国境検問所

国境を挟む両国の出入国管理施設

国境検問所(こっきょうけんもんじょ)とは、陸上にある国境を、車両鉄道を含む)もしくは徒歩で横断できる場所に設けられた、国境を挟む両国の出入国管理施設である。正式に国境を横断できる唯一の場所であり、チェックポイント(checkpoint)と呼ばれる。一般的に、国境にまたがる道路鉄道の国境両側に近接して設けられている。

マレーシア(Tebedu)とインドネシア(Entikong)の国境に存在するチェックポイント。両国のチェックポイント名が表記されている。
マレーシア(Tebedu)とインドネシア(Entikong)の国境に存在するチェックポイント。両国のチェックポイント名が表記されている。

海底トンネルで対岸の国との間を結ばれていない1国のみを形成する島国や、1国のみを形成するオーストラリア大陸を有するオーストラリアにおいては、国境検問所が存在せず、日本を含んだそのような国で出入国管理施設がある場所は、空港港湾だけである。

道路上のチェックポイント 編集

 
ワガインドパキスタンの国境検問所
 
サン・イシドロ 国境検問所アメリカ=メキシコ国境(2016年)
 
ドイツ国内国境線の検問所英語版の図解

鉄道のチェックポイント 編集

鉄道の場合、国境駅がその機能を果たす場合もあるが、チェックポイント専用駅を設けている場合や、国境付近の線路上に列車を停止させ、車内で入出国審査を実施する場合がある。また、飛行機と空港に似た例で、ターミナル駅(国際駅)での乗車、下車の際に手続きを行なう例もある。

国境駅 編集

香港 編集

両駅は中国本土への出入境以外は許可をうけた住民しか利用できないため、実質的にチェックポイント専用駅である。

シンガポール 編集

かつては、マレーシア方面から来た場合のみ、便宜的に入国手続き後下車できた。そのため、当駅発着となる乗車券は発売されていなかった。現在、シンガポール側の始発駅になったため、当駅での乗降が可能になった。

アメリカ合衆国 編集

関連項目 編集