メインメニューを開く

ワコーチカコ日本の元競走馬、元繁殖牝馬牝馬ながら、牡馬相手に中央競馬重賞を通算4勝した。

ワコーチカコ[1]
欧字表記 Wako Chikako[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1990年4月18日[1]
死没 2016年12月7日(26歳没)
リヴリア[1]
シバスキー[1]
母の父 マルゼンスキー[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産 野島牧場[1]
馬主 石田隆夫[1]
調教師 伊藤雄二栗東[1]
厩務員 田中一征
競走成績
生涯成績 20戦9勝[1]
獲得賞金 3億1384万9000円[1]
 
勝ち鞍
GII 京都記念 1995年
GIII エプソムカップ 1994年
GIII 函館記念 1994年
GIII 金杯 1995年
テンプレートを表示

※戦績の馬齢は旧表記(数え年)とする。

戦績編集

3歳時の1992年函館競馬場でデビュー。初勝利には3戦を要した。3歳時は横山典弘が騎手をつとめ[2]エリカ賞でのちのジャパンカップ勝ち馬マーベラスクラウン[3]を3歳馬のコースレコード(当時)で破り、5戦2勝で3歳戦を終えた。

脚部不安もあって4歳での戦線復帰は遅れ、桜花賞には間に合わなかった。サンスポ杯4歳牝馬特別で復帰すると3着に入り、オークスの優先出走権を確保するが、本番のオークスでは9着に敗れる。この2戦は橋本広喜が騎手を務めた。その後、夏までに2戦し、岡部幸雄に乗り代わったやまゆりステークス(4歳900万下特別)で3勝目をあげるが、故障のため4歳秋は全休した。

5歳は1500万下(準オープン)クラスで復帰し、2戦目の船橋ステークスで勝ってオープンに昇格。オープン昇格2戦目のエプソムカップで重賞初勝利を挙げる。このレース以降、騎手が藤田伸二となる。勢いに乗って、道新杯、函館記念[4]と立て続けに制し、オープン戦3連勝を記録する。特に函館記念は、GIIIといっても別定戦で、前年のエリザベス女王杯勝ち馬ホクトベガや、当時「ナリタブライアンを破るのはこの馬」と言われていたタイキブリザード、稀代の逃げ馬ツインターボ等、出走14頭中重賞勝ち馬9頭[5]を相手に強烈な末脚を披露し、2着のタイキブリザードに残り100mで3馬身差をつける圧勝ぶりだった。

しかし、秋には調子を落とし、朝日チャレンジカップ[6]では4歳馬・ツルマルガール[7]の末脚に屈し2着に終わると、自身2度目のGI出走[8]だった天皇賞・秋ネーハイシーザーの12着。この年GIIに昇格した阪神牝馬特別(当時は芝2000m)も7着に敗れた。

明けて6歳となった京都金杯では、牝馬限定戦での惨敗もあり手薄なメンバー構成にも関わらず5番人気と評価を下げていたが、前走から騎乗したオリビエ・ペリエの好騎乗もあって約4ヶ月半ぶりに勝利を飾る。ペリエにとっては日本での重賞初制覇となった。続くGII京都記念では、8頭立てに天皇賞・菊花賞ライスシャワー、オークス馬チョウカイキャロル、GII勝ちのあるナイスネイチャムッシュシェクルと好メンバーが集まる中、2頭のGI馬に次ぐ3番人気に支持された。レースは、チョウカイキャロルが逃げ、ライスシャワーとワコーチカコが並んで3番手を進む展開となったが、ワコーチカコが上がり3ハロン34秒4の末脚で2頭を引き離し、最後方から追い込んだナイスネイチャをしのいで、2分11秒8の当時のコースレコードで重賞4勝目をあげた。

このレースを最後に現役を引退し、繁殖牝馬となった。

競走成績編集

以下の内容は、netkeiba.com[9]およびJBISサーチ[10]の諸データに基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム(上り3F/4F 着差 騎手 斤量(kg) 勝ち馬/(2着馬)
1992.09.05 函館 新馬 芝1000m(不) 11 5 5 08.7(5人) 3着 1:02.2 (37.6) -0.8 横山典弘 53 マザートウショウ
0000.09.19 函館 新馬 芝1000m(稍) 7 1 1 01.4(1人) 2着 0:59.8 (35.8) -0.1 横山典弘 53 ケイエスカプリース
0000.10.18 東京 未勝利 芝1600m(良) 6 6 6 03.4(2人) 1着 1:36.0 (37.2) -0.7 横山典弘 53 (シルキークイン)
0000.11.07 東京 きんせんか賞 500 芝1600m(良) 12 6 7 01.8(1人) 2着 1:36.4 (35.7) -0.1 横山典弘 53 スエヒロジョウオー
0000.12.05 阪神 エリカ賞 500 芝2000m(良) 8 7 7 06.1(3人) 1着 R2:03.9 (48.1) -0.3 岡部幸雄 53 マーベラスクラウン
1993.05.02 東京 サンスポ賞4歳牝馬特別 GII 芝2000m(稍) 14 6 9 10.8(4人) 3着 2:02.1 (36.4) -0.2 橋本広喜 54 ヤマヒサローレル
0000.05.23 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 8 18 17.6(9人) 9着 2:28.6 (35.9) -1.3 橋本広喜 55 ベガ
0000.06.13 阪神 白百合S OP 芝2000m(良) 8 7 7 02.0(1人) 2着 2:07.6 (37.7) -0.2 武豊 53 ミスズシンザン
0000.07.11 京都 やまゆりS 900 芝1800m(良) 15 3 5 03.6(2人) 1着 1:46.7 (34.5) -0.3 岡部幸雄 54 (キョウワアリシバ)
1994.01.30 東京 白嶺S 1500 芝1800m(良) 15 3 5 07.3(2人) 5着 1:47.7 (35.7) -0.6 岡部幸雄 54 パワフルボーイ
0000.04.03 中山 船橋S 1500 芝1800m(良) 15 1 1 02.3(1人) 1着 1:50.0 (35.9) -0.0 岡部幸雄 55 (ヒシアリダー)
0000.05.01 東京 メトロポリタンS OP 芝2300m(良) 10 5 5 20.3(6人) 4着 2:21.4 (35.7) -0.5 柴田善臣 53 サクラチトセオー
0000.06.11 東京 エプソムC GIII 芝1800m(良) 14 3 4 08.3(3人) 1着 1:47.5 (34.4) -0.2 岡部幸雄 53 (キョウエイキーマン)
0000.07.30 札幌 道新杯 OP 芝1800m(良) 8 2 2 04.1(2人) 1着 1:47.9 (36.5) -0.4 藤田伸二 55 アラタマワンダー
0000.08.21 札幌 函館記念 GIII 芝2000m(良) 14 5 7 03.5(2人) 1着 2:01.6 (36.0) -0.5 藤田伸二 54 タイキブリザード
0000.09.11 中京 朝日チャレンジC GIII 芝2000m(良) 10 4 4 01.9(1人) 2着 1:58.8 (35.0) -0.1 藤田伸二 56 ツルマルガール
0000.10.30 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 13 7 11 41.9(9人) 12着 1:59.5 (35.0) -0.9 藤田伸二 56 ネーハイシーザー
0000.12.18 阪神 阪神牝馬特別 GII 芝2000m(良) 13 6 8 04.1(2人) 7着 1:49.8 (36.3) -0.8 O.ペリエ 55 メモリージャスパー
1995.01.05 京都 金杯 GIII 芝2000m(良) 14 6 9 10.2(5人) 1着 1:59.7 (34.5) -0.1 O.ペリエ 56 アグネスパレード
0000.02.12 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 8 2 2 04.0(3人) 1着 R2:11.8 (34.4) -0.2 O.ペリエ 56 ナイスネイチャ

繁殖牝馬として編集

生まれ故郷の野島牧場にて繁殖生活を送り、初仔のアルゴリズム(1996年生、父ラストタイクーン)、5番仔のスマートサイクロンが中央競馬で3勝をあげたが、重賞で活躍するような産駒はあらわれなかった。2012年に繁殖を引退し余生を送っていたが2016年12月7日に死亡した。

血統表編集

ワコーチカコ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 リヴァーマン系
[§ 2]

*リヴリア
Rivlia
1982 鹿毛
父の父
Riverman
1960 鹿毛
Never Bend Nasrullah
Lalun
River Lady Prince John
Nile Lily
父の母
Dahlia
1970 栗毛
Vaguely Noble *ヴィエナ
Noble Lassie
Charmimg Alibi Honeys Alibi
Adorada

シバスキー
1981 鹿毛
マルゼンスキー
1974 鹿毛
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
*シル Buckpasser
Quill
母の母
クリプシー
1975 栗毛
アローエクスプレス *スパニッシュイクスプレス
*ソーダストリーム
モンタロッチ *モンタヴァル
スターロツチ
母系(F-No.) スターロッチ系(FN:11-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Nearco5×5、Princequillo5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ ワコーチカコ 5代血統表2016年7月19日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com ワコーチカコ 5代血統表2016年7月19日閲覧。
  3. ^ [11]JBISサーチ ワコーチカコ 5代血統表2016年7月19日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ ワコーチカコ 5代血統表2016年7月19日閲覧。

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ワコーチカコ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日閲覧。
  2. ^ デビュー戦はマザートウショウに敗れた。マザートウショウは後に横山典が主戦騎手となるが、このときの鞍上は柴田政人だった。
  3. ^ マーベラスクラウンは3歳時まだ去勢しておらず、当時は「牡馬」であった。
  4. ^ この年の函館記念は札幌競馬場で開催。
  5. ^ タイキブリザード等、このレースの後に初めて重賞を勝った馬4頭を含む。
  6. ^ この年は中京競馬場で行われる。
  7. ^ ツルマルボーイの母。
  8. ^ 古馬となってからは唯一で、自身最後のGI出走となった。
  9. ^ ワコーチカコの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月20日閲覧。
  10. ^ ワコーチカコ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日閲覧。
  11. ^ 2012年09月03日 ビューチフル・ドリーマーC(GDJ)”. 競走馬のふるさと案内所. 2017年6月7日閲覧。

外部リンク編集