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教育』(きょういく 英題:education)は、2004年11月25日東芝EMI(当時)より発売された[2]日本バンド東京事変の1枚目のスタジオ・アルバム

教育
東京事変スタジオ・アルバム
リリース
録音 2004年
ジャンル J-POPボサノヴァロックブルースシャンソンなど[1]
時間
レーベル 東芝EMIVirgin Music
プロデュース 東京事変、井上雨迩
チャート最高順位
  • 2位(オリコン
  • 2005年度年間33位(オリコン)
ゴールドディスク
  • プラチナ(日本レコード協会
  • 東京事変 アルバム 年表
    -教育
    (2004年)
    大人
    (アダルト)

    (2006年)
    『教育』収録のシングル
    1. 群青日和
      リリース: 2004年9月8日
    2. 遭難
      リリース: 2004年10月20日
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    目次

    概要編集

    本作はシンガーソングライター椎名林檎を擁するバンド・東京事変の1作目のオリジナル・アルバム。デビューシングルの表題曲「群青日和」と2枚目のシングルの表題曲「遭難」、デビュー前に出演した夏フェスで先行披露されていた楽曲(「林檎の唄」「サービス」「駅前」「御祭騒ぎ」)を含む全12曲を収録[3]

    アルバム・タイトルはテレビの「教育チャンネル」から取っている[4]

    収録曲は、椎名のソロ・シングル「りんごのうた」をファンキーにアレンジし直した「林檎の唄」に始まり、曲調がボサノヴァからロックへと変化していく「入水願い」、ロックンロールの「クロール」、クラシカルなピアノインストゥルメンタルの「現実に於て」とその発展形となるヴォーカル曲「現実を嗤う」、ブラジリアン風味の4ビート「サービス」、ブルースシャンソンが交配した「駅前」、マーチング・リズムの「母国情緒」まで、椎名のソロ作品以上に多岐に渡ったクロスオーヴァーぶりを見せつける構成となっている[1]

    初回限定盤は三部作インデックス仕様となっている[2]

    制作の背景編集

    「今の段階ではひとりきりで作る音楽はやり終えている」と語った椎名林檎が、以前からの夢であったというバンド形態でリリースした初のアルバムで、椎名自身は「〈おもちゃ箱をひっくり返したような〉と言ってもらえるようなアルバムを作りたかった」と話している[1][3][5]。また初期メンバーのH是都M晝海幹音が参加した最初で最後のアルバムでもある。

    亀田誠治とH是都Mが多忙で全員のスケジュールが合う日がなかったため、わずか4日で17曲もレコーディングすることになった[6]。ドラムの刄田綴色は「そんなのやったことない」「これはヤバイんじゃないかと思うことしきりでしたね」と語っている[1]

    収録曲編集

    椎名のソロ作品にならい、本作でも6曲目「現実に於て」と7曲目「現実を嗤う」を中心に曲のタイトルや英題がシンメトリーに配置されているほか、各曲の収録時間も表示が左右対称となるようになっている。

    各曲解説編集

    1. 林檎の唄(a song of apples)
      椎名が2003年のソロ活動停止前に発表したシングル「りんごのうた」のセルフカバーで、原曲とは異なるバンド・アレンジとなっている。オリジナルの歌詞はすべてひらがなで表記されているが、こちらは漢字も使用されている。
    2. 群青日和(ideal days for ultramarine)
      デビューシングルの表題曲。
    3. 入水願い(the suicide)
      タイトルは「じゅすいねがい」と読む(入水の意味はこちらを参照)。
    4. 遭難(a distress)
      2枚目のシングルの表題曲。
    5. クロール(crawl)
    6. 現実に於て (back to earth)
      ピアノのみの器楽曲で、東京事変の全楽曲でもっとも演奏時間が短い。次曲「現実を嗤う」と音が繋がっている。
    7. 現実を嗤う (laugh at facts)
      歌詞は全編英語である(和訳詞も記載されている)。
    8. サービス (service)
      アルバム曲で唯一ミュージック・ビデオが制作された[注 1]
      2006年開催のコンサート・ツアー[注 2]では、椎名が編曲した「サービス 顔見世篇」[注 3]が使用され、メンバー全員が踊りながら片手に拡声器を持って歌った[注 4]
    9. 駅前(a station)
      椎名曰く、この曲のイメージは神奈川県横浜市港北区にある東急東横線日吉駅(発売当時)とのこと。
    10. 御祭騒ぎ(the carnival)
      椎名曰く「一生書けないようなポップな曲」[1]
    11. 母国情緒(feelings for my motherland)
    12. 夢のあと(a scar of dreams)
      2007年に椎名林檎×斎藤ネコ名義で発表されたアルバム『平成風俗』にてセルフカバーされた。

    楽曲クレジット編集

    全作詞: 椎名林檎、全編曲: 東京事変。
    #タイトル作詞作曲時間
    1.「林檎の唄」椎名林檎椎名林檎
    2.「群青日和」椎名林檎H是都M
    3.「入水願い」椎名林檎椎名林檎
    4.「遭難」椎名林檎椎名林檎
    5.「クロール」椎名林檎椎名林檎
    6.「現実に於て」(インストゥルメンタル)椎名林檎H是都M
    7.「現実を嗤う」椎名林檎椎名林檎
    8.「サービス」椎名林檎H是都M
    9.「駅前」椎名林檎椎名林檎
    10.「御祭騒ぎ」椎名林檎椎名林檎
    11.「母国情緒」椎名林檎椎名林檎
    12.「夢のあと」椎名林檎椎名林檎
    合計時間:

    演奏編集

    脚注編集

    注釈編集

    1. ^ ミュージック・ビデオ集『tokyo incidents vol.1』に収録。
    2. ^ 東京事変 DOMESTIC! Virgin LINE」と「東京事変 “DOMESTIC!”Just can't help it.」。
    3. ^ この音源は、CD-BOX『Hard Disk』に付属のUSBメモリーに収録された。
    4. ^ 振り付けは伊澤一葉が自宅の鏡の前で考えたという。

    出典編集

    1. ^ a b c d e インタビュー (2004年11月25日). インタビュアー:久保田泰平. “東京事変”. 『bounce』 260号 (TOWER RECORDS ONLINE.). http://tower.jp/article/interview/2004/11/25/100039294 2017年10月8日閲覧。 
    2. ^ a b 椎名林檎の新バンド、東京事変がファースト・アルバム『教育』発表”. 『bounce』. TOWER RECORDS ONLINE (2004年9月9日). 2018年6月20日閲覧。
    3. ^ a b <FRF'04>椎名林檎ワールド満開! 東京事変”. BARKS (2004年8月19日). 2018年6月20日閲覧。
    4. ^ 東京事変 (2006年1月25日). インタビュアー:小野田雄. “『第二期東京事変、遂にアルバムをリリース!』”. ORICON STYLE ミュージック (オリコン.). http://www.oricon.co.jp/music/interview/060125_02.html 2017年10月8日閲覧。 
    5. ^ 椎名林檎、“東京事変”のバンドヴォーカリストとして活動開始!”. BARKS (2004年5月31日). 2018年6月20日閲覧。
    6. ^ GUEST ROOM (2004年10月31日). インタビュアー:クリス・ペプラー. “GUEST: 東京事変”. TOKIO HOT100 (J-WAVE WEBSITE.). http://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/guest_past/past_20041031.htm 2018年4月29日閲覧。