ブラッド・バーゲセン

ブラッドリー・スティーブン・バーゲセン(Bradley Steven Bergesen、1985年9月25日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州コンコード出身の元プロ野球選手投手)。右投左打。

ブラッド・バーゲセン
Brad Bergesen
20130421 Bradley Steven Bergesen, pitcher of the Chunichi Dragons, at Yokohama Stadium.JPG
中日時代(2013年4月21日、横浜スタジアムにて)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州コンコード
生年月日 (1985-09-25) 1985年9月25日(35歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 MLBドラフト4巡目
初出場 MLB / 2009年4月21日
NPB / 2013年4月2日
年俸 $750,000(2013年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

中日ドラゴンズでの登録名は、ファーストネームの「ブラッドリー」。

経歴編集

オリオールズ時代編集

 
オリオールズ時代(2009年5月7日)

2004年MLBドラフト4巡目でボルチモア・オリオールズから指名され、31万ドルの契約金で入団[1]

2008年にはA+級フレデリックとAA級ボウイで16勝7敗、防御率3.10と活躍し、シーズン終了後の11月18日にオリオールズの40人ロースターに入った[2]

2009年4月21日の対シカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビュー。最下位に沈むチームにあって、新人ながら安定した投球を続けていたが、7月30日の対カンザスシティ・ロイヤルズ戦でビリー・バトラーの放ったライナーが右脛に直撃し、そのままシーズンを終えた[3]

2010年は4月に肩の痛みを訴え、約2週間離脱。復帰後はなかなか調子が上がらなかったが、バック・ショーウォルターが監督に就任した後の12登板に限れば防御率2.85と復調した[3]

2011年は開幕から7度先発して未勝利だったが、5月14日の対タンパベイ・レイズ戦では自身初の完封でシーズン初勝利。しかし、その後の2試合ではいずれも負け投手となり、5月29日にAAA級ノーフォークへ降格[4]。6月18日にメジャーに復帰してからは、主にリリーフとして起用された[5]

ダイヤモンドバックス時代編集

2012年7月20日にウェイバー公示を経てアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。移籍後は19試合の登板で2勝1敗、防御率3.64の成績を残した。

中日時代編集

2012年12月1日に中日ドラゴンズに1年契約で入団した[6][7]登録名は、監督の高木守道が「名字のバーゲセンはバーゲンセールを連想させて縁起が悪い」という意向を示し、ファーストネームから「ブラッドリー」となった[8]

2013年4月2日の対阪神戦(京セラドーム)でNPB初登板・初先発。この試合では6回3失点3奪三振で勝敗は付かなかった。9月3日、球団よりウェイバー公示の手続きが取られ、戦力外となった。9月9日、自由契約公示された[9]

中日退団後編集

2014年は所属球団がなく、2015年5月22日に独立リーグ・アトランティックリーグヨーク・レボリューションと契約。

2017年2月28日にアトランティックリーグのランカスター・バーンストーマーズと契約。同年限りで現役を引退した。

引退後編集

2018年よりフィラデルフィア・フィリーズ傘下A級レイクウッド・ブルークロウズの投手コーチに就任し、2019年はフィリーズ傘下A+級クリアウォーター・スレッシャーズ英語版の投手コーチ、2021年からはフィリーズ傘下AA級レディング・ファイティン・フィルズの投手コーチを務めている[10]

選手としての特徴・人物編集

平均球速約90mph(約145km/h)、最速94mph(約151km/h)の速球シンカー、フォーシーム、ツーシーム)とスライダースプリットチェンジを投げ分ける[11][12]。シンカーを武器に早いカウントで打者をゴロに打ち取る投球を持ち味とし[12]、メジャー通算の与四球率2.59と四球が少ない[12]。2011年にバック・ショーウォルターが監督に就任して以降は低めのフォーシームでカウントを稼いだ後に変化球で打ち取る投球術も見せるようになった[13]

速球の威力に欠けるため被本塁打が多く[13]、メジャー通算の被本塁打率1.17を喫している。

守備ではベースカバーやバント処理が素早く敏捷性に優れ[13]、メジャー通算のDRS12を記録している。

対戦したかった投手にはノーラン・ライアンを挙げている[14]

詳細情報編集

年度別投手成績編集





















































W
H
I
P
2009 BAL 19 19 1 0 0 7 5 0 0 .583 519 123.1 126 11 32 4 5 65 2 0 52 47 3.43 1.28
2010 30 28 2 0 1 8 12 0 0 .400 746 170.0 193 26 51 4 7 81 0 3 104 94 4.98 1.44
2011 34 12 1 1 0 2 7 0 0 .222 451 101.0 119 16 32 3 3 61 2 0 73 64 5.70 1.50
2012 ARI 19 0 0 0 0 2 1 0 0 .667 121 29.2 29 2 7 0 1 18 2 0 14 12 3.64 1.21
2013 中日 14 11 0 0 0 2 2 0 2 .500 233 53.1 61 4 16 2 2 22 4 1 24 22 3.71 1.44
MLB:4年 102 59 4 1 1 19 25 0 0 .432 1837 424.0 467 55 122 11 16 225 6 3 243 217 4.61 1.39
NPB:1年 14 11 0 0 0 2 2 0 2 .500 233 53.1 61 4 16 2 2 22 4 1 24 22 3.71 1.44
  • 2019年度シーズン終了時

記録編集

MLB
NPB投手記録
NPB打撃記録

背番号編集

  • 35 (2009年 - 2011年)
  • 52 (2012年)
  • 42 (2013年)

登場曲編集

脚注編集

  1. ^ 2004 Draft Picks for Round #4. The Baseball Cube. 2011年12月10日閲覧
  2. ^ Hoffman, Scott (2008-11-18). O's Add 5 to 40-Man Roster. OriolesHangout.com. 2011年12月10日閲覧
  3. ^ a b Brad Bergesen suffers bruise but OK. The Associated Press. 2011年12月10日閲覧
  4. ^ Ghiroli, Brittany (2011-05-29). Bergesen optioned to Triple-A. MLB.com. 2011年12月10日閲覧
  5. ^ Ghiroli, Brittany(2011-06-18). Bergesen, Davis take spots of Adams, Accardo. orioles.com. 2011年12月10日閲覧
  6. ^ Bergesen, Chunichi Dragons Nearing Deal
  7. ^ 新外国人投手獲得のお知らせ”. 中日ドラゴンズ (2012年12月1日). 2012年12月17日閲覧。
  8. ^ “「バーゲンセールじゃ困る」 中日新助っ人登録名はブラッドリーに”. スポニチ. (2012年12月21日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/12/21/kiji/K20121221004821300.html 
  9. ^ http://www.npb.or.jp/players/2013pn_released.html 2013年9月16日閲覧。
  10. ^ 2021 Fightins Field Staff Announced”. MiLB.com (2021年3月31日). 2021年4月24日閲覧。
  11. ^ Brad Bergesen PITCH f/xFanGraphs
  12. ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、102頁。ISBN 978-4-331-51439-9
  13. ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』廣済堂出版、2011年、100頁。ISBN 978-4-331-51518-1
  14. ^ 月刊スラッガー』2010年4月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-4、11頁。

関連項目編集

外部リンク編集