中川貴元
中川 貴元(なかがわ たかもと、1967年〈昭和42年〉2月25日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の元衆議院議員(1期)。名古屋市会議員(7期)、総務大臣政務官を歴任。
中川 貴元 なかがわ たかもと | |
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総務大臣政務官就任に際し公表された肖像 | |
生年月日 | 1967年2月25日(57歳) |
出生地 | 日本 愛知県あま市 |
出身校 | 早稲田大学商学部 |
前職 |
海部俊樹事務所職員 繊維会社社員 |
所属政党 |
(新進党→) (無所属→) 自由民主党(麻生派) |
公式サイト | 中川たかもと(貴元)オフィシャルサイト: HOME |
選挙区 | 比例東海ブロック(愛知2区) |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2021年11月5日[1] - 2024年10月9日 |
選挙区 | 東区選挙区 |
当選回数 | 7回 |
在任期間 | 1995年 - 2021年 |
来歴
編集愛知県あま市出身。小学4年生の時、上野動物園のジャイアントパンダが日中国交正常化を実現させた田中角栄の功績によるものだと両親に聞かされたことをきっかけに政治家を志す[2]。早稲田大学本庄高等学院、早稲田大学商学部を卒業後、海部俊樹衆議院議員の事務所で1年ほど勤めた後、一宮市の繊維会社で5年ほど働く。1995年の名古屋市会議員選挙に東区選挙区から立候補し、初当選。以後、7期連続当選[3]。
2021年3月17日、自由民主党愛知2区支部長に就任[4]。同年10月の第49回衆議院議員総選挙では、強固な地盤を持つ古川元久に大差で敗れるも、重複立候補していた比例東海ブロックで復活し、初当選した[5]。
2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、9人が立候補した。中川は同じ麻生派の河野太郎ではなく、小林鷹之の推薦人に名を連ねた[6]。総裁選は9月27日に行われ、石破茂が当選した。中川は中日新聞の取材に対し、1回目の投票、決選投票、いずれも投票先を公表しなかった[7]。
同年10月15日、第50回衆議院議員総選挙が公示され、愛知2区からは中川、古川、日本維新の会公認の室園幸志、日本共産党公認の酒井健太朗の4人が立候補した[8]。自民党は裏金問題や統一教会問題、10月23日に発覚した非公認候補への2000万円支給問題などで逆風が吹き荒れた[9][10][11][12]。10月27日、総選挙執行。投票締め切りの20時直後に東海テレビは古川の当選確実を報じた[13]。中川は比例復活もならず議席を失った[14][15]。
人物
編集旧統一教会との関係
編集ジャーナリストの鈴木エイトが作成した「旧統一教会関連団体と関係があった現職国会議員168人」によれば、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体との関係について、かつて教団関連団体主催のフォーラムに出席していたとされる[16]。
脚注
編集- ^ 令和3年11月5日中央選挙管理会告示第28号(令和三年十月三十一日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
- ^ “2021衆院選:候補者の横顔 1区/2区/3区 /愛知”. 毎日新聞. (2021年10月20日) 2021年11月27日閲覧。
- ^ “候補者の横顔【2区】”. 中日新聞. (2021年10月22日) 2021年11月27日閲覧。
- ^ “次期衆院選 自民、愛知2区支部長選任”. 毎日新聞. (2021年3月18日) 2021年11月27日閲覧。
- ^ “2021衆院選:小選挙区(その1) 自民が2桁獲得、圧勝 /愛知”. 毎日新聞. (2021年11月1日) 2021年11月27日閲覧。
- ^ “小林鷹之氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ “自民総裁選、中部議員の投票先は… 「明かせない動きはある」垣間見えた派閥の影”. 中日新聞 (2024年9月28日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ “衆議院選挙2024 愛知(名古屋・豊橋など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “<衆院選・詳報>全議席確定 大敗の自民191議席、立民は148議席 国民、れいわは大幅議席増”. 東京新聞 (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “旧統一教会と接点、落選 盛山氏「申し訳ない」、牧原氏「私のせい」”. 朝日新聞 (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ 矢野昌弘 (2024年10月23日). “裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金”. しんぶん赤旗. 2024年10月24日閲覧。
- ^ “裏金非公認側に2千万円 自民党本部から支部へ 公認候補と同額”. 朝日新聞 (2024年10月23日). 2024年10月24日閲覧。
- ^ “【衆院選2024】愛知2区 国民民主党の前職 古川元久さんが当選確実”. 東海テレビ (2024年10月27日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “自由民主党 東海ブロック 比例代表候補者”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “比例代表 東海 比例名簿・候補者 選挙・開票結果”. 衆院選2024. 読売新聞. 2024年10月28日閲覧。
- ^ 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染-追跡3000日』小学館、2022年。ISBN 978-4093801232 p307~318
外部リンク
編集公職 | ||
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先代 鳩山二郎 渡辺孝一 三浦靖 |
総務大臣政務官 国光文乃 杉田水脈→長谷川淳二と共同 2022年 - 2023年 |
次代 小森卓郎 長谷川淳二 船橋利実 |