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第2特科連隊(だいにとっかれんたい、JGSDF 2nd Artillery Regiment(Mechanized))は、北海道旭川市旭川駐屯地に駐屯する特科(砲兵)部隊で、第2師団の隷下部隊である。警備担任区域は旭川市、深川市上川町沼田町幌加内町など2市15町である[1]。なお、同連隊は陸上自衛隊で数少ない装軌化している(車両は全て無限軌道付き)野戦特科部隊である。かつては火砲最大80門を有する陸上自衛隊最大の特科部隊であった。

第2特科連隊
創設 1954年(昭和29年)7月1日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 Flag of the Japan Self-Defense Forces.svg 陸上自衛隊
部隊編制単位 連隊
兵科 特科
兵種/任務/特性 自走砲
所在地 北海道旭川市
編成地 旭川
上級単位 第2師団
担当地域 道北
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アメリカのヤキマ演習場での訓練(2012年9月)

目次

沿革編集

  • 1951年(昭和26年)
    • 5月1日:警察予備隊第2管区隊第62連隊が美幌において編成(第1大隊は帯広、第5大隊は恵庭においてそれぞれ編成)。
    • 12月1日:連隊本部及び本部中隊、第4大隊が恵庭駐屯地に移駐。
  • 1952年(昭和27年)
    • 1月20日:部隊改編により、第2大隊が第6連隊第1大隊(美幌)に、第3連隊第2大隊(高田)が第62連隊第2大隊に改称。
    • 3月6日:第2大隊が秋田駐屯地に移駐。
  • 1953年(昭和28年)1月16日:連隊本部及び本部中隊、第4大隊、第5大隊が旭川駐屯地に移駐。
  • 1954年(昭和29年)
    • 5月15日:第2大隊が名寄駐屯地に移駐。
    • 7月1日:陸上自衛隊発足により、第2特科連隊に改称。
    • 9月25日:第1大隊及び第3大隊は第5管区隊第5特科連隊隷下へ異動。
    • 10月18日:自衛隊旗授与。
  • 1955年(昭和30年)9月1日:連隊主力(第2大隊を除く)が上富良野駐屯地に移駐。
  • 1962年(昭和37年)
    • 1月18日:師団改編に伴い、第4大隊が第5大隊に、第5大隊が第6大隊に改編。第2大隊を母体に第4大隊が新編。
    • 3月7日:連隊主力(第2、第4大隊欠)が旭川駐屯地へ移駐。
  • 1972年(昭和47年)3月24日:35mm2連装高射機関砲 L-90配備に伴い、第6大隊を改編。
  • 1979年(昭和54年)3月26日:部隊改編。
  1. 本部中隊を改編し、情報中隊が新編。
  2. 第5大隊に多連装ロケット中隊(75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備)が新編、75式自走155mmりゅう弾砲が配備。
  • 1982年(昭和57年)3月25日:第2、第4大隊に75式自走155mmりゅう弾砲が配備。
  • 1983年(昭和58年)3月24日:各大隊に75式自走155mmりゅう弾砲が完全充足。各射撃中隊に5門が配備、1個大隊は15門の配備。
  • 1984年(昭和59年)3月26日:82式指揮通信車が配備。
  • 1986年(昭和61年)3月25日:81式短距離地対空誘導弾が配備。
  • 1988年(昭和63年)3月25日:第6大隊(高射特科)が第2高射特科大隊として分離独立し、師団直轄となる。
  • 1995年(平成07年)3月28日:多連装ロケット中隊を第5大隊(4個射撃中隊)に改編、第4大隊が旭川に移駐し、コア部隊化改編[2]。各大隊は本管中を併せて4個中隊編成になる。
  • 2003年(平成15年)3月27日:第5大隊を改編。多連装ロケットを廃止し、射撃中隊を155mmりゅう弾砲に換装。
  • 2008年(平成20年)3月26日:部隊改編。
  1. 第1大隊に99式自走155mmりゅう弾砲を配備。第3射撃中隊を廃止し、2個射撃中隊編成となる。
  2. 後方支援体制変換に伴い、整備部門を第2後方支援連隊第2整備大隊へ移管。
  • 2009年(平成21年)3月26日:第2大隊に99式自走155mmりゅう弾砲を配備。第5射撃中隊・第6射撃中隊を廃止し、第3射撃中隊及び第4射撃中隊を再編し編成完結。
  • 2010年(平成22年)3月26日:第3大隊を改編し、99式自走155mmりゅう弾砲を配備。第7射撃中隊・第8射撃中隊・第9射撃中隊を廃止し、新たに第5射撃中隊及び第6射撃中隊が再編成し編成完結。
  • 2011年(平成23年)4月22日:直接支援の第5大隊を改編し99式自走155mmりゅう弾砲を配備。
  • 2014年(平成26年)3月26日:部隊改編。
  1. コア化部隊の第4大隊を改編。第10射撃中隊・第11射撃中隊・第12射撃中隊を廃止し、99式自走155mmりゅう弾砲を配備。
  2. 第5大隊の第13射撃中隊・第14射撃中隊・第15射撃中隊・第16射撃中隊を整理し改編。第4大隊に第7及び第8射撃中隊が再編成、第5大隊に第9射撃中隊・第10射撃中隊・第11射撃中隊が再編成。
これにより連隊は11個射撃中隊編成へ縮小改編。特定部隊であった第4大隊は常備化改編により連隊は完全フル化された[3]。同日付で連隊本部直轄として教育隊が編成。教育隊長は副連隊長が兼務[4]

部隊編成編集

  • 連隊本部
  • 本部中隊
  • 情報中隊
  • 第1特科大隊
    • 本部管理中隊
    • 第1射撃中隊
    • 第2射撃中隊
  • 第2特科大隊(名寄駐屯地
    • 本部管理中隊
    • 第3射撃中隊
    • 第4射撃中隊
  • 第3特科大隊
    • 本部管理中隊
    • 第5射撃中隊
    • 第6射撃中隊
  • 第4特科大隊
    • 本部管理中隊
    • 第7射撃中隊
    • 第8射撃中隊
  • 第5特科大隊
    • 本部管理中隊
    • 第9射撃中隊
    • 第10射撃中隊
    • 第11射撃中隊

主要幹部編集

官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第2特科連隊長 1等陸佐 丸山徳一 2019年03月23日 第1空挺団本部高級幕僚
歴代の第2特科連隊長
(1等陸佐)
氏名 在職期間 前職 後職
01 加藤保男
(1等警察正)
1951年05月01日 - 1952年08月22日 保安隊特科学校副校長
兼 教官部長
02 塚本政登士
(1等警察正)
1952年08月23日 - 1954年07月21日 保安隊特科学校長
兼 習志野駐とん地司令
03 鳴川勝 1954年08月10日 - 1956年06月18日 第1特科群副群長 第1特科連隊長
宇都宮駐とん地司令
04 小林敬四郎 1956年06月19日 - 1959年07月31日 第3特科連隊長
姫路駐とん地司令
練馬駐とん地業務隊
05 中村正人 1959年08月01日 - 1962年07月31日 普通科教導連隊勤務 富士教導隊
滝ヶ原分とん地司令
06 高橋正二 1962年08月01日 - 1965年03月15日 第2特科連隊副連隊長
→1963年7月1日 1等陸佐昇任
陸上自衛隊少年工科学校教育部長
07 内山隆 1965年03月16日 - 1967年03月15日 防衛大学校教授 第9師団司令部幕僚長
08 末次千代二 1967年03月16日 - 1969年03月16日 陸上自衛隊幹部学校教育部教務課長 陸上幕僚監部第5部特科班長
09 保科孝夫 1969年03月17日 - 1971年03月15日 旭川駐とん地業務隊長 陸上自衛隊富士学校特科教育部
副部長
兼 同部教務課長
10 籃谷馨 1971年03月16日 - 1973年03月15日 陸上自衛隊富士学校学校教官 朝霞駐とん地業務隊長
11 中島幹彦 1973年03月16日 - 1974年07月15日 第12特科連隊副連隊長 陸上自衛隊調査学校研究員
12 岡島知一 1974年07月16日 - 1976年03月15日 陸上自衛隊北海道地区補給処
総務部長
東部方面総監部総務課長
13 植村幸雄 1976年03月16日 - 1978年03月15日 装備開発実験隊ロケット弾薬科長 第2教育団本部付
14 四本達夫 1978年03月16日 - 1980年07月31日 装備開発実験隊火器科長 相馬原駐とん地業務隊長
15 青木月夫 1980年08月01日 - 1982年08月01日 陸上幕僚監部付 陸上自衛隊富士学校学校教官
16 久保正佳 1982年08月02日 - 1984年03月15日 陸上幕僚監部人事部補任課
人事第1班長
陸上幕僚監部教育訓練部教育課長
17 宇野章二 1984年03月16日 - 1985年06月30日 陸上幕僚監部人事部人事計画課
企画班長
北部方面総監部幕僚副長
陸将補昇任)
18 大野正義 1985年07月01日 - 1987年07月31日 陸上幕僚監部監理部総務課
監理班長
陸上自衛隊幹部学校学校教官
19 榎田等 1987年08月01日 - 1990年03月15日 陸上幕僚監部防衛部研究課
総括班長
自衛隊新潟地方連絡部
20 鈴木隆郎 1990年03月16日 - 1992年08月02日 東部方面総監部防衛部防衛課長 陸上自衛隊幹部学校主任研究開発官
21 松川正昭 1992年08月03日 - 1994年03月22日 陸上幕僚監部防衛部運用課勤務 陸上幕僚監部防衛部運用課長
22 井村博 1994年03月23日 - 1996年03月24日 防衛大学校訓練部訓練課長 北部方面総監部総務部長
23 別所利通 1996年03月25日 - 1998年03月25日 東部方面総監部防衛部防衛課長 統合幕僚会議事務局第1幕僚室
企画調整官兼企画班長
24 三本明世 1998年03月26日 - 1999年12月09日 陸上幕僚監部防衛部防衛課編成班長 陸上幕僚監部教育訓練部教育課長
25 松川史郎 1999年12月10日 - 2001年12月02日 陸上幕僚監部防衛部運用課
予備自衛官運用室長
陸上幕僚監部監理部総務課長
26 清道清二郎 2001年12月03日 - 2003年11月30日 東部方面総監部調査部調査課長 防衛大学校教授
27 村松秀明 2003年12月01日 - 2005年07月31日 陸上幕僚監部監理部総務課
企画班長
陸上自衛隊富士学校企画室長
28 山本頼人 2005年08月01日 - 2006年08月03日 陸上幕僚監部装備部装備計画課
企画班長
陸上幕僚監部運用支援・情報部
運用支援課長
29 吉永幸男 2006年08月04日 - 2008年03月25日 統合幕僚監部運用部運用第2課
訓練班長
統合幕僚監部総務部人事教育課
人事室長
30 大久保英樹 2008年03月26日 - 2010年07月31日 統合幕僚学校研究室研究員 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官
31 山坂泰明 2010年08月01日 - 2012年07月31日 東北方面総監部情報部情報課長 陸上自衛隊富士学校特科部教育課長
32 南浩 2012年08月01日 - 2014年11月30日 陸上自衛隊富士学校主任教官 陸上自衛隊富士学校特科部副部長
33 前田尚男 2014年12月01日 - 2017年03月22日 情報本部勤務 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官
34 高橋洋二 2017年03月23日 - 2019年03月22日 東部方面総監部防衛部訓練課長 自衛隊島根地方協力本部
35 丸山徳一 2019年03月23日 - 第1空挺団本部高級幕僚

主要装備編集

脚注編集

  1. ^ 第2特科連隊HP 紹介隊区
  2. ^ 要員を第5大隊隷下の各中隊へ移動、3個射撃中隊を持ち回りで新隊員予備自衛官履修前等の各種教育を担任する教育大隊としての運用
  3. ^ 16個射撃中隊を11個射撃中隊に整理した際に生じた余剰人員を4大隊隷下中隊へ整理統合し常備化フル改編となった
  4. ^ 隊長を除く要員と必要な機材類は連隊本部及び第5大隊の管理替えでの運用

出典編集

『日本砲兵史 : 自衛隊砲兵過去現在未来』(陸上自衛隊富士学校特科会 編 1980.6) 防衛省人事発令”. 2014年12月1日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集