山口県道203号厳島早間田線

日本の山口県の道路

山口県道203号厳島早間田線(やまぐちけんどう203ごう いつくしまはやまだせん)は、山口県山口市を通る一般県道である。大部分の区間にパークロードという愛称が付けられており、日本の道100選に選ばれている。

一般県道
山口県道203号標識
山口県道203号 厳島早間田線
一般県道 厳島早間田線
総延長 0.8 km[1]
起点 山口市大手町【北緯34度11分2.2秒 東経131度28分22.0秒 / 北緯34.183944度 東経131.472778度 / 34.183944; 131.472778 (県道203号起点)
終点 山口市中央1丁目【北緯34度10分39.0秒 東経131度28分31.4秒 / 北緯34.177500度 東経131.475389度 / 34.177500; 131.475389 (県道203号終点)
接続する
主な道路
記法
国道9号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

概要

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山口市大手町から山口市中央1丁目に至る。

かつての山口明倫館に由来する山口大学のキャンパス(亀山校地)跡地を南北に貫くかたちで1980年昭和55年)に完成した[2]国道9号山口バイパス)と山口県道204号宮野大歳線(旧国道9号)をつなぎ、従来からあった駅通り(山口県道194号山口秋穂線山口県道205号山口停車場線)と合わせて山口県庁舎 - 山口市役所 - 山口市中心商店街 - JR西日本山口線 山口駅を結ぶ、山口市街地おける南北軸を形成している。

この道路の両側に美術館や博物館、図書館といった文化施設・公共施設が集まっていることから、緩やかなカーブに歩道を広く取り、ふんだんに街路樹を植樹するなど、道路全体が一つの公園となるように整備された。愛称の「パークロード」はこれに由来する。

歴史的、文化的遺産に恵まれた文化ゾーンを貫く道として、1987年(昭和62年)8月10日道の日に、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された、日本の道100選に選定されている[3]。パークロード周辺地区は、1994年平成6年)読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」のひとつに選定されているほか[4]1998年度(平成10年度)の都市景観大賞(都市景観100選)を受賞している。

なお、道路の起点名称に用いられている「厳島」は山口県庁近辺の旧地名である。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

路線状況

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植樹帯以外にも、幅広く取られた歩道のいたるところに、ケヤキクスノキなどがランダムに植樹される[2]。歩道面にはフグホンシュウジカナツミカンなど山口県を代表する動植物の絵で飾られ、また美術館前の地下道には、大正時代から伝わる「山口祇園祭」のタイル壁画が描かれている[5]信号機や道路照明は独自のデザインによるものでダークブラウン色で統一されており、電線共同溝により電線は地中化されている[1]

道路としての利用のみならず、山口祇園祭や山口七夕ちょうちん祭の夏のイベントにも利用され、山口県民憩いのシンボルロードとして親しまれている[1]

通称

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  • パークロード

地理

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パークロード(正面は山口県庁舎)

通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 交差する場所
国道9号 大手町 県庁前交差点 / 起点
山口県道194号山口秋穂線
山口県道204号宮野大歳線
山口県道205号山口停車場線
中央1丁目 早間田交差点 / 終点

沿線

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脚注

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  1. ^ a b c d 「日本の道100選」研究会 2002, p. 169.
  2. ^ a b 「日本の道100選」研究会 2002, p. 168.
  3. ^ 「日本の道100選」研究会 2002, p. 10.
  4. ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、127頁。ISBN 4-534-03315-X 
  5. ^ 「日本の道100選」研究会 2002, pp. 168–169.

参考文献

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  • 「日本の道100選」研究会 著、国土交通省道路局(監修) 編『日本の道100選〈新版〉』ぎょうせい、2002年6月20日。ISBN 4-324-06810-0 

関連項目

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