木村幹
木村 幹(きむら かん、1966年(昭和41年)4月7日 - )は、日本の政治学者、神戸大学大学院国際協力研究科教授、 NPO法人汎太平洋フォーラム理事長。 専門は比較政治学、朝鮮半島地域研究。博士(法学)。大阪府東大阪市生まれ。
きむら かん 木村 幹 | |
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神戸大学前にて。(2005年) | |
生誕 |
1966年4月7日(58歳) 大阪府東大阪市 |
出身校 | 京都大学大学院法学研究科 |
職業 | 政治学者 |
略歴
編集学歴
編集- 生駒市立生駒東小学校、生駒市立緑ヶ丘中学校、東大寺学園高等学校を経て、京都大学法学部へ進学。
- 1990年(平成2年) - 京都大学法学部卒業
- 1992年(平成4年) - 京都大学大学院法学研究科修士課程修了(比較政治学専攻)
- 1993年(平成5年) - 京都大学博士課程中退。
- 2001年(平成13年) - 博士(法学)(京都大学)
職歴
編集- 1993年(平成5年) - 愛媛大学法文学部助手
- 1994年(平成6年) - 愛媛大学講師
- 1997年(平成9年) - 神戸大学大学院国際協力研究科助教授[1]
- 2005年(平成17年) - 神戸大学大学院国際協力研究科教授
- 2017年(平成29年) - 神戸大学アジア学術総合センター長(国際協力研究科教授と兼務、2021年まで)
- 2023年(令和5年)- - 神戸大学大学院国際協力研究科研究科長(国際協力研究科教授と兼務)
兼職
編集- 韓国国際交流財団研究フェロー(1996-1997年)
- ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センター客員研究員(1998-1999年)
- 高麗大学校亜細亜問題研究所客員研究員(2001年)
- 世宗研究所客員研究員(2006年)
- オーストラリア国立大学アジア研究学部客員研究員(2008年)
- ワシントン大学ジャクソン国際学部客員研究員(2010-2011年)
- 高麗大学校国際大学院招聘教授(2014年)
- 関西大学法学研究所研究員(2000-2001年)
- 兵庫県国際交流協会運営委員(2005-2008年)
- 第一次日韓歴史共同研究(2002-2005年)委員会研究協力者(第3部会)
- 第二次日韓歴史共同研究(2007-2010年)委員会研究委員(教科書小グループ)
- NPO法人汎太平洋フォーラム理事長
- 一般財団法人アジア太平洋研究所主席研究員(2014-2015年)
- 朝日新聞論壇委員(2015-16年)
- 神戸新聞客員論説委員(2016-2020年)
受賞
編集研究
編集人物
編集- オリックス・バファローズのファンであり、度々メディアにも登場している[5]。
著作
編集単著
編集- 『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識 朝貢国から国民国家へ』ミネルヴァ書房〈Minerva人文・社会科学叢書 39〉、2000年10月30日。ISBN 4-623-03292-2。
- 기무라 간(木村 幹) (2007-12-05). 조선/한국의 내셔널리즘과 소국의식 : 조공국에서 국민국가로(朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識 : 朝貢国から国民国家へ). 김 세덕(金 世徳)訳. 산처럼(サンチョロム). ISBN 9788990062239 - 韓国語版:金世徳訳、サンチョロム。
- 『韓国における「権威主義的」体制の成立 李承晩政権の崩壊まで』ミネルヴァ書房〈Minerva人文・社会科学叢書 71〉、2003年6月10日。ISBN 4-623-03757-6。
- 기무라 간(木村 幹) (2013-12-30). 한국의 권위주의적 체제 성립 : 이승만 정권의 붕괴까지(韓国における「権威主義的」体制の成立:李承晩政権の崩壊まで). 김 세덕(金 世徳)訳. 제이앤씨(J&C). ISBN 9788956689975 - 韓国語版:金世徳訳、J&C。
- 『朝鮮半島をどう見るか』集英社〈集英社新書〉、2004年5月14日。ISBN 4-08-720241-0。 - 年表あり。
- 『高宗・閔妃 然らば致し方なし』ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2007年12月10日。ISBN 978-4-623-05035-2。 - 肖像あり。
- 기무라 간(木村 幹)『대한제국의 패망과 그림자(大韓帝国の敗亡とその影響)』김 세덕(金 世徳)訳、제이앤씨、2017年8月25日。ISBN 9791159170713。 - 韓国語版:金世徳訳、J&C。
- 『民主化の韓国政治 朴正煕と野党政治家たち1961~1979』名古屋大学出版会、2008年1月。ISBN 978-4-8158-0572-2。
- 『韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌』中央公論新社〈中公新書〉、2008年8月25日。ISBN 978-4-12-101959-2。 - 文献あり。
- 『近代韓国のナショナリズム』ナカニシヤ出版、2009年7月。ISBN 978-4-7795-0343-6。- 索引あり。
- 『日韓歴史認識問題とは何か』ミネルヴァ書房、2014年10月。ISBN 978-4-6230-7175-3。
- 기무라 간(木村 幹)『한일 역사인식 문제의 메커니즘(韓日歴史認識問題のメカニズム)』김 세덕(金 世徳)訳、제이앤씨、2019年6月3日。ISBN 9791159171413。 - 韓国語版:金世徳訳、J&C。
- The Burden of the Past: Problems of Historical Perception in Japan-Korea Relations, University of Michigan Press, 2019.
- 『歴史認識はどう語られてきたか』千倉書房、2020年7月。ISBN 978-4805112076。
- 『韓国愛憎 激変する隣国と私の30年』中公新書、2022年1月。ISBN 978-4121026828。
- 『誤解しないための日韓関係講義』PHP新書、2022年2月。ISBN 978-4569851402。
- 『全斗煥 数字はラッキーセブンだ』ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2024年9月。ISBN 978-4623098071。
共編・編著・共編著
編集- 玉田芳史 共編『民主化とナショナリズムの現地点』ミネルヴァ書房、2006年4月。ISBN 4-623-04568-4。
- 石田佐恵子、山中千恵 共編著『ポスト韓流のメディア社会学』ミネルヴァ書房〈叢書・現代社会のフロンティア 10〉、2007年10月。ISBN 978-4-623-04868-7。 - 年表あり。
- 島田幸典 共編著『ポピュリズム・民主主義・政治指導 制度的変動期の比較政治学』ミネルヴァ書房〈Minerva比較政治学叢書 1〉、2009年10月。ISBN 978-4-623-05542-5。 - 索引あり。
- 浅羽祐樹、佐藤大介 共著『徹底検証 韓国論の通説・俗説 日韓対立の感情vs.論理』中公新書ラクレ、2012年12月。ISBN 978-4-12-150439-5。 - 年表あり。
- 浅羽祐樹、安田峰俊 共著 『だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」』 講談社、2017年5月。ISBN 978-4-06-2206303。
- 田中悟、金容民 共編『平成時代の日韓関係 楽観から悲観への三〇年』ミネルヴァ書房、2020年7月。ISBN 978-4623088232。
出演
編集脚注
編集- ^ “KAN'S HOME PAGE(旧公式サイト)”. オリジナルの1999年1月17日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主化の韓国政治-朴正熙と野党政治家たち1961〜1979”. 朝日新聞. (2008年2月17日). オリジナルの2012年7月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ 落星台経済研究所ホームページ『日本軍慰安所管理人の日記』(日本語翻訳版)[1]
- ^ 毎日新聞 2013年08月07日「慰安所:朝鮮人男性従業員の日記発見 ビルマなどでつづる」
- ^ “オリックス天下取れない理由は 合併の呪い?色がない?”. 朝日新聞. (2019年4月5日)
関連項目
編集外部リンク
編集- 神戸大学大学院国際協力研究科の教員紹介
- サントリー文化財団(学芸賞受賞についての選評)
- 木村幹 - ハフポスト日本版
- 木村幹 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN、CiNii)
- 木村幹 - researchmap
- 木村幹 - J-GLOBAL
- 日本の研究.com:125377