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ケリー空港

アイルランドの空港

ケリー空港（ケリーくうこう、愛: Aerfort Chiarraí、英: Kerry Airport）は、アイルランドのケリー県ファランフォーにある国際空港。通称はファランフォー空港（ファランフォーくうこう、愛: Aerfort Fhearann Fuar、英: Farranfore Airport）。空港コードはKIR。

ケリー空港
Aerfort Chiarraí
Kerry Airport
IATA: KIR - ICAO: EIKY
概要
国・地域 アイルランドの旗 アイルランド
所在地 ケリー県ファランフォー
種類 民間
所有者 ケリー空港公開有限会社
運営者 ケリー空港公開有限会社
開港 1969年8月25日
ターミナル数 1
標高 34 m (112 ft)
座標 北緯52度10分51秒 西経9度31分26秒 / 北緯52.18083度 西経9.52389度 / 52.18083; -9.52389座標: 北緯52度10分51秒 西経9度31分26秒 / 北緯52.18083度 西経9.52389度 / 52.18083; -9.52389
公式サイト 公式ウェブサイト
地図
ケリー空港の位置
ケリー空港の位置
KIR/EIKY
ケリー空港の位置
ケリー空港の位置
KIR/EIKY
ケリー空港の位置
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
08/26 2000×45 舗装
統計（2017年）
旅客数 335,480人
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空港の一覧
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概要

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ケリー空港は、ケリーの指輪の北7海里（13km）、県都トラリーの南東8海里（15km）に位置する[1]。旅客路線は、ライアンエアーとストバートエアの運航によるエアリンガス・リージョナルが運航している[2]。2017年の旅客数は335,480人で、2016年と比べ、3％増加した[3]。

歴史

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ケリー空港は1968年7月に公開有限会社として設立され、ファランフォーで空港を建設および管理することを主な目的としている。さまざまな株式資本調達が実施され、長年にわたるさまざまな法定機関からの多大な支援を受けた。これにより、1969年に完成した1,090m×23mの滑走路を1989年に1,239m×30mの滑走路に発展し、1994年5月には2,000m×45mまでに発展した[4]。

1969年8月25日にケリー空港に着陸した最初の航空機は、運輸省のミロ・カーによって操縦された。長年の間、当飛行場を使用した唯一の航空機は、軽量の民間航空機と時折のチャーター便または貨物機だった。スカイダイビングも行われた。最初の定期便は1979年7月に、エアーアラン（現ストバートエア）が運航するブリテン・ノーマン アイランダーの航空機で就航した[5]。

アイルランドの他の地方空港の明らかな成功に勇気づけられ、理事会は滑走路を1,200m×30mに延長と拡張、ターミナルビルの拡張と改修、計器着陸装置と適切な照明の設置をする開発計画を作成した[4]。

滑走路は予定通りに完成し、最初の予定された飛行は1989年5月22日にダブリンからのエアリンガスであり、翌日にはロンドン・ルートンからライアンエアーが就航した。2,000m×45mの滑走路と新しいターミナルビルの契約は1993年5月に調印され、鍬入れ式は副首相のディック・スプリング国会議員によって行われた[5]。

滑走路08/26は1994年5月20日にアイルランド航空局から認可を受け、最初の飛行はマンチェスターからのパイパー PA-28の航空機（G-BLSD登録）で、C. ガーリーによって、5月20日の現地時間13時23分に着陸した。この後、ピーター・ハインツの操縦によるサーブ 340（EI-CFD登録）のエアリンガスが就航した[6]。

ケリー空港は公開有限会社だが、証券取引所に上場されていない。2009年の営業利益は179,329ユーロであり、6,252,221ユーロの売上高だった。これは、前会計年度から32％減少したことになる[7]。2015年の営業利益は30,980ユーロだった[8]。

2011年1月、ライアンエアーの公共サービス義務（PSO）契約からの撤退に伴う乗客数の減少により、空港の65名のスタッフのうち20名が解雇されることが発表された[9]。

2012年2月、エアリンガスとのコードシェア契約により、ダブリン線を運航していたエアーアランは、同年10月30日からエアリンガス・リージョナルのもとで運航されることが発表された[10]。エアーアランは2014年3月19日にストバートエアに会社名が変更された。エア李ンガス・リージョナルが運航するダブリン線の乗客数は、2014年に13.5％増加した[11]。

2017年2月、ライアンエアーは、2017年11月2日から週2便でベルリン（シェーネフェルト）への運航を開始すると発表した[12]。

2020年1月、ライアンエアーは、2020年3月29日から週2便でマンチェスターへの運航を開始すると発表した[13]。

政府の支援

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アイルランド政府は、公共サービス義務（PSO）の下で地域路線に介入している。航空会社は、補助金と路線の独占と引き換えに、最低限のサービスを提供するために入札が提供される。入札は、欧州連合官報にて掲載されている。エアーアラン（現ストバートエア）は2005年にPSOを再授与されたが、2008年にはライアンエアーに授与された[14]。

2018年1月、ストバートエアが運航するエアリンガス・リージョナルは、公開買い付けを経て、今後4年間ケリー空港とダブリン空港を結ぶPSO契約を締結した[15]。

就航航空会社と就航都市

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2020年6月現在の就航都市は以下の通り[16]。

旅客便

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※ 語末の★は、格安航空会社 (LCC)

航空会社就航地
  エアリンガス・リージョナルダブリン
  ライアンエアー★ロンドン/スタンステッド、ロンドン/ルートン、ブリストル、フランクフルト、ベルリン、マンチェスター
季節運航:アリカンテ、ファロ

貨物便

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航空会社就航地
  ローガンエアーアバディーン

統計

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旅客数が多い国際路線（2019年）
順位 空港 旅客数 前年比
1   ロンドン・ルートン 110,428  00.3
2   ロンドン・スタンステッド 82,284  02.7
3   フランクフルト・ハーン 50,798  02.0
4   ベルリン・シェーネフェルト 33,577  03.3
5   アリカンテ 21,236  02.9
出典：中央統計局[17]

空港へのアクセス

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道路

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ケリー空港は、リムリックから約94km、コークから約106kmの国道N23号にある。首都ダブリンは空港から約286km離れている。国道N22号は、国道N23号が加わるトラリーとキラーニーを接続している。

バス

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2006年1月に空港バスターミナルが開業した。

空港へは、以下のバス・エールンの路線が運行されている。

  • 40番線：ロスレア・ユーロ港 - トラリー[18]
  • 271番線：トラリー - キャッスルアイランド - ケリー空港 - キラーニー[19]

鉄道

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アイルランド国鉄のファランフォー駅は空港から南に1.6kmの場所にあり、トラリー駅、マロー駅、コーク・ケント駅、リムリック・ジャンクション駅、ダブリン・ヒューストン駅へ運行している。

タクシー

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タクシーは、到着口の外にあるタクシー乗り場から利用できる。

レンタカー

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ケリー空港のレンタカーサービスは、長期駐車場にあり、バジェット、エイビス、ヨーロッパカー、ハーツ、CARHIRE.ieなど、国際的なレンタカー会社がある[20]。

事故・事件関連

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2010年12月21日、ライアンエアー701便がケリー空港で着陸中にコックピットや客室内に煙が検出されたため、緊急脱出スライドを使用して避難した。調査員が機体を検査したが、大きな問題は発見されず、事故後数日で運航を再開した[21]。

脚注

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[脚注の使い方]

出典

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  1. ^ EIKY – KERRY. 2020年6月5日閲覧。
  2. ^ “Kerry Airport Timetables 2011”. kerryairport.com. Kerry Airport (2011年7月13日). 2011年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月5日閲覧。
  3. ^ “Aviation Statistics Quarter 4 and Year 2017 - CSO - Central Statistics Office” (英語). www.cso.ie. 2020年6月5日閲覧。
  4. ^ a b “Kerry Airport handling information - Scheduled, Charter and Executive” (英語). Kerry Airport. 2020年6月6日閲覧。
  5. ^ a b “History of Kerry Airport, incorporated in 1968 and began operations in 1969” (英語). Kerry Airport. 2020年6月6日閲覧。
  6. ^ “About Kerry Airport”. www.kerryairport.com. Kerry Airport (2011年1月10日). 2011年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月6日閲覧。
  7. ^ Friday (2010年6月4日). “Kerry Airport reports 11% fall in passengers” (英語). www.irishexaminer.com. 2020年6月6日閲覧。
  8. ^ “Kerry Airport Reports Increase In Operating Profit” (英語). traleetoday.ie (2016年5月30日). 2020年6月6日閲覧。
  9. ^ (英語) 20 jobs to go at Kerry Airport. (2011-01-05). https://www.rte.ie/news/2011/0105/296118-kerryairport/. 
  10. ^ O'Brien, Ciara. “Airlines to expand Aer Lingus Regional deal” (英語). The Irish Times. 2020年6月6日閲覧。
  11. ^ Lucey, Anne. “Kerry Airport passenger numbers down 4% in 2014” (英語). The Irish Times. 2020年6月6日閲覧。
  12. ^ “Ryanair to fly from Kerry to Berlin this winter” (英語). independent. 2020年6月6日閲覧。
  13. ^ “Kerry Airport Announces New Manchester Route With Ryanair From 29th March 2020” (英語). Kerry Airport (2020年1月23日). 2020年6月29日閲覧。
  14. ^ (英語) Ryanair will take up Kerrry offer. (2008-05-15). https://www.rte.ie/news/business/2008/0515/103357-ryanair/. 
  15. ^ Newstalk. “New contract awarded for air routes between Donegal, Kerry and Dublin”. Newstalk. 2020年6月6日閲覧。
  16. ^ “Timetables” (英語). Kerry Airport. 2020年6月6日閲覧。
  17. ^ “Passenger Movement by Irish Airport, Direction, Foreign Airport and Month”. Central Statistics Office (24 April 2020). 26 April 2020閲覧。
  18. ^ Bus Eireann Route 40. 2020年6月6日閲覧。
  19. ^ Bus Eireann Route 271. 2020年6月6日閲覧。
  20. ^ “Transport” (英語). Kerry Airport. 2020年6月6日閲覧。
  21. ^ Lucey, Anne. “Cabin smoke triggers emergency evacuation of Ryanair flight in Kerry” (英語). The Irish Times. 2020年7月24日閲覧。

外部リンク

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