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ランス (マルヌ県)

フランス北部の郡および市

概要編集

人口は約18万人規模(2013年)の都市であり、フランスでは12番目に大きい。 かつてフランス歴代国王の聖別戴冠式が行われた「ノートルダム大聖堂」が所在する。「戴冠の都市(la cité des sacres)」または「王たちの都市(la cité des rois)」とも呼ばれる。 また、数多くの有名なシャンパン・メゾン(メーカー)が拠点を置いている。由緒ある都市の地下には、総延長120キロに及ぶワイン貯蔵庫・カーヴが縦横に張り巡らされているなど、シャンパン醸造の一大中心地でもある。

街のランドマークとなる、ノートルダム大聖堂トー宮殿サン・レミ聖堂などは、ユネスコ世界遺産にも登録されている。 中でも、15世紀ジャンヌ・ダルクシャルル7世を戴冠式に導いたノートルダム大聖堂には、毎年約150万人の観光客が訪れている。

地理編集

ランス市はフランス北部グラン・テスト地域圏マルヌ県の都市。首都パリから東北東へ約130kmに位置している。 郊外には一面のブドウ畑が広がっており、シャンパーニュという地名の語源は「平原」を意味するラテン語カンパニアに由来すると言われている。このような自然の地形が、道路網の発達を促したとも言われている。

歴史編集

ローマ支配以前のガリアでは、この地にはガリア人レミ族(Remi、仏語:Rèmes)の中心的城市であるドゥロコルトルムDurocortorum)があった。現在でもラテン語ではランスをドゥロコルトルムと呼ぶ。また現名のランス(Reims)は、レミ族(複数形Remis)の名が訛ったものと考えられている。

ローマ時代に遡る古い町で、3,4世紀の遺構であるマルス門(凱旋門)も残る。498年メロヴィング朝フランク王国クロヴィス1世がこの地で聖別戴冠式を挙行した故事により、フランス王家の聖なる都市とされ、歴代国王の戴冠式が行われてきた。ノートルダム大聖堂は12世紀の建立である。1619年にはジャン=バティスト・コルベールがこの町で生まれている。町は第一次世界大戦で戦場となり、破壊されたことがある。1945年5月7日にドイツ代表ヨードル将軍が、連合国軍への降伏文書に署名を行った。1962年シャルル・ド・ゴールフランス大統領コンラート・アデナウアー西ドイツ首相(いずれも当時)がこの地で会見し、歴史的な独仏和解が行われた。

対外関係編集

教育編集

1548年にはすでに学術機関としてランス大学が創設されていたが、フランス革命期の1793年にフランス各地の大学同様に閉鎖された。現在の市内には、1967年に再設置されたランス大学の他、ネオマ・ビジネススクールなどがあり、現在2万人以上の学生が暮らす一大大学都市となっている。

大学編集

主な大学
  • ランス大学シャンパーニュ=アルデンヌ (en, URCA) - ランス大学の後継として1967年に設立。

交通編集

 
トラムウェイ・デ・ランスの路線図
 
トラムウェイ・デ・ランス

パリから急行で1時間40分。平日で1日に10本ほどの便があるが、どこに行くにもパリを経由しなければならず、かなり不便であった。しかし、2007年6月に、ランス郊外のブザンヌにLGV東ヨーロッパ線シャンパーニュ=アルデンヌTGV駅が開通しパリまでの所要時間が約45分、シャルル・ドゴール空港から約30分に短縮された。また、市の南約5kmにシャンパーニュ=アルデンヌ-TGV駅が開業して、交通の便が飛躍的に向上した。 市内交通は、2011年路面電車トラムウェイ・デ・ランスが開通している。

鉄道編集

TGV編集

市内にTGVの停車駅はないが、ランス近郊のブザンヌにLGV東ヨーロッパ線シャンパーニュ=アルデンヌTGV駅が存在する。

路面電車編集

バス編集

路線バス編集

  • 市内の路線バスは現在市バスのみ。路線数は24路線存在する。

道路編集

ランスは、ヨーロッパの主要な高速道路網の交差点となっている。

高速道路編集

  • パリ-ストラスブール高速道路(A4
  • アルデンヌ-ベルギー高速道路
  • カレ-ディジョン-リオン高速道路

観光編集

 
ノートルダム大聖堂
 
サン=レミ聖堂内部

世界遺産編集

以上の3ヶ所は「ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿」として、世界遺産リストに登録されている。

史跡・名勝編集

文化編集

スポーツ編集

ランスでは、主にサッカーが人気を博している。フランス・リーグ・ドゥ(Ligue2)に属するスタッド・ランスRCランスというプロサッカーチームがあり、市内に位置するスタッド・フェリックス・ボラールを本拠地にしています。

出身・関連著名人編集

ランス出身の人物編集

居住その他ゆかりある人物編集

関連項目編集

脚注編集

外部リンク編集

公式
観光