安田 隆二(やすだ りゅうじ)は、日本経営コンサルタント実業家経営学者企業戦略論企業再生経営金融機関経営論)。

一橋大学大学院経営管理研究科特任教授東京女子大学理事長株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズ取締役会長大和証券グループ本社取締役ソニー取締役、ソニーフィナンシャルホールディングス取締役、ヤクルト本社取締役、オリックス取締役、朝日新聞社監査役兼任。

概要

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1970年昭和45年)、東京大学経済学部卒業。1976年昭和51年)、モルガン銀行に入行し、ニューヨーク市を中心に勤務した。1979年昭和54年)、カリフォルニア大学バークレー校において博士号Ph.D., 政治学)を取得。

1979年1月からマッキンゼー・アンド・カンパニーに移り、1986年6月から同社パートナー、1991年6月からは同社でディレクターを務め、ケンブリッジ大学スタンフォード大学における客員研究員を兼任した。1996年平成8年)6月、A.T.カーニーに移籍し、同社マネージングディレクター・アジア総代表を務め、同社のアジア事業を統括した。2002年平成14年)より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授2017年一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授。2018年一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻特任教授[1]

ほかには、2003年から投資業務を行う株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズ取締役会長及び株式会社大和証券グループ本社取締役、2005年から富士火災海上保険株式会社取締役、2007年から株式会社ふくおかフィナンシャルグループ取締役及びソニー株式会社取締役、2008年からソニーフィナンシャルホールディングス株式会社取締役、2009年から株式会社ヤクルト本社取締役、2011年から株式会社朝日新聞社監査役、2013年から株式会社オリックス取締役を兼務するほか、静岡県立大学大学院に設置された地域経営研究センター静岡県立大学地域経営研究センターにおけるガバナンス会議委員なども務める。2018年日本年金機構における業務委託のあり方等に関する調査委員会委員長に就任[2][3]。同年関西みらいフィナンシャルグループ取締役[4]2020年東京女子大学理事長[5]。2023年株式会社りそなホールディングス取締役[6]

研究

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マッキンゼー・アンド・カンパニーやA.T.カーニーでのコンサルタント経験に立脚し、経営学を研究している。具体的な研究分野は企業戦略論や金融機関経営論が挙げられる。また、M&Aマネジメント・バイアウトといった合併買収による企業再生も専門としている。専門分野に関する著書も多く、安田と同じくマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務経験がある川本裕子とともに著した著書もある。

著作

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単著

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共著

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編著

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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