画像提供依頼:1995、96年型MC8Rの画像提供をお願いします。2018年12月

サード・MC8Rは、ル・マンGT1クラス参戦用に開発されたレーシングカーである。ベースとなった車両はトヨタMR2 (SW20)。GT1クラス規定を満たすための「ロードカー」が一台製作されている。BPRグローバルGTシリーズFIA-GT選手権にもスポット参戦した。

サード・MC8R
1997年型(イラスト)
デザイン サード
エンジン 4.0リッター トヨタ・1UZ-FE ツインターボ DOHC V8
エンジン位置 ミッドシップ/リアドライブ
駆動方式 MR
最高出力 580ps/6,100rpm (1995年型)
580ps/7,000rpm (1996年型)
664ps/7,000rpm (1997年型)
最大トルク 69.9kg·m/5,000rpm (1995年型)
69.9kg·m/4,000rpm (1996年型)
--.-kg·m/-,---rpm (1997年型)
変速機 ヒューランド製 6速(1995年型)
マーチ製 5速(1996年型)
ヒューランド製 6速(1997年型)
サスペンション ダブルウイッシュボーン
全長 4,540mm
全幅 1,920mm
全高 1,132mm
ホイールベース 2,800mm
車両重量 1,273kg (1995年型)
1,061kg (1996年型)
1,000kg (1997年型)
-自動車のスペック表-
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レースでの成績編集

1995年

ル・マン初参戦。カーナンバーは26。外観こそはSW20型MR2の面影を残すが、エンジンはベース車のみならず数々のGTレースで使用されてきた 3S-GTE ではなく、KKK製ツインターボを装着したセルシオ1UZ-FEエンジンを搭載している。予選タイムは4分11秒03で31番グリッド。決勝はクラッチのトラブルでわずか14周でのリタイアとなった。吉川とみ子もドライブする予定であったが、基準タイムを超える事が出来ず予選落ちし、決勝はアラン・フェルテケニー・アチソンの二人のみでのドライブとなった。

後の8月27日開催された BPR GT のシリーズ第九戦、鈴鹿ポッカインターナショナル1000km耐久レース (以下「鈴鹿1000km」)にスポット参戦。カーナンバーは3で、ルマン参加車両とは異なり青にペイントされていた。ドライバーはアラン・フェルテ、マウロ・マルティニジェフ・クロスノフの3人。決勝では132周を走り総合26位、クラス10位の結果でレースを終えた。[1]

1996年

外観、内部共に大きくモディファイして参戦。シャシーを改良し前年と比べ200 kg以上もの軽量化に成功。[2]フロント・トレッドを拡大し、ギアボックスをヒューランド製の6速からマーチ製の5速に変更している。カーナンバーは46。予選は4分09秒353で38番グリッド。ドライバーはアラン・フェルテ、パスカル・ファブレ、マウロ・マルティニの3人で、決勝では256周を走り切り総合24位、クラス15位で完走を果たした。

後の8月25日に開催されたBPR GTのシリーズ第七戦、鈴鹿1000kmにスポット参戦。予選タイムは2分06秒014で11番グリッドからのスタート。カーナンバーは46、ドライバーはアラン・フェルテ、マウロ・マルティニ、長坂尚樹の三人。決勝は6周でリタイアとなっている。

1997年

スープラでのプロジェクトが終了した本年度も2台体制で参戦。前年と比べさらに全体的に大幅な改良を施して参戦するも、予備予選でオリビエ・グルイヤールがタイムアタック中に、マシンの不具合によりターボの過給圧が規定を上回る「オーバーシュート」が起きてしまっていたことが発覚。 34、35号車ともにベストタイムが抹消される裁定が下り、予備予選落ちという結果でルマンを終えた。

後の8月24日に開催されたFIA-GT選手権のシリーズ第七戦、鈴鹿1000kmに39号車と46号車の2台体制でスポット参戦。39号車がIDC 大塚家具サードから、46号車がチームメニコンサードからのエントリーとなった。39号車は2分04秒831で17番グリッド、46号車が2分06秒087でGT1クラス最下位の19番グリッドからのスタート。ドライバーは39号車が谷川達也立川祐路桧井保孝の3人、46号車が田中哲也影山正美の2人。レース開始直後に39号車が16番グリッドスタートのロータス エリーゼGT1と接触してフューエルラインを損傷、そこから引火し炎上してしまいリタイア。46号車はレース中盤にオイルポンプのトラブルにより71周でリタイアする。[3]ルマンでは予備予選落ち、FIA-GTは2台共にリタイアで終わり、結果を残せずにこの年限りで姿を消すこととなった。

トリビア編集

・近年SUPER GTなどに参戦しているトヨタのレーシングカーにはトヨタの関連企業(auデンソー)などがスポンサーについているが、MC8RにはNTTドコモNGK大塚家具などがスポンサードしていた。

・1997年のFIA-GTが終了した後は、大塚家具の有明本社ショールームに車両展示された。だが、大塚家具がスポンサードした39号車は上記接触事故によりカウルが溶けてしまったため、46号車を大塚家具仕様に再塗装した車両が展示された。

関連項目編集

外部リンク編集

脚注編集

[脚注の使い方]

参考文献編集

論文・雑誌記事等編集

  • 鈴木賢治 『現代に生きる銘車たち[傑作選]』 三栄書房、2018年、4-9頁。