四天王寺前夕陽ヶ丘駅

大阪市天王寺区にある大阪市高速電気軌道の駅

四天王寺前夕陽ヶ丘駅(してんのうじまえゆうひがおかえき)は、大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 谷町線駅番号T26。Osaka Metroの中では文字数も読みも一番長く多い駅である。

四天王寺前夕陽ヶ丘駅
2号出口(2024年5月)
してんのうじまえゆうひがおか
Shitennoji-mae Yuhigaoka
T25 谷町九丁目 (0.8 km)
(0.9 km) 天王寺 T27
地図
所在地 大阪市天王寺区夕陽丘町
北緯34度39分30.73秒 東経135度30分50.88秒 / 北緯34.6585361度 東経135.5141333度 / 34.6585361; 135.5141333座標: 北緯34度39分30.73秒 東経135度30分50.88秒 / 北緯34.6585361度 東経135.5141333度 / 34.6585361; 135.5141333
駅番号  T26 
所属事業者 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
所属路線 谷町線
キロ程 16.9 km(大日起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
12,349人/日(降車客含まず)
-2024年-
乗降人員
-統計年度-
25,405人/日
-2024年-
開業年月日 1968年昭和43年)12月17日
* 1997年四天王寺前駅から改称
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歴史

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開業前、駅名は地名の「夕陽ヶ丘」とする予定であり、大阪市も市政だよりや交通局ニュース等で「夕陽ヶ丘駅」の仮称を告知していた。しかし、その後地元住民より「四天王寺前駅」を駅名とするよう求める運動が起こり、開業2か月前に当時の天王寺区長の判断により「四天王寺前駅」を正式な駅名とした。すると今度は「夕陽ヶ丘駅」を支持していた住民から「『西中島・南方駅』に倣った両方の案を包含した名称として『夕陽ヶ丘・四天王寺前駅』を駅名に採用して欲しい」旨区役所、交通局への昼夜を問わない陳情が発生し、やむなく「四天王寺前(夕陽ヶ丘)駅」という現代に於ける副駅名に近しい表記を採用するに至った[1]

年表

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。改札口は各ホームの南北双方に1か所ずつ、合計4か所設けられている。また、双方のホームはホーム中間部にある通路で連絡している。

当駅は、平野管区駅に所属し、同管区駅長により管理されている。

のりば

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番線 路線 行先
1   谷町線 天王寺八尾南方面[3]
2 東梅田都島大日方面[3]

出口

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出口番号 出口周辺 接続改札 備考
1 法務局天王寺出張所・クレオ大阪中央・大阪府ITステーション
府盲人福祉センター・天王寺区保健福祉センター分館
天王寺消防署・天王寺郵便局・天王寺区役所
大阪国際交流センター
大阪府障害者社会参加促進センター(インフォメーション・プラザ・オオサカ)
天王寺区民センター
北東改札 エレベーターあり
2 天王寺区民センター・天王寺区老人福祉センター 北西改札
3 天王寺区在宅サービスセンターゆうあい
大阪府病院年金会館・天王寺警察署
南東改札
4 四天王寺
5 大阪府夕陽丘庁舎・なにわ南府税事務所・大阪自動車税事務所
関西特許情報センター・愛染堂・清水寺・大江神社
南西改札 エレベーターあり

利用状況

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2024年11月12日の1日乗降人員25,405人(乗車人員:12,349人、降車人員:13,056人)であり、谷町線の駅では26駅中11位(他線と合算しない単独駅では第5位)。

各年度の特定日における利用状況は下表の通りである。なお1969・1995年度の記録についてはそれぞれ1970・1996年に行われた調査であるが、会計年度上表中に記載の年度となる。

一貫して降車人員が乗車人員を上回っている。現在はそれほど大きな差ではないものの、1970年代までは隣の天王寺駅が谷町線の始発駅であったことからより大きな差となっていた(逆に同線天王寺駅は乗車人員の方が多かった)。

年度別特定日利用状況[統計 1][統計 2][統計 3]
年度 調査日 乗車人員 降車人員 乗降人員 出典
メトロ 大阪府
1969年(昭和44年) 01月27日 7,748 8,619 16,367 [大阪府 1]
1970年(昭和45年) 11月06日 9,637 11,067 20,704 [大阪府 2]
1972年(昭和47年) 11月14日 9,858 10,751 20,609 [大阪府 3]
1975年(昭和50年) 11月07日 10,523 11,453 21,976 [大阪府 4]
1977年(昭和52年) 11月18日 10,272 11,525 21,797 [大阪府 5]
1981年(昭和56年) 11月10日 11,049 11,871 22,920 [大阪府 6]
1985年(昭和60年) 11月12日 11,789 12,642 24,431 [大阪府 7]
1987年(昭和62年) 11月10日 11,971 12,922 24,893 [大阪府 8]
1990年(平成02年) 11月06日 11,919 12,252 24,171 [大阪府 9]
1995年(平成07年) 02月15日 9,223 9,504 18,727 [大阪府 10]
1998年(平成10年) 11月10日 10,135 10,622 20,757 [大阪府 11]
2007年(平成19年) 11月13日 11,164 11,802 22,966 [大阪府 12]
2008年(平成20年) 11月11日 11,376 11,918 23,294 [大阪府 13]
2009年(平成21年) 11月10日 11,413 11,866 23,279 [大阪府 14]
2010年(平成22年) 11月09日 11,712 12,252 23,964 [大阪府 15]
2011年(平成23年) 11月08日 11,713 12,267 23,980 [大阪府 16]
2012年(平成24年) 11月13日 11,858 12,249 24,107 [大阪府 17]
2013年(平成25年) 11月19日 11,905 12,502 24,407 [メトロ 1] [大阪府 18]
2014年(平成26年) 11月11日 12,536 13,176 25,712 [メトロ 2] [大阪府 19]
2015年(平成27年) 11月17日 13,343 13,678 27,021 [メトロ 3] [大阪府 20]
2016年(平成28年) 11月08日 12,906 13,240 26,146 [メトロ 4] [大阪府 21]
2017年(平成29年) 11月14日 12,535 12,768 25,303 [メトロ 5] [大阪府 22]
2018年(平成30年) 11月13日 12,883 13,410 26,293 [メトロ 6] [大阪府 23]
2019年(令和元年) 11月12日 12,553 13,168 25,721 [メトロ 7] [大阪府 24]
2020年(令和02年) 11月10日 11,012 11,252 22,264 [メトロ 8] [大阪府 25]
2021年(令和03年) 11月16日 11,471 11,734 23,205 [メトロ 9] [大阪府 26]
2022年(令和04年) 11月15日 11,283 11,793 23,076 [メトロ 10] [大阪府 27]
2023年(令和05年) 11月07日 12,045 12,515 24,560 [メトロ 11] [大阪府 28]
2024年(令和06年) 11月12日 12,349 13,056 25,405 [メトロ 12]

駅周辺

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寺院・神社

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学校

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公共施設など

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その他

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バス路線

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大阪シティバス近鉄バスにより運行されている。

四天王寺前夕陽ヶ丘(大阪シティバス)

天王寺警察署前(大阪シティバス)

四天王寺参道口(近鉄バス)

隣の駅

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大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
  谷町線
谷町九丁目駅 (T25) - 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 (T26) - 天王寺駅 (T27)
( ) 内は駅番号を示す。

脚注

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記事本文

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注釈

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出典

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  1. ^ 岩村潔 著、今岡鶴吉 監修『大阪市地下鉄の歩み』pp.561 - 562
  2. ^ 谷町線 四天王寺前夕陽ケ丘駅 可動式ホーム柵の運用開始について”. Osaka Metro (2025年3月27日). 2025年4月21日閲覧。
  3. ^ a b Osaka Metro|四天王寺前夕陽ケ丘”. Osaka Metro. 2021年11月22日閲覧。

利用状況

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  1. ^ 路線別駅別乗降人員 - 大阪市高速電気軌道
  2. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  3. ^ 大阪市統計書 - 大阪市

大阪市高速電気軌道

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大阪府統計年鑑

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関連項目

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外部リンク

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