ジョン・フランシス・アンドレオリ(John Francis Andreoli、1990年6月9日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウースター出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。フリーエージェント(FA)。

ジョン・アンドレオリ
John Andreoli
AAA級アイオワ時代
(2016年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イタリアの旗 イタリア
出身地 マサチューセッツ州ウースター
生年月日 (1990-06-09) 1990年6月9日(33歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
218 lb =約98.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 ドラフト17巡目でシカゴ・カブスから指名
初出場 2018年5月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム イタリアの旗 イタリア
WBC 2017年

経歴 編集

カブス傘下時代 編集

コネチカット大学に在学中、2011年MLBドラフト17巡目(全体519位)でシカゴ・カブスから指名され、8月13日に契約し入団。傘下ルーキー級アリゾナリーグ・カブス英語版でキャリアを開始した。

その後は順調にキャリアを重ね、2年目の2013年には傘下AA級テネシー・スモーキーズに、4年目の2015年には傘下AAA級アイオワ・カブスに昇格。翌2016年はカブスのスプリングトレーニングに招待選手として参加したが開幕はマイナーで迎え、メジャー昇格は果たせなかった。

カブス傘下マイナーでは2017年までプレーし、最終年となった17年は傘下AAA級アイオワで119試合に出場し打率.244、14本塁打、49打点、26盗塁の成績を残した。同年オフにFAとなった。

マリナーズ時代 編集

2018年1月16日シアトル・マリナーズとマイナー契約を結ぶ。同年は傘下AAA級タコマ・レイニアーズでのプレーを経て、5月23日にメジャー初昇格。同日の対オークランド・アスレチックス戦(オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム)において「8番・右翼手」でメジャー初出場を果たし、ダニエル・ゴセットからメジャー初安打も記録した。この試合に出場した後、5月28日に一旦AAAに降格となったが、7月7日に再昇格。再昇格後は2試合に出場した。

オリオールズ時代 編集

同年8月18日ウェイバーを経てボルチモア・オリオールズに移籍。一旦は傘下AAA級のノーフォーク・タイズに配属されたが、2日後の8月20日にメジャー再昇格。昇格後は23試合に出場し、打率.232、0本塁打、4打点、2盗塁の成績を残した。

マリナーズ(2度目)~レンジャーズ~ジャイアンツ時代 編集

同年10月31日、ウェイバーを経てマリナーズに復帰。しかし、翌2019年1月15日にウェイバーを経てテキサス・レンジャーズに移籍し、さらにその約2週間後の2月1日にはウェイバーを経てサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍。同年のスプリングトレーニングにはジャイアンツの招待選手として参加した。

ツインズ~マリナーズ(3度目)~レッドソックス時代 編集

同年3月23日マイケル・リード英語版とのトレードでミネソタ・ツインズへ移籍。傘下AAA級ロチェスター・レッドウイングスでプレーしていたが、6月2日にトレードでマリナーズに三度復帰。傘下AAA級タコマでは73試合に出場し打率.290、10本塁打、32打点の成績を残した。

オフにFAとなり、同年12月20日ボストン・レッドソックスとマイナー契約を結ぶ。翌2020年のスプリングトレーニングにはレッドソックスの招待選手として参加したが、同年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴ってマイナーリーグの全試合が中止され、8月7日に放出された。

パドレス時代 編集

2021年2月16日サンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結ぶ。傘下AAA級エルパソ・チワワズでのプレーを経て5月11日にアクティブ・ロースター入りし、同日の対コロラド・ロッキーズ戦(クアーズ・フィールド)にて3年ぶりのメジャー出場を果たす。その後7試合に出場したが、5月19日にロースター外となり、AAA級エルパソに合流した。その後は、故障やリハビリなどで再昇格を果たせず、オフの11月7日にFAとなった。

フィリーズ傘下~ツインズ(2度目)時代 編集

2022年3月10日フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んで(翌11日にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスに配属)、同年のスプリングトレーニングに参加。開幕後も同マイナーチームでプレーしていたが、5月30日に金銭トレードでツインズに復帰(翌31日にAAA級セントポール・セインツに配属)。この年は2球団に所属したが、いずれの球団でもメジャー昇格はならなかった。傘下AAA級では2球団合計で110試合に出場し打率.184、15本塁打、43打点の成績を残した。オフの11月10日にFAとなった。

人物 編集

イタリア系アメリカ人であり、2017 ワールド・ベースボール・クラシックにはイタリア代表として出場している。この大会では第1ラウンドプールDで3本塁打を放つ活躍を見せたが、チームは同ラウンドで敗退した。また、2019年ヨーロッパ野球選手権大会および2020年東京オリンピックの野球競技・アフリカ・ヨーロッパ予選においてもイタリア代表に選出されている。

同じくプロ野球選手のダニエル・バードルーク・バード兄弟は従兄弟にあたる。また、父親はアメリカンフットボール選手であり、NFLニューイングランド・ペイトリオッツでのプレー経験がある。

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2018 SEA 3 6 5 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 2 0 .200 .333 .200 .533
BAL 23 61 56 4 13 2 0 0 15 4 2 0 0 1 4 0 0 17 1 .232 .279 .268 .547
'18計 26 67 61 4 14 2 0 0 16 4 2 0 0 1 5 0 0 19 1 .230 .284 .262 .546
2021 SD 7 7 6 2 1 1 0 0 2 0 0 0 0 0 1 0 0 3 0 .167 .286 .333 .619
MLB:2年 33 74 67 6 15 3 0 0 18 4 2 0 0 1 6 0 0 22 1 .224 .284 .269 .553
  • 2022年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 57(2018年 - 同年途中)
  • 64(2018年途中 - シーズン終了)
  • 22(2021年)

代表歴 編集

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集