千島列島沖地震 (2007年)
2007年千島列島沖地震(2007ねんちしまれっとうおきじしん)は、日本時間で2007年(平成19年)1月13日午後1時23分頃に、千島海溝(新知島沖)付近で発生したモーメントマグニチュード(Mw)8.1[1](USGS、気象庁発表はMj8.2、Mw8.1[2]、太平洋津波警報センター発表はM8.4)の地震。
2007年千島列島沖地震 | |
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震源の位置(USGS) | |
本震 | |
発生日 | 2007年(平成19年)1月13日 |
発生時刻 |
4時23分20秒(UTC) 14時23分20秒(MAGT) 13時23分20秒(JST) |
震央 |
新知島(シムシル島)東方沖 北緯46度16分19.2秒 東経154度27分18秒(北緯46度16分19秒 東経154度27分18秒 / 北緯46.272度 東経154.455度) |
震源の深さ | 10 km |
規模 | モーメントマグニチュード(Mw)8.1 |
最大震度 | 改正メルカリ震度VI:幌筵島(パラムシル島) |
津波 | 三宅島 坪田:43cm1 |
地震の種類 | 海洋プレート内地震(正断層型) |
注1:津波は気象庁観測
出典:特に注記がない場合はUSGSによる。 | |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
破壊継続時間約50秒。2006年に発生した千島列島沖地震の震源は海溝の大陸プレート側における海溝型地震(プレート境界型地震)であったが、この地震は大きな海溝型地震の後に発生することのある、海溝に沈み込む前の海洋プレート(太平洋プレート)における正断層型のアウターライズ地震(海洋プレート内地震の一種)で、2006年に発生した地震の誘発地震である[3]。
震源地は千島列島の新知島(シムシル島)東方沖の太平洋で、震源の深さは10km。この地震の影響で気象庁は午後1時36分、日本では北海道から和歌山県の太平洋沿岸部、伊豆諸島の沿岸部に津波警報や津波注意報を発表した。なお、この地震の名称は報道機関が便宜上付けた名称である。
地震
編集日本国内では、北海道・青森県・岩手県・宮城県で最大震度3を観測したほか、山形県・秋田県・福島県・長野県・栃木県・神奈川県・東京都・埼玉県・兵庫県でも震度1~2を観測した。
津波
編集津波警報・津波注意報
編集避難指示・避難勧告
編集避難勧告
編集脚注
編集- ^ USGS - Magnitude 8.1 - EAST OF THE KURIL ISLANDS Archived 2009年12月18日, at the Wayback Machine.
- ^ USGS速報ではMw7.9、気象庁速報ではM8.3 なお、震源の深さは30kmとしている。
- ^ 「余震と誘発地震について」概要(京大防) (PDF) 地震予知連絡会 会報第86巻
- ^ 全13波臨時ニュース <チャイムQF付き> 「北海道オホーツク海沿岸・太平洋沿岸東部に津波警報」関連 - NHKクロニクル
関連項目
編集外部リンク
編集- 2007年1月13日13時24分ころの千島列島東方の地震について - 気象庁(PDF)
- 2007年1月13日13時24分ころの千島列島東方の地震について(第2報)(PDF)
- 高橋浩晃、前田宜浩、笠原稔 中千島で発生した巨大地 北海道大学地球物理学研究報告 72 巻 p.399-410
- 瀬野徹三:アウターライズ地震としての2007年1月13日千島列島地震