オーバーウォッチ2

オーバーウォッチ2』(Overwatch 2)はブリザード・エンターテイメントが開発を行っているアクションシューティングゲーム[1]。略称は『OW2』。

オーバーウォッチ2
Overwatch 2
ゲーム:オーバーウォッチ2
Overwatch 2
ゲームジャンル チーム対戦型アクション・シューティング
対応機種 Microsoft Windows
PlayStation 4
Xbox One
Nintendo Switch
開発元 ブリザード・エンターテイメント
ディレクター ジェフ・キャプラン
アーロン・ケラー
プレイ人数 ストーリーモード:1 - 4人
オンライン対戦:10人(5対5)
発売日 未定
OVA:Zero Hour
発表期間 2019年11月2日 -
話数 1
テンプレート - ノート

オーバーウォッチ』のシリーズ第2作。対応プラットフォームは、Windows PC、PlayStation 4Xbox OneNintendo Switch(ただし日本での機種は変更される可能性がある)[2]

2019年11月1日にブリズコン2019で発表された。

概要編集

2016年に発売され、全世界で5000万人のプレイヤーを持つ人気アクション・シューティング『オーバーウォッチ』の続編[3]。前作は6人対6人のプレイヤー対プレイヤー(PvP)モードがメインだったが、本作では5人対5人のプレイヤー対プレイヤー(PvP)モードとなる。また、前作は対戦のみでストーリーは公式サイトで発表される短編アニメなどで語られていたが、本作では協力プレイでAIと戦う(PvE)ストーリーモードが追加される。

PvPのモードでは前作『オーバーウォッチ』(OW1)のプレイヤーとクロスプレイで遊ぶこともできる。また、OW1で集めたアイテム(スキン、スタンプ、アイコン、エモート等)は全てOW2に継承可能[4]。新ヒーロー、新マップ、新モードが追加され、ゲームシステムにも改良が加えられる。

ストーリー編集

オムニック・クライシス
オムニカ社は自律型ロボット「オムニック」を自動的に製造する工場「オムニウム」を作り出し、ロボット工学に革命をもたらす。しかし、ある時オムニウムにエラーが多発し、停止してしまう。その後、オムニウムは自ら再起動、オムニックは人類に反乱を起こした。自己進化するオムニックの侵略により各地で激しい戦いが起こった。
アメリカの強化兵士計画、ドイツのクルセイダー部隊など人類はオムニックに対抗するために動き出す。
オーバーウォッチ誕生
国連はオムニックに対抗するため、世界各国から精鋭を集めたヒーロー集団「オーバーウォッチ」を設立する。アメリカの強化兵士モリソン、レイエス、エジプトの狙撃手アナ、スイスの医師マーシー、ゴリラの科学者ウィンストン、ドイツの軍人ラインハルト、日本の忍者ゲンジ、イギリスの冒険家トレーサー、スウェーデンの技師トールビョーンなどが参加した。彼らは力を合わせオムニウム施設の停止任務を完遂、世界に平和が訪れた。
オーバーウォッチの崩壊
しかし、その後オムニックの過激派集団「ヌルセクター」の反乱やテロ組織「タロン」の暗躍など不穏な動きが続く。人々はオーバーウォッチを糾弾するようになり、組織の内外から攻撃を受け崩壊してしまう。オーバーウォッチの活動は違法とされ、その多くは犯罪者として扱われ、ある者は傭兵となり、ある者はその姿をくらました。
再結成
オーバーウォッチ崩壊後、世界各地で紛争が相次いでいた。再び世界がヒーローを求めた時、元オーバーウォッチのウィンストンはかつてのエージェントたちを招集する。その中には南極で冷凍睡眠についていた科学者メイの姿もあった。
ゼロアワー
パリをオムニックの集団ヌルセクターが襲撃。人々を守るためオーバーウォッチのメンバーが再び集結する。

登場キャラクター編集

前作に登場した31人のヒーローは全て登場し、さらに新ヒーローが追加される。前作から登場するヒーローも一部のデザインが変更される。また、ロールごとにパッシブアビリティが追加された。

ダメージ編集

ダメージは攻撃が得意なヒーローで、本作では移動速度ボーナスがつき、他のロールよりも移動が速い。

ソジョーン (Sojourn)
アフリカ系カナダ人のヒーロー。前作では期間限定イベント「ストーム・ライジング」で登場したが、本作では新ヒーローとして登場し、ストーリーの中心的存在となる。左手の義手が変形して銃になる。
エコー (Echo)
空を飛んで戦う天使のような姿のアンドロイド。前作の短編アニメーション「Reunion」に登場し、キャスディと因縁がある。
トレーサー (Tracer)
イギリス出身のヒーロー。時間加速装置により、時間を操ることができる。本作ではスキルカスタマイズにより、パルス・ボムの連鎖爆破が可能になる。
ゲンジ (Genji)
日本出身のサイボーグ忍者。本作ではフードのついたパーカーを着ている。スキルカスタマイズにより、刀から遠方に気を飛ばして攻撃できるようになる。
トールビョーン (Torbjörn)
スウェーデン出身の技師で、ブリギッテの父親。新スキルにより、タレットから火炎放射を行ったり、複数のタレットを使用できるようになる。
ドゥームフィスト(Doomfist)
オーバーウォッチと対立するタロンの幹部。巨大なガントレットを装備しており、強力なパンチで戦う。
ソルジャーセブンティーシックス (Soldier 76)
元オーバーウォッチのコマンダー。
ファラ(Pharah)
鳥のようなラプトラスーツで空を舞う戦士。外見的にはバイザーが半透明になり、アーマーの色も青と白になっている。
ウィドウメイカー (Widowmaker)
タロン所属の狙撃手。外見的には髪が三つ編みになり、スーツがサイバーになっている。
リーパー (Reaper)
死神の仮面を被ったタロンのエージェント。外見的には仮面がシルバーになっている。
バスティオン (Bastion)
オムニッククライシス時に戦った平和維持用のオムニック。2ではトールビョーンから貰った帽子をかぶっている。2では自己修復が無くなり、反射して爆発するタクティカルグレネードが追加されている。また、セントリーモードは一定時間のみ使用可能になり、移動可能になっている。新アルティメットは大砲モードで、最大3箇所の空爆が可能。
ソンブラ (Sombra)
タロンに所属するハッカー。2ではハックしたキャラクターに与えたダメージが増えるようになった。ステルス中にハックを使用してもハックが解除されない。また、EMPは範囲内の敵全てに割合ダメージを与える。
キャスディ (Cassidy)
西部劇のガンマン風の男。前作より髭が濃くなり、両膝にアーマーが付いた。
初期はマクリーという名前だったが、名称が変更された。
アッシュ (Ashe)
デッドロックギャングを率いる女傑。
メイ (Mei)
中国出身の気象学者。南極のエコポイントで冷凍睡眠していた。凍結ブラスターは敵を凍結させることが出来なくなったが、動きを遅くしつつ継続ダメージを与える[5]
シンメトラ (Symmetra)
インド出身の建築技師。光を操るフォトン・プロジェクターを使う。
ハンゾー (Hanzo)
日本出身の暗殺者。弓矢を使って攻撃する。

タンク編集

タンクは体力が多く、防御に秀でたロール。本作ではパッシブが追加されており、タンクに攻撃した場合、他のロールに比べアルティメットゲージが溜まりにくい。また、前作ではラインハルトのみの能力だった、吹き飛ばされにくい性質がタンクヒーロー全員に適用される。前作では1チーム2人まで参加できたが、本作では1人までしか参加できない。

ウィンストン (Winston)
月のホライズン・ルナ・コロニーで育ったゴリラ。遺伝子改良により知能が発達しており、人語を解する。オーバーウォッチ再結成のため、ビデオメッセージで呼びかけた。新コスチュームは肩にオーバーウォッチのマークを付けている。新スキルとしてテスラキャノンで遠距離に電撃を放つオルタネートファイアが追加された。
ラインハルト (Reinhardt)
ドイツのクルセイダー部隊出身の男。巨大な盾「バリア・フィールド」を展開する。外見的には兜を取り、素顔で戦うようになった。
ファイア・ストライクを2発撃てるようになった。また、チャージ中に横方向に曲がりやすくなり、途中でキャンセルも可能になった。
PVEモードではスキルカスタマイズにより、アース・シャターの攻撃方向を拡大できる。
ディーバー (D.va)
韓国出身のプロゲーマー。メックに乗って戦う。
オリーサ (Orisa)
ヌンバーニのエフィによって製造されたガーディアンロボット。
レッキング・ボール (Wrecking Ball)
月のホライゾン・ルナ・コロニー出身の遺伝子改良されたハムスター。
ロードホッグ (Roadhog)
オーストラリア出身の殺し屋。

サポート編集

サポートヒーローは回復や補助が得意なロール。本作ではサポートはしばらく攻撃を受けていないと自動的にライフが回復するようになる。

ブリギッテ (Brigitte)
スウェーデン出身。ロケットフレイルによる打撃とバリアによる防御を得意とする。ラインハルトに付き従っている。
マーシー (Mercy)
スイス出身の医者。ヴァルキリースーツで空を飛び、ナノテクノロジーにより人々の傷を癒す。本作ではショートヘアになっている。
ルシオ (Lúcio)
ブラジル出身のミュージシャン。新コスチュームは青系になっている。
ゼニヤッタ(Zenyatta)
ネパール出身のオムニック僧。ゲンジの師匠。
アナ (Ana)
オーバーウォッチの元副司令官の敏腕狙撃手。
モイラ (Moira)
アイルランド出身の科学者。タロンに協力している。
バティスト (Baptiste)
ハイチ出身のコンバットメディック。

ゲームシステム編集

ストーリー任務編集

4人のプレイヤーで遂行するストーリーモード。AIに代行させることで1人でのプレイも可能。ストーリーの進行に合わせて使用できるヒーローが決まっている。ヌルセクターから世界を守るべくオーバーウォッチのヒーローたちが戦いを繰り広げる。マップは前作の倍近く広くなる。本モードでは敵にダメージを与える新アイテムも登場する。

ヒーロー任務編集

ヒーローとしてテロ組織タロンと戦いを繰り広げる。使用キャラクターは全てのヒーローから選択可能。このモードではヒーローがレベルアップにより新たなスキルを覚え、スキルカスタマイズを行える。ただし、スキルカスタマイズはプレイヤー間で不公平が起こるため対戦モードでは使用できない。

新ルール・プッシュ編集

ライバル・プレイの新ルールとして「プッシュ」が追加。「バリケードマーカー」というオブジェクトをロボットを使い敵拠点に押し込むことが目的となる[6][7]。前作の「エスコート」と「コントロール」を混ぜたようなルール。

舞台編集

新たにトロントヨーテボリモンテカルロリオデジャネイロといったマップが追加されている。また、前作のアサルトマップはライバル・プレイには登場しなくなるが、カスタムゲームなど何らかの形で残る[8]

  トロント (TORONTO)
カナダの大都市トロント。楓の並木や、カーリング場、ホッケー選手の像などがある。新ルールの「プッシュ」用マップ。
  ヨーテボリ (GOTHENBURG)
スウェーデンにある町ヨーテボリ。トールビョーンやブリギッテの故郷。
  モンテカルロ (MONTE CARLO)
モナコモンテカルロ。タロンの財務担当マクシミリアンの拠点がある。ゲームルールはエスコート。
  リオデジャネイロ (RIO DE JANEIRO)
ブラジルの大都市リオデジャネイロ。ルシオの故郷。PvPマップではエスコート。PvEマップとしても登場し、オーバーウォッチ1のマップの2倍の広さになる。
  ローマ (Rome)
イタリアの歴史ある街ローマ。新ルールのプッシュマップ。
  ニューヨーク (New York)
アメリカ合衆国の大都市ニューヨーク。ハイブリッドマップ。

開発編集

ブリザード・エンターテイメントの開発チームは『オーバーウォッチ2』の制作前に拡張パックにするのか続編にするのかを話し合った。その際にユーザーの間で要望の多かったストーリー要素の導入が決定した。その他にもゲームエンジンの一新、グラフィックの刷新、新ルールの導入などが検討された。一方で『オーバーウォッチ』で集めたコレクションを無にしないように、アイテムを引き継げるようになった。開発中には巨大ロボットの中にコントロールポイントがあり、それを奪い合うモードが検討されたが、ゲームバランスが悪く実装は見送られた[9]。プッシュは候補の中でもゲームバランスが取れており、初心者からプロゲーマーまで楽しめることから採用された。

沿革編集

2019年
  • 11月1日 - ブリズコン2019で正式発表。シネマティック・トレーラー「Zero Hour」発表。

アニメ編集

オーバーウォッチ2のストーリーを描いたCGアニメが公式サイトやYouTubeのオーバーウォッチチャンネルで公開されている。

#タイトル
1Zero Hour
パリを襲撃したヌルセクターの軍団から市民を守るため、トレーサー、メイ、ウィンストンが戦いを繰り広げる。

出典編集

関連項目編集

外部リンク編集