サントス・ドゥモン空港

サントス・ドゥモン空港(サントス・ドゥモンくうこう、: Aeroporto Santos Dumont)は、ブラジル連邦共和国リオ・デ・ジャネイロ市内にある空港

サントス・ドゥモン空港
Aeroporto Santos Dumont
Santos Dumont by Diego Baravelli.jpg
空港全景。遠方の山はポン・ヂ・アスーカル
駐機エリア
駐機エリア
IATA: SDU - ICAO: SBRJ
概要
国・地域 ブラジルの旗 ブラジル
所在地 リオ・デ・ジャネイロ
種類 軍民共用
運営者 Infraero英語版
標高 3 m
座標 南緯22度54分37秒 西経43度09分46秒 / 南緯22.91028度 西経43.16278度 / -22.91028; -43.16278座標: 南緯22度54分37秒 西経43度09分46秒 / 南緯22.91028度 西経43.16278度 / -22.91028; -43.16278
公式サイト Infraero SDU
地図
ブラジル国内での空港の位置 SDU/SBRJ リオ・デ・ジャネイロ市内での空港の位置
alt=ブラジル国内での空港の位置 SDU/SBRJ リオ・デ・ジャネイロ市内での空港の位置
SDU/SBRJ
ブラジル国内での空港の位置
SDU/SBRJの位置(リオ・デ・ジャネイロ内)
SDU/SBRJ
SDU/SBRJ
リオ・デ・ジャネイロ市内での空港の位置
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
02R/20L 1,323×42 アスファルト
02L/20R 1,260×30 アスファルト
統計(2018年)
旅客数 920万人
発着回数 100,144回
出典:空港公式サイト,[1] ANAC[2] Statistics: Infraero[3]
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概要編集

リオ・デ・ジャネイロの港湾部にあり、リオ・デ・ジャネイロの中心地から僅か2kmに位置している。しかし短い滑走路が2本しかない上に、立地上拡張も難しいことから、現在は中型機以下の旅客機による国内線と、個人用小型機のみが運行されている。国際線はアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港に発着する。 

歴史編集

開港編集

 
初代ターミナル(1936年)

1936年に、当時ブラジルの首都でブラジル第二の都市であったリオ・デ・ジャネイロ初の民間航空機兼用の空港としてボタフォゴ湾に面した海軍基地に隣接して建設された。

なお、空港名はリオ・デ・ジャネイロ出身の航空家で、南アメリカヨーロッパの航空のパイオニアのアルベルト・サントス・ドゥモンから取られた。

国際線編集

リオ・デ・ジャネイロ市の中心部に近接した利便性の高い場所に位置しており、国内線のみならず、アルゼンチンウルグアイパラグアイなどの近隣諸国の主要都市へ、ダグラス DC-4ダグラス DC-6コンベア440などのレシプロ機を使用した近距離国際線も多数発着していた。

1952年にアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(当時はガレオン国際空港)が開港したため、全ての国際線の発着が同空港に移転したほか、滑走路が短くまた延長できないサントス・ドゥモン空港には、1950年代当時の中長距離用ジェット機が就航できず、1950年代後半に就航したボーイング707ダグラス DC-8コンベア880をはじめとする中長距離用ジェット機を使用した便は、全てガレオン国際空港を利用した。

国内線専用へ編集

ガレオン国際空港の運営開始後も、リオ・デ・ジャネイロ市内に位置するという地の利の良さを生かして、国内線専用空港としてヴァリグ・ブラジル航空ロッキード L-188・エレクトラやVASP航空日本航空機製造YS-11などによってブラジル国内各都市への国内線が多数運航されることとなった。

1959年まで首都であったリオ・デ・ジャネイロとサンパウロ間の航空需要は特に大きく、コンゴーニャス空港との間に複数の航空会社によってシャトル便「ポンチ・アエーレア(空の架け橋)」が開設された。この路線は現在も世界有数の高頻度運航と旅客数を誇っている。

1960年代以降、ジェット機の性能が向上し、短い滑走路への離着陸が可能となった。1970年代以降はボーイング7371980年代以降はエアバスA320フォッカー 100などの中、小型ジェット機の運航が開始された。

ターミナル焼失編集

しかし、1999年に火災で旅客ターミナルのほぼ全域が焼失し、その後一部機能が回復するまでの6ヶ月間は民間定期便(プライベート機を除く)の乗り入れが停止され、すべての便が一時的にガレオン国際空港に移転した。

2004年以降、サンパウロのコンゴーニャス空港への「ポンチ・アエーレア」や、ベロオリゾンテブラジリアなどへのシャトル便を除いた一部の国内線定期便が、当時稼働率低下に悩まされていたアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港へと移り、混雑状態は解消されるかに見えた。

混雑編集

 
LATAMブラジルのエアバスA319
 
VLTカリオカの駅

2007年には、ボーディングブリッジもある新旅客ターミナルの供用が開始されたものの、ビジネス客が多い「ドル箱路線」である「ポンテ・アエーレア」は日中は10分-30分に1本程度と運航頻度が高く利用乗客数が多い上、その後アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港の稼働率が急速に回復したことを受け、再び利便性が高く集客に有利なサントス・ドゥモン空港に乗り入れてくる航空会社が増加してきたことから利用客が再び増加し、2007年には年間で3,214,415人の乗降客数を記録するなど混雑状況が復活することとなった。

なお、これらの民間の定期便以外にもリージョナル機や政府専用機、空軍機、プライベートジェット、ヘリコプターが利用しており、2007年の離着陸数は65,689回を記録した。

現在編集

現在は、旅客の導線を分けて混雑を緩和させることを目的に、新ターミナルが出発旅客用に、旧ターミナルが到着旅客用に使用されているほか、空港内及び空域内の混雑を防ぐために、これまでは1時間に23回の発着数だったものの、現在は1時間に19回の発着数に制限して運営されている。

また、空港自体が市街地にあることから、供用時間帯は午前6時から午後11時まで(出発は午後10時30分まで)に制限されている。2016年には、2016年リオデジャネイロオリンピックリオデジャネイロパラリンピックの開催に合わせて開通した路面電車 「VLTカリオカ」の駅が、旅客ターミナル前に完成し、供用が開始された。

主な航空会社編集

主な就航路線編集

ベロオリゾンテ(コンフィンス)ブラジリアカンピーナスカンポグランデクリチバフロリアノーポリスフォルタレザマナウスポルトアレグレレシフェサルヴァドールサンパウロ(コンゴーニャス)サンパウロ(グアルーリョス)

施設編集

 
新旅客ターミナル
 
旧旅客ターミナル

空港の敷地面積は83haでブラジルの主要空港の中で最も小さい。滑走路の北側アプローチにリオ・ニテロイ橋、南側アプローチにはポン・ヂ・アスーカルがあり、運航上の障害となっている。

2007年の新旅客ターミナル完成後は、旅客の導線を分けて混雑を緩和させることを目的に、旧ターミナルが到着旅客用に、新ターミナルが出発旅客用に使用されている。また路面電車「VLTカリオカ」の駅もある。

市内との交通編集

市内中心部と近いことから、路面電車「VLTカリオカ」やタクシーや自家用車でのアクセスの他、リオ・デ・ジャネイロ市内の主なホテルバスターミナル鉄道駅及び地下鉄駅との間には定期バスが高頻度で運行されている。

また、リオ・デ・ジャネイロ市近郊のアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港やジャカレパグア空港との間にも、リムジンバスや各航空会社運行によるシャトルバスが高頻度で運行されている。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ Airport Official Website” (ポルトガル語). Infraero. 2012年1月29日閲覧。
  2. ^ Lista de aeródromos públicos” (ポルトガル語). ANAC. 2012年1月29日閲覧。
  3. ^ Estatísticas” (ポルトガル語). Infraero (2021年10月27日). 2022年3月15日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集