寺内大吉記念杯競輪
概要 編集
2008年に他界した作家・寺内大吉の生前における競輪界への功績を讃え、寺内の遺族の了解を得て、同年のKEIRINグランプリシリーズにおけるFI(S級シリーズ)開催として、平塚競輪場で第1回の開催が行われた。
なお、2009年以降の各年度のKEIRINグランプリシリーズにおいても、当名称のFI開催が行われることになっている。
概定番組 編集
通常のFI開催においては、S級7レース制とA級1・2班5レース制、計12レースを1日で行うが、当競走では後述する単発レース開催の都合上、S級のみの10レース制を採っている。また、FI開催は2020年7月以降は1レース7車立てで行われているが、当競走では1レース9車立て[1]で行われている。
なお、現在の番組は以下の通りとなっている(第2回以降の番組改定により選抜予選は廃止され、予選に1本化された)。ただし、KEIRINグランプリシリーズにおける開催であるため、第11レースはそれぞれのグランプリが行われる。
12月28日(初日) 編集
- 第1レース〜第9レース:「予選」 合計9レース行われ、各レース1〜2着の18名が「準決勝」進出。
- 第10レース:「初日特選」 失格にならない限り、9名全員が「準決勝」進出。
- 第11レース:ヤンググランプリ
12月29日(2日目) 編集
- 第1レース〜第4レース:「一般」 合計4レース行われる。
- 第5レース〜第7レース:「選抜」 合計3レース行われる。
- 第8レース〜第10レース:「準決勝」 合計3レース行われ、各レース1〜3着の9名が「決勝」進出。
- 第11レース:オッズパーク杯ガールズグランプリ
12月30日(最終日) 編集
- 第1レース〜第3レース:「一般」 合計3レース行われる。
- 第4レース〜第6レース:「選抜」 合計3レース行われる。
- 第7レース〜第9レース:「特選」 合計3レース行われる。
- 第10レース:「決勝」 優勝者には優勝インタビューやウイニングランなどが執り行われる。
- 第11レース:KEIRINグランプリ
歴代優勝者 編集
回数 | 開催年 | 開催場 | 優勝者 |
---|---|---|---|
第1回 | 2008年(平成20年) | 平塚競輪場 | 阿部康雄 |
第2回 | 2009年(平成21年) | 京王閣競輪場 | 井上剛 |
第3回 | 2010年(平成22年) | 立川競輪場 | 北野武史 |
第4回 | 2011年(平成23年) | 平塚競輪場 | 後閑信一 |
第5回 | 2012年(平成24年) | 京王閣競輪場 | 勝瀬卓也 |
第6回 | 2013年(平成25年) | 立川競輪場 | 藤田竜矢 |
第7回 | 2014年(平成26年) | 岸和田競輪場 | 稲垣裕之 |
第8回 | 2015年(平成27年) | 京王閣競輪場 | 山内卓也 |
第9回 | 2016年(平成28年) | 立川競輪場 | 杉森輝大 |
第10回 | 2017年(平成29年) | 平塚競輪場 | 松岡貴久 |
第11回 | 2018年(平成30年) | 静岡競輪場 | 岡村潤 |
第12回 | 2019年(令和元年) | 立川競輪場 | 稲毛健太 |
第13回 | 2020年(令和2年) | 平塚競輪場 | 吉田拓矢 |
第14回 | 2021年(令和3年) | 静岡競輪場 | 荒井崇博 |
第15回 | 2022年(令和4年) | 平塚競輪場 | 松井宏佑 |
決勝戦テレビ中継 編集
2010年までは地上波、2015年まではBS日テレでも放送されていたが、2016年以降は決勝戦も含めてSPEEDチャンネルのみの中継になっている。
今後の開催予定 編集
関連項目 編集
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集
- ^ 2021年は欠場が多発した為に、前半戦は一部レースで車立てが減らされた。
外部リンク 編集
- 『寺内大吉記念杯競輪』の実施について - KEIRIN.JP 2008年11月5日付記事。