デアゴスティーニ・ジャパン

株式会社デアゴスティーニ・ジャパンは、イタリアデアゴスティーニ社の日本法人。分冊百科やパートワークと呼ばれる形式の雑誌の出版社である。「デアゴスティーニ」と誤読される事が多い。

株式会社デアゴスティーニ・ジャパン
K.K. DeAgostini Japan
Deagostini logo
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 デアゴスティーニ、DeAGOSTINI、DeA、デアゴ
本社所在地 日本の旗 日本
104-0054
東京都中央区勝どき5-2-15 EDGE勝どき
設立 1995年5月
業種 情報・通信業
法人番号 6010001023506 ウィキデータを編集
事業内容 分冊百科出版
代表者 代表取締役社長 谷 健二
資本金 1億1000万円
従業員数 50名
外部リンク https://deagostini.jp/
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概要編集

デアゴスティーニは当初、世界地図の普及を目的にイタリアの地理学者ジョバンニ・デ・アゴスティーニ(Giovanni De Agostini)が1901年に地図研究所として設立した。

1959年、マルコ・ポーロが口述した『東方見聞録』のイタリア語訳である「イル・ミリオーネ」をパートワーク形式第一号として出版し、成功と名声を得ると同時に第一号にしてパートワーク形式を確立する。当初は趣味・実益などの解説書が主だった。21世紀以後は、映画・アニメーション・テレビドラマなど特定の映像作品を題材にしたDVDコレクションなどのサブカルチャー部門の書も、多く発売されている。

イタリア総本社を中心に世界33ヶ国に進出しデアゴスティーニ・グループを形成している。ただし、各タイトルの企画は日本ならばデアゴスティーニ・ジャパン社が独自に立案・発刊するといった、各国の時流に合わせた運営であり、総本社やイギリスのインターナショナル本社からのオーダーは特に存在しない。

日本へは、1988年の「Aircraft」で進出した。当初は同朋舎と業務提携しており、同社が経営難に陥ったことから同じ京都を拠点とする省心書房に提携先を変更。1997年5月に省心書房を吸収合併し、現社名となる。

刊行物の特徴編集

ある分野の本格的な知識やハウ・ツーを気軽に学べるように、週刊や隔週刊の雑誌形式を採用した、「分冊百科・パートワーク」と呼ばれる冊子を発売している。時勢に乗ったタイトルから「ニッチ」系まで様々なカテゴリを取り扱った「分冊百科・パートワーク」をリリースしている。

冊子のみならず、CD(音楽関連等)や、作品DVDソフト(映画テレビドラマ等)、模型を毎号付録する「コレクション」、毎号付録されるパーツを組み上げると最終的に模型等が出来上がる趣向の「組立シリーズ」など、付録と通じて各ジャンルを深く学ぶ商品構成が特徴的である。

創刊号編集

創刊号は特別価格として、第2号以降の通常価格の半額程度という戦略的価格設定を採る。また、テレビコマーシャル等広報の他、期間限定の定期購読申込者特典や特製バインダー値下げなど、創刊号発売前後に集中的に販促宣伝されるものが多い。

刊行号数編集

刊行予定号数は公式サイトに掲載されている。ただし、予定号数を定めずに刊行した例もあり、例えば「鉄道データファイル プラス」は第10号をもって休刊している。

当初の予定号数より多く刊行されたケースもあり、例えば「週刊鉄道データファイル」は、当初100号刊行予定で、最終的に全300号が刊行された[1]。逆に、30号予定が7号で刊行打ち切りになった「隔週刊タクシー・オブ・ザ・ワールドタクシー」のように号数が減らされる場合もある。

刊行号数変更の場合は、公式サイトや分冊百科誌面上等で通知される。定期購読しているシリーズが刊行号数追加された場合、定期購読者から申込みのない限り、自動的に継続購読扱いとなる[2]

地域先行販売編集

主にテストマーケティングを目的に、一部地域で先行販売される[3]ものもあった。「週刊 ウルトラマン オフィシャルデータファイル」等のように先行販売後全国展開されるものもあったが、「週刊サンライズアニメーションデータファイル」[4]シリーズは全国展開されず打ち切りになっている。100号予定が6号で終了した「週刊紫電改をつくる」、55号予定が5号で終了の「週刊西洋時計をつくる」など、直前に類似企画のものが販売されていたことで消費者の購入意欲が落ちていたと判断され打ち切られたものもある[3]

特典・付録編集

全号購読や定期購読特典など「最後まで揃えなくては」といった収集心を刺激する工夫がなされている。

  • 付録
前述のCD、DVD、模型パーツ等の他、特製バインダー等が特定の号(創刊号など)に付録されるシリーズがある。
  • 定期購読
送料無料サービスの他、創刊号前後の申込者に特典商品(図書カードなど)が付与される場合がある。
  • 全号購読
全号購読特典が設定されている場合、応募者へ特典商品が郵送される。直送定期購読者は申込み不要で届く。書店での定期購読や個々に揃えた場合は、全号の応募券を揃えて所定様式での申込みが必要である。
  • WEB特典
公式サイトからの定期購読申込み者限定で、特典商品が付与される場合がある[5]

特殊な販売方式編集

2018年現在は、過去の人気シリーズの一部について、デアゴスティーニ公式サイトにて「大人買い特集」と称し、全号セット販売及び組み立て済み完成品の販売を行っている[6]

他にも、一部のシリーズでは定期購読者に限り、追加料金で「組み立てサービス」を提供している。当該読者には部品抜きの書籍のみが毎号送られ、最終号の発刊後に完成品が送られる[7]

また、事前予約を受け付け、一定数以上の申し込みがあった場合に限り実際に書籍を発売する、といった手法も一部で導入されている。実際に2018年秋創刊予定だった「週刊はやぶさ2をつくる」は、予約部数が目標の5000部に達せず商品化不成立となった。

主な発行タイトル編集

  • クラシックコレクション
  • チャンピオン・バイク・コレクション
  • トレジャー・ストーン
  • 泣いてたまるかDVDコレクション
  • リアルロボット
  • X-ZONE
  • 週刊 グレート・アーティスト II
  • 週刊 マーダー・ケースブック
  • 週刊 エックスゾーン

1990年代創刊編集

1993年
1998年
  • 週刊 ザ・ムービー(創刊:1998年2月/全100号)
  • 週刊 イージー・ピーシー(創刊:1998年3月/全117号)
1999年
  • 週刊 アートギャラリー(創刊:1999年1月19日/全100号)
  • 週刊 ホームガーデン(創刊:1999年2月23日/全100号)
  • 週刊 イングリッシュ・フォー・ユー・プラス(創刊:1999年3月23日/全96号)
  • 週刊 ワールド・エアクラフト(創刊:1999年9月28日/全207号)
  • 週刊 ワールド・エアクラフト ビデオコレクション(創刊:1999年9月28日/全50号)

2000年〜2004年創刊編集

2000年
  • 週刊 ピーシー・サクセス(創刊:2000年1月25日/全102号)
  • 週刊 ビジュアル日本の歴史(創刊:2000年2月8日/全140号)
  • 隔週刊 アート・コース(創刊:2000年2月15日/全78号)
  • 隔週刊 アート・コース ビデオコレクション(創刊:2000年2月15日/全10号)
2001年
  • 週刊 マイ・ドールズハウス(創刊:2001年1月9日/全150号)
  • 週刊 ニュー・イージー・ピーシー(創刊:2001年2月13日/全104号)
  • 週刊 ディズニー・ダイナソー(創刊:2001年6月19日/全21号)
  • 隔週刊 トレジャー・ストーン(創刊:2001年7月23日/全119号)
  • 週刊 インサイド・ヒューマンボディー ビデオコレクション(創刊:2001年9月25日/全16号)
  • 隔週刊 MOTOコレクション(創刊:2001年10月23日/全45号)
2002年
  • 週刊 ビジュアル源氏物語(創刊:2002年1月8日/全96号)
  • 週刊 スピークイングリッシュ(創刊:2002年1月22日/全96号)
  • 週刊 ニュー・ピーシー・サクセス(創刊:2002年2月5日/全91号)
  • 週刊 スター・ウォーズ −ファクトファイル−(創刊:2002年2月9日/全121号)
  • 週刊 そーなんだ!(創刊:2002年3月5日/全131号、2008年に科学編・社会編が再創刊)
  • 週刊 セーリング・シップ(創刊:2002年6月4日/全100号)
  • 週刊 ワールド・ウェポン(創刊:2002年9月3日/全120号)
  • 隔週刊 ワールド・ウェポン ビデオ・コレクション(創刊:2002年9月3日/全21号)
2003年
  • 週刊 スタートレック -ファクトファイル-(創刊:2003年2月18日/全314号)
  • 隔週刊タクシー・オブ・ザ・ワールドタクシー(創刊:2003年11月11日/全7号)
2004年
  • 隔週刊 日本のうた こころの歌(創刊:2004年1月6日/全100号、2009年1月20日に再創刊)
  • 週刊 鉄道 DATA FILE(創刊:2004年2月3日/全300号)
  • 隔週刊 水彩で描く(創刊:2004年3月16日/全80号)
  • 隔週刊 世界遺産DVDコレクション(創刊:2004年9月7日/全90号)
  • 週刊 ガンダムファクトファイル(創刊:2004年9月21日/全151号)

2005年〜2009年創刊編集

2005年
  • 週刊 ドールハウス(創刊:2005年1月11日/全110号)
  • 週刊 インサイドヒューマンボディー(創刊:2005年1月25日/全171号)
  • 隔週刊 XファイルDVDコレクション(創刊:2005年2月22日/全49号、2009年6月2日再創刊)
  • 隔週刊 世界の昆虫データーブック(創刊:2005年5月24日/全60号)
  • 週刊 戦艦大和を作る(創刊:2005年9月6日/全90号、2012年9月25日に再創刊)
  • 週刊 土井善晴のわが家で和食(創刊:2005年9月20日/全101号、2009年2月17日再創刊)
  • 隔週刊 ゴールデン・ポップス(創刊:2005年10月4日/全60号)
2006年
  • 隔週刊 美空ひばり こころの歌(創刊:2006年1月10日/全70号)
  • 週刊 日本の100人 -歴史をつくった先人たち-(創刊:2006年1月17日/本編100号+番外編20号=全120号、2012年1月6日に再創刊)
  • 隔週刊 青春のうた ベストコレクション(創刊:2006年1月31日/全100号)
  • 週刊 マイロボット(創刊:2006年2月21日/全90号)
  • 隔週刊 スタートレック ベストエピソード コレクション(創刊:2006年5月23日/135号予定)
  • 隔週刊 ハローキティ・アクセサリーコレクション(創刊:2006年9月5日/全70号)
  • 24 TWENTY FOUR DVDコレクション(創刊:2006年9月12日/全71号)
  • 週刊 フェラーリ ラジコンカー(創刊:2006年9月26日/全100号)
  • 隔週刊 ビーズ・アクセサリー(創刊:2006年10月10日/全80号)
  • 隔週刊 ミレニアムDVDコレクション(創刊:2006年12月26日/全15号)
2007年
2008年
2009年
  • 週刊 天体模型太陽系をつくる(創刊:2009年1月13日/52号)
  • 週刊 安土城をつくる(創刊:2009年1月27日/110号予定)
  • 東映時代劇DVDコレクション(創刊:2009年1月/60号予定)
  • 週刊 CSI DVDコレクション(創刊:2009年2月3日/全91号)
  • 週刊 ディズニー・ドリーム・ファイル(創刊:2009年5月19日/111号予定)
  • 週刊 ウルトラマン オフィシャルデータファイル(創刊:2009年5月26日/112号予定)
  • 週刊 零戦をつくる(創刊:2009年8月25日/100号予定)
  • 隔週刊 DVDオペラ・コレクション(創刊:2009年9月1日/65号予定)
  • 隔週刊 東宝特撮映画 DVDコレクション(創刊:2009年9月29日/55号予定)

2010年〜2014年創刊編集

2010年
2011年
  • 隔週刊 日本の古寺・仏像DVDコレクション(創刊:2011年1月6日/70号予定)
  • 週刊 コメディドラマでENGLISH(創刊:2011年1月11日/60号予定)
  • 週刊 戦国甲冑をつくる(創刊:2011年1月18日/55号/刊行中)
  • 隔週刊 名探偵ポワロ DVDコレクション(創刊:2011年1月25日/65号予定)
  • 隔週刊 NHK名曲アルバム CDコレクション(創刊:2011年1月25日/70号予定)
  • 週刊 ロボゼロ(創刊:2011年2月8日/70号)[9]
  • 隔週刊 ジェリー・アンダーソン SF特撮DVDコレクション(創刊:2011年6月14日/54号予定)
  • 週刊 ガンダム パーフェクト・ファイル(創刊:2011年9月20日/全181号)
  • 週刊 赤毛のアンの家(創刊:2011年10月11日/100号予定)
2012年
  • 週刊 蒸気機関車D51を作る(創刊:2012年1月4日予定/全100号予定)
  • 隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション(創刊:2012年1月12日/70号予定)
  • 隔週刊 コンバット・タンク・コレクション(創刊:2012年5月22日/100号予定)
  • 週刊 HMSヴィクトリーを作る(創刊:2012年5月29日/全120号)
  • 隔週刊 銀河鉄道999 DVDコレクション(創刊:2012年6月19日/全41号)
2013年
  • 週刊 日本の城(創刊:2013年1月8日/121号予定)
  • 週刊 マクロス・クロニクル 新訂版(創刊:2013年1月15日/全81号)
  • 隔週刊 ハーレーダビッドソン・プレミアムコレクション(創刊:2013年2月14日/10号予定)
  • 週刊 ロビ(創刊:2013年2月19日/70号)[10]
    • 週刊 ロビ 再発行版(創刊:2014年2月25日/70号予定)
    • 週刊 ロビ ロビクルをつくる(創刊:2014年8月5日/30号予定)
    • 週刊 ロビ 第3版(創刊:2015年1月20日/70号予定)
  • 隔週刊 自衛隊モデル・コレクション(創刊:2013年3月12日/70号予定)                                
  • 週刊 ジュエルペット 魔法の宝石ジュエルボックス(創刊:2013年4月4日/全34号)
  • 週刊 スズキHAYABUSAGSX1300R(創刊:2013年6月18日/全80号)
  • 週刊 ランボルギーニカウンタックLP500S(創刊:2013年9月24日/80号予定)
  • 隔週刊 ラリーカーコレクション(創刊:2013年9月3日/120号予定)
  • 隔週刊 剣客商売 DVDコレクション(創刊:2013年10月8日/全30号)
2014年
  • 隔週刊 日本の名車(創刊:2014年1月4日/100号予定)
  • 隔週刊 東宝・新東宝戦争映画 DVDコレクション(創刊:2014年1月21日/55号予定)
  • 週刊 日本の神社(創刊:2014年1月28日/100号予定)
  • 隔週刊 北斗の拳 DVDコレクション(創刊:2014年5月27日/58号予定)
  • 隔週刊 ジャッキー・チェン DVDコレクション(創刊:2014年3月4日/74号予定)
  • 隔週刊 大映特撮 DVDコレクション(創刊:2014年9月2日/46号予定)
  • 週刊 仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル(創刊:2014年9月25日/191号予定)

2015年〜2019年創刊編集

2015年
  • 隔週刊 マイ3Dプリンター(創刊:2015年1月5日/95号予定)
  • 隔週刊 ジッポーコレクション(創刊:2015年1月20日/80号予定)
  • 週刊 蒸気機関車C57を作る(創刊:2015年1月27日/100号予定)
  • 週刊 スカイライダー・ドローン(創刊:2015年2月3日/57号予定)
  • 隔週刊 映画クレヨンしんちゃん DVDコレクション(創刊:2015年2月17日/21号予定)
2016年
  • 週刊 スター・ウォーズ ミレニアムファルコン(創刊:2016年1月5日/100号予定)
  • 週刊 サンダーバード2号&救助メカ(創刊:2016年1月26日/全95号)
  • 隔週刊 釣りバカ日誌 映画DVDコレクション(創刊:2016年2月2日/22号)
  • 隔週刊 第二次世界大戦傑作機コレクション(創刊:2016年2月9日/)
  • 隔週刊 神社百景DVDコレクション(創刊:2016年5月24日/全58号、2019年1月8日に再創刊)
  • 隔週刊 円谷プロ特撮ドラマ DVDコレクション(創刊:2016年2月16日/122号予定)
2017年
2018年
  • 週刊 スター・ウォーズ R2-D2(創刊:2018年1月4日/全100号予定)
  • 隔週刊 ニードルフェルトでねこあつめ(創刊:2018年1月8日/全70号予定)
  • 隔週刊 鉄道 ザ ラストラン(創刊:2018年2月13日/全75号予定)
  • 週刊 栄光の日本海軍 パーフェクトファイル(創刊:2018年3月13日/全151号予定)  
  • 週刊 ジャガー・Eタイプ(創刊:2018年5月15日/全100号予定)
  • 週刊 マーベル・ファクト・ファイル(創刊:2018年6月19日/全200号予定)       
  • 週刊 NISSAN GT-R NISMO(創刊:2018年8月28日/全100号予定)
  • 隔週刊 かわいい刺しゅう(創刊:2018年8月28日/全80号予定)
  • 隔週刊 クイーン・LP・レコード・コレクション(創刊:2018年11月6日/全25号予定)
2019年
  • 隔週刊 キャシーといっしょにハワイアンキルト(創刊:2019年1月4日/全80号予定) 
  • 隔週刊 神社百景DVDコレクション 改訂版(創刊:2019年1月8日/全58号予定)
  • 隔週刊 自衛隊DVDコレクション(創刊:2019年1月15日/全80号予定)
  • 週刊 ガンダム・モビルスーツ・バイブル(創刊:2019年1月29日/全100号予定)
  • 隔週刊 ザ・マジック(創刊:2019年2月26日/全100号予定)
  • 週刊 YAMAHA YZR-M1 バレンティーノ・ロッシ モデル(創刊:2019年3月19日/全92号予定)
  • 週刊 日本刀(創刊:2019年5月28日/全101号予定)
  • 隔週刊 仮面ライダーDVDコレクション(創刊:2019年6月11日/全98号予定)
  • 週刊 ゴジラをつくる(創刊:2019年8月27日/全100号予定)

2020年以降創刊編集

2021年
  • 隔週刊 Gメン'75 DVD-コレクション(創刊:2021年1月5日/119号予定)

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

出典編集

関連項目編集

外部リンク編集