in Kolumbien und Deutschland. Leipzig: Institut für Angewandte Linguistik. p. 73. オリジナルの11 January 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190111121412/http://www.qucosa.de/fileadmin/data/qucosa/documents/12638/Diplomarbeit.pdf 2019年1月10日閲覧。. 
  7. ^ Chetwynd, Josh (2013). “Okay Sign”. The Book of Nice: A Nice Book about Nice Things for Nice People. Workman Publishing. pp. 36–40. ISBN 9780761172949. https://books.google.com/books?id=48r5cAVVVDUC&pg=PA36 
  8. ^ Oktent, Arika (2013年4月11日). “What's the Real Origin of "OK"?”. Mental Floss. http://mentalfloss.com/article/50042/whats-real-origin-ok 2018年11月20日閲覧。 
  9. ^ a b c d Klein, Christopher (2014年3月23日). “The Birth of OK, 175 Years Ago”. History. https://www.history.com/news/the-birth-of-ok-175-years-ago 2018年11月20日閲覧。 
  10. ^ a b c d e Armstrong, Nancy; Wagner, Melissa (2003). Field Guide to Gestures – How to Identify and Interpret Virtually Every Gesture Known to Man. Quirk Books. ISBN 9781931686204. https://books.google.co.jp/books?id=LvbKr1qMr_AC&printsec=frontcover&hl=ja#v=onepage&q&f=false 
  11. ^ Ciardi, John (2006年3月9日). “Martin Van Buren Was OK” (Radio). NPR.org. https://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=5170008 
  12. ^ Knapp, Mark L.; Hall, Judith A. (2009). Nonverbal Communication in Human Interaction. Cengage Learning. p. 225. ISBN 9780495568698 
  13. ^ Manusov, Valerie; Patterson, Miles L. (10 August 2006). The Sage Handbook of Nonverbal Communication. SAGE. p. 221 
  14. ^ a b Minimum Course Content for Common Hand Signals for Scuba Diving”. Recreational Scuba Training Council, Inc. (RSTC) (Jacksonville, FL., USA). p. 6 (2005年12月1日). 2018年9月18日閲覧。
  15. ^ Mezcua, Jorge (2013年9月12日). “Diving signs you need to know”. ForDivers.com. https://www.fordivers.com/en/blog/2013/09/12/senales-de-buceo-que-tienes-que-conocer/ 2019年1月4日閲覧。 
  16. ^ Lewis, Philip (2016年2月2日). “6 Emojis That You've Been Using Wrong, And What They Actually Mean”. https://mic.com/articles/134126/6-emojis-that-you-ve-been-using-wrong-and-their-actual-meanings 2018年11月19日閲覧. "This emoji, which some assumed to be a ballerina performing a dance move, was intended to be used to signify an 'OK' gesture. 'It's supposed to be an OK symbol...The girl's arms are above her head because she's making an OK sign with her whole body (i.e. a circle, or large 'O'), which is a Japanese gesture.' Unicode lists the emoji as face with OK gesture." 
  17. ^ Face With OK Gesture Emoji”. Emojipedia. 2018年11月19日閲覧。
  18. ^ Parhizgar, Kamal Dean (2002). Multicultural Behavior and Global Business Environments. New York: Routledge. p. 382. ISBN 9781135187132 
  19. ^ 10 common gestures easily misunderstood abroad”. Matador Network (2010年9月22日). 2018年9月17日閲覧。
  20. ^ Kasschau, Anne; Eguchi, Susumu (2015). Using Japanese Slang: This Japanese Phrasebook, Dictionary and Language Guide Gives You Everything You Need To Speak Like a Native!. 192: Tuttle Publishing. ISBN 9781462910953 
  21. ^ Nafziger, James A. R.; Paterson, Robert Kirkwood; Renteln, Alison Dundes (2010). Cultural Law: International, Comparative, and Indigenous. Cambridge University Press. p. 133. ISBN 9781139489324 
  22. ^ a b c What's A-O.K. in the U.S.A. Is Lewd and Worthless Beyond” (英語). The New York Times (1996年8月18日). 2009年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月15日閲覧。
  23. ^ Cuidado com os gestos, eles podem representar outra coisa | DW | 5 September 2017” (ポルトガル語). DW.COM. Deutsche Welle. 2024年6月12日閲覧。 “O que em lugares da Europa significa 'muito bem!', na América Latina, Grécia, Rússia ou Espanha é um gesto obsceno. Na Tunísia, é xingar alguém de "nulidade". Já para executivos no Japão, significa 'vamos falar de negócios.'”
  24. ^ Iglehart, Fanny Chambers Gooch (1997). “VII. The Mexicans in their Homes”. Face to Face with the Mexicans. New York: Fords, Howard, & Hulbert. p. 211 
  25. ^ a b Carroll, Cain; Carroll, Revital (2013). Mudras of India : a Comprehensive Guide to the Hand Gestures of Yoga and Indian Dance (Expanded ed.). Singing Dragon. ISBN 9781848191099 
  26. ^ a b Hirschi, Gertrud (2016). Mudras: Yoga in Your Hands. Weiser Books. pp. 139–141. ISBN 9781609250584 
  27. ^ 仏のポーズ「印相」は写真映えする”. デイリーポータルZ (2021年10月14日). 2024年7月13日閲覧。
  28. ^ 意外と知らない「仏様ランキング」 阿弥陀、観音、不動明王…一番エラいのは誰?|知識ゼロからの仏教入門|長田幸康”. 幻冬舎plus (2022年6月28日). 2024年7月13日閲覧。
  29. ^ Sherlock, David; Zajac, William. “A Fourteenth-Century Monastic Sign List From Bury St Edmunds Abbey”. Proceedings of the Suffolk Institute of Archaeology and History (Gloucester: Alan Sutton Publishing) 36 (4). ISSN 0262-6004. 
  30. ^ Hand Talk: American Indian Sign Language – Illustrations Index”. www.pislresearch.com. University of Tennessee (2008年). 2019年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月17日閲覧。
  31. ^ Wilson, Rev. E.F., ed (Christmas 1888). “Indian Sign Language”. Our Forest Children (Sault Ste. Marie, Ontario) II (10): 17–18. http://archives.algomau.ca/main/sites/default/files/2009-081_001_001_002.pdf 2019年2月13日閲覧。. 
  32. ^ Mallery, Garrick (1880). Introduction to the Study of Sign Language Among the North American Indians: As Illustrating the Gesture Speech of Mankind. Washington: US Government Printing Office. pp. 46. https://archive.org/details/introductiontos01ethngoog 
  33. ^ Briant, Monta Z. (2018). “Fly (insect)”. Baby Sign Language Basics: Early Communication for Hearing Babies and Toddlers, 3rd Edition. Hay House, Inc. ISBN 9781401955632 
  34. ^ Fay, Edward Allen (1908). American Annals of the Deaf. Convention of American Instructors of the Deaf and Dumb. Vol. 53. Washington, DC. p. 148.
  35. ^ Stokoe, William C. (1972). Semiotics and Human Sign Languages. Walter de Gruyter. p. 31. ISBN 9789027920966 
  36. ^ Кульбіда, C.B. (ウクライナ語). Ukrainian Dactylology: Scientific and Methodical Manual. Kyiv: Pedagogical Thought. p. 2007 
  37. ^ Oh Youung-Joon; Jung Kee-Chul (9 August 2009). “A Study on the Development of a Korean Manual Alphabet Learning Game with Avatar”. Journal of Korea Game Society: 67–80. 
  38. ^ Japanese Sign Language and Being Deaf in Japan”. Tofugu (2016年3月2日). 2018年11月20日閲覧。
  39. ^ Shin shuwa kyōshitsu : kōsei rōdōshō shuwa hōshiin yōsei kōza nyūmon katei taiō Niyūmo.. Zenkokushuwakenshūsentā. (2004). ISBN 9784902158113 
  40. ^ a b Penilla, Adan R. Penilla; Taylor, Angela Lee (2016). “4. Getting Your Numbers and Times Straight”. American Sign Language For Dummies. John Wiley & Sons. ISBN 9781119286097 
  41. ^ Mallery, Garrick (1880). Introduction to the Study of Sign Language Among the North American Indians: As Illustrating the Gesture Speech of Mankind. Washington: US Government Printing Office. pp. 50. https://archive.org/details/introductiontos01ethngoog 
  42. ^ Xinyu, Weng (2009年6月27日). “#5: 数字手势 | 慢速中文 Slow Chinese” (中国語). 慢速中文 Slow Chinese. オリジナルの2018年10月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181014093912/https://www.slow-chinese.com/podcast/5-shu-zi-shou-shi/ 2018年11月17日閲覧。 
  43. ^ “漫画《名侦探柯南》引发中国人数字手势大讨论-北京时间” (中国語). Beijine Time (Beijing New Media Group). (2016年9月4日). https://item.btime.com/337uc2judej820bfoogdr7kuh5v 2018年11月17日閲覧。 
  44. ^ Gregory, Chris (1997). Be Seeing You: Decoding The Prisoner. Indiana University Press. p. 43. ISBN 9781860205217 
  45. ^ Cornell, Paul; Day, Martin; Topping, Keith (2015). The Classic British Telefantasy Guide. Orion Publishing Group. p. 17. ISBN 9780575133525 
  46. ^ White, Matthew; Ali, Jaffer (2009). Official Prisoner Companion. Grand Central Publishing. ISBN 9780446569262 
  47. ^ The Prisoner Video Companion. Maljack Productions. (1990) 
  48. ^ Lalithram (2017年9月18日). “Upendra Birthday Special: 7 Films That Changed The Face of Kannada Film Industry!”. Filmi Beat. https://www.filmibeat.com/kannada/news/2017/real-star-upendra-s-7-best-directorial-films/articlecontent-pf221286-268061.html 2019年2月23日閲覧. "Super, is only a name that is given to it by the fans. But, Upendra had other thoughts in mind while naming the film. The actual title of the film is a depiction of a hand symbol (Vitarka Mudra)." 
  49. ^ Prakash, Kiran (2017年8月21日). “Real star wants to be an ideal politician, the kind found only in movies”. The New Indian Express. https://www.newindianexpress.com/opinions/2017/aug/21/real-star-wants-to-be-an-ideal-politician-the-kind-found-only-in-movies-1645952.html 2019年2月23日閲覧。 
  50. ^ “Did You Know About The Nameless South Indian Movie Released In 2010? We Didn't Either.”. Storypick. (2016年5月9日). https://www.storypick.com/and-the-movies-name-is/ 2019年2月23日閲覧。 
  51. ^ Karthik, Wordsmith (2010年12月6日). “SUPER is SUPERb, SUPERlative, SUPEReminent”. Wordsmith Karthik's Weblog. https://wordsmithkarthik.wordpress.com/2010/12/06/super-is-superb-superlative-supereminent/ 2019年2月23日閲覧。 
  52. ^ Gallery”. Macedonian League (2015年5月20日). 2019年1月3日閲覧。 “VMRO-DPMNE political rally held by Prime Minister Nikola Gruevski in front of the Parliament in Skopje where many in the crowd raised a "three-finger" irredentist hand sign, meaning the unity of the lands of the fantasy country they call 'United Macedonia.'”
  53. ^ “Latest Skopje provocations in ruling party rally”. Thema News. (2015年5月20日). http://en.protothema.gr/skopje-provocations-in-ruling-party-rally/ 2019年1月4日閲覧. "Many in the crowd raised a 'three-finger' irredentist hand sign, meaning Vardar Macedonia, the 'Aegean part', and Pirin, and the 'O' from the word 'Obedineta' which means 'United' in the Slavic language that is spoken by the country's majority ethnos." 
  54. ^ Coconas, Evangelos (2016). Hendrickx, Prof. B.; Sansaridou-Hendrickx, Prof. T.. eds (Dissertation). The Macedonian Question: A Historical Overview and Evaluation with Special Attention to the Traditional Greek Ideology. Johannesburg: University of Johannesburg. pp. 68–71. https://ujcontent.uj.ac.za/vital/access/services/Download/uj:13799/CONTENT1 2019年1月4日閲覧。 
  55. ^ Median Nerve”. JC Physiotherapy (2015年4月23日). 2018年11月23日閲覧。
  56. ^ Plancher, Kevin D.; Bothwell, Michael F. (2004). “Section III: Compression Neuropathy; Chapter 14: Anterior Interosseous Nerve Syndrome”. MasterCases Hand and wrist surgery. Thieme. p. 75. ISBN 9780865779815 
  57. ^ Jeff G. Konin et al. Special Tests for Orthopedic Examination: Third Edition. Thorofare, NJ. SLACK Incorporated, 2006.
  58. ^ Richardson, Craig and Fabre, Gerd. '"Froment's Sign." Journal of Audiovisual Media in Medicine. Vol. 26, No. 1 (2003):34.
  59. ^ “Piramal”. Stories on Logo Designs. (2011年4月13日). http://www.kikkidu.com/piramalindia/ 2019年2月23日閲覧。 
  60. ^ Kevin Sans (2012年2月1日). “The Vintage Japanese "OK" Hand Logo Explained”. https://japanesenostalgiccar.com/the-vintage-japanese-ok-hand-logo-explained/ 2022年6月15日閲覧。 
  61. ^ The rich, delicious history of *Italian chef kiss*” (英語). The Daily Dot (2016年9月9日). 2022年3月26日閲覧。
  62. ^ How the "Italian chef kiss" became a snarky internet cliché” (英語). The A.V. Club (2016年9月9日). 2022年3月26日閲覧。
  63. ^ People are making the 'it's OK' sign all over social media for a very important reason” (英語). Irish Mirror Online (2016年8月8日). 2024年7月12日閲覧。
  64. ^ ‘It’s okay to talk’ - Silverlake Garage supports suicide prevention charity Andy’s Man Club” (英語). Hampshire Biz News (2024年1月8日). 2024年7月12日閲覧。
  65. ^ a b c Brodeur, Michael Andor (2018年9月20日). “That hand symbol you're seeing everywhere? Not OK”. The Boston Globe. https://www.bostonglobe.com/arts/2018/09/20/that-hand-symbol-you-seeing-everywhere-not/6NXpp9PHsEKiunjypIFjDJ/story.html 2018年9月30日閲覧。 
  66. ^ OK sign is under siege: How the squeaky-clean hand gesture was twisted by trolls and acquired racist undertones”. Chicago Tribune (2019年5月30日). 2024年6月12日閲覧。
  67. ^ Bish, Joe (2017年6月29日). “Searching for the Man Behind 'The Circle Game'”. Vice. https://www.vice.com/en_uk/article/wj8e74/searching-for-the-man-behind-the-circle-game 2018年1月18日閲覧。 
  68. ^ a b c “When is the 'OK' gesture not OK?”. BBC News. (2019年5月16日). https://www.bbc.com/news/world-europe-48293817 
  69. ^ a b Okay Hand Gesture”. Anti-Defamation League. 2019年7月17日閲覧。
  70. ^ a b Neiwert, David (2018年9月19日). “Is that an OK sign? A white power symbol? Or just a right-wing troll?”. Hatewatch. Southern Poverty Law Center. 2024年6月12日閲覧。
  71. ^ a b Shannon, Joe (2018年9月15日). “Coast Guard member reassigned after he flashed 'offensive' hand gesture on TV”. USA Today. https://www.usatoday.com/story/news/nation-now/2018/09/15/controversial-ok-sign-gets-cost-guard-member-reassigned/1316780002/ 
  72. ^ Did a White House Intern Use a White Power Symbol in Trump Photo? He Says He Was Copying the President”. Newsweek (2017年12月29日). 2022年6月23日閲覧。
  73. ^ a b Fact Check: Were Four Police Officers Suspended for Alleged White-Power Gesture?” (英語). The Weekly Standard (2018年7月17日). 2018年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
  74. ^ Okay Hand Gesture”. www.adl.org. 2021年6月30日閲覧。
  75. ^ Allyn, Bobby (2019年9月26日). “The 'OK' Hand Gesture Is Now Listed As A Symbol Of Hate”. NPR. https://www.npr.org/2019/09/26/764728163/the-ok-hand-gesture-is-now-listed-as-a-symbol-of-hate 2019年12月5日閲覧。 
  76. ^ a b Shugerman, Emily (2017年4月29日). “Two members of alt-right accused of making white supremacist hand signs in White House after receiving press passes”. The Independent. https://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-politics/white-power-hand-symbol-cassandra-fairbanks-mike-cernovich-alt-right-white-house-a7709446.html 
  77. ^ Meckler, Laura (2018年11月12日). “Apparent Nazi salute in Wisconsin prom photo prompts outrage”. The Seattle Times. https://www.seattletimes.com/nation-world/apparent-nazi-salute-in-wisconsin-prom-photo-prompts-outrage/ 
  78. ^ “Two Alt-right Members Accused of Flashing White Power Sign at White House” (英語). Haaretz. https://www.haaretz.com/us-news/2017-04-30/ty-article/two-alt-right-members-accused-of-flashing-white-power-sign-at-white-house/0000017f-e9e8-dea7-adff-f9fbe75a0000 2022年8月9日閲覧。 
  79. ^ Matthews, Dylan (2018年9月5日). “No, a former Kavanaugh clerk didn't flash a "white power sign." Here's what really happened.” (英語). Vox. https://www.vox.com/2018/9/5/17821946/white-power-hand-signal-brett-kavanaugh-confirmation-hearing-zina-bash-4chan 2022年8月9日閲覧。 
  80. ^ Telford, Taylor; Rosenberg, Eli (2018年9月14日). “A Coast Guard officer on Florence duty made a hand gesture on TV. Some saw a white-power sign.”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/nation/2018/09/15/coast-guard-officer-ousted-florence-duty-after-viewers-claim-he-made-white-power-sign-tv/ 2018年11月25日閲覧。 
  81. ^ Sewell, Cynthia (2019年3月1日). “Lt. Gov. Janice McGeachin facing public condemnation over photo with 3 Percenters”. Idaho Statesman. https://www.idahostatesman.com/news/politics-government/state-politics/article226966309.html 2019年3月1日閲覧。 
  82. ^ Dawson, James; Druzin, Heath (2019年3月1日). “Idaho Lieutenant Governor Faces Backlash For Photo Supporting Jailed Militiaman”. Boise State Public Radio. https://www.boisestatepublicradio.org/post/idaho-lieutenant-governor-faces-backlash-photo-supporting-jailed-militiaman#stream/0 2019年3月1日閲覧。 
  83. ^ Lowe, Emily; Simmons, Tommy (2019年3月1日). “Idaho Lt. Gov. poses with protesters in support of standoff prisoner”. Idaho State Journal. https://www.idahostatejournal.com/news/local/idaho-lt-gov-poses-with-protesters-in-support-of-standoff/article_fbbc6128-025d-58c5-aab9-19792a91803a.html 2019年3月1日閲覧。 
  84. ^ “New Zealand shooting: Suspect shows court white power sign”. The Times (London). (2019年3月16日). https://www.thetimes.co.uk/article/new-zealand-shooting-suspect-shows-court-white-power-sign-qxnvdhdm0 
  85. ^ Howe, Suzette; Melendez, Pilar; Nadeau, Barbie Latza (2019年3月15日). “New Zealand Mosque Shooting Suspect Brenton Tarrant Flashes White Power Sign in Court”. Daily Beast. https://www.thedailybeast.com/brenton-tarrant-idd-new-zealand-shooting-suspect 
  86. ^ New Estonian government ministers fuel concerns over sexism, white supremacy”. www.cbsnews.com (2019年5月3日). 2024年6月12日閲覧。
  87. ^ “Estonia's far-right ministers face rocky start”. BBC News. (2019年5月1日). https://www.bbc.com/news/world-europe-48118758 
  88. ^ “Chicago Cubs fan banned from Wrigley Field for 'racist gesture'”. BBC Sport. (2019年5月8日). https://www.bbc.co.uk/sport/baseball/48214303 2019年5月8日閲覧。 
  89. ^ Ewan Palmer On 5/22/19 at 5:25 AM, EDT (2019年5月22日). “Chicago high school spent $53K replacing yearbook after students pose with 'OK' hand sign linked to white supremacy”. Newsweek. 2019年5月23日閲覧。
  90. ^ Universal Orlando actor fired for making racist hand gesture, Associated Press, (October 2, 2019), https://apnews.com/155091c105444f82b1a46e516fe5d31c 
  91. ^ Neil Vigdor (October 5, 2019), “Universal Resort Costumed Character Made White Supremacy Sign, Family Says”, The New York Times, https://www.nytimes.com/2019/10/05/us/despicable-me-universal-orlando-white-supremacist.html 
  92. ^ Philip Manshaus fengslet i åtte nye uker” (ノルウェー語 (ブークモール)). www.aftenbladet.no (2020年1月6日). 2020年1月6日閲覧。
  93. ^ Dette betyr tegnet Manshaus viste i retten” (ノルウェー語 (ブークモール)). www.nrk.no (2020年5月7日). 2020年5月7日閲覧。
  94. ^ The symbols of hate and far-right extremism on display in pro-Trump Capitol siege”. ABC News. 2024年6月12日閲覧。
  95. ^ Decoding the extremist symbols and groups at the Capitol Hill insurrection”. CNN (2021年1月9日). 2024年6月12日閲覧。
  96. ^ “Identifying far-right symbols that appeared at the U.S. Capitol riot”. Washington Post. https://www.washingtonpost.com/nation/interactive/2021/far-right-symbols-capitol-riot/ 
  97. ^ a b Link, Matthew (2010年7月26日). “Dangerous Body Language Abroad” (英語). aol.com. 2017年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月26日閲覧。
  98. ^ Cameron, Tim (2008年6月4日). “7 Innocent Gestures That Can Get You Killed Overseas”. Cracked.com. http://www.cracked.com/article_16335_7-innocent-gestures-that-can-get-you-killed-overseas.html 2018年11月15日閲覧。 
  99. ^ Freny (2016年7月5日). “4 weird unspoken laws in foreign lands! | Chill Feel”. ChillFeel. オリジナルの2018年11月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181115195226/http://chillfeel.com/travel-hacks/4-weird-unspoken-laws-in-foreign-lands/ 2018年11月15日閲覧。 
  100. ^ Gestures, Arab Culture”. GlobalSecurity.org. 2024年6月12日閲覧。
  101. ^ Medhat, Noha (2015年11月22日). “8 normal signs and gestures that can be offensive in the Middle East”. StepFeed. https://stepfeed.com/8-normal-signs-and-gestures-that-can-be-offensive-in-the-middle-east-0691 2019年2月25日閲覧. "The 'OK': The sign is considered very insulting in Turkey and in some other Middle Eastern countries – such as Kuwait – where it denotes the evil eye." 
  102. ^ Ramankutty, P. V. (1999). Curse as a Motif in the Mahābhārata. Nag Publishers. ISBN 9788170814320. "The Western 'A-Ok' sign is, to the Arab, a sign of the evil-eye and used only in conjunction with curses." 
  103. ^ “The That means of the OK Hand Gesture Across the World – Study the That means of Hand Gestures | Turkey To Travel Tour”. Turkey To Travel. (2016年9月27日). オリジナルの2018年11月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181118081500/https://www.turkeytotravel.com/the-meaning-of-the-ok-hand-gesture-around-the-world-learn-the-meaning-of-hand-gestures/ 2018年11月17日閲覧。 
  104. ^ Axtell, Roger E. (1999). Do's and Taboos of Humor Around the World: Stories and Tips from Business and Life. Wiley. p. 92. ISBN 9780471254034. https://archive.org/details/dostaboosofhumor00axte/page/92 

外部リンク

編集
  •   ウィキメディア・コモンズには、OKサインに関するカテゴリがあります。