映画のジャンル
映画についての分類
映画のジャンル(えいがのジャンル)とは、広義には、映画を構成する諸要素(主題、題材、ストーリーテリング、スタイル、登場人物など)の共通の特徴を基準に、映画をマスメディアと大衆が通俗的に分類したものである。
定義
編集映画の関連書籍には、ジャンルを分ける考え方があるが、一方で映画の特徴的な要素にはモードと呼ばれる様式が存在する。ミレニアム以降、前者が歴史的、文化的に属するグループがそれぞれに分かれるものに対し、「モード」は、例えば映画の要素としてのメロドラマをモードとして捉えると、より広い歴史的、文化的分野にわたってメロドラマは機能しており、映画を構成しながら、観客の感性に訴えるより大きなパターンを指す可能性があるとされる。今日では便宜的に両者は補完的な役割を果たす流れで語られている。
便宜上、その作品の中の特徴的な要素を恣意的に取り出して分類しているだけである。だから、分類方法も基準も選者によって、違ってくることも多い。また、特定のジャンルのみに固定できる映画ばかりでもない。公開時(放送、リリース時)のセールスの仕方に従っているのが通例である。
インターネット・ムービー・データベースは、映画のジャンルを23の基本的ジャンルに分類している。アクション映画、冒険映画、アニメーション映画、伝記映画、コメディ映画、犯罪映画、ドキュメンタリー映画、ドラマ映画、ファミリー映画、ファンタジー映画、フィルムノワール、歴史映画、ホラー映画、音楽、ミュージカル映画、ミステリー映画、ロマンス、SF映画、短編映画、スポーツ、スリラー映画、戦争映画、西部劇である[3]。