イリヤ・トカチェンコ

イリヤ・アレクセーエヴィチ・トカチェンコロシア語: Илья Алексеевич Ткаченкоロシア語ラテン翻字: Ilia Alekseevich Tkachenko1986年12月26日 - )は、ロシアペルミ出身、イスラエル男性フィギュアスケート(アイスダンス)選手。パートナーはイザベラ・トバイアスエカテリーナ・リャザーノワマリア・モンコアナスタシア・ゴルシュコワ

イリヤ・トカチェンコ
Ilia Tkachenko
Figure skating pictogram.svg
Riazanova Tkachenko 2010 Trophy Eric Bompard.jpg
2010年エリック杯の表彰式で
選手情報
生年月日 (1986-12-26) 1986年12月26日(33歳)
出生地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
Flag of the Russian Soviet Federative Socialist Republic (1954–1991).svg ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国ペルミ
身長 182 cm
元パートナー イザベラ・トバイアス
エカテリーナ・リャザーノワ
マリア・モンコ
アナスタシア・ゴルシュコワ
コーチ マリナ・ズエワ
オレグ・エプスタイン
マッシモ・スカリ
ジョニー・ジョンズ
元コーチ イーゴリ・シュピリバンド
エイドリエンヌ・レンダ
アレクセイ・ゴルシュコフ
オレグ・ボルコフ
振付師 イーゴリ・シュピリバンド
元振付師 ヴィクトール・コネフスキー
セルゲイ・ペチュホフ
所属クラブ Israel ISF
ISU パーソナルベストスコア
合計スコア 177.80 2016 CSタリントロフィー
ショートダンス 71.35 2016 CSタリントロフィー
フリーダンス 106.45 2016 CSタリントロフィー
 
獲得メダル
フィギュアスケート
世界ジュニア選手権
2005 キッチナー アイスダンス
ジュニアグランプリファイナル
2007 グダニスク アイスダンス
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2005年世界ジュニア選手権3位。2007年ジュニアグランプリファイナル優勝。

経歴編集

ロシアのペルミに生まれ、5歳のころにスケートを始めた。2002年にアナスタシア・ゴルシュコワとカップルを結成し、2004-2005シーズンよりジュニアグランプリシリーズに参戦を果たした。同シーズンの世界ジュニア選手権では初出場ながら3位となった。2005-2006シーズンにはジュニアグランプリシリーズの2大会で優勝を飾ったものの、ジュニアグランプリファイナルでは2シーズン連続の5位、世界ジュニア選手権でも7位に沈んだ。このシーズンをもってパートナーのゴルシュコワがスケートを引退したためカップルは解散した。

2006年夏、マリア・モンコと新たにカップルを結成。2006-2007シーズンのロシア選手権のジュニアクラスで2位となり世界ジュニア選手権に出場。翌2007-2008シーズンのジュニアグランプリファイナルでは優勝を飾ったが、シーズン終了後にカップルを解消した。

2009-2010シーズンからはエカテリーナ・リャザーノワと組み競技会に復帰した。

2010-2011シーズン、エリック・ボンパール杯で銀メダルを獲得。トカチェンコと組んで、ISU主催の大会において初めてのメダルを獲得をした。ロシア選手権でも初メダルを獲得し、ヨーロッパ選手権に出場した。

2011-2012シーズン、スケートカナダのFDにおいて、「音楽に明確なリズムが無い」という理由で減点を受けた[1]。その後、ピアノでリズムを追加することによってルールに対応した。ロシア選手権には直前に、トカチェンコの肘がリャザーノワの鼻に当たり脳震盪と骨折を起こしたものの出場し、2年連続でメダルを獲得[2]世界選手権に初選出された。世界選手権ではSDの前に路上レストランで食べたシーフードに当たり体調が良くなかったものの[3]、ミス無く滑りきり9位と健闘した。4月、翌シーズンの準備のためにコーチのアレクセイ・ゴルシュコフと共に、アメリカのマリナ・ズエワイーゴリ・シュピリバンドの元で練習すると発表した[4]

2012-2013シーズン、グランプリシリーズスケートカナダエリック・ボンパール杯で2戦連続の3位。ゴールデンスピンで国際大会で初優勝。欧州選手権では自己最高の4位に入った。

2013-2014シーズン、ロシア選手権では4位となり表彰台を逃す。欧州選手権では5位で、出場したロシアのカップルの中では3位となり、ソチオリンピックの代表には選ばれなかった。4月24日、リャザーノワとのカップルの解散を発表した[5]。その後、イザベラ・トバイアスとカップルを再結成し、イスラエルに所属を移した[6]

2017年4月、マリナ・ズエワへのコーチ変更を発表した。2017-2018シーズンには、出場予定だったグランプリシリーズの出場を辞退した。12月にはイスラエル国籍取得が拒否され、平昌オリンピック出場への道は閉ざされた[7]

2018年1月29日、トバイアスが引退を発表し、カップルは解散となった[8]

カップル解散後はズエワの元でコーチ業を始めた。

主な戦績編集

イスラエル所属編集

大会/年 2015-16 2016-17 2017-18
世界選手権 12 12
欧州選手権 10 4
GP NHK杯 TBD
GPフランス杯 5
GPスケートアメリカ 6
CSオータムクラシック 4
CSタリントロフィー 1 2
CS M.オーナメント 2
CSフィンランディア杯 2
LPインターナショナル 1

ロシア所属編集

大会/年 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14
世界選手権 9 11
欧州選手権 6 5 4 5
ロシア選手権 4 2 3 3 4
GPロステレコム杯 6 4 4
GPスケートカナダ 5 3 4
GPエリック杯 2 3
GPスケートアメリカ 5
ゴールデンスピン 2 1
ネーベルホルン杯 4 3
世界Jr.選手権 3 7 5 4
ロシアJr.選手権 2
JGPファイナル 5 5 1
JGP J.カリー記念 1
JGPウィーン杯 2
JGPバルト杯 1
JGPタリン杯 1
JGPベオグラード・スパロー 2
JGPスケートロングビーチ 3

詳細編集

2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2017年11月10日-12日 ISUグランプリシリーズNHK杯大阪  
 
 
 
 
 
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2017年3月27日-4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 12
66.27
12
96.36
12
162.63
2017年1月25日-29日 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権オストラヴァ 5
69.35
4
99.94
4
169.29
2016年11月19日-25日 ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィータリン 2
71.35
2
106.45
2
177.80
2016年11月11日-13日 ISUグランプリシリーズ フランス杯パリ 5
63.70
5
95.16
5
158.86
2016年10月21日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 6
63.33
5
98.66
6
161.99
2016年9月29日-10月1日 ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシックピエールフォン 4
59.36
3
90.96
4
150.32
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2016年3月26日-4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 13
60.97
12
93.44
12
154.41
2016年1月25日-31日 2016年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブラチスラヴァ 7
64.46
12
87.21
10
151.67
2015年11月18日-22日 ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィータリン 1
61.90
1
98.94
1
160.84
2015年10月15日-18日 ISUチャレンジャーシリーズ モルドヴィアンオーナメントサランスク 2
65.28
2
95.70
2
160.98
2015年10月9日-11日 ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯エスポー 2
60.04
3
90.85
2
150.89
2015年7月30日-31日 2015年レークプラシッドアイスダンスインターナショナルレークプラシッド 1
56.70
1
89.38
1
146.08
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2014年1月13日-19日 2014年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブダペスト 5
60.35
5
90.09
5
150.44
2013年12月22日-27日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 4
66.60
4
97.39
4
163.99
2013年11月22日-24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 3
58.59
4
93.77
4
152.36
2013年10月25日-27日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダセントジョン 4
59.79
5
85.77
4
145.56
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2013年3月10日-17日 2013年世界フィギュアスケート選手権ロンドン 13
59.52
11
90.26
11
149.78
2013年1月23日-27日 2013年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ザグレブ 4
64.52
4
93.25
4
157.77
2012年12月24日-28日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 5
59.88
3
103.99
3
163.87
2012年12月13日-16日 2012年ゴールデンスピンザグレブ 1
65.96
1
95.38
1
161.34
2012年11月16日-18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 3
58.23
3
87.80
3
146.03
2012年10月26日-28日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダウィンザー 3
55.80
3
87.59
3
143.39
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2012年3月26日-4月1日 2012年世界フィギュアスケート選手権ニース 10
58.19
8
86.24
9
144.43
2012年1月23日-29日 2012年ヨーロッパフィギュアスケート選手権シェフィールド 3
61.34
5
90.88
5
152.22
2011年12月24日-28日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 3
65.22
4
89.49
3
154.71
2011年11月25日-27日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 4
55.83
5
76.90
4
132.73
2011年10月28日-30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 4
54.94
5
77.42
5
132.36
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2011年1月24日-30日 2011年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ベルン 5
60.91
6
84.14
6
145.05
2010年12月25日-29日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 3
62.17
2
98.28
2
160.45
2010年11月26日-28日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 2
60.81
2
85.98
2
146.79
2010年11月12日-14日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカポートランド 5
55.52
5
81.62
5
137.14
2010年9月22日-25日 2010年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 2
58.31
3
83.61
3
141.92
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2009年12月24日-26日 ロシアフィギュアスケート選手権サンクトペテルブルク 3
36.68
3
57.24
4
92.37
4
186.29
2009年12月11日-12日 2009年ゴールデンスピンザグレブ 4
30.18
3
50.53
2
81.97
2
162.68
2009年10月23日-24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 8
27.89
6
47.45
6
72.58
6
147.92
2009年9月24日-26日 2009年ネーベルホルン杯[9]オーベルストドルフ 3
31.64
4
47.91
4
79.33
4
158.88
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2008年2月25日-3月2日 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 2
34.99
4
53.70
4
77.32
4
166.01
2007年1月30日-2月2日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ロストフ・ナ・ドヌ 2 1 2 2
179.23
2007年12月6日-9日 2007/2008 ISUジュニアグランプリファイナルグダニスク 1
33.66
1
56.57
1
85.49
1
175.72
2007年10月18日-21日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 1
33.08
1
56.62
1
84.28
1
173.98
2007年9月13日-16日 ISUジュニアグランプリ ウィーンバルト杯ウィーン 2
33.00
1
53.97
2
82.26
2
169.23
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2007年2月26日-3月4日 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権オーベルストドルフ 5
31.12
10
45.16
6
69.09
5
145.37
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2006年3月6日-12日 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権リュブリャナ 5
31.70
9
44.05
7
73.41
7
149.16
2005年12月24日-27日 2005/2006 ISUジュニアグランプリファイナルオストラヴァ 4
30.32
4
49.06
5
72.48
5
151.86
2005年10月13日-16日 ISUジュニアグランプリ バルト杯グダニスク 1
34.88
1
52.85
1
72.01
1
159.74
2005年9月15日-18日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 1
35.12
1
53.15
2
74.83
1
163.10
2004-2005 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2005年2月28日-3月6日 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権キッチナー 5
34.58
3
55.35
4
77.29
3
167.22
2004年12月2日-5日 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナルヘルシンキ 7
29.55
5
45.90
5
69.89
5
145.34
2004年9月23日-26日 ISUジュニアグランプリ ベオグラード・スパローベオグラード 2
35.86
2
52.70
1
80.16
2
168.72
2004年9月9日-23日 ISUジュニアグランプリ スケートロングビーチロングビーチ 4
31.99
3
44.11
3
62.50
3
138.60

プログラム使用曲編集

シーズン SD FD EX
2017-2018 Shape of You
曲:エド・シーラン
She Will Be Loved
by Rhythms del Mundo
Fireball
曲:ピットブル
歌劇『サムソンとデリラ』より
作曲:カミーユ・サン=サーンス
2016-2017 ブルース:Real Life
ヒップホップ:Can't Feel My Face
曲:ザ・ウィークエンド
パ・ド・ドゥ バレエ『くるみ割り人形』より
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
Earned It
曲:ザ・ウィークエンド
2015-2016[10] 映画『シンデレラ』サウンドトラックより
作曲:マーク・デイヴィッド、ジェリー・リヴィングストン、アル・ホフマン
映画『シンデレラ』サウンドトラックより
作曲:パトリック・ドイル
だったん人の踊り 歌劇『イーゴリ公』より
作曲:アレクサンドル・ボロディン
2013-2014 チャールストン、フォックストロット、クイックステップ:映画『シカゴ』より
作曲:ダニー・エルフマン
オペラ座の怪人
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
ヘイ・ユー
作曲:ピンク・フロイド
2012-2013 マイ・フェア・レディ
作曲:フレデリック・ロウ
映画『ゴッドファーザー』サウンドトラックより
作曲:ニーノ・ロータ
2011-2012 ルンバ:Paxi Ni Ngongo
演奏:ボンガ
サンバ:キューバ
演奏:キューバクラブ
ロマンス 映画『吹雪』より
作曲:ゲオルギー・スヴィリードフ
テレビドラマ『巨匠とマルガリータ』より
作曲:イーゴリ・コルネリュク
2010-2011 ワルツ:映画『吹雪』より
作曲:ゲオルギー・スヴィリードフ
ダンソン・ヌーメロ・ドス
作曲:アルトゥーロ・マルケス

脚注編集

  1. ^ Virtue and Moir win third Skate Canada gold
  2. ^ Plushenko Captures Ninth Title
  3. ^ Екатерина Рязанова: "Расстраиваться нет смысла:все, что мы могли, мы сделали"
  4. ^ Работа в группе Шпильбанда/Зуевой пойдет на пользу - фигурист Ткаченко
  5. ^ Фигуристы Екатерина Рязанова и Илья Ткаченко больше не будут выступать вместе
  6. ^ Тобиас и Ткаченко собираются выступать за Израиль
  7. ^ Российский фигурист Ткаченко не получил гражданство Израиля и не выступит на ОИ-2018
  8. ^ 20 Questions with Isabella Tobias Lites
  9. ^ バンクーバーオリンピック最終予選。国際スケート連盟主催。
  10. ^ Tobias returns to the ice with Tkachenko

外部リンク編集