釧路市

日本の北海道の市

釧路市(くしろし)は、北海道東部、太平洋沿岸にある計量特定市

くしろし
釧路市
Kushiro montages.JPG
Flag of Kushiro, Hokkaido.svg
釧路市旗
Symbol of Kushiro Hokkaido.svg
釧路市章
1920年制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 釧路総合振興局
団体コード 01206-8
法人番号 7000020012068
面積 1,362.90km2
総人口 173,205
住民基本台帳人口、2017年3月31日)
人口密度 127人/km2
隣接自治体 白糠郡白糠町阿寒郡鶴居村
釧路郡釧路町川上郡弟子屈町
足寄郡足寄町十勝郡浦幌町
網走郡津別町
市の木 ハシドイエゾヤマザクラナナカマド
市の花 キンレンカスズランエゾリンドウ
釧路市役所
市長 蝦名大也
所在地 085-8505
北海道釧路市黒金町7丁目5番地
Kushiro City Office.JPG
外部リンク 北海道釧路市ホームページ (日本語)

日本地域区画地図補助 01660.svg

釧路市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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釧路地方裁判所や北海道釧路総合振興局をはじめとした道東地方を管轄する国や道の出先機関のほか、日本銀行支店が設置され、道東の政治経済の中心として役割をもつ。市町村面積としては道内で第4位となっており、また市人口も道東では最大であり道内でも第4位であるが、1984年以降人口は減少に転じており[1]、2014年(平成26年)4月1日には全域が過疎地域に指定されている[2]国際バルク戦略港湾(穀物)に選定[3]された釧路港を持ち、製紙工場や食料品工場、医薬品製造工場、発電所などを擁する臨海工業都市である。また、道東で唯一の定期国際便が就航する釧路空港と、釧路湿原国立公園及び阿寒摩周国立公園の2つの国立公園を市域に有する。

目次

地理編集

 
細岡展望台から見た釧路湿原2008年9月

北海道の東部太平洋側、釧路総合振興局南部に位置する。

市内を釧路川、阿寒川が流れるほか、阿寒湖春採湖(はるとりこ)がある。旧釧路市は平地に位置するため山はほとんどなかったが、合併により、白糠町を囲むような形で西側への飛び地ができ(合併経緯参照)、北西部に旧阿寒町の雄阿寒岳などの山岳地帯を含むようになった。北東部は釧路湿原国立公園と隣接し、釧路湿原との境界ぎりぎりのところまで住宅が建ち並ぶ。

音別町部分401.40km²は、釧路市中心部とは間に白糠町を挟んで離れており、大規模な飛地となっている。このような大規模な飛び地のある自治体は日本でも数えるほどしか無い[4]

気候編集

釧路市
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
43
 
-1
-10
 
 
23
 
-0
-10
 
 
58
 
3
-5
 
 
76
 
8
0
 
 
112
 
12
5
 
 
108
 
15
9
 
 
128
 
19
13
 
 
131
 
21
16
 
 
156
 
19
12
 
 
95
 
15
6
 
 
64
 
9
-1
 
 
51
 
3
-7
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]

道東の太平洋側ならではの風土が釧路の気候を形作っている。 寒流である千島海流の影響を受け、一般に冷涼である[5]。特に夏季は海霧に覆われる日が多く、冷涼である。一方秋・冬・春は日照時間が比較的長く、年を通じての日照時間は札幌や東京よりも多い[6]。なお内陸部の阿寒地域では寒暖の差が激しく、海岸と違い降雪量も多い[5]

夏季の海霧により、真夏日は10年に1回程度である。夏日も少ない。但し内陸部では海霧の影響がないため、夏日および真夏日が続く[7]

冬季は西高東低の冬型の気圧配置になると、晴れの日が続き空気が乾燥する。降雪量は少ない。海に近い割に真冬日が多く、年に44.7日(平年値)である。また内陸部では放射冷却現象により最低気温が氷点下20度前後まで下がる[8]

釧路市(1981 - 2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 7.6
(45.7)
7.9
(46.2)
15.1
(59.2)
23.5
(74.3)
28.0
(82.4)
32.4
(90.3)
29.7
(85.5)
31.1
(88)
29.0
(84.2)
22.6
(72.7)
18.7
(65.7)
12.4
(54.3)
32.4
(90.3)
平均最高気温 °C (°F) −0.6
(30.9)
−0.4
(31.3)
2.7
(36.9)
7.7
(45.9)
12.0
(53.6)
15.2
(59.4)
18.6
(65.5)
21.2
(70.2)
19.7
(67.5)
14.8
(58.6)
8.7
(47.7)
2.5
(36.5)
10.17
(50.33)
日平均気温 °C (°F) −5.4
(22.3)
−4.7
(23.5)
−0.9
(30.4)
3.7
(38.7)
8.1
(46.6)
11.7
(53.1)
15.3
(59.5)
18.0
(64.4)
16.0
(60.8)
10.6
(51.1)
4.3
(39.7)
−1.9
(28.6)
6.2
(43.2)
平均最低気温 °C (°F) −10.4
(13.3)
−9.9
(14.2)
−4.9
(23.2)
0.3
(32.5)
5.0
(41)
9.0
(48.2)
12.8
(55)
15.5
(59.9)
12.3
(54.1)
5.5
(41.9)
−0.8
(30.6)
−7.1
(19.2)
2.28
(36.09)
最低気温記録 °C (°F) −28.3
(−18.9)
−27.0
(−16.6)
−24.8
(−12.6)
−14.1
(6.6)
−4.6
(23.7)
−0.4
(31.3)
3.3
(37.9)
5.4
(41.7)
−2.2
(28)
−6.9
(19.6)
−15.2
(4.6)
−25.7
(−14.3)
−28.3
(−18.9)
降水量 mm (inch) 43.2
(1.701)
22.6
(0.89)
58.2
(2.291)
75.8
(2.984)
111.9
(4.406)
107.7
(4.24)
127.7
(5.028)
130.8
(5.15)
155.6
(6.126)
94.6
(3.724)
64.0
(2.52)
50.8
(2)
1,042.9
(41.06)
降雪量 cm (inch) 44
(17.3)
34
(13.4)
43
(16.9)
9
(3.5)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
5
(2)
27
(10.6)
162
(63.7)
平均月間日照時間 182.0 181.9 200.6 181.9 188.3 129.3 107.4 127.1 149.7 180.9 166.6 173.6 1,969.5
出典: 気象庁[9]


人口編集

 
釧路市と全国の年齢別人口分布(2005年) 釧路市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 釧路市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
釧路市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 204,793人
1975年 219,180人
1980年 227,234人
1985年 226,097人
1990年 216,423人
1995年 209,680人
2000年 201,566人
2005年 190,478人
2010年 181,206人
2015年 174,742人
総務省統計局 国勢調査より

2009年9月末現在(外国人登録含む)

  • 総数 187,611人
  • 世帯数 93,570世帯

消滅集落編集

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[10]

  • 釧路市 - 阿寒町雄別,阿寒町舌辛,音別町あけぼの,阿寒湖(湖面),釧路港東港区,春採湖,西港,青山,音羽,安原,広里,海運,高山

歴史編集

釧路市は、「釧路市統合年表」を作成し、インターネット上で公開している[11]

市名の由来編集

市名の由来はアイヌ語による以下の諸説があるが、どれかは定かではない。

  • 「クスリ」(薬・温泉。釧路川はクスリペッ、水源の屈斜路湖はクスリトーと呼ばれた)
  • 「クツチヤロ」(のどのようなところ・沼の水が流れ出る場所)
  • 「クシベツ」「クシナイ」(通り抜けることのできる川)
  • 「クシル」(通路)

沿革編集

江戸時代編集

明治編集

大正編集

  • 1917年大正6年) - 釧路駅駅舎を現在地に移転。旧釧路駅を貨物列車専用の浜釧路駅とする。
  • 1919年(大正8年)8月 - 北海道庁立高等女学校(のちの釧路江南高校)が開校。
  • 1920年(大正9年)7月1日 - 北海道区制が施行され、釧路区となる。市章を制定する。[12]
  • 1920年(大正9年) - 木村組炭礦と三井釧路炭礦の合併により太平洋炭礦設立。
  • 1922年(大正11年)8月1日 - 市制が施行され、釧路市になる。

昭和(終戦まで)編集

  • 1927年昭和2年) - 水道を開設する。
  • 1935年(昭和10年) - タンチョウが国の天然記念物に指定される。春採台地竪穴群・モシリヤチャシ跡・鶴ヶ岱チャランケチャシ跡が国の史蹟となる。
  • 1945年(昭和20年)7月14日 - 15日 米軍による空襲で192名死亡、焼失倒壊家屋1,618戸、罹災者6,211名、負傷者273名。都心部が焼け野原となる。壊滅的な被害を受けた栄町地区は戦後一部を公園化する。停戦後、スターリントルーマンに「留萌と釧路を結ぶ線以北にソビエト軍を進駐させる」という提案をしたが、トルーマンは拒否した。

昭和(戦後)編集

平成編集

市町村合併編集

  • 2000年9月5日に「北海道市町村合併推進要綱」が策定された。これによると、「釧路市・釧路町」と「釧路市・釧路町・阿寒町鶴居村」と「釧路市・釧路町・白糠町音別町」の3通りの合併パターンが示された。
  • 2002年4月10日に釧路市・釧路町の2市町で法定協議会「釧路市・釧路町合併協議会」を設置(住民発議による)。
  • 2002年10月2日に釧路市・釧路町・阿寒町・鶴居村・白糠町・音別町の6市町村で法定協議会「釧路地域6市町村合併協議会」を設置。
  • 2003年3月26日に「釧路市・釧路町合併協議会」を解散。
  • 2004年3月31日に「釧路地域6市町村合併協議会」を解散。
  • 2004年6月30日に釧路市・阿寒町・白糠町・音別町の4市町で法定協議会「釧路地域4市町合併協議会」を設置。
  • 2005年1月31日に釧路市・阿寒町・音別町の3市町で法定協議会「釧路市・阿寒町・音別町合併協議会」を設置。
  • 2005年3月31日に「釧路地域4市町合併協議会」を解散。
  • 2005年10月11日に釧路市・阿寒町・音別町が新設合併し、釧路市となった。
  • 2006年7月31日に「北海道市町村合併推進構想」が策定され、構想対象市町村の組合せで「釧路市・釧路町・鶴居村・白糠町」が示された。

行政編集

歴代市長編集

歴代市長[13]
氏名 就任日 退任日 備考
官選旧釧路市長
1 二木千年 1923年(大正12年)2月3日 1925年(大正14年)9月17日
2 岡本佃 1926年(大正15年)1月20日 1927年(昭和2年)6月7日
3 酒井隆吉 1927年(昭和2年)8月16日 1928年(昭和3年)7月13日
4 佐藤国司 1928年(昭和3年)8月16日 1932年(昭和7年)8月15日
5 茅野満明 1932年(昭和7年)8月16日 1936年(昭和11年)8月15日
6 佐藤国司 1936年(昭和11年)8月16日 1940年(昭和15年)8月15日
7 臼井拾 1940年(昭和15年)8月16日 1944年(昭和19年)8月15日
8 佐藤国司 1944年(昭和19年)8月16日 1946年(昭和21年)6月14日
9 菊地三之助 1946年(昭和21年)7月18日 1947年(昭和22年)4月4日
公選旧釧路市長
10 - 12 佐熊宏平 1947年(昭和22年)4月5日 1957年(昭和32年)11月9日
13 - 14 山本武雄 1957年(昭和32年)11月10日 1965年(昭和40年)11月9日
15 - 17 山口哲夫 1965年(昭和40年)11月10日 1977年(昭和52年)11月9日
18 - 22 鰐淵俊之 1977年(昭和52年)11月10日 1996年(平成8年)10月8日
23 - 24 綿貫健輔 1996年(平成8年)11月17日 2002年(平成14年)11月6日
25 伊東良孝 2002年(平成14年)12月16日 2005年(平成17年)10月10日
釧路市長
1 伊東良孝 2005年(平成17年)10月24日 2008年(平成20年)10月2日
2 - 4 蝦名大也 2008年(平成20年)11月2日 2020年(平成32年)11月1日満了[14] 現職

福祉編集

釧路市には65歳以上の高齢者が53,318人いるが(2016年3月31日現在)、市立老人福祉施設および市立特別養護老人ホームの施設数は0である。また市立児童福祉施設の数は9施設がある[15]

財政編集

財政状況編集

  • 住基人口 174,518人、世帯数94,793世帯。(2017年1月1日現在)[16]
  • 標準財政規模 492億4,772万8千円(平成22年度)
  • 財政力指数 Ⅳ-1類 0.449 (平成28年度までの3年平均)[17]
  • 経常収支比率 92.1% (平成27年度) - 類似団体平均を上回り、財政状況が硬直傾向にある[17]
  • 実質収支比率 0.8% (平成22年度)(類似団体平均3.7%)
  • 実質単年度収支 14億2,971万1千円 (平成27年度)[17]
  • 地方債現在高 1,287億6,853万3千円 (平成26年度末現在高)[17]
  • 普通会計歳入総額 983億7,248万3千円 (平成27年度)[17]
    • 地方税 207億1,711万5千円 (平成27年度)[17]
    • 地方交付税 252億3,146万7千円 (平成27年度)[17]
    • 地方債 115億4,643万8千円(平成27年度)[17]
  • 普通会計歳出総額 965億3,951万4千円(平成27年度)※予算規模が1千億未満まで縮小[17]
    • 人件費 125億6,199万9千円 (平成27年度)[17]
    • 扶助費 269億8,012万6千円 (平成27年度)[17]
    • 公債費 125億9,161万7千円(平成27年度)[17]

積立金現在高の状況(平成27年度)[17]

  • 財政調整基金 0円
  • 減債基金 5,900,754円 (平成27年度末現在高)
  • その他特定目的基金 3,662,750円 (平成27年度末現在高)
    合計 9,563,504円(平成27年度末現在高)

職員数定員(平成28年4月1日現在)[18]

  • 一般職員 1,009人、教育公務員 65人、消防職員 315人、臨時職員 0人 一般職員等合計(実数) 2,547人 (条例定員) 2,616人[18]
  • 職員1人当たり人口 69.33人 (実数職員比)[18]
  • ラスパイレス指数 99.9 (平成28年)※平成24年の103.8が上昇ピーク[18]

財政指標編集

健全化判断比率[19]

資金不足比率

  • 公設地方卸売市場事業会計 113.9%(平成22年度) 〜 経営健全化団体(H20決算〜:ピーク時450.3%)となる
  • 市設魚揚場事業会計 2,503.2%(平成22年度) 〜 経営健全化団体(H20決算〜:ピーク時3,320.5%)となる
  • (その他の公営企業会計は資金不足額がなく、比率が算定されず)

出資団体編集

市が出資している法人は、2017年1月1日現在、以下の9法人がある[20]

  • 釧路西港開発埠頭株式会社 (12,500千円) 港湾施設管理
  • 株式会社釧路河畔開発公社  (5,662千円) フィッシャーマンズワーフの運営
  • 株式会社釧路水産団地公社 (17,000千円) 団地の汚水処理
  • 北斗霊園 公益財団 (20,000千円) 墓園経営
  • 釧路熱供給公社 株式会社 (60,000千円) 熱供給事業
  • 株式会社阿寒町観光振興公社 (5,250千円) 道の駅阿寒丹頂の里等運営
  • 一般社団音別町農業振興公社 (6,000千円) 共同牧場・農業機械管理
  • 帯広広域振興公社 株式会社 (50,000千円) 不動産管理・委託事業執行
  • 釧路根室圏産業技術振興センター 公益財団 (20,000千円) 釧路工業技術センターの運営

都市宣言編集

主な都市宣言[21]

  • 1989年(平成元年)6月1日 スポーツ都市宣言
  • 1993年(平成5年)5月8日 生涯学習都市宣言
  • 1999年(平成11年)9月15日 高齢者福祉宣言
  • 2006年(平成18年)4月1日 自然の番人宣言[22]
  • 2006年(平成18年)8月15日 核兵器廃絶平和都市宣言[23]
  • 2009年(平成21年)12月11日 定住自立圏中心市宣言[24]

立法編集

市議会編集

条例定数は28名(2008年12月12日制定)。[25]。議長は月田光明(2015年5月12日就任,通算就任任期1回,当選回数6回,公明党)[26]2017年1月1日時点での会派構成は以下の通り[25]。(任期 2019年4月30日)

会派名 議席数 所属党派
自民クラブ 8 自由民主党
公明党議員団 4 公明党
市民連合議員団 4 民進党
日本共産党議員団 4 日本共産党
社会民主党議員団 1 社会民主党
新創クラブ 1 新党大地・無所属
- 6 無所属

北海道議会(釧路市選挙区)編集

  • 定数:4名
  • 任期:2015年(平成27年)5月14日〜2019年(平成31年)5月13日
議員名 会派名 備考
笠井龍司 自由民主党・道民会議北海道議会議員会
田中英樹 北海道議会公明党議員団
橋本豊行 北海道議会民主党・道民連合議員会
小畑保則 自由民主党・道民会議北海道議会議員会

衆議院編集

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
北海道第7区(釧路市、根室市釧路総合振興局管内、根室振興局管内) 伊東良孝 自由民主党 3 選挙区
鈴木貴子 無所属[27] 2 比例復活

経済・産業編集

 
釧路市中心部と釧路港(東港区)周辺の空中写真。釧路は港町として発展した。1977年撮影の11枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

市内総生産ではサービス業、卸売・小売業、不動産業や公共サービスなどの第三次産業が6割以上を占める[28]。製造業も北海道の中では特徴があり、製紙・パルプが市内製造品出荷額の35パーセントを占めるほか、食料品26.3パーセント、化学工業17.4パーセント、飲料・たばこ・飼料12.2パーセントと続く[28]。また2012年現在、日本で唯一石炭を坑内掘りで採掘している[29]

明治初期に(安田三井三菱明治)財閥によって石炭、硫黄、木材、農水産物の積出港として一大物流拠点を形成し、その後資源依存型製造業が発達し都市が発展した。 大規模な港湾を有し、外港としての役割が大きい。また、大韓民国釜山中国大連、中国青島との間に国際定期コンテナ航路が開かれ、北海道最大の穀物国際物流拠点となっている。

漁業ではスケソウダラマダラサンマイカは北海道有数の規模で、1991年まで13年連続で全国1位の水揚量を記録していた。しかし2000年以降は3位-12位の間を推移し、道内でも根室港に1位の座を明け渡すこともあった[30]

釧路湿原国立公園阿寒摩周国立公園への入口であり、国土交通省の国際会議観光都市として充実した国際級のコンベンション施設を有し、国連環境会議、第一回日中韓観光大臣会合等、数次の国際会議の開催実績がある。

釧路市、白糠町全域が釧路・白糠次世代エネルギー特区に指定され、ジメチルエーテルの研究・供給拠点の集積を図っていた。

釧路を発祥とし全国展開を行う主な企業として、DCMホーマック(東証一部)、あらた(東証一部)、太平洋興発(旧 太平洋炭礦、東証一部)などが挙げられるが、いずれの企業も本社を他地域に移転している。

立地企業編集

製造業編集

  • 工業団地
    • 釧路白糠工業団地
    • 西港臨海工業団地
    • 釧路益浦軽工業団地
    • 釧路愛国ソフトパーク

商業施設編集

近距離に隣接する別自治体である釧路町(旧セチリ太地区)商業施設も参照の事。

ショッピングセンター
イオン北海道(イオングループ)
イオンモール釧路昭和
イトーヨーカ堂
イトーヨーカドー釧路店
生活協同組合コープさっぽろ
コープさっぽろ桜ヶ岡店
アークスグループ
ビッグハウス釧路店(旧十條サービスセンター)
量販店
ヤマダ電機
テックランドNew釧路店
テックランド釧路店
ケーズデンキ
ケーズデンキ釧路本店
DCMホーマック
中園店
星が浦店
千代ノ浦店
スーパーマーケット
フクハラ
中園店
公立大前店
武佐店
春日店
昭和店
愛国店
春採店
双葉店
ぴあざフクハラ星が浦店
生活協同組合コープさっぽろ
星が浦店
貝塚店
新橋大通店
春採店
中央店
トライアルカンパニー
川端店
益浦店
ザ・ビッグ
春採店
川北店
鳥取大通店
相長センター
芦野店
仲浜店
星が浦店
スーパーヒロセ
鳥取店
白樺店

金融・物流など編集

農協・漁協編集

  • 阿寒農業協同組合(JA阿寒)
  • 釧路丹頂農業協同組合(JAくしろ丹頂)音別支所
  • 釧路市漁業協同組合
  • 阿寒湖漁業協同組合
  • 釧路機船漁業協同組合
  • 釧路市東部漁業協同組合

金融機関編集

釧路市内に本支店等を置く金融機関は以下のとおり。

郵便局編集

物流編集

  • 三ツ輪運輸 本社
  • ヤマト運輸 道東主管支店
    • 釧路昭和センター・釧路西センター・阿寒センター・釧路東センター・釧路愛国センター(釧路町)・釧路城山センター・釧路中央センター・釧路春採センター・白糠センター(白糠町)・釧路ロジスティクスセンター
  • 佐川急便 釧路店
  • 日本通運アロー便) 釧路支店

行政機関編集

警察編集

消防編集

国の機関編集

国際機関・領事館編集

メディア編集

新聞編集

通信社編集

テレビ・ラジオ編集

テレビ編集

  • NHK釧路総合NHK釧路放送会館 - 1959年12月28日開局
  • NHK釧路教育NHK釧路放送会館 - 1962年2月1日開局
  • HBC(北海道放送)釧路放送局 - 1962年5月開局
  • STV(札幌テレビ放送)釧路放送局 - 1962年8月開局
  • HTB(北海道テレビ放送)釧路支社 - 1969年11月28日開局
  • UHB(北海道文化放送)釧路支社 - 1972年10月開局
  • TVh(テレビ北海道)送信所のみ - 2011年8月26日開局
  • KCTV(釧路ケーブルテレビ) - 1992年4月1日開局。

ラジオ編集

姉妹都市・提携都市編集

日本国外編集

日本国内編集

医療編集

釧路市は過去に国立医科大学誘致に失敗し、道東地方は、住民あたりの医師数は国内でもっとも少ない地域である。道東の医療拠点である釧路市も同様に医師、医療関係者が慢性的に不足し地域医療が十分に機能していない。

教育編集

大学・短期大学編集

高等専門学校編集

専修学校編集

    • 釧路専門学校
    • 釧路経営経理専門学校
    • 釧路市医師会看護専門学校
    • 釧路商科専門学校
    • 釧路情報ビジネス専門学校
    • 釧路市立高等看護学院
    • 釧路福祉・情報専門学校
    • 釧路服飾専門学校
    • 釧路労災看護専門学校
    • 道東ヘアメイク専門学校
    • 釧路孝仁会看護専門学校

高等学校編集

中学校編集

  • 市立
    • 幣舞、北、春採、鳥取、共栄、景雲、青陵、大楽毛、桜が丘、美原、鳥取西、阿寒、阿寒湖、音別
  • 私立
    • 武修館中学校
  • 国立
    • 北海道教育大学附属

小学校編集

  • 市立
    • 釧路、中央、城山、湖畔、桜が丘、鳥取、共栄、青葉、朝陽、光陽、大楽毛、清明、新陽、東雲、愛国、鳥取西、武佐、美原、昭和、興津、鶴野、芦野、阿寒、阿寒湖、音別
  • 国立
    • 北海道教育大学付属

小中学校(特認校)編集

  • 市立
    • 山花

特別支援学校編集

学校教育以外の施設編集

住宅団地編集

  • 道営住宅千歳団地
  • 道営住宅白樺団地
  • 道営住宅新緑ヶ岡団地
  • 道営住宅曙団地
  • 道営住宅愛国団地
  • 道営住宅住之江団地
  • 道営住宅新富士団地
  • 道営住宅若竹団地
  • 道営住宅ことぶき団地
  • 道営住宅クレインヴィラ

交通編集

空港編集

鉄道編集

 北海道釧路支社 釧路運輸車両所
根室本線 : 直別駅 - 尺別駅 - 音別駅大楽毛駅 - 新大楽毛駅 - 新富士駅 - 釧路駅 - 東釧路駅 - 武佐駅
釧網本線 : 東釧路駅
 貨物北海道支社
根室本線 : 釧路貨物駅

港湾編集

  • 釧路港重要港湾、国際バルク戦略港湾(穀物)に選定[3]
    • 釧路港西港区 - 国際コンテナ定期航路(釜山・大連・青島〜釧路) 飼料・肥料コンビナート 東西オイルターミナル 出光興産釧路油槽所 ジャパンエナジー 穀物貯蔵基地
    • 釧路港東港区 - 国産石炭埠頭 釧路漁港 貯木場 海上保安部 造船(釧路重工業)
入港船舶総トン数1700万トンのうち、25%が外国商船、70%が内航商船で、漁船は3%となっている。

道路編集

路線バス編集

タクシー編集

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

文化財編集

重要無形民俗文化財編集

  • アイヌ古式舞踊 - 春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会・阿寒アイヌ民族文化保存会

選択無形民俗文化財編集

  • 阿寒のアイヌ古式舞踊 - 阿寒アイヌ民族文化保存会
  • 春採のアイヌ古式舞踊 - 春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会

史跡編集

  • モシリヤ砦跡
  • 春採台地竪穴群
  • 鶴ヶ岱チャランケ砦跡
  • 東釧路貝塚
  • 北斗遺跡 - 史跡北斗遺跡展示館

天然記念物編集

道指定有形文化財編集

  • 円空作観音像 - 厳島神社

釧路市指定文化財編集

  • 星兜(残欠)など有形文化財6件
  • 紀ノ丘神楽 - 紀ノ丘神楽保存会
  • 三津浦古谷遺跡
  • キタサンショウウオ
  • 砂岩脈(サンド・ストーン・ダイク) - 通称「春採太郎」
  • 谷地坊主(ヤチボウズ)

なお、釧路市故人蔵の市河家文書91点は釧路市指定文化財であったが、2009年(平成21年)には山梨県立博物館(山梨県笛吹市)が収蔵したことにより指定は解除され、2010年度(平成22年度)には新たに山梨県指定文化財となった。

名所・旧跡編集

  • モシリヤチャシ - アイヌ砦跡、平面形お供え餅型 別称ポロ(大きい)チャシ、サルシナイチャシ、トミカラアイノが築造 1935年(昭和10年)12月24日国の史跡に指定される。
  • 鶴ケ岱チャランケチャシ - アイヌ砦跡 1935年(昭和10年)12月24日国の史跡に指定される。
  • ウライケチャシ(春採チャシ、ポンチャシ) - アイヌ砦跡
  • 仏舎利塔 - 国内3番目に古い

スポーツ施設編集

  • 釧路根室圏総合体育館 湿原の風アリーナ釧路
  • 釧路市大規模運動公園
  • 新釧路川緑地内施設
    • 野球場、河畔サッカー場、新釧路川右岸パークゴルフ場、新釧路川右岸パークゴルフ場、河畔ラグビー場
  • 釧路市釧路アイスアリーナ
  • 釧路市柳町パークゴルフ場
  • 釧路市柳町スピードスケート場(4月下旬 - 9月は釧路市柳町ローラースケートコース)
  • 釧路市柳町アイスホッケー場
  • 鳥取ドーム
  • 鳥取10号公園パークゴルフ場
  • 青雲台体育館
  • 釧路市春採アイスアリーナ
  • 釧路市富士見球場(旧名称:釧路市営球場)
  • 鶴ヶ岱公園
    • 鶴ヶ岱武道館、釧路市鶴ヶ岱相撲場
  • 大進スケートセンター
  • 釧路市河畔パークゴルフ場
  • 阿寒町総合運動公園
    • 阿寒町総合運動公園野球場、多目的広場、多種目競技広場、阿寒町運動公園パークゴルフ場
  • 阿寒湖畔スポーツ広場
    • トレーニングセンター、阿寒湖畔スポーツ広場(スケートリンク)
  • 音別町森林体験交流センター テイクル80
    • 屋内バレーボール場、テニスコート
  • 音別町野球場
  • 音別町運動公園
  • 音別町パークゴルフ場
  • 音別町スケートリンク

レジャー編集

  • 千代の浦マリンパーク
  • 釧路市動物園 ※敷地面積は47.8 ha。動物園としては日本で2番目に広い規模。
  • 山花温泉リフレ
  • 柳町公園

文化施設編集

文化交流・ホール施設編集

観光編集

 
阿寒湖と雄阿寒岳

祭り・イベント編集

  • くしろ氷まつり(2月上旬)
  • 福司酒造 蔵開放・見学(3月上旬)
  • くしろチューリップ&花フェア(5月下旬 - 6月上旬)
  • 厳島神社例大祭(7月上旬)
  • 山神篝火三五四まつり(7月上旬)
  • くしろ霧フェスティバル(7月中旬)
  • 釧路湿原マラソン(7月下旬)
  • くしろ港まつり(8月上旬)
  • ゆめこいパラソルショップ(8月上旬と9月中旬の年2回開催)
  • くしろ千燈祭(8月中旬)
  • 春採湖水まつり(8月中旬)
  • 釧路湿原全国車いすマラソン(8月下旬)
  • くしろ大漁どんぱく(9月上旬)
  • 鳥取神社例大祭(9月中旬)
  • 活き生きくしろキャンペーン(9月下旬)
  • くしろ健康まつり(10月上旬)
  • くしろスポーツフェスティバル(1997年までは釧路市民大運動会・10月上旬、2006年は雨天中止)
  • 釧路ラーメンれんが横丁(10月下旬)
  • くしろ菊まつり(10月下旬)
  • くしろ物産まつり(12月上旬)
  • ふゆフェスタくしろ(12月上旬 - 2月上旬)

文化編集

食文化編集

スポーツ編集


舞台になった小説編集

舞台になった映画編集

舞台になったアニメ編集

舞台になった漫画編集

出身の有名人編集

政治・経済・軍事・社会・その他編集

学術・文化・芸術編集

田辺寿利(社会学者)

五十嵐正邦 漫画家

芸能・マスコミ編集

スポーツ編集

所縁の深い有名人編集

脚注編集

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  1. ^ 釧路市の人口の推移”. 釧路市役所. 2016年1月14日閲覧。
  2. ^ 平成12年4月1日の当初公示以後に、追加公示及び廃置分合により公示された市町村等 (PDF)”. 総務省. 2016年1月14日閲覧。
  3. ^ a b 国際バルク戦略港湾の選定結果について - 国土交通省(2011年5月31日付、同年8月13日閲覧)
  4. ^ 大規模な飛地のある自治体としては、2015年時点の例では北海道日高町、群馬県桐生市(旧新里村・旧黒保根村地区)、岐阜県大垣市(旧上石津町・旧墨俣町地区)があげられる。
  5. ^ a b 釧路市の概要pdf
  6. ^ 釧路の気候【霧】
  7. ^ 釧路の気候【夏】
  8. ^ 釧路の気候【冬】
  9. ^ 平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2012年1月22日閲覧。
  10. ^ [|総務省統計局統計調査部国勢統計課] (2017-01-27) (CSV). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (Report). 総務省. http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_csvDownload_&fileId=000007841019&releaseCount=1 2017年5月20日閲覧。. ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  11. ^ 釧路市統合年表
  12. ^ 図典 日本の市町村章 p12
  13. ^ 釧路市ホームページ、歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻(歴代知事編纂会、1983年)、『朝日新聞』。
  14. ^ [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 39. 2017年5月8日閲覧。
  15. ^ [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 52. 2017年5月8日閲覧。釧路振興局管内で公営老人ホームがある市町村は弟子屈町、公営特養がある市町村は厚岸町と弟子屈町のみ。
  16. ^ [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. pp. 6-7. 2017年5月8日閲覧。
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. pp. 52-63. 2017年5月8日閲覧。
  18. ^ a b c d [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 70. 2017年5月8日閲覧。
  19. ^ [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. pp. 52-63. 2017年5月8日閲覧。
  20. ^ [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 48. 2017年5月8日閲覧。括弧内は市出資額。
  21. ^ [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 27. 2017年5月8日閲覧。
  22. ^ 釧路市市民環境部 (2016年3月1日). “自然の番人宣言とは”. 釧路市. 2017年5月8日閲覧。
  23. ^ 釧路市市民環境部 (2012年). “核兵器廃絶平和都市宣言”. 釧路市. 2017年5月8日閲覧。
  24. ^ 釧路市総合政策部 (2012年). “釧路定住自立圏”. 釧路市. 2017年5月8日閲覧。
  25. ^ a b [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 41. 2017年5月8日閲覧。
  26. ^ [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 39. 2017年5月8日閲覧。
  27. ^ 立候補時は民主党に所属。後除籍。
  28. ^ a b 2014年度市勢要覧 経済・産業pdf
  29. ^ 日本経済新聞2012年10月9日
  30. ^ 釧路水産業の沿革pdf
  31. ^ a b c d e f g [|釧路総合振興局] (2017-03-31). 釧路総合振興局管内市町村行財政概要平成28年度版 (Report). 北海道. p. 26. 2017年5月8日閲覧。

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集

行政
観光