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新津運輸区(にいつうんゆく)は、新潟県新潟市秋葉区新津駅構内にある東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社車両基地。また、運転士車掌も所属している[1]

新津運輸区
新津運輸区
新津運輸区
基本情報
鉄道事業者 東日本旅客鉄道
帰属組織 新潟支社
所属略号 新ニツ[1]、新津[2]
配置両数
機関車 1両
気動車 74両
合計 75両
備考 2019年4月現在のデータ[3]
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新津運輸区 全景
新津運輸区 所属略号
新潟色(右)とイメージアップ新潟色(左)
キハ48 1533の客室内(近年転入)

配置車両の車体に記される略号編集

  • 旅客車 - 「新ニツ」…新潟支社を意味する「新」と、新津を意味する「ニツ」から構成される[1]
  • 機関車 - 「新津」…新津を意味する「新津」から構成される[2]

なお、「SLばんえつ物語」関連列車に充当される機関車の区名札は、所属機であるC57 180だけでなく、借入車の場合も「」を使用する[4]

車両部門編集

配置車両編集

C57形蒸気機関車のほか、新潟支社管内の気動車を一手に引き受けている。なお、電車や客車などは新潟車両センターの配置となっている。

2019年4月1日現在の配置車両は次のとおり[3][5]

電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
0両 74両 1両 0両 0両 75両

気動車編集

 
2018年3月改正時点での運用
  • キハ40系気動車 - 新潟色(青)、新新潟色(赤)、首都圏色、国鉄急行色風塗装の4色のバリエーションがある。車内はキハ40形の一部(585-587)がロングシートに改造されているのを除き原型の2+2のセミクロスシートであり、紺色のモケットを有する。なお2015年以降に小牛田運輸区から転入した車両にはモケットの色が異なっていたり2+1の配置になっていたりするものも存在する。全車エンジン換装・冷房化が行われている。ドアはボタン式である。羽越本線(新津 - 酒田間)、信越本線(新潟 - 新津間)、磐越西線(新津 - 会津若松間)、只見線(小出 - 只見間)で運用される。ワンマン運転は行っておらず、転入車を除きワンマン改造は行われていない。
    • キハ40形(7両)
      • 500番台5両(552・560・585-587)、2000番台2両(2020・2023)が配置されている。うち1両 (552) は越乃Shu*Kura編成であり、この1両と2000番台2両は小牛田からの転入車である。
    • キハ47形(23両)
      • 500番台12両(511-522)、1500番台11両(1511-1521)が配置されている。
    • キハ48形(11両)
      • 500番台6両(503・523・538・545・554・558)、1500番台5両(1513・1533・1535・1542・1545)が配置されている。うち2両(558・1542)は越乃Shu*Kura編成であり、523を除く全車が小牛田からの転入車である。
  • キハ110系気動車 - ワンマン運転に対応。車内は2+1のセミクロスシートである。
    • キハ110形(16両)
      • 100番台1両(135)、200番台15両(201-206・211-217・223・224)が配置されている。羽越本線(新津 - 酒田間)、白新線(快速「べにばな」と間合いの新崎 - 新潟間上り、米坂線(全線)、信越本線(新潟 - 新津間)、磐越西線(新津 - 会津若松間)で運用される。2018年現在では、本系列限定の運用と後述のキハE120形との共通運用がある。
    • キハ111形・キハ112形(6両)
      • 200番台2両編成3本(201-203)が配置されている。運用はキハ110形と同様である。
  • キハE120形気動車(8両)
    • 8両(1-8)が配置されている。ATS-P形非搭載の為、先頭では新潟駅高架ホームへの乗り入れが不可となっている。2018年3月ダイヤ改正時点では、羽越本線(新津 - 坂町間)と米坂線において本形式同士2両編成[6]で運用と磐越西線の会津若松 - 新潟間1往復及び信越本線の新潟 - 新津上り1本においては、キハ110系1両と2両を先頭車にして本形式2両[6]を中間車として連結された5両編成の運用がある。2018年3月ダイヤ改正前まではキハ110系と本形式の運用は分かれておらず、常に共通運用(運用範囲も現在の同系と同じ)されており、先頭・中間にかかわらず同系との併結も多く行われていた。
    • ワンマン運転に対応。車内はキハ110系同様、2+1のセミクロスシートである。
  • GV-E400系気動車(3両)
    • 両運転台のGV-E400形1両、片運転台のGV-E401形とGV-E402形の各1両、計3両が配置されている。2018年1月16日付で新製配置された[7]
ジョイフルトレイン編集
  • 越乃Shu*Kura
    • キハ48 558+キハ48 1542+キハ40 552で構成される3両編成。

機関車編集

過去の配置車両編集

  • キハ58形・キハ28形気動車
    • 2010年1月末までに最後まで配置されていた3両すべてが廃車となった。キハ28・58形2両は旧国鉄色(2003年9月塗り替え、それ以前は新潟色)で、キハ58形1両は新潟色であった。臨時列車や団体列車などに使用されたが、全車解体された。
  • キハ52形気動車
    • 2011年8月3日に当時配置されていた7両すべてが廃車となり配置がなくなった。3両は旧国鉄色(2006年12月より、それ以前は新潟色)、4両は新潟色であった。当区のキハ52形の廃車によりキハ52形は形式消滅し、JRのキハ20グループそのものが消滅となった。なお、同日中に甲種輸送にて当区を離れ、全車フィリピン国鉄に譲渡されて日本から去った。
  • C57形蒸気機関車
    • 上記のJR東日本の動態保存機である180号機のほか、蒸気機関車の現役時代(1972年10月まで)には、現在「SLやまぐち号」を牽引している1号機JR西日本の動態保存機)などが、当時の新津機関区に配置されていた。また、前述の1号機や、現在秋葉区の新潟市新津鉄道資料館にて静態保存されている19号機を含めた、旧・新津機関区に最後(1972年10月)まで配置されていた計5両の本形式のうちの1両である181号機の第2動輪1対が、新津運輸区の構内においてモニュメントとして保存されている。
  • D51形蒸気機関車
    • 蒸気機関車の現役時代には、日本海縦貫線羽越本線白新線信越本線の"海線"区間)や磐越西線(の新津 - 会津若松間)の主力機関車として、旧・新津機関区にも数多くのD51形が配置されていた。このうち、JR東日本の動態保存機である498号機も、現役時代の晩年(1966年から1972年まで)は新津機関区に配置されていた[8]。また、新発田市の東公園で静態保存されている512号機は、1940年鉄道省大宮工場で新製された後、11月に新津機関区に新製配置され、以後、羽越本線の電化完成に伴う1972年10月のダイヤ改正で廃車となるまでの32年間、一貫して新津機関区の配置であった。なお、この512号機は、新津機関区に初めて配置されたD51形の1両でもある。

運輸部門編集

車掌・運転士ともに、主に新津発着列車に乗務している。

蒸気機関車の機関士・機関助士は、新潟支社管内蒸気機関車牽引列車(SL列車)運転の際には乗務範囲外でも乗務する(ただし、あらかじめ訓練運転を行うほか、当該区間を担当している運輸区の運転士が添乗し路線指導を行う)。

なお、以前は、運転士が所属していた「新津運輸区坂町派出所」(旧・坂町機関区)があったが、1999年12月改正で廃止された。ただし新潟・新津 - 村上間で蒸気機関車が牽引する臨時列車が運行される関係などから、転車台のみ存続している。

その他編集

構内には転車台があり、普段から蒸気機関車や気動車の方向転換に使用されている。

沿革編集

  • 1913年大正2年)10月1日 - 新津機関庫設置。
  • 1981年(昭和56年)12月25日 - 新津車掌区廃止。[9]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 東日本旅客鉄道に継承。
  • 1987年昭和62年)4月1日 - 新津機関区が新津運転区に改称。
  • 1991年平成3年)11月1日 - 新潟運転所より気動車検修部門が移転し新津運転所となる[1]
  • 1997年(平成9年)2月 - 新潟車掌区より車掌行路移管を受け新津運輸区となる。

脚注編集

  1. ^ a b c d JR現業機関一覧表、p.223。(2016年)
  2. ^ a b JR車両 配置表、p.51。(2016年)
  3. ^ a b 交友社鉄道ファン』2018年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」、pp.4,15,16。
  4. ^ 」はJR貨物新鶴見機関区でも使用されている
  5. ^ JR車両 配置表、pp.51, 57。(2016年)
  6. ^ a b 本形式の車両数よりも運用数の方が多いため、キハ110系2両編成も本形式の運用に交代で入る。稀に、キハ110系1両と本形式1両の組み合わせになることもある。
  7. ^ 交友社鉄道ファン』2018年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」、pp.35。
  8. ^ a b 1972年に梅小路蒸気機関車館に動態保存され、現在山口線で保存運転を行っている1号機も、現役(定期運用があった)時代の最終となった1954年から1972年まで旧・新津機関区に配置されており、晩年のC57 180・D51 498とともに配置されていた時期がある。
  9. ^ 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』 1982年3月号 109頁

参考文献編集

  • ジェー・アール・アル編 (2016) (日本語). JR気動車客車編成表2016. 交通新聞社. ISBN 978-4330690162. 

関連項目編集