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喜久井町

東京都新宿区の町名

地理編集

新宿区の北部に位置する。北部は早稲田町馬場下町に接する。北東部は早稲田南町に接する。東部は弁天町に接する。南東部は原町に接する。南部は若松町に接する。西部は戸山一丁目に接する(地名はいずれも新宿区)。北部では早稲田通りが至近にある。また町域内を夏目坂通りが通っている。夏目坂通り沿いには寺院も見られるが、町域内の多くは住宅地となっている。

地価編集

住宅地の地価は、2017年平成29年)の公示地価によれば、喜久井町34番58の地点で61万9000円/m2となっている[5]

歴史編集

地名の由来編集

地名は、当地の江戸時代から続いた町方名主・夏目家の家紋「井桁に菊」にちなみ、文豪夏目漱石の父の夏目直克が命名した(漱石も喜久井町の生まれ)。漱石は随筆硝子戸の中』(1915年)の第23章で次のように述べている。

今私の住んでゐる近所に喜久井町といふ町がある。これは私の生れた所だから、ほかの人よりもよく知つてゐる。(中略)この町は江戸と云つた昔には、多分存在してゐなかつたものらしい。江戸が東京に改まつた時か、それともずつと後になつてからか、年代はたしかに分らないが、何でも私の父が拵えたものに相違ないのである。私の家の定紋が井桁に菊なので、それにちなんだ菊に井戸を使つて、喜久井町としたといふ話は、父自身の口から聴いたのか、または他のものから教はつたのか、何しろ今でもまだ私の耳に残つてゐる。父は名主がなくなつてから、一時区長といふ役を勤めてゐたので、あるいはそんな自由も利いたかも知れないが、それを誇にした彼の虚栄心を、今になつて考へて見ると、厭な心持は疾くに消え去つて、ただ微笑したくなるだけである

世帯数と人口編集

2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
喜久井町 1,079世帯 1,890人

小・中学校の学区編集

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

番地 小学校 中学校
全域 新宿区立早稲田小学校 新宿区立牛込第二中学校

交通編集

町域内に鉄道駅はないが、地域北部方面に東京メトロ東西線早稲田駅が至近にある。地域南部・東部方面では、都営地下鉄大江戸線牛込柳町駅も利用可能である。

施設編集

  • 早稲田大学喜久井町キャンパス
  • 感通寺
  • 来迎寺
  • 本松寺
  • 妙泉寺
  • 夏目漱石生誕之地碑

かつて存在した施設編集

脚注編集

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  1. ^ a b 住民基本台帳人口 町丁別世帯数及び男女別人口”. 新宿区 (2017年12月1日). 2017年12月22日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月22日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月22日閲覧。
  4. ^ 『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1991年再版、P873
  5. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  6. ^ 通学区域”. 新宿区 (2017年9月19日). 2017年12月22日閲覧。

外部リンク編集