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映画ファンドは、映画製作資金を投資家から調達し、興行成績に応じて配当するという仕組みの投資商品

目次

日本の映画ファンド史編集

個人向け映画ファンド編集

2004年11月に松竹が専ら個人投資家を対象とした「映画ファンド 忍-SHINOBI」を組成し、一口10万円で募集した。これは2005年公開の『SHINOBI-HEART UNDER BLADE-』の製作資金を調達し、興行収入やDVDソフト売上の利益で償還を得るファンドで、投資金額を少額に設定した最初の映画ファンドである。宣伝費を含めた総製作費15億円の内5億円をこのファンドを通じて調達する目論見で、個人約1300名と法人5名(出資比率は非公開)の出資で満額を調達した。
しかし、興行収入は損益分岐点の20億円に届かず、ソフト売上も苦戦したため、投資資金は元本割れで償還された。松竹は公開時に大作が並び客入りが低調であったことを理由に挙げていたが、作品に対する需要や収益の過大評価による現実とのミスマッチも影響しているとされる[2]。 また、同時期に松竹配給の『天使』についても、ネット証券を通じてファンドが販売されたが、小規模だった為か投資資金のリターンについては明らかにされていない。

なお、メディアコンテンツを対象とした個人向け投資ファンドとしては2000年の「ゲームファンド ときめきメモリアル」が先例でよく知られているが、こちらも購入手数料を差し引くと元本割れとなっている。

関連書籍編集

脚注編集

  1. ^ 公表日:2011.08.15 「本邦コンテンツの海外展開を行う㈱All Nippon Entertainment Works の設立」を決定”. 産業革新機構 (2011年8月15日). 2013年5月13日閲覧。
  2. ^ 日経クイック マネーライフ「元本割れした『忍-SHINOBIファンド』の経験に学ぶ」[1]

関連項目編集