辻子 依旦(つじこ よりかつ、1984年1月7日[1] - )は、日本実業家レーシングドライバー馬主

つじこ よりかつ

辻子 依旦
第91回東京優駿(日本ダービー)パドック
(2024年5月26日)
生誕 (1984-01-07) 1984年1月7日(40歳)[1]
日本の旗 日本 京都府[1]
出身校 奈良学園高等学校[1]
職業
肩書き
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京都府京都市に本社を置く、「にゃんこ大戦争」をはじめとするスマホゲームの開発などを手がけるポノス株式会社の代表取締役社長を務める。

経歴

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1984年京都府出身[1]。高校卒業後イギリスの大学へ留学機械工学を学んだ[4]。当初は現地で働く予定であったが、父の病気により帰国し日本でカーディーラーに2年ほど勤めたあと、父の創業したポノス株式会社に就職した[4]。その1か月後に父が死去し、それから半年後に会社の代表に就任した[4]

レーシングドライバーとして

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ポノスがかねてよりF1世界選手権などでスポンサーを務めてきた一方、幼い頃からモータースポーツを好みレーシングチームへの憧れがあったという辻子は、チームGAINERで総監督を務めたほか、自らドライバーとして多くの大会にも出場経験がある[3]

2023年5月23日には、自らレーシングチーム「PONOS RACING」を立ち上げ[3]、総監督を務める[2]傍らル・マン24時間レースケイ・コッツォリーノ横溝直輝の2名ともに参戦した[3]。2024年現在はSUPER GT・GT300クラスやFIA-F4選手権などに参戦しており、FIA-F4では佐藤凛太郎(佐藤琢磨の息子)などが在籍している。

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ

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チーム クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 順位 ポイント
2021年 PONOS RACING OKA
1

13
OKA
2

12
OKA
3

13
TRM
1
TRM
2
TRM
3
FSW
1

14
FSW
2

14
FSW
3

12
SUG
1
SUG
2
SUZ
1
SUZ
2
NC 0
2022年 TOM'S FORMULA M FSW1
1

5
FSW1
2

5
FSW1
3

5
OKA
1

4
OKA
2

Ret
OKA
3

5
TRM
1
TRM
2
TRM
3
SUG
1
SUG
2
SUG
3
FSW2
1

6
FSW2
2

5
FSW2
3

5
SUZ
1
SUZ
2
6位 80
2023年 PONOS RACING M FSW1
1

1
FSW1
2

1
FSW1
3

2
SUZ
1
SUZ
2
OKA
1
OKA
2
OKA
3
MOT
1
MOT
2
MOT
3
FSW2
1

1
FSW2
2

5
SUG
1
SUG
2
SUG
3
3位 103
2024年 M SUZ
1

2
SUZ
2

3
SUZ
3

2
SUG
1
SUG
2
OKA
1

Ret
OKA
2

1
OKA
3

1
MOT
1
MOT
2
FSW1
1

Ret
FSW1
2

DNS
FSW2
1

FSW2
2

3位* 101*

GTワールドチャレンジ・アジア

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チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 順位 ポイント
2022年 COMET RACING ホンダ・NSX GT3 Evo22 GT3
Am
SEP
1
SEP
2
SUZ
1

14
SUZ
2

1
FSW
1

13
FSW
2

13
SUG
1

14
SUG
2

8
OKA
1

12
OKA
2

11
3位 130
2023年 フェラーリ・488 GT3 Evo GT3
Am
BUR
1
BUR
2
FSW
1

3
FSW
2

1
SUZ
1

3
SUZ
2

2
MOT
1

4
MOT
2

3
OKA
1

3
OKA
2

3
SEP
1
SEP
2
3位 130

ル・マン24時間レース

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ル・マン24時間レース 結果
チーム コ・ドライバー 車両 クラス 周回 順位 クラス
順位
2023
英語版
  ケッセル・レーシング   ケイ・コッツォリーノ
  横溝直輝
フェラーリ・488 GTE Evo LMGTE Am 303周 38位 9位

馬主活動と主な所有馬

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辻子の勝負服を着用した武豊

日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)に登録している馬主としても知られる。勝負服の柄は黄、青星散、青袖黄星散、冠名には「ヨリ」を用いる。

馬主になったきっかけは、「競馬の奥深さに、当事者として触れてみたかった」ことであるという[5]。勝ちたいレースは天皇賞としている[5]。JRAでの所有馬の初出走は2020年10月。2023年3月の弥生賞ディープインパクト記念でヨリマルがJRA重賞初出走を果たし、2024年5月の青葉賞キタサンブラックの半弟であるシュガークンで重賞初制覇。日本ダービーへの出走も果たしている。所有馬の騎手は武豊藤田菜七子などを起用する機会が多い[6]

主な所有馬

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重賞競走優勝馬

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e ポノス株式会社 代表取締役 辻子 依旦社長 「社長は、孤独じゃない」”. 社長チップス. スポーツニッポン (2023年4月7日). 2019年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月2日閲覧。
  2. ^ a b 04.Member”. PONOS RACING. ポノス. 2024年6月2日閲覧。
  3. ^ a b c d PONOS RACING発足。FIA-F4/FRJ参戦、代表自らル・マンにも。「若手育成や業界の発展に貢献したい」”. auto sport Web. 三栄 (2023年5月23日). 2024年6月2日閲覧。
  4. ^ a b c みんなでつくるを大事にする。働きながら遊ぶ、遊ぶように働く”. 京都移住計画 (2013年11月12日). 2024年6月2日閲覧。
  5. ^ a b 『週刊Gallop』2024年5月26日号 13頁
  6. ^ 辻子依旦のプロフィール | 馬主データ - netkeiba

参考文献

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  • 週刊Gallop』2024年5月26日号(産業経済新聞社)
    • 「シュガークン 武豊騎手ダービー7勝目へ&辻子依旦オーナー」

外部リンク

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