フランス領西アフリカ
フランス領西アフリカ(フランスりょうにしアフリカ、英: French West Africa、仏: Afrique occidentale française, AOF)は、フランス共和国が統治したモーリタニア、セネガル、フランス領スーダン(現在のマリ共和国)、フランス領ギニア(現在のギニア)、コートジボワール、ニジェール、オートボルタ(上ボルタ、現在のブルキナファソ)とフランス領ダホメ(現在のベナン)の旧フランス領8地域のことである。1895年–1902年の首都はサンルイ、1902年からの首都はダカール。
歴史編集
1895年、現在のセネガル、マリ、ギニア、コートジボワールに相当する地域に成立した。その後、フランスの植民地拡大にともない版図を拡大させた。1910年に現在の中央アフリカ共和国にあたるウバンギ・シャリ植民地(1894年 - 1910年)を、1920年にチャドをフランス領赤道アフリカに変更した。第二次世界大戦時にはヴィシー政府側を支持した。1940年には イギリス軍による侵攻を受けるがフランス軍はこれを撃退している。
1946年、限定的に選挙権が与えられ、フランス議会に13議席を与えられた。その際に、アフリカ民主連合などの政党が成立し、のちの独立運動の母体となった。1958年、ド・ゴール政権下でフランス共同体が発足したことに伴い解体した。
行政区画編集
・モーリタニア州 ・セネガル州 ・スーダン州(現マリ) ・ギニア州 ・コートジボアール州 ・ニジェール州 ・オートボルタ州 ・ダホメ州