カイジュウティタン

恐竜の一種

カイジュウティタン Kaijutitan (怪獣の巨人を意味する) は、アルゼンチンネウケン州シエラ・バロサ層 Sierra Barrosa Formation で発見された基盤的ティタノサウルス類恐竜の一つ。模式種カイジュウティタン・マウイ Kaijutitan maui一種のみで知られる[1]

カイジュウティタン
生息年代: 白亜紀後期, 89-86 Ma
地質時代
白亜紀後期コニアシアン期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 竜脚形亜目 Sauropodomorpha
下目 : 竜脚下目 Sauropoda
階級なし : ティタノサウルス類 Titanosauria
: カイジュウティタン属 Kaijutitan
学名
Kaijutitan
Filippi, Salgado & Garrido, 2019
下位分類(

記載

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ホロタイプは頭骨、脊椎、骨盤、四肢の要素を含んでおり、基盤的な形質と派生的な形質を併せ持っている。最も特筆すべき特徴は、二股になった神経棘をもつ前方頚椎に現れている。これは竜脚類の中で複数回個別に進化してきたものである。系統解析ではカイジュウティタンは基盤的なティタノサウルス類に位置付けられ、エパクトサウルス真ティタノサウルス類 の姉妹群とされた。この新種は少なくとも白亜紀後期(チューロニアン期〜サントニアン期)のパタゴニアでは基盤的ティタノサウルス類と真ティタノサウルス類が共存していたことを示唆する。

脚注

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  1. ^ Filippi, L.S., Salgado, L., Garrido, A.C., A new giant basal titanosaur sauropod in the Upper Cretaceous (Coniacian) of the Neuquén Basin, Argentina, Cretaceous Research, https://doi.org/10.1016/j.cretres.2019.03.008.

関連項目

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