ジョホール・ダルル・タクジムFC

マレーシアのプロサッカークラブ
ジョホールFCから転送)

ジョホール・ダルル・タクジムFCマレー語: Kelab Bola Sepak Johor Darul Ta'zim: Johor Darul Ta'zim Football Club)は、マレーシアジョホール州ジョホールバルをホームタウンとする、マレーシアプロサッカーリーグ(マレーシア・スーパーリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。

ジョホール・ダルル・タクジムFC
原語表記 Kelab Bola Sepak Johor Darul Ta'zim
(Johor Darul Ta'zim Football Club)
愛称 Harimau Selatan[1]
  • (Southern Tigers)
クラブカラー     紺(ネイビーブルー)
    赤(レッド)
創設年 1972年
所属リーグ マレーシア・スーパーリーグ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン ジョホール州ジョホールバル
ホームスタジアム スルタン・イブラヒム・スタジアム
収容人数 40,000
代表者 マレーシアの旗 トゥンク・イスマイル・スルターン・イブラヒム (70%)[2]
ロイヤル・フットボール・ファンド (30%)
監督 アルゼンチンの旗 エステバン・ソラーリ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ジョホール州の政府機関によって創設され、リーグの規模を超越する人件費をかけており、リーグ制覇を“通過点”とし、アジア制覇に照準を合わせたチーム編成を行っている[3]

概要 編集

ジョホール・ダルル・タクジムFCは1972年に創立した。略字表記のJDTとも呼称される。ホームタウンはジョホール州ジョホールバルである。

東南アジア屈指のお金持ちクラブで、現在マレーシアスーパーリーグに参加している多くのクラブと異なり、ジョホール州のサッカー協会が結成に関わったクラブではなく、ジョホール州の経済開発庁(マレー語: Perbadanan Kemajuan Ekonomi Negeri Johor)体育局によりPerbadanan Kemajuan Ekonomi Negeri Johor FC(PKENJ FC)として1972年に創設された。2012年12月、ダルル・タクジムFCへとクラブ名称が変更になることが明らかになった[4]。通称ジョホール・サザン・タイガースとしても知られている。

歴史 編集

AFCチャンピオンズリーグの前身であるアジアクラブ選手権には1996-97シーズンに参戦しており、2回戦で横浜マリノスと対戦している。

2012年

ジョホールFAからクラブ名をジョホール・ダルル・タクジムFCへ変更した。

2015年

2015年、AFCカップ2015決勝でイスティクロルに1-0で勝利し、初優勝を果たした。1967年のアジアクラブ選手権1967セランゴールがマレーシア勢として初めて国際大会の決勝に進出したが、ハポエル・テルアビブに敗れているため、マレーシア勢として初の国際タイトル獲得となる。[5]

2016年

4月25日、日本プロサッカーリーグ所属の北海道コンサドーレ札幌とクラブ間提携パートナーシップを締結したことを発表した[6]

マレーシア・スーパーリーグでは3連覇を達成した。

2017年

AFCチャンピオンズリーグの本戦をかけて予選2回戦から出場した。1月31日、AFCチャンピオンズリーグ2017の予選2回戦アウェイでタイのバンコク・ユナイテッドと戦い1-1(PK戦5-4)で勝利した。2月7日にはAFCチャンピオンズリーグ2017のプレーオフラウンドで本戦出場をかけてアウェイで日本のガンバ大阪と戦うも0-3で敗れた。

2019年

AFCチャンピオンズリーグでは本戦から出場し、クラブ史上初の本戦初出場を果たした。グループリーグでは、第5節で前回優勝の鹿島アントラーズにホームで1-0で勝利し、大会初勝利を挙げたが、1勝1分4敗のグループ最下位に終わり、グループリーグ敗退となった。

2020年

AFCチャンピオンズリーグでは、2年連続で本戦から出場し、グループリーグ第2節終了時点で1勝1敗の勝点3となっていたが、新型コロナウイルス感染拡大による影響で開催延期となり、11月より集中開催の地カタールに渡航予定だったが、マレーシア政府より渡航許可が下りず、AFCより「大会参加辞退」扱いとされ、既に消化しているグループリーグ2試合の結果も無効となった。

タイトル 編集

国内タイトル 編集

国際タイトル 編集

現所属メンバー 編集

2023年1月1日現在[7]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK   ファリザル・マリアス
2 DF   マシュー・デイヴィス英語版
3 DF   アダム・ノル・アズリン英語版
4 MF   アフィク・ファザイル英語版
5 MF   シャマル・クティ・アバ英語版
6 MF   温紹康英語版
7 DF   アイディル・ザフアン ( )
8 MF   サフィク・ラヒム
9 FW   ベルクソン
10 MF   レアンドロ・ベラスケス
12 DF   クナンラン・スブラマニアム
13 MF   モハマドゥ・スマレー
14 DF   シェーン・ローリー英語版
15 DF   フェロズ・バハルディン英語版
16 MF   ダニエル・アミール英語版
17 FW   ラマダン・サイフッラー英語版
18 FW   ハズワン・バクリ英語版
No. Pos. 選手名
19 MF   アヒヤール・ラシド英語版
21 MF   ナズミ・ファイズ英語版
22 DF   ラヴェール・コービン=オング
23 DF   カルリ・デ・ムルガ
26 GK   ハジク・ナズリ英語版
28 FW   シャフィク・アフメド英語版
30 MF   ナチョ・インサ
31 FW   ギリェルメ・デ・パウラ英語版
32 DF   シャフルル・サード英語版
33 DF   ダニエル・ティン英語版
38 DF   ジュニオール・エルドストール
42 MF   アリフ・アイマン英語版
45 FW   フェルナンド・フォレスティエリ
91 DF   シャフミ・サファリ英語版
92 MF   レヴィ・マディンダ
-- FW   ホナタン・エレーラ英語版

歴代監督 編集

歴代所属選手 編集

スタジアム 編集

 
タン・スリ・ダト・ハジ・ハッサン・ユーヌス・スタジアム

提携クラブ 編集

脚注 編集

  1. ^ Nizam Bakeri (2016年2月2日). “National football squad now known as 'Harimau Malaysia'”. Astro Awani. 2016年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月2日閲覧。
  2. ^ “HRH Crown Prince Of Johor Becomes Owner Of Johor Darul Ta'zim Football Club”. johorsoutherntigers.com. (2015年1月9日). http://johorsoutherntigers.com.my/hrh-crown-prince-of-johor-becomes-owner-of-johor-darul-tazim-football-club/ 
  3. ^ 川崎がACL初戦で難敵と対戦へ 国内21試合で20勝、得失点差+75の無双状態JDTと”. 2023年9月18日閲覧。
  4. ^ AJITPAL SINGH. “It's now Darul Takzim FC”. New Straits Times. 2012年12月12日閲覧。
  5. ^ Johor Darul Ta'zim crowned AFC Cup champions”. AFC (2015年10月31日). 2015年11月8日閲覧。(英語)
  6. ^ “Johor Darul Ta’zim(ジョホール・ダルル・タクジム)FC (マレーシア・スーパーリーグ) とのクラブ間提携 締結のお知らせ”. 北海道コンサドーレ札幌. http://www.consadole-sapporo.jp/news/20160415154/ 2016年4月25日閲覧。 
  7. ^ Roster”. Johor Darul Ta'zim F.C.. 2020年11月7日閲覧。

外部リンク 編集

公式