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ソウル郊外線(ソウルこうがいせん、ソウルギョウェせん)は、大韓民国京畿道高陽市徳陽区の陵谷駅と議政府市の議政府駅を結ぶ、韓国鉄道公社(KORAIL)の鉄道路線である。 2004年以降は定期旅客運行を休止し、貨物路線として使用されている。「ソウル郊外線」の名称は旅客営業時のもので、現在の正式名称は郊外線である。

ソウル郊外線
基本情報
大韓民国の旗 大韓民国
起点 陵谷駅
終点 議政府駅
駅数 11
開業 1963年8月20日 (全通)
運営者 韓国鉄道公社
路線諸元
路線距離 31.8 km
軌間 1,435mm (標準軌)
線路数 単線
電化方式 非電化
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ソウル郊外線
各種表記
ハングル 서울교외선
漢字 서울郊外線
発音 ソウルギョウェソン
日本語読み: そうるこうがいせん
英語 Seoul Gyooe Line
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全線非電化単線路線であるが、陵谷 - 大谷間は京義線に、京元電鉄線佳陵付近 - 議政府間は京元線に並行して走る。

概要編集

陵谷 - 議政府間を結ぶ陵議線として建設され、1961年7月10日に部分開通、1963年8月20日に全線開通した。開業当初はソウル駅 - (京義線) - 陵谷駅 - (ソウル郊外線) - 議政府駅 - (京元線)- ソウル駅間を環状運転する旅客列車が設定されたが、京元線の電化区間拡大により運行区間は縮小し、1980年代からはソウル駅 - 陵谷駅 - 議政府駅間の運行となった。運行は全て気動車で行われ、1990年代まで日本製気動車が用いられ、1997年からは3両編成の9501系気動車で運転されていた。

ソウル特別市の北側郊外を走っているが、沿線は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に近いことから軍事基地があり、沿線が開発規制区域とされていたため、ソウル近郊であるにもかかわらず田園や荒野が広がり、人口は極めて少なく、乗客も少ない状態が続いていた。一方、それにより自然の景観が残ったことから観光客の利用が見込めたため、1994年8月12日からは中華人民共和国製の新造蒸気機関車を使ったSL観光列車(ムグンファ号)を休日に運行(議政府 - ソウル間直通)していた。

しかし、1990年代後半の経済危機やSLの保守が困難なことを理由に、SL観光列車は2000年5月15日限りで運行が取りやめられた。更に、利用者の伸び悩みが改善される見込みが立たないことなどにより、KTXが開業する前日の2004年3月31日をもって定期旅客列車の運行は終了した。

それ以降、沿線の韓国軍基地への補給輸送を中心とした貨物列車が運行されていたが、これも2013年頃からほぼ運行されなくなり、事実上の休止路線に近い状態となっている。

沿線の自治体では、郊外線を電化複線化の上で旅客輸送を再開する構想も提唱されている[1][2]が、具体的な計画は進んでいない。

駅一覧編集

駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km)
等級
駅種別 接続路線 所在地
日本語 ハングル 英語
陵谷駅 능곡역 Neunggok 0.0 0.0 3級 普通駅 韓国鉄道公社京義本線京義・中央線 (K321) 高陽市
徳陽区
大谷駅 대곡역 Daegok 1.5 1.5 2級 配置簡易駅 韓国鉄道公社:京義・中央線 (K322)・3号線一山線) (315)
大井駅 대정역 Daejeong 1.3 2.8 無配置簡易駅  
元陵駅 원릉역 Wolleung 2.9 5.7 無配置簡易駅  
三陵駅 삼릉역 Samneung 2.1 7.8 無配置簡易駅  
碧蹄駅 벽제역 Byeokje 4.2 12.0 無配置簡易駅  
日迎駅 일영역 Iryeong 4.7 16.7 無配置簡易駅   楊州市
長興駅 장흥역 Jangheung 2.4 19.1 無配置簡易駅  
温陵駅 온릉역 Olleung 0.8 19.9 臨時乗降場  
松湫駅 송추역 Songchu 3.2 23.1 無配置簡易駅  
議政府駅 의정부역 Uijeongbu 8.7 31.8 2級 管理駅 韓国鉄道公社:京元本線1号線(京元電鉄線) (110) 議政府市

脚注編集

外部リンク編集