新都市中央通り(しんとしちゅうおうどおり)は茨城県つくば市春日一丁目の春日1丁目西交差点から、つくば市境田の茨城県道19号取手つくば線結節点へと至る都市計画道路の通称。学園西交差点より東は学園北大通りと直結しており、概ね首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスに沿っている通りである。

茨城県道19号標識
新都市中央通り
(都市計画道路 新都市中央通り線)
路線延長 13.6 km
起点 茨城県つくば市春日一丁目
春日1丁目西交差点
終点 茨城県つくば市境田
接続する
主な道路
記法
国道408号学園西大通り
茨城県道244号妻木赤塚線学園北大通り
国道354号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
陣場
陣場
研究学園

概要 編集

都市計画道路としての正式な路線名は「研究学園都市計画道路 3・2・40号 新都市中央通り線」。つくばエクスプレス(TX)沿線のまちづくり支援、TX万博記念公園駅研究学園駅へのアクセス及び周辺道路の渋滞緩和を図ることを目的とする都市計画により、つくば市中心部よりつくばエクスプレス沿線の各開発地区を結び常磐自動車道谷田部インターチェンジ(IC)付近に至る整備事業中の通りである[1]。起点付近は学園北大通りの延長のようになっており、全線が4車線となる予定である。沿道は主につくばエクスプレス沿線開発によって商業地や住宅地として整備されている最中で、研究学園駅周辺ではiiasつくばに代表される商業地域や住宅街が形成されている[要出典]。また、埼玉県三郷市からつくば市みどりの付近までつくばエクスプレスに沿って整備中の都市軸道路とは別の通りであるものの、みどりの駅 - つくば駅区間においては事実上、都市軸道路の延長道路の役割を果たしている。また、新都市中央通りは茨城県道19号取手つくば線に全線指定される主要地方道県道)でもある。2023年4月現在、全線が供用されている[2][3]

路線データ 編集

  • 計画延長:13.6km[4]
  • 幅員:30 - 40.6m(車道部13m/4車線)[1]
  • 規格区分:4種1級[1]
  • 設計速度:60km/h[1]

歴史 編集

  • 1999年平成11年)6月10日:都市計画決定[1]
  • 2004年(平成16年)
    • 3月18日:つくば市島名(1.23km)、同市島名 - 春日2丁目(3.14km)、同市西大橋(大境) - 要(3.528km)の各区間において新都市中央通りの一部を新設する道路区域を指定[5]
    • 8月16日:つくば市島名(万博記念公園駅付近)の一部区間を電線共同溝を整備すべき道路に指定[6]
  • 2005年(平成17年)
  • 2008年(平成20年)
    • 2月28日:つくば市境田 - 同市下平塚(7.74km)の道路区域を指定[10]
    • 3月26日:つくば市島名(島名東交差点 - 新豊年橋西交差点:約1.1km)が開通[11][12]
    • 12月4日:つくば市面野井 - 下平塚(万博記念公園駅付近)、同市面野井 - 東平塚(つくば市役所付近)の各区間が、電線共同溝を整備すべき道路に指定[13]
  • 2009年(平成21年)
    • 3月24日:つくば市谷田部(国道354号・谷田部交差点) - 同市島名(万博記念公園駅付近:約2.9km)が開通[14][15]
    • 4月1日:つくば市西大橋 - 要、同市苅間 - 春日2丁目、同市島名の各区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[16]
  • 2010年(平成22年)
    • 10月21日:つくば市古館 - 同市下萱丸(延長2.6km)を新設する道路区域を指定[17]
    • 11月1日:つくば市面野井 - 苅間(つくば市役所前)の区間(約0.9km)が開通[18]
    • 11月19日:つくば市根崎 - 谷田部(みどりの駅付近)までの区間(約2.3km)が開通[19]
  • 2011年(平成23年)6月6日:つくば市谷田部・つくば市島名の一部区間を、電線共同溝を整備すべき道路に指定[20]
  • 2013年(平成25年)7月22日:つくば市酒丸元西谷ヶ代 - 同市面野井(延長260m)が開通[21][3]
  • 2018年(平成30年)2月22日:つくば市谷田部字堀留地内の旧国道354号交点 - 国道354号谷田部交差点間(約0.1km)を供用[22]
  • 2019年令和元年)8月29日:つくば市面野井の面野井台交差点 - 茨城県道123号エキスポ通りの新豊年橋西交差点間(約0.8km)を供用。
  • 2023年(令和5年)4月25日:つくば市谷田部 - 下萱丸間(約0.6km)を供用し、全線開通[2]

地理 編集

周辺の河川 編集

交差する道路 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 土木部 土浦土木事務所 (2016年3月24日). “都市計画道路新都市中央通り線”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2017年4月23日閲覧。
  2. ^ a b 都市計画道路新都市中央通り線の全線開通について” (PDF). 茨城県土木部道路建設課 (2023年3月24日). 2023年4月25日閲覧。
  3. ^ a b 土木部 土浦土木事務所 (2017年3月24日). “新都市中央通り線 一部区間開通”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2017年5月2日閲覧。
  4. ^ 土浦土木事務所. “新都市中央通り線 一部区間開通”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2016年1月4日閲覧。
  5. ^ 道路の区域の変更(平成16年3月18日 茨城県告示第383号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1552号: p. 9, (2004年3月18日) 
  6. ^ 電線共同溝を整備すべき道路の指定(平成16年8月16日 茨城県告示第1186号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1594号: p. 14, (2004年8月16日) 
  7. ^ 電線共同溝を整備すべき道路の指定(平成17年3月17日 茨城県告示第326号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1654号: p. 14, (2005年3月17日) 
  8. ^ 道路の供用の開始(平成17年8月4日 茨城県告示第958号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1694号: p. 12, (2005年8月4日) 
  9. ^ 道路の供用の開始(平成17年8月18日 茨城県告示第1015号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1698号: p. 3, (2005年8月18日) 
  10. ^ 道路の区域の変更(平成20年2月28日 茨城県告示第240号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1955号: pp. 13–14, (2008年2月28日) 
  11. ^ 道路の供用の開始(平成20年3月13日 茨城県告示第319号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1959号: p. 16, (2008年3月13日) 
  12. ^ 新都市中央通り線 平成26年3月26日(木)午後3:00〜 一部区間を供用開始します (PDF)』(プレスリリース)茨城県、2008年3月12日。 
  13. ^ 電線共同溝を整備すべき道路の指定(平成20年12月4日 茨城県告示第1523号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2035号: p. 7, (2008年12月4日) 
  14. ^ 道路の供用の開始(平成21年3月26日 茨城県告示第245号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2059号: p. 12, (2009年3月26日) 
  15. ^ 土浦土木事務所 (2015年3月5日). “都市計画道路新都市中央通り線”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2016年1月4日閲覧。
  16. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成21年3月5日 茨城県告示第250号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2059号: pp. 13-14, (2009年3月5日) 
  17. ^ 道路の区域の変更(平成22年10月21日 茨城県告示第1193号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2225号: p. 20, (2010年10月21日) 
  18. ^ 道路の供用の開始(平成22年10月21日 茨城県告示第1196号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2225号: p. 21, (2010年10月21日) 
  19. ^ 道路の供用の開始(平成22年10月21日 茨城県告示第1197号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2225号: p. 21, (2010年10月21日) 
  20. ^ 電線共同溝を整備すべき道路の指定(平成23年6月6日 茨城県告示第657号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2289号: p. 14, (2011年6月6日) 
  21. ^ 道路の供用の開始(平成25年7月18日 茨城県告示第853号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2505号: p. 16, (2013年7月18日) 
  22. ^ 道路の供用の開始(平成30年2月22日 茨城県告示第145号) (PDF)”, 茨城県報 第2971号: pp. 11–12, (2018年2月15日) 

関連項目 編集

外部リンク 編集