ゼット (企業)
ゼット株式会社(ZETT Corporation.)は大阪府大阪市天王寺区に本社を置くスポーツ用品卸売業である。
本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | ZETT |
本社所在地 |
日本 〒543-8601 大阪府大阪市天王寺区烏ヶ辻1-2-16 北緯34度39分25.6秒 東経135度31分34.4秒 / 北緯34.657111度 東経135.526222度座標: 北緯34度39分25.6秒 東経135度31分34.4秒 / 北緯34.657111度 東経135.526222度 |
設立 | 1950年12月16日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 6120001023916 |
事業内容 | スポーツ用品の製造、販売並びに輸出入 |
代表者 | 代表取締役社長 渡辺裕之 |
資本金 | 10億510万円 |
発行済株式総数 | 2010万2000株 |
売上高 |
(連結)519億5,700万円 (単体)503億1,000万円 (2024年3月31日現在) |
経常利益 |
(連結)10億2,100万円 (単体)7億7,900万円 (2024年3月31日現在) |
純利益 |
(連結)8億1,000万円 (単体)6億600万円 (2024年3月31日現在) |
純資産 |
(連結)133億500万円 (単体)125億3,400万円 (2024年3月31日現在) |
総資産 |
(連結)295億3,900万円 (単体)292億9,000万円 (2024年3月31日現在) |
従業員数 |
(連結)584名 (単体)426名 (2024年3月31日現在) |
支店舗数 | 全10事業所(支店8、営業所2、2024年3月31日現在) |
決算期 | 毎年3月 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
所有者 | ゼット株式会社 |
主要株主 |
有限会社眞徳(19.73%) ゼット共栄会(7.51%) 株式会社みずほ銀行(4.96%) 渡辺泰男(3.12%) |
主要子会社 |
ゼットクリエイト株式会社 ザイロ株式会社 株式会社ロッジ |
外部リンク | https://zett.jp/ |
概要
編集1920年10月、ミシンによる縫製をやっていた渡辺梁三が袋物、鞄の製造卸の個人商店「渡辺梁三商店」を創業[1][2]。事業を継いだ息子の渡辺真良が、戦後スポーツ用品に特化させ1950年12月16日、法人組織に移行し総合運動用品取扱商社として「渡辺運動用品株式会社」を設立[2]。特に野球用品のグラブ、バット、スパイクシューズの製造供給は、当時のプロ野球、高校野球の復活に大いに貢献した[1]。1967年4月、渡辺株式会社と社名を変更。1980年10月、創業60周年と法人化30周年をきっかけに現在のゼット株式会社へと社名を変更した。
現在、野球用品&ソフトボール用品は関連子会社のゼットクリエイトが製造を行っている。
独フットウェアブランド「Zeha(ツェハ)」の商標権者のZeha社とライセンス契約し、国内での開発・販売を2010年3月から開始。
100%出資の子会社として、野球用品・コンバースバスケットボールウェアを中心にスポーツ用品の製造・販売を行う「ゼットクリエイト株式会社」。、物流を担う「ザイロ株式会社」「株式会社ジャスプロ」、主に登山・アウトドア用品を扱う小売部門の「ロッジ」。海外子会社として、中国・広州市に「広州捷多商貿有限公司」がある。
そして、スポーツ施設の「健爽美館」も平成21年12月に閉館。
2008年4月に「カーツ」・「4DM」・「REMOsystem」の3ブランドをフェニックスから譲り受けた[3]。完全子会社のゼノアを設立して企画・製造・販売をしていたが、2019年3月にゼットがゼノアを吸収合併した[4]。
社名・ブランド名のゼット(ZETT)は、アルファベット最終文字として、Zがもつ不退転・最高・最新(Latest)という意味合いがあり、また、日露戦争時の旗艦に揚げられた臨戦を意味する「Z旗」の如く、経営には常に危機感をもって臨戦体制で臨む意志を表している。
また、スポーツを通じて地域社会に喜びと健康やふれあいの機会を提供し、調和をもたらす「スポチュニティ」を企業理念として掲げ、2021年からは、“社会に新しい価値を創造するスポーツ&ライフスタイル企業”をビジョンとして、サステナブル(持続可能)な環境や社会の実現に向け、事業活動を通じたSDGsの目標達成への貢献や、ESG経営の推進による持続的な企業価値の向上を目指している。
2020年に100周年を迎えた。
契約選手
編集アドバイザースタッフ
編集CM・その他
編集2003年に、元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也や野球少年を起用して放送された、企業CM「もっとうまくなりたい。」は日本の野球少年達に大きなエールを送るCMとして評判を呼んだ。
他にはアニメ『新・巨人の星』のスポンサーをつとめていたこともあり、同作品のCM中に当時巨人の選手だった張本勲がアニメ化されて出演していた。また同じく巨人の河埜和正もCM出演(実写)していた。
現在のCMは野球の各ポジション別に(9作品で、うちピッチャーが2作品で全部で10作品)存在し、各ポジション別の意外で細かい動作をテーマにしている。
また、CMと同時期にポジション別の読み物風販促物として「原寸POSITION」ブックを9ポジション制作する。 その「原寸POSITION」ブックは2008年大阪コピーライターズ・クラブ(OCC)の最高賞である、クラブ賞を受賞する。 2008年より「原寸POSITION」ブック制作時の取材風景を収録した「原寸.com」 を開設する。