小菅村
小菅村(こすげむら)は、山梨県北都留郡に属している村。県東部の郡内地方に含まれる。
こすげむら 小菅村 | |||||
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国 |
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地方 | 中部地方、甲信越地方 | ||||
都道府県 | 山梨県 | ||||
郡 | 北都留郡 | ||||
市町村コード | 19442-5 | ||||
法人番号 |
9000020194425 ![]() | ||||
面積 |
52.78km2 | ||||
総人口 |
677人 [編集] (推計人口、2021年3月1日) | ||||
人口密度 | 12.8人/km2 | ||||
隣接自治体 |
上野原市、大月市、甲州市、北都留郡丹波山村 東京都西多摩郡奥多摩町、檜原村 | ||||
小菅村役場 | |||||
村長 | 舩木直美 | ||||
所在地 |
〒409-0211 山梨県北都留郡小菅村4698番地 北緯35度45分36.9秒東経138度56分25秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要編集
JR 東日本青梅線奥多摩駅から路線バスが運行されていることもあり、生活圏は山梨県よりも東京都に属している。 山梨県の自治体でありながら、固定電話の市外局番0428は北隣の丹波山村と共に青梅MA(単位料金区域)である。かつては隣村の丹波山村と同様に、当村から上野原・大月方面を結ぶ通年運行のバスが存在していなかったが、現在では2014年11月17日の松姫バイパス開通を受けて、翌日より運行を開始した大月駅方面発着のバスが設置された[1][2]。
また、村内には東京都水道局が水源涵養林(東京都水源林)としている山林もある。
位置や規模といった点から、平成の大合併の際には隣の丹波山村と同様に合併話が具体化しなかった(丹波山村においては2008年の時点で甲州市との合併構想が持ち上がっていたものの、実現には至っていない)。
地理編集
地形編集
山地編集
- 主な山
河川編集
- 主な川
湖沼編集
- 主な湖
- 奥多摩湖(小河内貯水池)
人口編集
小菅村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 小菅村の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 小菅村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
小菅村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
隣接する自治体編集
歴史編集
沿革編集
- 明治
政治編集
行政編集
村長編集
- 村長:舩木直美(2012年就任 3期目)
議会編集
村議会編集
- 村議会:議員定数8人
- 村議不在騒動
2007年に行われた山梨県知事選挙に絡む選挙違反事件で、議長・副議長を含む村議会議員8人が書類送検され、関与していない2人を含む議員全員が一身上の都合で2007年3月1日付けに議員辞職したため、村議会議員が0となった。議員の任期満了は2007年4月29日だが、議員辞職に伴う出直し村議会選挙は2007年4月17日告示・22日投開票の統一地方選挙に実施される為、約1ヶ月村議会不在の状態が続いた。
なお、過去の多くの選挙では話し合いであらかじめ議員を決めてきたため無投票当選が続いてきたが(詳しくは甲州選挙を参照)、2007年の選挙では村の歴史上初となる女性候補者が立候補したため8年ぶりの選挙となった。開票の結果、この女性候補者は当選を果たし小菅村初の女性議員が誕生した。
教育編集
中学校 (村立)編集
小学校 (村立)編集
交通編集
空港編集
村内に空港はないが、ヘリポートが設置されている。
鉄道編集
村内を鉄道路線は走っていない。最寄り駅は、JR東日本青梅線奥多摩駅。
バス編集
- 小菅村営バス
- 平日の朝の便は定時運行。平日午前10時半から18時半までと土曜・休日(日曜日除く)は事前予約が必要なデマンド運行。日曜日は運休[6]。
- 定時運行時間帯は以下の区間を運行
- 白沢 - 鶴峠 - 小菅の湯 - 役場前 - 橋立下(大菩薩峠東口)- 橋立上
- 金風呂 - 白沢 - 小菅の湯 - 役場前 - 橋立下(大菩薩峠東口) - 橋立上
- 橋立上 - 橋立下(大菩薩峠東口) - 役場前 - 田元橋 - 小菅の湯 - 白沢 - 原始村 - 白沢 - 鶴峠 - 長作 - 飯尾
- デマンド運行時間帯は上記のうち村内区間を予約に応じて運行する他、富士急バスに乗り継ぐ場合に村外の飯尾、竹の向まで、西東京バスに乗り継ぐ場合に大津久まで運行する。いずれも事前予約制。
- 使用車両は令和2年10月11日より、上野原警察署からの要請を受け子供たちの安全確保、犯罪抑止活動の一環として見守り活動に協力することとし「安全・安心パトロール」のステッカーを車体に貼付している[7]。
道路編集
国道編集
県道編集
- 道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集
名所・旧跡編集
- 主な寺院
- 主な神社
観光スポット編集
- 白糸の滝
- 雄滝
- 道の駅こすげ - 下記「小菅の湯」と一体化する形で、2015年に開設された
- 多摩源流温泉 小菅の湯
- 1994年開設。高アルカリ性温泉であり源泉温度は31.4°C(公式ホームページより)。
- 原始村
- 東部森林公園キャンプ場 ほうれん坊
祭事・催事編集
- 多摩源流祭り
- 毎年5月4日に開催されるお祭り。村民の手による手作りの祭りである。
- 大菩薩峠(大菩薩嶺)登山口
- 鶴峠
- この峠を境に北側が多摩川水系、南側が相模川水系となる分水嶺。また、西側には奈良倉山への登山口、東側には三頭山への登山口がある。
- アクセスとしては、車以外では村営バスと富士急バスのバス停があるのみである。
娯楽施設編集
- 銀嶺座 - 映画館(~1963年)。建物は現存している[8]。
その他編集
郵便番号は以下の通りである。
ギャラリー編集
脚注編集
出典編集
- ^ a b “小菅線運行開始について” (プレスリリース), 富士急山梨バス, (2014年11月14日), オリジナルの2014年11月17日時点におけるアーカイブ。 2014年12月4日閲覧。
- ^ “路線バスで都県境越えの最難関「山梨ルート」 東京からバスが通じる「水源の村」の事情(2/3)”. 乗りものニュース (2020年6月30日). 2020年9月14日閲覧。
- ^ “西東京バスハイキング時刻表 (PDF)”. 2020年11月22日閲覧。
- ^ a b “大月中央病院~大月駅~猿橋駅~田無瀬~(奈良子、浅川、上和田、竹の向)~小菅の湯 (PDF)”. 富士急バス. 2020年11月22日閲覧。
- ^ a b “松姫峠~小菅の湯~鶴峠~飯尾~新井~本町三丁目~上野原駅 (PDF)”. 富士急バス. 2020年11月22日閲覧。
- ^ “村営バスダイヤ表 (PDF)”. 小菅村. 2020年11月22日閲覧。
- ^ “村営バス 「安全・安心パトロール中!!」”. 小菅村. 2020年11月22日閲覧。
- ^ 小菅村・銀嶺座 峡陽文庫 2013年6月29日