大川自動車
(大川バスから転送)
大川自動車株式会社(おおかわじどうしゃ)は、香川県さぬき市のバス事業者である。大川バスの愛称で親しまれている。
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 大川バス |
本社所在地 |
![]() 〒769-2302 香川県さぬき市長尾西1061番地 |
設立 | 1948年6月 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 |
7470001010969 ![]() |
事業内容 | 乗合バス事業、貸切バス事業 |
資本金 | 1500万円 |
売上高 | 14億200万円(2017年3月期) |
従業員数 | 135名 |
外部リンク | http://www.okawabus.com/ |
特記事項:営業所 - 大阪府大東市 案内所 - 東京都千代田区、秋田県潟上市 |

高徳エクスプレス(引田バスストップにて)
香川県の旧大川郡(現在のさぬき市、東かがわ市)を中心とした東讃地域を主な営業エリアとして路線バス・貸切バスを運行しているほか、高松 - 徳島間で高速バス「高徳エクスプレス」(四国高速バスとの共同運行)を運行している。
なお、貸切バス部門は大阪府大東市に営業所を置いている。また、東北・北海道方面の農業関係者を四国旅行に誘致する目的で本社勤務だった社員の配偶者実家である秋田県潟上市(旧南秋田郡天王町)に案内所を開設している。
2009年3月31日、経営不振に陥った琴平参宮電鉄のバス事業部が分離独立した琴参バスの全株式を取得し、子会社化した。この買収は琴参バスの路線が県外資本に渡るのを防ぐという意味合いもある。
営業所(車庫)所在地編集
香川ナンバー編集
大阪ナンバー編集
路線編集
高速編集
この他、持分法適用会社である四国高速バス運行路線の予約・発券も行っている。詳細は同社の項目を参照のこと。
一般編集
- 引田線(のりば:高松駅8番・瓦町駅2番)
- JR高松駅 - 高松築港 - 県庁通り - 瓦町 - 花園町 - 玉藻中学前 - 木太東口 - 元山 - 松原病院前 - 三木町役場前 - 大川バス本社前 - 石田高校前 - さざんか荘 - 新池 - 丹生 - 三本松 - 湊 - 白鳥神社前 - 塩屋橋(高速引田BS最寄) - 引田
- 1986年4月18日までは、引田線・津田線(高松築港 - 津田・三本松間)・小田線(高松築港 - 志度 - 大空口間)は琴電バスとの隔日交代運行になっていたのを、翌4月19日からは引田線は大川自動車の、津田線・小田線は琴電バスの路線を引き継いだコトデンバスのそれぞれ単独運行に変更した。また引田線・津田線の急行便も同日から普通便に変更された[1]。
- 2006年3月までは高松市内の五番町―瓦町間、花園町―松縄道間の二区間のルートが違っていた。[2]。
- 運賃は、初乗り150円の対キロ区間制。かつては、ことでんバスに合わせて160円としていたが、値下げを行った。高松駅から瓦町駅までの運賃は、大川バスの150円に対し、並行することでんバスの一般路線が160円、「ショッピング・レインボー循環バス」「市民病院ループバス」が150円と、運行会社、路線によって運賃が異なっていた。金額式セット回数券は、車内でも発売しており、1,000円で1,200円分利用できる。IruCaは2012年3月20日より利用可能となった[3]。これにより運賃は再びことでんバスに合わせられた。大川バス本社でもチャージ可能。ただし小児は使用できない。
- 行先表示に「長尾経由」と表示されているのは、かつて、国道11号志度経由の路線を運行していた名残でもある。志度経由の引田線は廃止された(さぬき市内の一部区間についてはさぬき市コミュニティバスに移管)。
- 松原病院前 - 医学部附属病院
- JR高松駅 - 高松築港 - 県庁通り - 瓦町 - 花園町 - 玉藻中学前 - 木太東口 - 元山 - 松原病院前 - 三木町役場前 - 大川バス本社前 - 石田高校前 - さざんか荘 - 新池 - 丹生 - 三本松 - 湊 - 白鳥神社前 - 塩屋橋(高速引田BS最寄) - 引田
- 五名・福栄線
高松空港シャトル そらバス編集
コミュニティバス編集
さぬき市コミュニティバス編集
さぬき市からの受託運行。一部路線は、運行開始の前日まで大川バス直営で運行されていた区間を含んでいる。
- 市内循環線(赤ルート)
- 志度 - 多和線(緑ルート)
- 志度 - 小田線(橙ルート)
- 下り
- JR志度駅 - 大橋 - 天野 - (徳島文理大) - 文理大・音楽ホール口 - 小方峠口 - 鴨庄郵便局前 - 日盛の里 - 興津口 - 西浜 - 大空口 - 志度カントリークラブ口
- JR志度駅 - 大橋 - 天野 - 文理大・音楽ホール口 - 小方峠口 - 鴨庄郵便局前 - 大谷 - 長浜 - 大串温泉 - 長浜 - 大谷 - 鴨庄郵便局前 - 日盛の里 - 興津海水浴場前 - 西浜 - 大空口 - 志度カントリークラブ口
- JR志度駅 - 大橋 - 天野 - 文理大・音楽ホール口 - 小方漁村センター - 長浜 - 大串温泉 - 長浜 - 大谷 - 鴨庄郵便局前 - 日盛の里 - 興津海水浴場前 - 西浜 - 大空口 - 志度カントリークラブ口
- 上り
- 志度カントリークラブ口 - 大空口 - 西浜 - 興津口 - 日盛の里 - 鴨庄郵便局前 - 小方峠口 - 弁天 - さぬき市役所 - 琴電志度駅 - JR志度駅
- 志度カントリークラブ口 - 大空口 - 西浜 - 興津海水浴場前 - 日盛の里 - 鴨庄郵便局前 - 大谷 - 小方漁村センター - 徳島文理大北口 - 弁天 - さぬき市役所 - 琴電志度駅 - JR志度駅
- 志度カントリークラブ口 - 大空口 - 西浜 - 興津海水浴場前 - 日盛の里 - 鴨庄郵便局前 - 大谷 - 長浜 - 大串温泉 - 長浜 - 小方漁村センター - 徳島文理大北口 - 弁天 - さぬき市役所 - 琴電志度駅 - JR志度駅
- 志度カントリークラブ口 - 大空口 - 西浜 - 興津海水浴場前 - 日盛の里 - 鴨庄郵便局前 - 大谷 - 長浜 - 大串温泉 - 長浜 - 大谷 - 小方峠口 - 弁天 - さぬき市役所 - 琴電志度駅 - JR志度駅
- 志度カントリークラブ口 - 大空口 - 西浜 - 興津口 - 日盛の里 - 鴨庄郵便局前 - 小方峠口 - 小方峠口 - 文理大・音楽ホール口 - 徳島文理大 - 天野 - 大橋 - JR志度駅
- 下り
- 志度 - 寒川 - 津田線(水色ルート)
- さぬき市役所 - 琴電志度駅 - JR志度駅 - 大橋 - 津村ハイツ - 南野間 - 寒川支所 - さぬき市民病院 - 香東園口 - 南野間 - 津田運動公園 - 津田高校 - JR津田駅前 - 津田支所
- 津田 - 小田(猪塚)線(青ルート)
- 津田支所 - JR津田駅前 - 津田高校 - 平畑 - 猪塚 - 志度カントリークラブ口 - 大空口
- 鶴羽循環線(青ルート)
- 津田支所 - クアパーク津田 - 鶴羽幼稚園 - 大川オアシス - JR鶴羽駅 - 津田バスストップ(高速津田BS最寄) - 津田道の駅 - 津田支所 (循環)
いずれも、大川バスの回数券は利用できず、専用の回数券が発売されている。
2009年10月1日より、利用者が少なくなりさぬき市の負担が大きくなったことから、志度 - 多和線(緑ルート)を除く全路線で休日は運休することになった。[7] 2012年4月1日より、志度 - 多和線(緑ルート)の休日(土・日・祝日および12月29日〜翌年1月3日)運賃が、500円に値上げとなった[8]。但し中学生以下は200円、同伴者のいる小学校就学前の子どもは無料である。
三木町コミュニティバス編集
「三木町コミュニティバス」を参照
- 町内循環線(北部コース)
- 町内循環線(田中コース)
- 町内循環線(神山コース)
芸術祭臨時バス編集
瀬戸内国際芸術祭会期中に臨時に運行
- 第1回(2010年)
- 会期中の7月19日から10月31日までの運行 ※月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)運休
- 直島 宮浦港〜地中美術館〜つつじ荘〜南寺〜宮浦港
- 大人100円。こども(5歳以上小学生まで)50円。車種は日野・レインボーHRノンステップバス
- 1日8便運行だったが、8月21日から宮浦港〜地中美術館往復便を5便増便している。[9]
- このほか、会期中には豊島でも同社のノンステップバスが無料で運行されていた。
- 第2回(2013年)
廃止路線編集
この節の加筆が望まれています。 |
- 高松築港 - 瓦町 - 志度 - 大川オアシス - 引田(津田線)
- 急行便もあった。のちに志度経由は三本松までになった。その後1986年4月18日までは引田線(高松築港 - 瓦町 - 長尾 - 田面 - 三本松 - 引田間)・津田線(高松築港 - 瓦町 - 志度 - 大川オアシス - 三本松間)・小田線(高松築港-志度-大空口間)は琴電バスとの隔日交代運行になっていたのを、翌4月19日からは引田線は大川自動車の、津田線・小田線は琴電バスの路線を引き継いだコトデンバスのそれぞれ単独運行に変更した。また引田線・津田線の急行便も同日から普通便に変更された。
- 高松築港 - 志度 - 小田 - 大空口(小田線)
- 1986年4月18日で廃止。翌日からコトデンバスに移管された。
- 長尾 - 東町 - 広瀬橋 - 造田支所 - 造田 (造田線)
- 利用者減により休止。さぬき市コミュニティバスで復活。
- 長尾 - 旭町 - (長尾役場西 -) 辛立 - 塚原橋 - 来栖 - 山王 - 額峠 - 多和小学校前- (大窪寺 - 多和小学校前 -) 力石 - 中山 - 長谷 - 清水 (長谷線)
- さぬき市コミュニティバスに移管の為廃止。括弧内は、利用者を増やすために後から経路を変更した部分。
- 長尾 - 東町 - 広瀬橋 - 長行 - 志度BS - 志度 - 大空口 (志度・小田線)
- さぬき市コミュニティバスに移管の為廃止。
- 長尾 - 神前 - 津田 - 猪塚 (津田北山線)
- さぬき市コミュニティバスに移管の為廃止。
- 三本松 - とらまる公園 - 大内BS (大内バスストップ線)
- JR三本松駅と高速大内バスストップを結ぶ路線であったが、利用者減により廃止。
車両編集
- 高速車
- 専用の三菱エアロバス・エアロエースハイデッカー5台(トイレ付)が在籍しており、通常、高松営業所に常置されている。なお、2017年7月31日までは共同運行の徳島バスの車両も、高松営業所に入庫し休憩を取っていた。運行開始当初からの2台[10]と増車した2台は観光車の旧塗装の「OKAWA KANKO」を「高徳エクスプレス」に置き換えた塗装で、2013年以降に導入された車両3台(三菱ふそう・エアロエース ハイウェイライナー)は観光車の現塗装の「OKAWA KANKO」を「OKAWA BUS」に置き換えたものとなっている。
- 路線車
- 中型ノンステップバスである日野レインボーHR・レインボーIIが主力である。前扉開閉時にもブザーが鳴動する車両が存在する。引田線は長距離運行となるため、かつてはトップドア車を採用していたが、交通バリアフリー法の施行後は、中扉付のノンステップバスを採用している。貸切車から路線車に転じたエアロミディは、さぬき市コミュニティバスなどに使用されている。
- 観光車
- 三菱・日野各社のバス(スーパーハイデッカーは三菱のみ)が在籍する。
脚注編集
- ^ 発行人 宮武浩二 高松バス 写真でつづる36年のあゆみ p.5
- ^ 高松駅―引田ルートを変更-大川バス四国新聞2006年3月21日
- ^ 大川バスも「イルカ」/利用回数で最大4割引四国新聞2012年3月17日
- ^ 高松空港シャトル そらバス 大川自動車。
- ^ 高松空港シャトル そらバス パンフレット (PDF, 2.18MB]) 大川自動車。
- ^ 高松空港シャトル(そらバス)休止のお知らせ 大川自動車
- ^ さぬき市:コミュニティバス 概要 お知らせ
- ^ “さぬき市:コミュニティバス 運賃”. 香川県さぬき市 (2012年4月1日). 2012年4月5日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 芸術祭臨時バスの時刻表について Archived 2010年9月14日, at the Wayback Machine.
- ^ この2台は、エアロエース ハイウェイライナーを2台導入後に琴参バスに移籍し、坂出・丸亀-高松空港間のリムジンバスに転用した。