札幌・東京フリーきっぷ

JR北海道の乗車券

札幌・東京フリーきっぷとは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が発売する特別企画乗車券である。2010年12月4日以降使用開始となる「東京往復割引切符」についても併記する。

概要 編集

2010年12月3日まで 編集

  • 札幌市内発(6日間有効)がある。価格は29,500円。小児は半額。
  • 発駅からフリー区間内までは、東北新幹線及び、東北本線津軽海峡線函館本線室蘭本線千歳線経由の特急急行列車の普通車指定席、または「北斗星」のB寝台車(個室寝台を除く)が利用できる。ただし、途中駅で「北斗星」と新幹線・在来線特急列車を乗り継ぐことはできない。また、急行「はまなす」のB寝台車も利用できない。
  • 経路は東北本線・東北新幹線限定。ただし「北斗星」利用の場合に限り、青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道経由での乗車も可能。
  • フリー区間内までは途中下車できない。フリー区間内では普通列車の普通車自由席が乗り放題となる。
  • 4月27日〜5月6日、8月11日〜8月20日、12月28日〜1月6日は利用できない。

2010年12月4日以降 編集

  • 名称が「東京往復割引切符」に変更となる。
  • 札幌市内発(6日間有効)と函館発(6日間有効)がある。価格は札幌市内発が14,500円、函館発が12,000円。小児は半額。
  • 本きっぷには特急料金は含まれていないため、新幹線・特急・急行列車を利用する場合は特急・急行料金が必要。(札幌から新幹線はやて号・特急利用の際は片道あたり9,100円[通常期]必要。)
  • 寝台列車(北斗星)を利用の場合は、特急料金・寝台料金の他に、青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道の運賃(片道あたり5,330円)が別途必要。
  • 特急・急行・寝台料金別払い方式となったため、グリーン車、急行はまなすのB寝台の利用や、北斗星から新幹線・在来線特急の乗り継ぎは、特急・急行券やグリーン券・寝台券などを購入すると利用可能になった。
  • フリー区間内までは途中下車できない。フリー区間内では普通列車の普通車自由席が乗り放題となる。
  • 札幌市内発は札幌市内-長万部間は小樽・倶知安経由の函館本線と苫小牧・東室蘭経由の千歳線・室蘭本線のどちらかの経路の利用ができる。
  • 利用制限期間はなく、通年利用できる。

フリーエリア 編集

東北上越新幹線の東京〜大宮間は新幹線特急券を別途購入することで利用可能。
東海道新幹線は一切利用できない。

沿革 編集

  • 2016年3月16日 - 北海道新幹線開業に伴い、この日をもって、発売終了。
  • 2016年3月21日 - この日をもって、利用終了。これは、同日をもって、津軽海峡線を通る在来線旅客列車の運行が全て終了する為。