上富良野駐屯地
北海道にある陸上自衛隊の駐屯地
上富良野駐屯地(かみふらのちゅうとんち、JGSDF Camp Kami-Furano)は、北海道空知郡上富良野町南町4丁目に所在し、第2戦車連隊等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地。
上富良野駐屯地 | |
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道道298号線側門付近 | |
位置 | |
所在地 | 北海道空知郡上富良野町南町4丁目 |
座標 | 北緯43度27分0.4秒 東経142度28分8.4秒 / 北緯43.450111度 東経142.469000度 |
概要 | |
駐屯地司令 | 第2戦車連隊長 兼務 |
主要部隊 |
第2戦車連隊 第3地対艦ミサイル連隊 第2特科連隊第4大隊 ほか |
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開設年 | 1955年 |
概要
編集師・旅団司令部所在駐屯地以外としては部隊数も多い駐屯地で、近辺に多田分屯地がある。駐屯地司令は、第2戦車連隊長が兼務。最寄の演習場は、上富良野演習場。
沿革
編集陸上自衛隊上富良野駐屯地
- ※所在部隊:第2特科連隊(第2大隊欠)、第2特車大隊、第344会計隊、第329警務分遣隊、第330固定無線隊、上富良野駐屯地業務隊
- 1956年(昭和31年)10月10日:北海道地区補給処多田弾薬支処が島松駐屯地より移駐[3]。
- 1957年(昭和32年)1月25日:第330固定無線隊が第330重無線隊に改編。
- 1958年(昭和33年)12月10日:第308地区施設隊が旭川駐屯地より移駐[3]。(2日移駐の資料あり[2]。)
- 1960年(昭和35年)
- 1月14日:第330重無線隊が第330基地通信隊に改編。
- 3月28日:第2管区警務隊第329警務分遣隊が第380警務隊上富良野連絡班に改編。
- 1961年(昭和36年)
- 1月16日:旭川地方連絡部上富良野分駐所が開設。
- 7月11日:第2対戦車隊を新編。
- 1962年(昭和37年)
- 1月18日:
- 1964年(昭和39年)3月24日:第315武器野整備中隊を第304武器野整備隊、第305装輪車整備隊(帯広駐屯地)、第306装輪車野整備隊に改編[3]。
- 1966年(昭和41年)7月30日:第306装輪車野整備隊が旭川駐屯地へ移駐[3]。
- 1971年(昭和46年)3月25日:第102装甲輸送隊を北部方面隊直轄部隊として新編[3]。
- 1973年(昭和48年)3月27日:第380警務隊上富良野派遣隊が第106地区警務隊上富良野連絡班に改編。
- 1974年(昭和49年)8月1日:第102装甲輸送隊が新編された第1戦車団隷下に編合。
- 1975年(昭和50年)3月26日:第330基地通信隊から第301基地通信中隊上富良野派遣隊に改編。
- 1977年(昭和52年)3月25日:
- 多田分屯地を開設。
- 第304武器野整備隊を第304武器野整備中隊に改編。
- 1981年(昭和56年)3月25日:第102装甲輸送隊を廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)3月26日:第301多連装ロケット中隊を新編。第4特科群に隷属。
- 1988年(昭和63年)3月25日:第308地区施設隊を廃止[3]。
- 1991年(平成 3年)3月29日:第316戦車中隊を第2戦車大隊の隷下に北部方面隊直轄部隊として新編。
- 1994年(平成 6年)3月28日:第3地対艦ミサイル連隊を新編。
- 1995年(平成 7年)
- 3月27日:
- 第2対戦車隊を廃止。
- 第2戦車大隊を廃止。
- 第301多連装ロケット中隊を廃止。
- 第316戦車中隊を廃止。
- 3月28日:第2戦車連隊を新編。
- 2000年(平成12年)
- 3月27日:北部方面武器隊第304武器野整備中隊を廃止。
- 3月28日:
- 第131特科大隊を新編。第4特科群に隷属。
- 後方支援体制移行に伴い、第103全般支援大隊を新編。北部方面後方支援隊に隷属。
- 第101特科直接支援大隊第2直接支援中隊(第4特科群を支援)・第5直接支援中隊(第3地対艦ミサイル連隊を支援)を新編。北部方面後方支援隊に隷属。
- 2003年(平成15年)3月23日:北部方面調査隊上富良野派遣隊が情報保全隊に改編。
- 2008年(平成20年)
- 3月25日:第2戦車連隊本部管理中隊整備小隊を廃止。
- 3月26日:第2後方支援連隊第2整備大隊戦車直接支援中隊を新編。
- 2011年(平成23年)4月22日:
- 第2対舟艇対戦車中隊(母体は第5対舟艇対戦中隊及び第2師団隷下普通科連隊の対戦車中隊の人員・装備)
- 第2後方支援連隊第2整備大隊対舟艇対戦車直接支援小隊を編成。
駐屯部隊
編集北部方面隊隷下部隊
編集- 第2師団
- 第2戦車連隊
- 第2特科連隊
- 第4特科大隊
- 第2対舟艇対戦車中隊
- 第2後方支援連隊
- 第2整備大隊
- 戦車直接支援中隊:第2戦車連隊を支援
- 特科直接支援中隊
- 第4直接支援小隊:第2特科連隊第4特科大隊を支援
- 対舟艇対戦車直接支援小隊:第2隊舟艇対戦車中隊を支援
- 第2整備大隊
- 第1特科団
- 第3地対艦ミサイル連隊
- 第305地対艦ミサイル中隊
- 第1特科群
- 第131特科大隊
- 第3地対艦ミサイル連隊
- 第3施設団
- 北部方面後方支援隊
- 第103全般支援大隊
- 第101特科直接支援大隊
- 第1直接支援中隊
- 第6直接支援小隊:第131特科大隊を支援
- 第5直接支援中隊:第3地対艦ミサイル連隊を支援
- 第1直接支援中隊
- 第101施設直接支援大隊
- 第4直接支援中隊:第14施設群を支援
- 第102弾薬大隊
- 第1弾薬中隊(コア部隊)
- 北部方面システム通信群
- 第101基地システム通信大隊
- 第301基地通信中隊
- 上富良野派遣隊
- 第301基地通信中隊
- 第101基地システム通信大隊
- 北部方面会計隊
- 第344会計隊
- 上富良野駐屯地業務隊
防衛大臣直轄部隊
編集過去の駐屯部隊
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最寄の幹線交通
編集脚注
編集- ^ 自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和30年7月30日政令第142号)
- ^ a b c d e “沿革”. 2023年5月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 『北部方面隊50年のあゆみ : 歩みつづけるつわものたちのきらめく記憶』(山藤印刷株式会社/編集,陸上自衛隊北部方面総監部/監修 2003)
- ^ 将来的には普通科連隊に隷属となる3個中隊を90式、師団長直轄で機動打撃部隊として運用の2個中隊を10式に換装予定
- ^ (日本語) 【脱魂式・前編】74式戦車 第2戦車連隊として最後の模擬戦 雪上 上富良野駐屯地 陸上自衛隊 type74 tank japan self-defence forces 2023年4月2日閲覧。
- ^ 陸上自衛隊 北千歳駐屯地 【公式】 [@kitachitose_STA] (2023年3月27日). "#第3地対艦ミサイル連隊 は、令和5年3月16日(木)に #上富良野駐屯地 において、#第305地対艦ミサイル中隊 の新編行事を行い、初代中隊長山崎3佐に対し、連隊長木全1佐から中隊旗が授与された。". X(旧Twitter)より2023年3月28日閲覧。
- ^ 陸自第4特科群、62年で幕 上富良野駐屯地 部隊改編で隊旗返還式2024年3月15日、北海道新聞。2024年3月23日閲覧。
- ^ a b 陸上自衛隊 上富良野駐屯地【公式】 [@kamifurano_STA] (2024年3月27日). "3月21日、上富良野駐屯地は、第2特科連隊 第4大隊及び 第2後方支援連隊 特科直接支援小隊の移駐に伴い編成完結式を行いました。". X(旧Twitter)より2024年3月28日閲覧。