大暮 維人(おおぐれ いと、ローマ字表記:Oh!Great1972年2月22日-)は、日本漫画家。原画、イラストなどの仕事も手がける。血液型はAB型。既婚。

大暮 維人
2008年、フランス・パリで催されたJapan Expoにて
2008年フランスパリで催されたJapan Expoにて
生誕 (1972-02-22) 1972年2月22日(52歳)
日本の旗 日本宮崎県日向市
職業 漫画家
活動期間 1995年 -
代表作天上天下
エア・ギア
受賞 第30回講談社漫画賞少年部門(『エア・ギア』)
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来歴

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高校時代は美術部に所属し、画家を目指していたが経済的な問題で大学へ行けず、23歳まで画材屋にサラリーマンとして勤める[1]

働いていたときにパチンコで作った多額の借金を返済するため、賞金目当てで漫画誌に投稿したのが漫画家の道を歩むきっかけとなった[2]

1995年に『漫画ホットミルク』掲載の「SEPTEMBER KISS」でデビューし、1997年に『月刊少年キャプテン』で連載した『BURN-UP W』で一般誌デビュー。

年表

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エピソード等

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  • 「SEPTEMBER KISS」でデビューの際、「(同誌で活動していた作家)すえひろがりの絵柄を参考にした」と天竺浪人によるインタビューにて答えている。
  • 2007年度東京オートサロンでは、大暮のデザインした『Oh!Gre8 RX8』が展示された。
  • フリーターだった頃、漫画家の森田まさのりアシスタントに応募したことがあるが、返事が来なかった。
  • フクロウ(アフリカオオコノハズク)などの珍しいペットをたくさん飼っている。
  • 歴史マニア。
  • 警察官に職務質問を8回されたことがある。理由は深夜に怪しい風体で徘徊しているため。また、仕事帰りのOLにストーカーと間違えられたことがある[3]

作風

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  • 作画技術は初期から大きく変化しており、エフェクトや液体の描写には定評がある。その反面、作画のミスも多めである。これに関してはエア・ギア 第23巻のにおいて「修行の一環」と語られている。
  • 女性キャラクターのヌードが多く、レイプなどの描写がある。
  • セリフ回しでは俗語を多用し、関西弁を使うキャラクターを好んで登場させる。
  • ジョジョの奇妙な冒険』など、さまざまな有名人、有名キャラクターのパロディが作中に多数登場する。
  • 決めのページから前後にネームを切っていく癖がある。

作品リスト

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漫画作品

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連載

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  • BURN-UP W(『月刊少年キャプテン』1997年1月号 - 同年2月号、全1巻)
  • 天上天下(『ウルトラジャンプ』1997年vol.11 - 2010年9月号、全22巻)
  • 魔人〜DEVIL〜(『マガジンSPECIAL』2000年No.11 - 2001年No.9、全2巻)
  • 火魅子伝〜恋解〜 臥雲の章(『月刊コミックドラゴン』1998年12月号 - 1999年5月号、全1巻)※原案:舞阪洸
  • エア・ギア[4](『週刊少年マガジン』2002年No.49 - 2012年No.25、全37巻)
  • バイオーグ・トリニティ(『ウルトラジャンプ』2013年1月号 - 2018年1月号、全14巻)※共著:舞城王太郎
  • 化物語(『週刊少年マガジン』2018年15号[5] - 2023年15号[6]、全22巻)※原作:西尾維新[7]
  • 灰仭巫覡(『週刊少年マガジン』2024年26号 - 連載中、既刊1巻)
    1. 2024年8月16日発売[8]ISBN 978-4-06-536535-9

読切・短編

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  • A+(エープラス)(『週刊少年マガジン』2000年No.2・3合併号)
  • 豊死魔区西部戦線 ウエストサイド・ストリート(『月刊少年エース』2000年4月号)
  • 天上天下 番外編(『ウルトラジャンプ』2010年12月号)
  • 白洲次郎(『週刊新マンガ日本史』第50号 2011年 朝日新聞出版)

成人向け漫画作品

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  • エンジンルーム 血冷式内燃機関室(1996年、コアマガジンホットミルクコミックス。ISBN 4-87734-056-4
  • 5〜ファイブ〜(1997年、ホットミルクコミックス。ISBN 4-87734-112-9
  • JUNK STORY 鉄屑物語(1998年、ホットミルクコミックス。ISBN 4-87734-180-3
  • NAKED STAR(2004年、ホットミルクコミックス。ISBN 4-87734-756-9

アンソロジー

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  • ウルトラジャンプ・メガミックスVol.1(2003年、ウルトラジャンプコミックス。ISBN 4-08-782780-1

画集

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装画・挿絵

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イラスト

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衣装デザイン

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マシンデザイン

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キャラクターデザイン

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その他の活動

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  • 講談社漫画賞・選考委員 - 第40回(2016年)から第44回(2020年)まで

関連人物

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脚注

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  1. ^ 講談社『マガジンドラゴン』(『週刊少年マガジン』2008年1月11日増刊号)赤松健との対談にて。
  2. ^ ファンタジーコミック大賞:大暮維人先生インタビュー - 集英社”. 集英社. 2010年1月4日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 『天上天下』 第19巻のあとがきによる。
  4. ^ エア・ギア : 作品情報”. アニメハック. 2020年12月6日閲覧。
  5. ^ “西尾維新×大暮維人「化物語」コミカライズが週マガで始動、真島ヒロの寄稿も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年3月14日). https://natalie.mu/comic/news/273454 2023年3月15日閲覧。 
  6. ^ “漫画『化物語』完結で連載5年に幕 大暮維人、西尾維新との出会いは『ジョジョ』作者のパーティ”. ORICON NEWS (ORICON). (2023年3月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2271665/full/ 2023年3月15日閲覧。 
  7. ^ まんたんウェブ 化物語:大暮維人がコミカライズ「マガジン」で連載 2018年3月1日
  8. ^ 大暮維人「灰仭巫覡」1巻発売、人智を超えた災害に立ち向かう少年少女を描く巨編”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月16日). 2024年8月17日閲覧。
  9. ^ 大暮維人がキャラデザで参加、ディズニー協力の新作アプリ「スタースマッシュ」 コミックナタリー 2020年10月29日 2020年11月22日閲覧
  10. ^ 群青ソード」単行本帯より。