デビッド・マキノン

アメリカ合衆国のプロ野球選手

デビッド・C・マキノン(David C. MacKinnon、1994年12月15日 - )は、 アメリカ合衆国マサチューセッツ州ブリストル郡イーストン英語版出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。サムスン・ライオンズ所属。

デビッド・マキノン
David MacKinnon
サムスン・ライオンズ #24
西武時代
2023年6月6日、埼玉県営大宮公園野球場にて
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 マサチューセッツ州ブリストル郡イーストン英語版
生年月日 (1994-12-15) 1994年12月15日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手三塁手
プロ入り 2017年 MLBドラフト32巡目(全体955位)
初出場 MLB / 2022年6月18日
NPB / 2023年3月31日
KBO / 2024年3月23日
年俸 90万ドル(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとエンゼルス時代 編集

2017年MLBドラフト32巡目(全体955位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級オレム・オウルズ英語版でプロデビュー。ルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルスでもプレーし、2球団合計で35試合に出場して打率.392、2本塁打、27打点、1盗塁を記録した[2]

2018年はA級バーリントン・ビーズ英語版とA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ英語版でプレーし、2球団合計で126試合に出場して打率.279、6本塁打、60打点を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した[2]

2019年はA+級インランド・エンパイアでプレーしたが18試合の出場にとどまり、打率.140、4打点だった[2]

2020年COVID-19の影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり[3]、公式戦への出場はなかった[2]

2021年はAA級ロケットシティ・トラッシュパンダズでプレーし、99試合に出場して打率.285、13本塁打、65打点、2盗塁を記録した[2]

 
AAA級ソルトレイク・ビーズ時代(2022年)

2022年は開幕をAAA級ソルトレイク・ビーズで迎えた。6月18日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[4]、同日のシアトル・マリナーズ戦にて「6番・一塁手」で先発出場してメジャーデビュー[5]。8月2日、ホセ・ロハスのメジャー昇格に伴い、DFAとなる。

アスレチックス時代 編集

2022年8月5日にウェイバーでオークランド・アスレチックスに移籍した[2]。オフの11月18日にDFAとなった[2]

西武時代 編集

2022年12月20日、埼玉西武ライオンズに入団することが発表された[6]。背番号は30

2023年腰痛で登録を抹消される2日前の8月26日までチーム唯一の全試合出場を続け[7]、最終的に127試合の出場で打率.259、15本塁打、50打点の成績を記録した[8]。12月1日に保留者名簿から外れたものの、西武側は残留交渉を進めていた[9]

サムスン時代 編集

2023年12月15日、2024年からのサムスン・ライオンズとの契約が発表された[1]

人物 編集

西武ドームまでは電車通勤をしている[10]。プライベートの時間にファンから声をかけられることには肯定的でファンサービスを大事にしている[11]。エンゼルス時代はディズニーランド・リゾートに行った際に数回ファンから声をかけらる程度だったが、日本では毎日のようにファンから声をかけられ嬉しく思っている[11]。試合前後に球場周辺や電車の中であっても、喜んでサインすると公言している[11]。成績が落ち、精神的にも落ち込んでいてもサインには応じるとしている[10]。一方で写真撮影に関しては、1人が撮り始めると列ができてしまい、電車の遅延にも繋がるとして、状況によって臨機応変に対応するとしている[10]

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2022 LAA 16 43 37 0 7 0 0 0 7 6 0 0 0 1 5 0 0 12 2 .189 .279 .189 .468
OAK 6 14 13 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 5 0 .000 .071 .000 .071
'22計 22 57 50 2 7 0 0 0 7 6 0 0 0 1 6 0 0 17 2 .140 .228 .140 .368
2023 西武 127 514 464 50 120 17 2 15 186 50 1 1 0 2 48 0 0 91 7 .259 .327 .401 .728
MLB:1年 22 57 50 2 7 0 0 0 7 6 0 0 0 1 6 0 0 17 2 .140 .228 .140 .368
NPB:1年 127 514 464 50 120 17 2 15 186 50 1 1 0 2 48 0 0 91 7 .259 .327 .401 .728
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集



一塁(1B) 三塁(3B)
























2022 LAA 7 28 1 0 4 1.000 5 2 6 0 0 1.000
OAK 5 29 5 0 2 1.000 -
'22計 12 57 6 0 6 1.000 5 2 6 0 0 1.000
2023 西武 87 688 46 1 57 .999 33 22 39 1 4 .984
MLB 12 57 6 0 6 1.000 5 2 6 0 0 1.000
NPB 87 688 46 1 57 .999 33 22 39 1 4 .984
  • 2023年度シーズン終了時

記録 編集

NPB 編集

初記録

背番号 編集

  • 39(2022年6月18日 - 同年8月2日)
  • 49(2022年8月5日 - 同年終了)
  • 30(2023年)
  • 24(2024年 - )

脚注 編集

  1. ^ a b 삼성, 외국인타자 데이비드 맥키논 영입” (朝鮮語). 삼성라이온즈 (2023年12月15日). 2023年12月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2023年1月5日閲覧。
  3. ^ 2020 Minor League Baseball Season Shelved”. MiLB.com (2020年6月30日). 2020年7月1日閲覧。
  4. ^ Darragh McDonald (2022年6月18日). “Angels Select David MacKinnon” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年7月19日閲覧。
  5. ^ Los Angeles Angels at Seattle Mariners Box Score, June 18, 2022” (英語). Baseball-Reference.com. 2022年7月19日閲覧。
  6. ^ 西武が新助っ人マキノン獲得を発表 渡辺GM「クリーンアップの一角を」”. ベースボールキング (2022年12月20日). 2022年12月20日閲覧。
  7. ^ 西武・マキノン右肩痛で登録抹消 中軸で本塁打、打点チームトップも”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年10月3日閲覧。
  8. ^ 一般社団法人日本野球機構. “D.マキノン(埼玉西武ライオンズ) | 個人年度別成績”. NPB.jp 日本野球機構. 2023年10月3日閲覧。
  9. ^ 【西武】マキノン退団が決定 韓国サムスンが契約を結んだと公式サイトで発表」『日刊スポーツ』2023年12月15日。2024年3月4日閲覧
  10. ^ a b c 【西武】電車通勤で獅子党と触れ合うマキノン「打てなかったときは…」臨機応変のファンサービス”. 日刊スポーツ (2023年8月24日). 2023年9月14日閲覧。
  11. ^ a b c 倉林知子. “SNSを積極活用「喜んでサインするよ」 レオ新主砲が実感する日米ファンの“違い””. Fill-Count. 2023年9月14日閲覧。
  12. ^ “【西武】新外国人マキノン来日1号「うまく打つことができて良かった」昨季は大谷のチームメート”. 日刊スポーツ. (2023年4月2日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202304020000765.html 2023年4月2日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集