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中越信号場

かつて鉄道駅だった、北海道上川町に存在する北海道旅客鉄道の信号場

中越信号場(なかこししんごうじょう)は、北海道上川郡上川町字中越にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線信号場である。電報略号ナコ。かつてはとして設置されたが、現在は信号場として運用される。

中越信号場
中越信号場(2009年7月)
中越信号場(2009年7月)
なかこし
Nakakoshi
A43 上川 (12.3km)
(7.7km) 上越(信)
所在地 北海道上川郡上川町字中越
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 57.2km(新旭川起点)
電報略号 ナコ
駅構造 地上
ホーム 3線
開業年月日 1929年(昭和4年)11月20日
備考 駅として開業。2001年(平成13年)7月1日より信号場。
白滝 まで25.0km。
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歴史編集

 
1977年の中越駅と周囲約500m範囲。右が遠軽方面。かつては少しずれた相対式ホーム2面2線で、駅裏の上川側に北見峠(石北トンネル)越え補機用蒸気機関車の転車台と待機線、駅裏に機回し線を有し、駅舎横の上川側に貨物ホームと2本の引込み線を有していた。またこの貨物ホームに隣接して木材の土場が設けられていた。この写真では、各ホームや機回し線が撤去され、新たに駅裏側ホーム跡に副本線のレールが敷かれる一方、駅舎側ホーム跡へ本線の上り線が移設されて上下線間が広げられ、その中央に短めの細い簡易型の島式ホームが設けられて1面2線+1線となっており、以前の配線とは全く異なっている。放置された転車台と、機回し線の軌道跡だけがかつての姿を残しており、土場跡には木々が植栽されている。信号場となった現在では、島式ホームも撤去されて乗降用設備は一切無くなっている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅(信号場)名の由来編集

北海道の各地に同じ音の言葉が残されているが、上川から石狩川支流のルベシベ川に沿って、アイヌ語でル・ペシュ・ペ(路・それに沿って下っている・所)「路が下っている所」あるいは「路が峠を越える所」と呼ばれていて、それが転訛してルベシベあるいは漢字を当てられて「留辺志部」となった。ルベシベ川流域の地区は明治の開拓時代にさらに意訳した「越路」の字名に変わった。明治29年、越路地区と北見峠の中間に当たるこの地に官設の中越駅逓所が設けられたのが「中越」の地区名の始まりと言われており、当駅もその地区名から採られている。

構造編集

 
保線詰所(旧駅舎)
 
信号所を通過する特急オホーツク5号。(2016年8月)

3線あり列車交換が可能。かつては中越駅として営業していたが、付近の住民がすべていなくなったため、2001年(平成13年)7月1日廃駅となり、信号場となった。石北本線国道273号が並走する区間にあり、国道から徒歩でアプローチすることができる。

信号場となった今でも特急オホーツクの行き違いなどに使用され、そのための運転停車の際には「ただ今中越です。列車行き違いのためしばらく停車します」というように車内アナウンスで「中越」の名が放送されることがある。また、旅客案内上は客扱いを行わない信号場であるが、当信号場への保線職員の輸送のため、上川 - 白滝間を走行する普通列車が停車し、職員の乗降を行うことがある。

周辺編集

峠の上川側の入り口である。道路と川と森林のみである。

その他編集

  • 同時に廃止された天幕駅と同様、列車が1日1往復しか止まらなかったので、日本一乗下車の難しい駅だといわれていた。

隣の施設編集

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
上川駅 (A43) - *天幕駅 - (中越信号場) - (上越信号場) - (奥白滝信号場) - *上白滝駅 (A44) - 白滝駅 (A45)
*打消線は廃駅

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。

関連項目編集