稚内市

日本の北海道の市

稚内市(わっかないし)は、北海道にある宗谷総合振興局所在地。日本国内の最北端に位置しており、宗谷地方の行政経済の中心地、ロシアサハリン州をはじめとする北方圏への玄関口になっている[1]

わっかないし
稚内市
The Most Northern Land of Japan Memorial.jpg
「日本最北端の地」碑
Flag of Wakkanai, Hokkaido.png Emblem of Wakkanai, Hokkaido.svg
稚内市旗 稚内市章
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 宗谷総合振興局
団体コード 01214-9
法人番号 9000020012149
面積 761.47km2
総人口 35,051
住民基本台帳人口、2017年3月31日)
人口密度 46人/km2
隣接自治体 天塩郡豊富町宗谷郡猿払村
市の木 サクラナナカマド
市の花 ハマナス
稚内市役所
市長 工藤広
所在地 097-8686
北海道稚内市中央3丁目13番15号
稚内市役所
外部リンク 稚内市

日本地域区画地図補助 01510.svg

稚内市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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目次

地理編集

稚内市は西は日本海、北は宗谷湾宗谷海峡、東はオホーツク海に面しており、南北約39 km、東西約38 km、面積は約761.49 km²ある[2]宗谷岬からサハリン州のクリリオン岬(旧称西能登呂岬)までは約43 kmの距離にあり[1]、日本国内で最もサハリン島樺太)に近い。最北端は宗谷岬北西にある弁天島(北緯45度31分35秒、東経141度55分09秒であり[3])、現時点での日本国実効支配する国土の最北端になっている[注 1] 。地勢は南北に縦走する2本の丘陵性山地、これらの中間と両端に発達する低地帯からなる[2]。東側の脊梁山地は「宗谷丘陵」と呼ばれており、周氷河地形を形成し「宗谷丘陵の周氷河地形」として「北海道遺産」に選定されている[4]。西側の丘陵帯と日本海との間にある低地帯は砂丘湿地であり、「利尻礼文サロベツ国立公園」の一部になっている[5]

  • 山:タツナラシ山 (224 m)、モイマ山 (232 m)、丸山 (168 m) 、萌間山 (122 m)
  • 河川:勇知川、クトネベツ川、ウエンナイ川、声問川、増幌川、泊内川、目梨川、下苗太路川
  • 湖沼:大沼、メグマ沼、北辰貯水池(稚内市北辰ダム)
  • 岬:抜海岬野寒布岬、声問岬、宗谷岬
  • 島:平島弁天島竜神島

気候編集

宗谷海峡に面しているため海洋からの影響を受けやすく、冬期は内陸部に比べて比較的温暖な気候になっている[6]。積雪期間は11月上旬から4月中旬であり、1月下旬から2月にかけてはオホーツク海から宗谷海峡に流氷が流入し、一部が接岸することがある[6]海岸に面しているためが強く、日最大風速10 m/sとなる日が年間83.8日ある[6]

極値(稚内地方気象台観測)[7]
要素 観測値 観測年月日
日降水量 192.0 mm 2016年9月6日
年最多降水量 1753.7 mm 1962年
年最小降水量 776.5 mm 1986年
日最高気温 31.3℃ 1946年8月22日
日最低気温 -19.4℃ 1944年1月30日
日最大瞬間風速 44.9 m/s 1995年11月8日
降雪の深さ日合計 61 cm 1992年12月4日
降雪の深さ寒候年合計 705 cm 2010年
月最深積雪 199 cm 1970年2月9日
稚内市
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
90
 
-3
-7
 
 
58
 
-3
-8
 
 
49
 
1
-4
 
 
49
 
7
2
 
 
65
 
12
6
 
 
58
 
16
10
 
 
86
 
20
15
 
 
108
 
22
17
 
 
119
 
20
14
 
 
136
 
14
8
 
 
124
 
6
1
 
 
116
 
0
-4
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁
稚内市(1981年 - 2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 7.4
(45.3)
9.3
(48.7)
12.8
(55)
20.2
(68.4)
26.9
(80.4)
26.8
(80.2)
29.8
(85.6)
31.3
(88.3)
29.2
(84.6)
23.5
(74.3)
17.4
(63.3)
11.5
(52.7)
31.3
(88.3)
平均最高気温 °C (°F) −2.7
(27.1)
−2.5
(27.5)
1.2
(34.2)
7.2
(45)
12.0
(53.6)
15.7
(60.3)
19.7
(67.5)
22.3
(72.1)
19.7
(67.5)
13.7
(56.7)
6.1
(43)
0.1
(32.2)
9.4
(48.9)
日平均気温 °C (°F) −4.7
(23.5)
−4.7
(23.5)
−1.0
(30.2)
4.4
(39.9)
8.8
(47.8)
12.7
(54.9)
16.8
(62.2)
19.6
(67.3)
16.8
(62.2)
11.1
(52)
3.6
(38.5)
−2.0
(28.4)
6.8
(44.2)
平均最低気温 °C (°F) −6.8
(19.8)
−7.1
(19.2)
−3.5
(25.7)
1.8
(35.2)
6.0
(42.8)
10.1
(50.2)
14.5
(58.1)
17.3
(63.1)
14.0
(57.2)
8.1
(46.6)
1.0
(33.8)
−4.2
(24.4)
4.2
(39.6)
最低気温記録 °C (°F) −19.4
(−2.9)
−18.3
(−0.9)
−17.4
(0.7)
−8.0
(17.6)
−2.2
(28)
2.1
(35.8)
6.4
(43.5)
8.9
(48)
3.9
(39)
−4.4
(24.1)
−11.4
(11.5)
−16.0
(3.2)
−19.4
(−2.9)
降水量 mm (inch) 84.3
(3.319)
60.7
(2.39)
50.3
(1.98)
49.0
(1.929)
67.6
(2.661)
53.0
(2.087)
90.6
(3.567)
116.0
(4.567)
123.5
(4.862)
134.1
(5.28)
120.9
(4.76)
112.8
(4.441)
1,062.7
(41.839)
降雪量 cm (inch) 173
(68.1)
143
(56.3)
102
(40.2)
21
(8.3)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
1
(0.4)
53
(20.9)
160
(63)
656
(258.3)
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) 20.3 16.1 11.7 8.4 8.6 7.4 7.9 8.6 10.8 14.0 17.0 20.8 151.7
平均降雪日数 30.1 26.2 24.2 9.2 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 3.4 17.7 28.2 140.0
 % 湿度 72 72 71 75 79 85 86 84 75 68 67 70 75
平均月間日照時間 45.6 80.3 138.6 171.8 185.6 166.3 146.8 148.5 177.1 135.9 57.6 30.1 1,484.4
出典 1: Japan Meteorological Agency
出典 2: 気象庁[8]
稚内(稚内地方気象台・1961 - 1990年平均)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) −3.4
(25.9)
−3.4
(25.9)
0.9
(33.6)
7.2
(45)
12.0
(53.6)
15.7
(60.3)
19.9
(67.8)
22.0
(71.6)
19.4
(66.9)
13.3
(55.9)
5.8
(42.4)
0.1
(32.2)
9.1
(48.4)
日平均気温 °C (°F) −5.5
(22.1)
−5.7
(21.7)
−1.5
(29.3)
4.4
(39.9)
8.7
(47.7)
12.4
(54.3)
16.8
(62.2)
19.2
(66.6)
16.4
(61.5)
10.5
(50.9)
3.2
(37.8)
−2.1
(28.2)
6.4
(43.5)
平均最低気温 °C (°F) −7.7
(18.1)
−8.2
(17.2)
−4.2
(24.4)
1.7
(35.1)
5.8
(42.4)
9.7
(49.5)
14.4
(57.9)
16.7
(62.1)
13.5
(56.3)
7.5
(45.5)
0.6
(33.1)
−4.4
(24.1)
3.8
(38.8)
出典: 理科年表

人口編集

国勢調査による稚内市の人口は、1975年昭和50年)の55,464人をピークに減少しており[9]2002年平成14年)には「過疎地域」に指定されている[10]。社会動態は1969年(昭和44年)に転出数が転入数を上回る社会減が続き[11]、自然動態は2003年平成15年)に死亡数が出生数を上回る自然減が続いている[11]2010年(平成22年)から2013年(平成25年)の4年間では1,588人の転出超過であり、道北では最大の転出超過数になっている[12]。 特に生産年齢人口の流出が激しく、2012年(平成24年)10月からの1年間で734人減少(減少率3.2 %)している一方、高齢者人口は160人増加している[13]

 
稚内市と全国の年齢別人口分布(2005年) 稚内市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 稚内市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
稚内市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 54,493人
1975年 55,464人
1980年 53,471人
1985年 51,854人
1990年 48,232人
1995年 45,754人
2000年 43,774人
2005年 41,592人
2010年 39,601人
2015年 36,380人
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落編集

「平成27年国勢調査」によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[14]

  • 稚内市 - 水面調査区、大字稚内村、若葉台、若葉台、新末広町、新光町

市名の由来編集

アイヌ語の「ヤワッカナイ(ラテン翻字: yam-wakka-nay)」〔冷たい・水(飲み水)の・川〕より[1][15]。現在の港1丁目付近にあった小川が由来とされ、かつて水がよくない場所であり、良い水であったことからついた名と考えられる[15]

歴史編集

 
現在の北防波堤に接岸している稚泊連絡船「亜庭丸」

稚内は1685年貞享2年)に松前藩が藩主直轄の宗谷場所を開設したことに始まり[16]アイヌとの交易の場や北方警備の要所になった[16]1879年明治12年)、宗谷村に戸長役場が置かれたことを稚内の開基としている[16]

年表編集

「稚内のあゆみ」参照[17]

友好都市・姉妹都市編集

日本国内編集

日本国外編集

行政編集

市役所編集

特別職編集

市長

副市長

  • 青山滋 (就任通算1回 任期満了日2019年5月31日)[29]

歴代市長

市長名 任期 任期数
初 - 3 西岡斌 1949年(昭和24年)5月1日 - 1959年(昭和34年)4月30日 3
4 - 11 浜森辰雄 1959年(昭和34年)5月1日 - 1991年(平成3年)4月30日 8
12 - 13 敦賀一夫 1991年(平成3年)5月1日 - 1999年(平成11年)4月30日 2
14 - 16 横田耕一 1999年(平成11年)5月1日 - 2011年(平成23年)4月30日 3
17 - 18 工藤廣 2011年(平成23年)5月1日 - 2

立法編集

  • 議員定数:18人[30]
  • 議会
    • 定例会(3月、6月、9月、12月)[30]
    • 臨時会[30]
  • 委員会
    • 常任委員会[30]
      • 総務経済常任委員会[30]
      • 民生文教常任委員会[30]
    • 特別委員会[30]

不祥事

  • 2007年平成19年)に政務調査費をめぐる不正事件が発生。なお、旭川地裁判決で不正利得を得たと判断された議員(2名)のうち一人であった中井淳之助は、2017年時点の現職市議会議長である[31]

官公署編集

国の機関編集

道の機関編集

裁判所編集

独立行政法人・特殊法人等編集

地方独立行政法人

特殊法人等

公共施設編集

  • 稚内市立図書館
  • 稚内市青少年科学館
  • 稚内市立ノシャップ寒流水族館
  • 稚内市地域交流センター(キタカラ(KITAcolor)内)
  • 稚内市総合福祉センター
  • 稚内市保健福祉センター
  • 稚内総合文化センター
  • 稚内市総合勤労者会館
  • 稚内市ポートサービスセンター
  • 稚内市地方卸売市場
  • 稚内市日ロ友好会館
  • 稚内市動物ふれあいランド
  • 下水終末処理場
  • 稚内聖苑
  • 稚内市大規模草地

スポーツ施設編集

  • 稚内市総合体育館
  • 稚内市体育館
  • 稚内市緑体育館
  • 稚内市営球場
  • 稚内市若葉球場
  • 稚内市大沼球場
  • 稚内市大沼第2球場
  • 稚内市こまどりスキー場
  • 稚内市上勇知スキー場
  • 稚内市温水プール水夢館
  • 稚内市スポーツセンター
    • カーリング場
    • 武道館
  • 稚内市富士見球技場
  • 稚内市若葉球技場
  • 稚内市ソフトボール場
  • 稚内市緑庭球場
  • 稚内市宝来庭球場
  • 稚内市こまどりパークゴルフ場
  • 稚内市ノシャップ公園パークゴルフ場

公的機関編集

警察

  • 稚内警察署
    • 中央交番、大黒交番、朝日交番、稚内空港警備派出所、野寒布駐在所、勇知駐在所、声問駐在所、沼川駐在所、宗谷駐在所、宗谷岬駐在所

消防

病院

電気

新聞社・通信社

業界紙・雑誌

報道機関

コミュニティ放送

教育機関編集

 
稚内北星学園大学(2006年10月)

大学

高等学校

中学校

小中併設校

小学校

幼稚園

  • 大谷幼稚園[32]
  • 鈴蘭幼稚園[32]
  • 富岡幼稚園[32]
  • 萩見幼稚園[32]
  • ひかり幼稚園[32]
  • 稚内幼稚園[32]

保育所

  • 稚内市立港保育所[32]
  • 稚内市立白樺保育所[32]
  • 富岡保育園[32]
  • もぐもぐ保育園[32]
  • オアシス保育園[32]
  • きらきら保育園[32]
  • 恵北保育所[32]
  • 宗谷保育所[32]
  • 沼川保育所[32]
  • 勇知保育所[32]

特別支援学校

  • 北海道稚内養護学校

学校教育以外の施設

廃止・閉校となった学校編集

経済・産業編集

 
稚内公園から眺めた稚内市街(2006年10月)
 
宗谷岬ウインドファーム(2011年8月)

稚内市の産業は水産農業観光を基幹産業としている[1]。また、旭川以北で最大の都市になっていることから、海上保安部、自衛隊税務署裁判所、区検察庁などの国の機関や宗谷総合振興局が置かれている[34]港湾重要港湾稚内港はじめ、地方港湾の宗谷港や9つの漁港がある[35]。産業別就業者は第一次産業が8.4 %、第二次産業が21.9 %、第三次産業が69.8 %になっており(平成22年国勢調査)[36]、第一次産業(特に漁業)の割合が高くなっている[36]漁業北洋漁業を中心とする水産業が発展し、1960年昭和35年)に第一次産業は産業別人口全体の約30 %を占めていたが[37]1977年昭和52年)の「200海里漁業専管水域」の設定により関連業種を含めて打撃を受け、就業人口が大きく減少した[37]市場は主に沖合いの底曳網漁業による漁獲物を扱う「稚内市地方卸売市場」、主に沿岸の漁獲物を扱う「稚内漁業協同組合地方卸売市場」がある[38]。魚種別水揚高ではホタテガイが最も多く、次いでホッケイカナゴナマコなどがある[39]ロシアから輸入される水産物1988年(昭和63年)頃から始まり、1993年(平成5年)頃から本格化した[40]2012年(平成24年)に水産物の密漁・密輸出対策に関する日露協定が結ばれ、2014年(平成26年)に発効した[40]。それまで主な輸入海産物であったカニにも確認手続きが必要になったため、カニ輸入が減少した[40][41]農業は昭和20年代に畑作農業から有畜農業への転換を図っており[42]酪農を主業としている農家の割合が高くなっている[43]。そのため、農業生産は主に生乳の個体販売であるが、一部の農家で馬鈴薯(ジャガイモ)を中心にイチゴミニトマトなどを生産している[44]林業は明治末期から大正後期にかけての乱伐と山火事による無立木地の解消を目的に造林事業を行ってきた[45]。昭和20年代後半から民有林の造林が本格化した[45]工業は製造品出荷額の多くを食料品製造業が占めており、水産物加工業が主な産業になっている[46]商業は宗谷地域の中心都市としての機能を有しているが購買力が市外に流出しており、市内の空洞化が見られる[47]観光においては2013年度(平成25年度)の観光入込客数が497,400人になっているが、これは1995年度(平成7年度)の半数に満たない状況になっている[48]。稚内市は全国に先駆けて風力発電の導入やバイオマス太陽光発電などに取り組んできており、市内の消費電力の約9割を再生可能エネルギーで賄うことができる発電量になっている[49]

立地企業編集

組合編集

スーパーマーケット編集

  • 西條
    • 稚内店
  • 相沢食料百貨店
    • 食品館あいざわ
  • 北雄ラッキー
    • シティわっかない店
  • 山英小新商店
    • 生鮮市場稚内店
  • 萩見総合食品センター(りんごハウスグループ)
    • 富岡ユアーズ店
    • 中央大壹店
  • ラルズアークスグループ
    • ラルズプラザ稚内店

金融機関編集

郵便編集

  • 沼川郵便局(集配局)
  • 宗谷郵便局(集配局)[注 2]
  • 稚内宝来郵便局
  • 稚内港郵便局
  • 稚内南郵便局
  • 稚内潮見郵便局
  • 稚内萩見郵便局
  • 声問郵便局
  • 宗谷岬郵便局(日本最北端の郵便局)
  • 抜海郵便局
  • 勇知郵便局
  • 稚内恵比須簡易郵便局
  • 稚内富士見簡易郵便局
  • 稚内緑簡易郵便局
  • 稚内富岡簡易郵便局
  • 稚内富磯簡易郵便局
  • 稚内曲渕簡易郵便局

宅配便編集

交通編集

 
稚内空港(2012年6月)
 
稚内駅(キタカラ(KITAcolor))(2016年10月)
 
国道40号(国道232号との重複区間)(2008年4月)
 
道の駅わっかない(キタカラ(KITAcolor))(2012年6月)
 
稚内フェリーターミナル(2008年5月)

空港編集

鉄道編集

廃線となった路線

バス編集

路線バス

都市間バス

タクシー編集

「天北地区、恵北・増幌地区」を対象とした乗合タクシー(予約制)を運行している。

  • 稚内日の丸交通(大丸交通グループ)
  • 北都ハイヤー(北都交通グループ)

道路編集

市内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「宗谷シーニックバイウェイ」になっているほか[50]北海道道106号稚内天塩線には「日本海オロロンライン」の愛称がついている。

フェリー編集

文化財編集

国登録

道指定

市指定

寺社編集

神社

  • 北門神社
  • ウロンナイ稲荷神社
  • 豊浜神社
  • 坂ノ下神社(龍神沼)
  • 巌島神社(宗谷厳島神社)[54]
  • 明治神社
  • 沼川神社
  • 曲渕神社

寺院

観光地・祭事・催事編集

祭事・催事編集

  • 初日の出 in てっぺん(元日)
  • わっかない氷雪の広場(2月中旬)
  • JAPAN CUP 全国犬ぞり稚内大会(2月最終土日)
  • 日本最北端わっかない白夜祭(6月中旬)
  • 北門神社例大祭(7月4日 - 6日)
  • 稚内みなと南極まつり(8月第1土日)
  • 最北端・食マルシェ(8月下旬)
  • 稚内市子ども芸能祭・南中ソーラン祭(8月下旬)

名産・特産編集

稚内は魚介類海藻類が豊富にあり[59]ホタテガイウニツブ貝ナマコミズダコオオナゴなどが獲れる[59]。春から秋にかけてはハマボウフウタケノコチシマザサ)などの山菜[60]、馬鈴薯(ジャガイモ)やカボチャなどの野菜を収穫することができる[60]。勇知いもは冷水害の影響や畑作から酪農への転換により販売中止に追い込まれたが、特産品復活のために有志が研究会を設立し、自然冷熱利用貯蔵庫を使用することで馬鈴薯の高糖度化を実現しており[61]北海道の「YES!clean」表示制度[62]特許庁の「地域団体商標」に登録されている[63]。稚内から生まれた水産物、農畜産物、加工品などを「稚内ブランド」に認定しており、北海道内外に宣伝している[64]

稚内のラーメンはホタテラーメン、エビラーメン、カニラーメン、海藻ラーメンなどを店舗独自に開発している。宗谷丘陵では「宗谷黒牛」を放牧しており、日本国内最大級の公設牧場「宗谷岬肉牛牧場」で飼育している[65]。「稚内牛乳」は低温殺菌によって牛乳本来の風味を残しているため賞味期限が短く、地元でしか味わうことができない。タコミズダコ)の名産地であることから「たこしゃぶ」や肉の代わりにタコを使用した「タコカレー」がある[66]。稚内では炒麺(チャーメン)を提供する飲食店が多く、店舗ごとに特色がある[67]

稚内市が舞台(ロケ地)となった作品編集

書籍

テレビアニメ・ドラマ

映画

音楽

人物編集

名誉市民編集

受賞順

市民栄誉賞編集

受賞順

出身人物編集

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市民憲章・都市宣言編集

稚内市民憲章

わたくしたちは、氷雪の門のあるところ秀峰利尻富士と樺太を望む、日本北端の都市稚内の市民です。
わたくしたちは、きびしい風土のなかから、たくましく前進する稚内をつくることを誇りとし、この憲章を定めます。
自然を愛し、うつくしい緑のまちをつくりましよう。
生産を高め、ゆたかな暮しのまちをつくりましよう。
文化を育て、あたたかい心のまちをつくりましよう。
きまりを守り、あかるい住みよいまちをつくりましよう。
子どもたちに、しあわせな希望のまちをつくりましよう。
— 昭和43年4月1日告示[70]

都市宣言

  • 安全都市宣言(昭和37年9月18日制定)
  • 平和都市宣言(昭和44年12月24日制定)
  • スポーツ都市宣言(昭和56年12月17日制定)
  • 子育て平和都市宣言(昭和61年6月7日制定)
  • 環境都市宣言(平成23年3月1日制定)

脚注編集

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注釈

  1. ^ 但し、日本政府が主張している領土としての日本国内最北端は、択捉島カモイワッカ岬(北緯45度33分28秒・東経148度45分14秒)である。
  2. ^ 宗谷村の一部は鬼志別郵便局が集配業務を行う。

出典

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参考資料編集

関連項目編集

外部リンク編集

行政

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