京成車両工業株式会社(けいせいしゃりょうこうぎょう)は、千葉県印旛郡酒々井町に本社を置く京成グループの企業。鉄道車両電車)の整備・保守を行っている。

京成車両工業株式会社
Keisei Sharyo Kogyo Co., Ltd.
種類 株式会社
略称 京車工、KSK
本社所在地 日本の旗 日本
285-0905
千葉県印旛郡酒々井町上岩橋間々田600
設立 2000年平成12年)12月14日
業種 倉庫・運輸関連業
法人番号 3010601027529 ウィキデータを編集
代表者 佐久間健二
資本金 2,000万円
純利益 4300万円
(2023年03月31日時点)[1]
総資産 14億0600万円
(2023年03月31日時点)[1]
従業員数 62人(2012年8月現在)
主要株主
外部リンク http://www.keiseisyaryokogyo.co.jp/
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2006年平成18年)7月1日新京成電鉄完全子会社である新京成車輌工業株式会社合併(存続会社は京成車両工業)、これにより新京成車輌工業は解散した[2]

本項では当社へ統合された新京成車輌工業についても記述する。

概要 編集

鉄道車両の整備・保守は、京成電鉄新京成電鉄北総鉄道千葉ニュータウン鉄道所有分含む)、舞浜リゾートラインおよび首都圏新都市鉄道の車両を取り扱う。

電車の分解修繕も行い、事業所は京成電鉄新京成電鉄の工場内(京成は宗吾参道宗吾工(宗吾事業所)、新京成はくぬぎ山椚山工(くぬぎ山事業所))に、またくぬぎ山事業所の出張所として守谷出張所がつくばエクスプレス総合基地内にある[注釈 1]。台車や連結器に書き込まれた「KSK」の文字は京成車両工業が保守を行った証である。

主な下請け先は大栄車輌やそこから分社された串崎車輌で、過去には京成3400形電車京成3500形電車新京成電鉄800形電車などの車体更新工事を発注したことがある。ただし新京成電鉄8800形電車の先頭車化改造工事は日本電装が下請け先となった。

かつては京成グループのバスタクシー社用車などの自動車整備業も行っており、新京成車輌工業から受け継いだ豊富工場(千葉県船橋市)では新京成バス各社のバス車両の車検・整備を引き続き行っていたが、2009年2月に閉鎖され、バス車両の車検・整備は他の京成グループ各社と同じく京成自動車整備へ集約された(一部はディーラーなどのメーカー系工場で実施)。

過去には京成グループの鉄道駅エスカレーターの定期点検も受託していた。

本社・事業所 編集

新京成車輌工業 編集

新京成車輌工業株式会社
種類 株式会社
本店所在地   日本
273-0128
千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山4丁目1番12号[2]新京成電鉄本社内)
設立 1979年昭和54年)1月16日[2]
業種 倉庫・運輸関連業
法人番号 3010601027529  
事業内容 鉄道車両の保守等[2]
代表者 取締役社長 鴇田裕治[2]
資本金 1,000万円(2006年4月1日現在)[2]
従業員数 21人(2006年4月1日現在)[2]
主要株主 新京成電鉄 100%
特記事項:2006年7月1日付で京成車両工業株式会社へ吸収合併され解散[2]
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新京成車輌工業株式会社(しんけいせいしゃりょうこうぎょう)は、主に新京成グループの鉄道車両およびバス車両などの自動車整備を行っていた企業。新京成電鉄の完全子会社[2]

新京成電鉄の駅のエスカレーターなど、車両以外の施設や機器の定期点検も担当していた。

鉄道車両(電車)は、くぬぎ山工場で定期検査・修繕を行っていた。さらに他社へ作業を下請けすることもあり、一例として新京成電鉄800形電車の冷房搭載改造は大栄車輌が下請け先となった。

自動車整備は豊富工場(船橋市)において、新京成電鉄直営時代から新京成バス各社(船橋新京成バス習志野新京成バス松戸新京成バス船橋バスのバス車両の車検・整備を行い、かつては新京成タクシーの車両整備も行っていた。バス車両を中心に、バス以外の乗用車トラックなどの車検・整備も手掛けていたが、新京成グループ外の一般車の車検は受け入れていなかった。

沿革 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 同基地内には同業であるJR東日本テクノロジーも事業所を構える。

出典 編集

  1. ^ a b 京成車両工業株式会社 第23期決算公告
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 子会社の合併に関するお知らせ 京成電鉄新京成電鉄プレスリリース、決算プロ、有報データマイニング株式会社。2006年(平成18年)4月28日、2022年11月9日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集