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つくば駅

日本の茨城県つくば市にある首都圏新都市鉄道の駅

つくば駅(つくばえき)は、茨城県つくば市吾妻二丁目にある首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスである。駅番号20で、同線の終点である。

つくば駅
出入口(2018年12月撮影)
出入口(2018年12月撮影)
つくば
Tsukuba
◄19 研究学園 (2.7km)
所在地 茨城県つくば市吾妻二丁目4番地1
駅番号 20
所属事業者 首都圏新都市鉄道
所属路線 つくばエクスプレス
キロ程 58.3km(秋葉原起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
18,606人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 2005年平成17年)8月24日
備考 駅出入口およびそれらをつなぐ地下通路は駅構内ではなく「都市計画道路 南北自由通路[1]」である。
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目次

駅構造編集

島式ホーム1面2線の地下駅である。茨城県内初および現在も唯一の地下駅(掘割型地下駅のみらい平駅を除外した場合)で、筑波研究学園都市の都心地区(センター地区)の学園中央通りの地下にある。

つくば駅務管理所が所在し、同所はみらい平駅・みどりの駅万博記念公園駅研究学園駅を同時に管理する。改札口および出入口は、バスターミナルつくばセンタービルのある駅北東端(行き止まり側)に偏って存在し、駅南西端(秋葉原方)の住宅地には出口を設けていない(駅出口番号は全て「A」を冠しており、Bなど他のアルファベットはない)。また、自動体外式除細動器(AED)が1台設置されている。

改札口前には、ファミリーマートのステップイン型売店が存在する[2]。開業時から2011年平成23年)8月10日までは「am/pm」であった。

また、要人などの休憩場所や視察者への説明会場として使用する「TXルーム」が設けられている[3]

のりば編集

つくば駅プラットホーム
のりば 路線 方面
1・2   つくばエクスプレス 秋葉原方面

出口編集

 
つくば駅A5出口(道路側)とつくばクレオスクエア「Q't」(2007年9月撮影)

事実上7箇所ある。南北自由通路の地上側出口「A1」 - 「A5」が事実上つくば駅出口となっており、TX・つくばエクスプレスロゴと駅名が表示されている(地下自由通路との記載はない)。他にも、地上1階のバスターミナル内に上がれるエレベーターと、A5出口通路の途中から分かれショッピングセンター「Q't」の地上1階フロア(エスカレータ)につながる出口[4][5]が存在するも独立した出口番号を持たない。

出口の位置編集

出口番号 方角 位置 備考
A1 西 北1駐車場前
A2 交番前
A3 駅前広場内
(なし) エレベータのみ
A4 南東
A5 Q't前
(なし) Q't内[6][7]

方角はつくば駅前交差点を基準とした。

TXルーム編集

他社の貴賓室ないし応接室に相当する当駅のTXルームは36.8㎡で収容人員は10名程度。これまでにわかっている中では天皇明仁)・皇后美智子)(2008年、2010年)、スペイン国王フアン・カルロス1世)・王妃(ソフィア・デ・グレシア・イ・ディナマルカ)(2008年)が利用した[3]

南北自由通路編集

改札口前コンコースと地上出入口をつなぐ通路は、鉄道会社所有ではなく、茨城県が管理している公道都市計画道路 南北自由通路」(茨城県道24号土浦境線の一部[8])である[9]。幅員18m、延長105mで、エスカレーター7基とエレベーター2基で地上と連絡する[9]。開業当初は単に通路であったが、後に総合案内所・待合所・コーヒー店「スターバックス」・土産物店等が設置され、事実上「駅の一部」(駅ナカTX AVENUEつくば」)と化している。一方で、公道のため政治家の街頭挨拶[10]年末商戦の出発式[11]など現在の日本においては通常鉄道用地では行えない諸活動が見られる。南北自由通路にある掲示板は市が管理している[8]

総合案内所・物産館編集

改札口を出たすぐのところにつくば市総合案内所が存在し、つくば市観光協会の職員2名が常駐し、観光案内などを行っていた。

駅開業前より「つくばターミナル」ビル内に市の案内所(1階)および観光案内所(2階)が置かれ、駅開業後も営業されていたが、土地勘のない市外からの観光客にとって地上のビル内の一角にある案内所を見つけることは非常に難しく、駅前交番で勤務する警察官筑波山へのアクセス手段を尋ねるといったことがしばしばあり[12]、「駅に観光案内がない」との不満が少なくなかった。臨時で案内職員を南北自由通路(改札前)に派遣することはあったが、駅開業後約9ヶ月を経て、常設の総合案内所が開設された。これにより、従来の案内所は閉鎖された。

2016年6月11日につくば市物産館としてリニューアルオープンし、つくば市の物産品の展示と販売を行っている[13]。観光などの総合案内は駅前広場のBiViつくばにあるつくば総合インフォメーションセンターの1階部分で引き続き行っている。

利用状況編集

2017年度の1日平均乗車人員18,606人である[14]。全線において秋葉原駅北千住駅流山おおたかの森駅南流山駅守谷駅八潮駅新御徒町駅に次ぐ第8位である。

開業以来の1日平均乗車人数は以下の通りである[15][16]

年度別1日平均乗車人員[17][18]
年度 1日平均
乗車人員
2005年(平成17年) 11,126
2006年(平成18年) 12,089
2007年(平成19年) 13,676
2008年(平成20年) 14,709
2009年(平成21年) 15,117
2010年(平成22年) 15,529
2011年(平成23年) 15,638
2012年(平成24年) 16,637
2013年(平成25年) 17,419
2014年(平成26年) 17,131
2015年(平成27年) 17,834
2016年(平成28年) 18,425
2017年(平成29年) 18,606

駅周辺編集

 
つくばクレオスクエア・CREO(2017年3月撮影)
 
つくばセンタービル(2012年10月撮影)
 
ノバホール(2007年9月撮影)
 
ライトオン本社・つくば本店(2012年3月撮影)
 
学園中央通り(2009年10月撮影)
 
常陽銀行研究学園都市支店(2017年3月撮影)

駅前広場編集

筑波研究学園都市における路線バスなどの公共交通拠点として1985年昭和60年)に設置された「つくばセンター交通広場」が、駅開業により「駅前広場」と改称された。広場には改札口を出てからエレベーターまたはエスカレータ(A3・A4出口)を利用する。

A1出口編集

北西(吾妻二丁目・春日一丁目)方面。

A2出口編集

北(吾妻二・三・四丁目)方面。

A3・A4出口編集

南東(吾妻一丁目・竹園一丁目)方面。

A5出口編集

南西(竹園一丁目・東新井)方面。

バス路線編集

つくば駅(つくばセンター)発着路線編集

競合バス路線編集

つくばエクスプレス開業の時点では、東京駅高速バスつくば号」は、運賃をつくばエクスプレス全線普通運賃と同じにする値下げ(1,250円→1,150円)[19]はあっても減便はなく、競合する形となったが、つくばエクスプレスの影響は大きく、2005年平成17年)11月1日から減便などの措置が講じられた。「つくば号」は2006年(平成18年)10月1日に一部便をつくば駅北方約2キロメートル筑波大学始発・終着(「筑波大学」バス停は一般路線の「筑波大学中央」と同じ)とし、下り便に深夜便「ミッドナイトつくば号」を新設した。その他、回数券は廃止となったが、交通系ICカード利用での運賃割引(上り便東京方向でのICカード利用での運賃950円、下り便つくば方向でのICカード利用での運賃1,130円)により運賃面での優位性を保っている。

歴史編集

前史編集

花室(現吾妻)の学園中央通りにおける鉄道駅構想は1965年に策定された「研究・学園都市開発基本計画」に遡る。当地は東京を結ぶ鉄道と筑波研究学園都市内の南北の動線を結節させる地点として位置付けられ、これに基づき日本住宅公団都市再生機構の前身)が鉄道駅用地として確保したのが具体的な事業の始まりである[20][21]

その後東京を結ぶ鉄道についてはしばらく進展がなく、1970年代には新交通システム(案内軌条式)路線「筑波研究学園線」の駅を設ける案が浮上する。

この新交通システムはバスターミナル(現つくばセンターバスターミナル)として計画されていた当地を軸に土浦方面と筑波大学を経て高エネルギー加速器研究機構、大角豆(ささぎ)を経て荒川沖の両方面を結ぶT字型の路線構想であった[20]

1978年に土浦・筑波大学間(短縮化したL字型)の予算要求がされたものの事業採択されたのは筑波大学附属病院と当地の間わずか1.5kmのみであり、その後計画通りの人口と乗客数が見込めないと判断され、1982年に事業休止となり実現しなかった。

1980年代に入ると東京を結ぶ鉄道構想が再び動き出し、1991年につくばエクスプレスの基本計画が承認されつくば駅の位置が決定する。

つくば駅の建設は2004年ごろ行われ、学園中央通りの車線半分を使用停止にして開削工法で進められた。出口通路となる都市計画道路南北自由通路は2005年8月17日、駅開業に先立って開通式典が行われている。

最後まで残った公団(都市機構)保有の鉄道駅用地は1985年に開業したバスターミナルビルを経て、2011年に4億9000万円でつくば市に売却され、現在BiViつくばが建っている。

開業後編集

  • 2005年(平成17年)8月24日 - 開業
  • 2006年(平成18年)6月11日 - 南北自由通路につくば市総合案内所を設置
  • 不明 - 地番整理で当駅の地番がつくば市吾妻二丁目128番地から「つくば市吾妻二丁目4番地1」に変更。
  • 2007年(平成19年)2月 - 「TXルーム」設置[3]

隣の駅編集

首都圏新都市鉄道
つくばエクスプレス
快速
守谷駅 (15) - つくば駅 (20)
通勤快速・区間快速・普通(区間快速は守谷まで各駅に停車)
研究学園駅 (19) - つくば駅 (20)

ドラマ・映画・CM撮影等編集

ドラマ編集

  • 特急田中3号 - 田中一郎が家に帰るために利用した駅として登場している。

その他にも、駅周辺が様々なドラマ・CMの撮影に使われている。

脚注編集

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  1. ^ 都市計画道路 南北自由通路が完成!(茨城県サイト) Archived 2012年6月20日, at the Wayback Machine.
  2. ^ 2011年8月開店の店舗一覧”. ファミリーマート. 2011年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月27日閲覧。
  3. ^ a b c "首都圏新都市鉄道株式会社", "TX開業5周年の歩み", pp. 53, http://tx-style.net/mir_data/h5uhYxGQ/03.pdf 
  4. ^ フロアガイド(つくばクレオスクエア) - テナント番号2番の横に駅直結エスカレータ
  5. ^ つくば駅地下見取り図 - A5出口が枝分かれ「Q't店内へ」
  6. ^ Q'tフロアガイド1階
  7. ^ つくば駅構内図
  8. ^ a b TXつくば駅南北自由通路(土浦境線)公共掲示板の利用に関する要領」”. つくば市役所観光物産課. 2014年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月21日閲覧。
  9. ^ a b 都市計画道路 南北自由通路が完成!”. 茨城県土木部 (2005年). 2012年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月21日閲覧。
  10. ^ つくば市議田中サトエ 2010年12月13日
  11. ^ お歳暮商戦スタート TXつくば駅で宅訪出発式 筑波西武 2006年10月31日 常陽新聞
  12. ^ 「約1000人近い観光客や市外からの方たちが駅前交番に駆け込み混乱を生じたこともありました」(つくば市議会議員 星田こうじ 一般質問)
  13. ^ つくば駅構内に「つくば市物産館」オープン! (PDF)”. つくば市 (2016年6月15日). 2016年12月26日閲覧。
  14. ^ つくばエクスプレス乗車人員
  15. ^ 首都圏新都市鉄道株式会社 ニュースリリース 平成22年5月25日
  16. ^ つくばエクスプレス沿線地域の 現状とこれから - 常陽アーク[リンク切れ]
  17. ^ 統計つくば - つくば市
  18. ^ 茨城県統計年鑑
  19. ^ 2014年4月1日の運賃改定後はつくばエクスプレス全線運賃がICカード利用時1,183円、切符利用時1,190円であるのに対して、つくば号の運賃は1,180円とわずかに安くなっている。
  20. ^ a b 「モノレール」1979年6月号 p46-53
  21. ^ 「道路セミナー」1979年1月号

外部リンク編集