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北海道新幹線

日本の青森県青森市から北海道札幌市までを結ぶ北海道旅客鉄道の高速鉄道路線

北海道新幹線(ほっかいどうしんかんせん)は、青森県青森市から北海道旭川市までを結ぶ計画の高速鉄道路線(新幹線)である。

JR logo (hokkaido).svg 北海道新幹線
■
北海道新幹線で使用されるH5系(左)とE5系(右)
北海道新幹線で使用されるH5系(左)とE5系(右)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 青森県北海道
種類 高速鉄道新幹線
起点 新青森駅
終点 新函館北斗駅(2016年3月26日時点)
駅数 4駅(新青森 - 新函館北斗間)
開業 2016年3月26日(新青森 - 新函館北斗間)
所有者 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運営者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
車両基地 函館新幹線総合車両所
使用車両 E5系、H5系
路線諸元
路線距離 148.8 km
軌間 1,435 mm標準軌
線路数 複線
電化方式 交流25,000 V・50Hz
架空電車線方式
最大勾配 20.8
最小曲線半径 2,500 m
閉塞方式 車内信号式
保安装置 DS-ATC
最高速度 260 km/h
路線図
Map of Hokkaido Shinkansen.png
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2016年(平成28年)3月26日現在、新青森駅 - 新函館北斗駅間が開業している。鉄道建設・運輸施設整備支援機構が鉄道施設を建設・保有し、北海道旅客鉄道(JR北海道)により運営されている。

目次

概要編集

北海道新幹線のうち青森市 - 札幌市の区間は、1972年(昭和47年)に全国新幹線鉄道整備法第4条第1項の規定による『建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画』により公示され、1973年(昭和48年)11月13日に整備計画が決定された5路線(いわゆる整備新幹線)の路線の一つである[1]。国鉄の財政悪化により建設が一時凍結されたが、2005年(平成17年)に新青森 - 新函館間で着工され、2016年(平成28年)3月に新青森駅 - 新函館北斗駅間が開業した[2]青函トンネル(全長:53.85km、海底部:23.30km)を含む新中小国信号場 - 木古内駅間の約82kmの区間は三線軌条による在来線海峡線)との共用区間である[3][注釈 1](後述)。

未開業区間のうち新函館北斗駅 - 札幌駅間が2030年度末に開業する予定である[4]。札幌市 - 旭川市間は1973年(昭和48年)に基本計画が決定されている。

東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営する東北新幹線と相互直通運転を行っており、まとめて東北・北海道新幹線または北海道・東北新幹線[5]と称されることもある。

路線データ編集

 
北海道側での北海道新幹線、右上に新函館北斗駅が見える
(2014年7月、北斗市亀田郡七飯町付近)

駅一覧編集

開業区間編集

  • 接続路線はその駅で接続している路線(正式路線名)のみ記載する。
  • 新青森駅はJR東日本の管轄駅。
  • 新中小国信号場(大平分岐部) - 木古内駅(木古内分岐部)間は在来線(海峡線)との共用区間(三線軌条)。
  •   青函トンネル内(竜飛定点 - 吉岡定点間)
  • この他、青森県の東津軽郡蓬田村北津軽郡中泊町、北海道渡島管内亀田郡七飯町を通過するが、駅・信号場の設置はない[10][11]
  • 新青森駅と新函館北斗駅は全列車が停車。奥津軽いまべつ駅と木古内駅は通過列車あり。
駅名 新青森からの 東京からの 接続路線(乗換駅・備考) 所在地
営業
キロ

キロ
営業
キロ

キロ
新青森駅 0.0 0.0 713.7 674.9 東日本旅客鉄道  東北新幹線奥羽本線 青森県 青森市
新中小国信号場 - 28.9 - 703.8 北海道新幹線・海峡線[* 1](JR北海道)と津軽線(JR東日本)の施設上の分岐点[* 2] 東津軽郡 外ヶ浜町
大平分岐部 - 29.4 - 704.3 新中小国信号場構内扱い。海峡線との共用区間始点。
奥津軽いまべつ駅 38.5 38.5 752.2 713.4 東日本旅客鉄道:津軽線津軽二股駅:隣接) 今別町
竜飛定点 - 58.0 - 732.9 緊急時の避難施設および保線基地 外ヶ浜町
この間で津軽海峡を縦断する
吉岡定点 - 81.0 - 755.9 緊急時の避難施設および保線基地 北海道[* 3] 松前郡 福島町
湯の里知内信号場 - 101.5 - 776.5 貨物列車の待避施設 上磯郡 知内町
木古内分岐部 - 111.4 - 786.3 木古内駅構内扱い。海峡線との共用区間終点。 木古内町
木古内駅 113.3 113.3 827.0 788.2 北海道旅客鉄道:海峡線[* 1]
道南いさりび鉄道道南いさりび鉄道線 (sh01)
新函館北斗駅 148.8 148.8 862.5 823.7 北海道旅客鉄道:函館本線 (H70) 北斗市

未開業区間編集

駅名 新青森からの 東京からの 接続路線(乗換駅・備考) 所在地
営業
キロ

キロ
営業
キロ

キロ
新函館北斗駅 148.8 148.8 862.5 823.7 北海道旅客鉄道:※函館本線 北海道[* 3] 北斗市
新八雲駅(仮称) 202.9 877.8 (函館本線八雲駅とは別位置) 二海郡 八雲町
長万部駅 235.9 910.8 北海道旅客鉄道:室蘭本線・※函館本線 山越郡 長万部町
倶知安駅 290.3 965.2 北海道旅客鉄道:※函館本線 虻田郡 倶知安町
新小樽駅(仮称) 328.3 1003.2 (函館本線小樽駅南小樽駅などとは別位置) 小樽市
札幌駅   360.3 1035.2 北海道旅客鉄道:函館本線
札幌市営地下鉄  南北線  東豊線さっぽろ駅:N06・H07)
札幌市 北区[* 4]
  1. ^ a b 2016年3月26日以降在来線の定期旅客列車の運行なし。
  2. ^ 津軽線と海峡線の書類上・営業上の分岐点は中小国駅
  3. ^ a b 松前郡福島町・上磯郡知内町・同郡木古内町・北斗市・二海郡八雲町・山越郡長万部町は渡島管内、虻田郡倶知安町・小樽市は後志管内、札幌市は石狩管内に所在。
  4. ^ 駅ビルは札幌市中央区に所在。

各駅の構造編集

各駅のホームには可動式安全柵が設置されている。また、ホーム有効長は10両分(263m)となっている[12]

各駅の構内配線とホームの形式
配線分類 2面4線 2面2線+下り通過線 2面2線+上り通過線 2面2線
構内図        
該当駅 新青森駅 奥津軽いまべつ駅 木古内駅 新函館北斗駅


運行形態編集

新青森駅 - 新函館北斗駅間運行の「はやて」を除き東北新幹線と直通運転しており、おおむね1時間に1本の割合で運転されている。また、2016年(平成28年)3月26日に開業した新青森駅 - 新函館北斗駅間の距離が約148kmと短いことから、東北新幹線と一体的な列車名を使用している[JR北 1]

列車愛称編集

「はやぶさ」編集

はやぶさ」は、東京駅・仙台駅 - 新函館北斗駅間で運行される列車。使用車両はE5系・H5系全車指定席。東北新幹線内では大宮駅 - 仙台駅間ノンストップであり、宇都宮駅 - 盛岡駅間では最高速度320km/hで走行する。

  • 東京駅 - 新函館北斗駅間直通列車:10往復
  • 仙台駅 - 新函館北斗駅間直通列車:1往復

「はやて」編集

はやて」は、盛岡駅・新青森駅 - 新函館北斗駅間で運行される列車。全車指定席。使用車両はE5系・H5系。東北新幹線盛岡駅 - 新青森駅間および北海道新幹線は整備新幹線であるため、最高速度は260km/hである。

  • 盛岡駅 - 新函館北斗駅間直通列車:1往復
  • 新青森駅 - 新函館北斗駅間運転列車:1往復

車両編集

営業車両編集

  • E5系 - U編成、10両編成(JR東日本保有)。
  • H5系 - H編成、10両編成(JR北海道保有)。

また、E5・H5系は道南や東北新幹線での運行を前提とした車両であるため、2031年春予定の札幌開業時の車両更新の時期に導入する、より厳しい後志管内の気候に対応できる寒冷地対応の新幹線車両の開発を検討しているという報道もあるが、報道時点でJR北海道の広報は否定をしている[道新 1]

事業用車両編集

  • E926形 (East i) - S編成、6両編成(JR東日本所有)。

運賃と特急料金編集

運賃は営業キロに基づいて算出する。全線にわたって並行するJR北海道の路線が存在しないため[注釈 4]、実キロ(新幹線での実際の距離)が用いられている。津軽海峡線津軽線海峡線江差線)時代は五稜郭駅 - 函館駅間を除く全区間が地方交通線であったが、北海道新幹線では幹線相当の運賃が適用されるようになった。

2015年10月13日に認可申請した特急料金は、「三角表」と称するものにより各駅間個別に定められている。一方、この各駅間の特急料金は当該区間の営業キロに基づいて算出されたものである[JR北 2][JR東 1]

なお、北海道新幹線と東北新幹線を通しで乗車する(新青森駅を挟む)場合の特急料金・グリーン料金の算出については、営業キロは通算せず新青森駅までのそれぞれの個別料金を合算する。ただし、指定席特急料金については座席指定料金を1席分とするため、合算した指定席特急料金から520円(通常期)を差し引いている。また、低減措置として奥津軽いまべつ駅と東北新幹線各駅相互間および七戸十和田駅(東北新幹線)と北海道新幹線各駅相互間を利用する場合には、指定席特急料金は合算した自由席特急料金に520円(通常期)を加えた料金となる。

(参考)北海道新幹線特急料金表
(2016年3月26日現在。普通車通常期・大人料金)[JR北 2][JR東 1]
営業キロ・区間
普通車
自由席
[注釈 5]
指定席
100キロ以下 隣接駅間[注釈 6] 新青森駅・新函館北斗駅発着 1,310 2,510
奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅 1,490
上記以外[注釈 7] 1,990
101 - 200キロ 奥津軽いまべつ駅・木古内駅発着 2,800 3,320
上記以外 3,930 4,450
  • 指定席特急料金は、閑散期は一律200円引き・繁忙期は一律200円増し。立席・特定利用時(自由席特急料金[注釈 5])は通年で同額。
  • グリーン車を利用する場合には、自由席特急料金と同額(ただし特定特急券区間も1,990円)の特急料金に利用区間に応じたグリーン料金を加算した金額となる。「グリーン料金」を参照。
  • グランクラスを利用する場合には、自由席特急料金と同額(ただし特定特急券区間も1,990円)の特急料金に利用区間に応じたグランクラス料金を加算した金額となる。「グランクラス料金」を参照。

乗務員と車内販売編集

乗務員運転士車掌)は、東京 - 新青森間がJR東日本、新青森 - 新函館北斗間がJR北海道の管轄で函館新幹線運輸所が担当しており[14]、管理境界駅の新青森で交代となる。

また、グランクラスアテンダントは全区間通しで日本レストランエンタプライズ (NRE) の担当となる。接客サービスは東京 - 新函館北斗間の列車のみとなる。2019年3月15日まで実施されていた車内販売もNREが担当していた。

主要技術編集

 
上:在来線との共用走行のため三線軌条となっている海峡線新中小国信号場 - 木古内駅間の路線。EH800が牽引するコンテナ貨物とすれ違うため、この区間では最高速度が140km/hに制限される
下:海峡線の木古内駅方面を見る。在来線は共用走行区間の三線軌条から手前のスノーシェルターで分岐した後に駅に向かうが、新幹線はそのまま直進して駅に向かう

三線軌条区間編集

北海道新幹線は青函トンネル(全長:53.85km、海底部:23.30km)を含む新中小国信号場 - 木古内駅間の82.1km区間が三線軌条となっており、在来線海峡線)との共用走行を行う[3]。そのため、三線軌条特有の装置である限界支障報知装置やレール破断検知装置、車軸検知式き電区分制御装置を開発し共用区間全線に設置されている。この区間には新幹線専用分岐器7箇所に加え、三線分岐器12箇所、在来線専用分岐器10箇所が設けられている。ただし、この区間は2019年3月16日改正の時点では最高速度が160km/hに制限されており、東京 - 新函館北斗間の所要時間は最短で3時間58分となっている[JR北 3]

この区間は2016年3月26日の開業時点では最高速度が140km/hに制限されていた[JR北 4][日経 1]。そのため、北海道や青森県などで構成する協議会は高速化を要望している[道新 2]

国土交通省は、北海道新幹線の青函トンネル内での最高速度を、当初計画の140km/hから、200km/h以上に高速化する方法を話し合う有識者会議を開き、すれ違う貨物列車のコンテナが風圧で破損する恐れがあるため、ダイヤ調整などですれ違いを回避し、高速走行する方法を検討している。2017年12月には今後の試験走行の結果をふまえて、青函トンネル内について2018年(平成30年)度末に全列車の最高速度の160km/h運転化を、2020年(平成32年)度末に特定時期の複数の下り列車の最高速度200km/h化を行う方針が国土交通省によって示された。160km/h化によって現行に比べ3分の短縮、下り線の200km/h化によって現行に比べ6分に短縮されると試算している[国交省 1]

鉄道・運輸機構は2018年9月に160km/hから210km/hでの速度向上試験(200km/h以上は下り線のみ)及び160km/hでの新幹線と在来線のすれ違い試験を行うことを発表した[JRTT 1]。しかし台風21号及び北海道胆振東部地震の影響により、200km/h以上での走行試験は見送られた[JRTT 2]。この結果を踏まえ、2019年(平成31年)3月16日のダイヤ改正にて営業列車の最高速度160km/hへの引き上げが実現された[JRTT 3]。2019年(令和元年)9月からの試験では最高で260km/hでの試験を行う予定とした[JRTT 3]


冬期対策設備編集

北海道新幹線の経由する青森県と北海道は日本でも有数の豪雪地帯であり、冬季においても安定輸送を維持するための対策が施されている。

 
「エアジェット」発生音の注意喚起標識(新函館北斗駅付近にて2019年5月撮影)

最も雪の多い新青森駅付近では、東北新幹線の青森県区間とと同じスプリンクラーによる散水消雪方式が採用されている[15]

新青森以北の地域では冬季の平均気温が-1℃を下回るため、散水した水が凍結する恐れがあることから散水消雪方式ではなく、高架橋の軌道下の路盤コンクリートを高くし、線路の両脇に雪を貯める貯雪式高架橋を採用している。比較的降雪量の多い青森県側では、高架橋内の降雪を減らすための雪覆いを設けた半雪覆式貯雪型高架橋が採用されている。新幹線列車の共用走行を想定して建設された海峡線との共用区間[16]や一部の新設区間など人家が少なく騒音の問題のない個所では、軌道面以外に開口部を設けて雪を高架橋の下に落とす開床式高架橋が採用されている。北海道側では通常の貯雪式高架橋が採用されている[17]

氷塊や雪の介在による分岐器不転換を防止する対策として、電気融雪器を設置することを基本としており、加えてJR北海道の在来線で実績のある分岐器融雪ピット[注釈 8]と圧縮空気の噴射で氷雪を除去するエアジェットを設置する。海峡線との共用走行区間の三線分岐器の箇所については、電気融雪器とエアジェットに加え、スノーシェルターを整備した[15]。 軌道上の除雪を行う除雪用機械(モーターカー)については、9両の導入を予定しており、これまでの新幹線用と基本的には変わらないが、共用走行区間の三線軌道を除雪する際には、三線軌道に合わせた形状の鉄板(フランジャー)を下ろして除雪を行う[7]


エアジェットについては、開業時となる2016年3月には作動に伴う騒音の問題が表面化し、防音対策を担当する鉄道建設・運輸施設整備支援機構北斗市との間で協議が進められているが、平行線をたどる状態となっている[道新 3][道新 4]。また、騒音問題に伴って、エアジェット設置箇所周辺には発生音に関する注意喚起標識が設置されている。

地震対策設備編集

最新の観測技術や高速ネットワークに対応し、早期探知アルゴリズムを改良した「早期地震防災システム」が開発され[18]、北海道新幹線にも導入されている[7]。また、2004年に発生した新潟県中越地震による上越新幹線脱線事故をうけて、新幹線車両が地震などにより脱線した場合でも、車両がレールから大きく逸脱することを防止する「車両逸脱防止L型ガイド」が開発され[19]、使用車両であるH5系・E5系の全編成にを設置されている[7]。さらにレールの転倒や大幅な移動を防ぎ、L型車両ガイドが有効に機能するよう、「レール転倒防止装置」の敷設工事が進められている[7]

利用状況編集

開業から1年が経過した2017年3月27日にJR北海道は最初の1年間(2017年3月25日まで)の利用状況を発表した[JR北 5][20]。それによると、年間の利用者数は229.2万人、一日平均で約6300人となり、在来線時代の前年に対して164%となった[JR北 5]。平均乗車率は32%である[JR北 5][20]。この数値は事前想定の1日5000人を上回った[20]。羽田・函館線の航空利用者は2016年上期に前年比97%で、時間的制約で航空機が優位になるという想定は外れたと評されている[20]。一方、函館大学等による調査では、ビジネス客は利用者の2割以下という結果が出ており、青函間に限った場合には運賃・料金面で差が拡大したフェリーの利用客が増加した[20]

2017年度の営業係数は202となっており、新幹線で唯一、100を超えている[JR北 6]

沿革編集

着工前 国鉄時代編集

着工前 JR北海道発足後編集

  • 1987年(昭和62年)
  • 1988年(昭和63年)
  • 1989年平成元年)1月17日:政府・与党申し合わせにより、整備新幹線の旧財源スキーム策定[新聞 1]
  • 1990年(平成2年)12月24日:政府・与党申し合わせで、並行在来線をJRから経営分離することを明記[新聞 1][東奥 1]
  • 1991年(平成3年)
    • 6月20日:東北新幹線の東京 - 上野間が延伸開業。
    • 10月1日:新幹線鉄道保有機構が解散し、鉄道整備基金設立。
  • 1992年(平成4年)6月19日運輸政策審議会が、「五大都市(東京、大阪、名古屋、札幌、および福岡)から地方主要都市までを概ね3時間程度で結ぶ」とする答申を発表。
  • 1994年(平成6年)
    • 2月8日:非自民連立政権の政府・与党が新規着工凍結の申し合わせ[26]
    • 9月:自社さ連立政権の政府・与党に整備新幹線検討委員会を設立[26]
    • 12月19日:自社さ連立政権の政府・与党が再度新規着工凍結の申し合わせ[26]
  • 1996年(平成8年)12月25日:未着工の整備新幹線のうち、木古内 - 上磯間など7区間をスーパー特急方式で着工するという自民党案発表。政府・与党合意により、整備新幹線の新財源スキーム、新規着工区間など決定[国交省 2]。北海道新幹線は新青森(石江) - 札幌間の駅・ルート公表および環境影響評価、新青森(石江) - 新函館(仮称)間の工事実施計画認可申請、町境トンネル難工事推進事業、新函館駅(仮称)部調査の実施を決定[23]
  • 1997年(平成9年)
  • 1998年(平成10年)
    • 1月21日:政府・与党整備新幹線検討委員会検討結果公表。従来の整備計画として、北海道新幹線の青森 - 札幌間の維持を確認。新青森(石江) - 札幌間の駅・ルートを公表し、引き続き環境影響評価に着手するとともに、新函館駅(仮称)の駅部調査を開始することを決定[国交省 2]
    • 2月3日:北海道新幹線の新青森 - 札幌間の駅およびルート公表。北回りルートが正式に決定[23][25]
    • 5月21日:新函館駅(仮称)の駅部調査開始[23]
    • 10月8日:北海道新幹線 新青森 - 札幌間の環境影響評価着手[23]
  • 2000年(平成12年)
    • 7月1日:環境影響評価準備書の公告、縦覧[23]。八雲町に設置する駅を函館本線八雲駅から新規設置駅となる新八雲駅(仮称)に変更。
    • 12月18日:整備新幹線検討委員会による政府・与党申し合わせ[23]。北海道新幹線の新青森 - 札幌間は環境影響評価終了後、工事実施計画の認可申請を行うこと、新青森 - 新函館間の青函トンネルについて、貨物鉄道走行に関する調査を実施することを決定。今回着工しない区間は東北新幹線 盛岡 - 八戸間および九州新幹線鹿児島ルート 新八代 - 西鹿児島間の完成後に見直すこととされた[国交省 2]
  • 2002年(平成14年)
    • 1月8日:北海道新幹線 新青森 - 札幌間の環境影響評価終了。同区間の工事実施計画(その1)認可申請[23][25]
    • 12月1日:東北新幹線の盛岡 - 八戸間が延伸開業[東奥 1][JR東 2]
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
    • 4月1日:青函トンネルにおける新幹線・貨物列車共用走行事業化調査などの実施計画を国土交通省が認可[国交省 4]
    • 6月:与党プロジェクトチーム、新青森 - 新函館(仮称)間など3区間を2005年(平成17年)度に着工する方針を決定。
    • 8月31日:整備新幹線の取扱いに係る政府・与党中間申し合わせ[国交省 5]
    • 12月16日:政府・与党検討委員会の検討結果(政府・与党申し合わせ)により、新たな財源スキーム(既設新幹線譲渡収入の前倒し活用など)および着工区間が決定。北海道新幹線の新青森 - 新函館(仮称)間は2005年(平成17年)度初に着工し、2015年(平成27年)度末の完成を目指す方向で合意[23][国交省 2]
    • 12月22日:2005年(平成17年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に30億円で予算政府案が決定[国交省 6]
  • 2005年(平成17年)
    • 3月25日:全国新幹線鉄道整備法施行令の一部を改正する政令案を閣議決定[国交省 7]

着工後編集

  • 2005年(平成17年)
    • 4月20日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画(その1)追加認可申請[23][25]
    • 4月27日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画(その1:土木、共用区間内の軌道、電気)追加認可および着手[23][25][27][国交省 8]
    • 5月22日:新青森 - 新函館(仮称)間、フル規格で着工[23][東奥 1]。函館本線渡島大野駅で建設工事起工式を実施[27]
    • 9月7日:新青森 - 新函館(仮称)間の中心線杭打ち式挙行[27]。木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル着工。
    • 11月1日:木古内鉄道建設所が開所(同日に開所式)[27]
    • 11月27日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル(西工区・東工区)合同安全祈願を挙行[27]
    • 12月22日:2006年(平成18年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に60億円で予算政府案が決定[国交省 9]
  • 2006年(平成18年)
    • 1月19日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル(西工区)掘削開始[27][24]
    • 3月18日:この日のダイヤ改正を以て、海峡線吉岡海底駅への定期列車の停車(客扱い)を終了[JR北 7]
    • 3月28日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル(東工区)掘削開始[27]
    • 4月3日:函館総合車両基地の用地測量現地作業開始[27]
    • 6月19日函館港に新幹線軌道用レール初陸揚げ[27]
    • 8月28日:(北海道新幹線工事のため)この日を以て、海峡線吉岡海底駅への見学者専用列車の運行を終了。吉岡海底駅は長期営業休止[JR北 8]
    • 10月:新函館(仮称) - 新八雲(仮称)間の桧山トンネルにおけるボーリング調査開始。
    • 12月22日:2007年(平成19年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に100億円で予算政府案が決定[国交省 10]
  • 2007年(平成19年)
    • 1月25日:新青森 - 新函館(仮称)間のレール敷設開始[27]
    • 7月1日:北斗鉄道建設所が開所(7月9日開所式)[27]
    • 7月9日:外ヶ浜鉄道建設所の開所式が行われる[23]
    • 8月24日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画変更認可[23]
    • 9月26日:木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル(東工区)工事の安全祈願挙行[27]
    • 10月12日福島県の漁港にて、新幹線軌道用レールを陸揚げ[27]
    • 11月8日:木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル(東工区)掘削開始[27][24]
    • 11月18日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の館沢トンネルの安全祈願挙行[23]
    • 12月22日:2008年(平成20年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に178億円で予算政府案が決定[国交省 11]
  • 2008年(平成20年)
    • 1月:長万部駅、倶知安駅の駅部調査開始[24]
    • 2月:新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネル着工。
    • 6月12日:函館総合車両基地路盤の試験盛土開始[27][24]
    • 11月11日:木古内 - 新函館(仮称)間の幸連トンネル掘削開始[27][24]
    • 12月17日:整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ開催。北海道新幹線の長万部 - 札幌間を北陸新幹線および九州新幹線の一部区間と共に、2009年(平成21年)12月までに着工を認可することで合意[道新 5]
    • 12月22日:2009年(平成21年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に337億円で予算政府案が決定[国交省 12]
  • 2009年(平成21年)
    • 1月:新八雲駅(仮称)、新小樽駅(仮称)の駅部調査開始[24]
    • 1月21日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画第2回変更認可[23]
    • 5月29日:2009年(平成21年)度補正予算が成立し、北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に150億円が配分される[国交省 13]
    • 7月3日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネルが貫通。
    • 8月24日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネルの貫通式挙行[27][24]。新青森 - 新函館(仮称)間では青函トンネルをのぞいて初のトンネル貫通。
    • 9月:青森県側での明かり部分の工事が始まり、津軽蓬田トンネルのSENS工法(シールドマシン)での掘削も始まる。
    • 9月28日:後潟高架橋他工事安全祈願[23]
    • 10月26日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネルおよび木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル(西工区)工事の安全祈願、SENS発進式を挙行[27][23]
    • 10月:国土交通大臣が前年12月の政府・与党合意の新規着工検討区間については、白紙とし、新しい政府・与党で整備のあり方を決めていくと発表。
    • 11月30日:木古内 - 新函館(仮称)間の泉沢トンネル工事の安全祈願挙行[27]
    • 12月:整備新幹線問題検討会議等を設置。民間資金の活用、並行在来線維持のためのJRの協力・支援が必要とし、費用対効果、沿線自治体の取組等による着工の順位付けを検討するなどの「整備新幹線の整備に関する基本方針」および「当面の整備新幹線の整備方針」が決定。
    • 12月16日:木古内 - 新函館(仮称)間の幸連トンネルの貫通式挙行[27][24]
    • 12月25日:2010年(平成22年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に450億円で予算政府案が決定[国交省 14]
  • 2010年(平成22年)
    • 1月20日:木古内川橋梁工事の安全祈願挙行[27]
    • 2月1日:木古内 - 新函館(仮称)間の札苅トンネル工事安全祈願挙行[27]
    • 2月15日:大野川橋梁工事の安全祈願挙行[27]
    • 5月19日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画(その2:新設区間の軌道、電気、駅舎等)認可[23][国交省 15]
    • 6月30日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の瀬戸子高架橋・奥内高架橋・左堰高架橋工事の安全祈願挙行[23]
    • 7月6日:飯田高架橋・稲里高架橋工事の合同安全祈願挙行[27]
    • 8月:整備新幹線問題検討会議開催。整備新幹線の未着工区間等の取扱いについて決定。
    • 8月26日:木古内路盤他工事の安全祈願挙行[27]
    • 9月1日:万太郎路盤他工事の安全祈願挙行[27]
    • 10月22日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の六枚橋高架橋他工事の安全祈願挙行[23]
    • 12月:整備新幹線問題検討会議を開催。整備新幹線問題に関する今後の対応について決定。8月の検討会議で決定した各線区の課題について、さらに詳細な検討を進める旨を決定。
    • 12月4日:東北新幹線の八戸 - 新青森間が延伸開業。同新幹線が全線開通[JR東 3]
    • 12月8日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の長科高架橋他工事の安全祈願挙行[23]
    • 12月15日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の第2外黒山トンネル工事の安全祈願挙行[23]
    • 12月27日:2011年(平成23年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に880億円で予算政府案が決定[国交省 16]
  • 2011年(平成23年)
    • 2月7日:木古内 - 新函館(仮称)間の札苅トンネルの貫通式挙行[27]
    • 2月28日:木古内駅高架橋他工事の安全祈願挙行[27]函館港に北海道方の新線区間に敷設する新幹線用軌道レールを陸揚げ[27]
    • 3月17日:新函館駅(仮称)路盤他工事の安全祈願[27]
    • 3月23日:大野新道橋梁他・鶴野高架橋工事の安全祈願挙行[27]
    • 3月29日:桜岱高架橋・戸切地橋梁他工事の安全祈願挙行[27]
    • 4月1日:北斗市内に北斗鉄道建築建設所が開所(同月26日に開所式)[27][JRTT 4]
    • 5月12日東津軽郡蓬田村で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の阿弥陀橋高架橋他工事の安全祈願挙行[23][JRTT 5]
    • 5月16日青森市で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の岡町高架橋・羽白高架橋・飛鳥高架橋工事の安全祈願挙行[23][JRTT 6]
    • 5月24日:東津軽郡外ヶ浜町で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の大平高架橋工事の安全祈願挙行[23][JRTT 7]
    • 6月1日:東北新幹線建設局が青森市内に移転し、青森新幹線建設局に改称[JRTT 8]
    • 6月14日上磯郡木古内町で、木古内 - 新函館(仮称)間の泉沢トンネル他工事の貫通式挙行[27][JRTT 9]
    • 6月21日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネル掘削工事が中間立坑に到達。
    • 7月1日:北斗市に北斗鉄道軌道建設所・北斗鉄道機械建設所が開所(同日に開所式)[27][JRTT 10]
    • 7月8日:後潟高架橋JV事務所にて、報道機関向けに北海道新幹線工事見学会を実施[JRTT 11]
    • 8月1日:北斗市に北斗鉄道電気建設所が開所[27]
    • 9月1日:北斗市三好地内にて、木古内 - 新函館(仮称)間の万太郎トンネルの貫通式挙行[27][JRTT 12]
    • 11月18日:東津軽郡今別町にて、奥津軽駅(仮称)路盤他工事の安全祈願[23][JRTT 13]
    • 12月26日:整備新幹線問題検討会議が開催され[国交省 17]、政府・与党確認事項公表。政府・与党合意により、未着工区間について「着工5条件」の残余の条件が満たしたこと等を確認後、認可・着工することを決定[国交省 18]。2012年(平成24年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に1,125億円で予算政府案が決定[国交省 19]
  • 2012年(平成24年)
    • 1月26日:国土交通省が「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」設置。翌27日に第1回を開催[国交省 20]
    • 2月1日:第2回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」を開催[国交省 20]
    • 2月:(新幹線乗り入れに備え)函館本線渡島大野駅の駅舎建て替え工事開始。
    • 2月23日27日28日:第3回・第4回・第5回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」を開催[国交省 20]
    • 3月8日14日15日21日:第6回・第7回・第8回・第9回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」を開催[国交省 20]
    • 3月26日:北斗市茂辺地地内で、木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル貫通式挙行[27][JRTT 14]
    • 4月3日4日:整備新幹線問題調整会議・整備新幹線問題検討会議を開催[国交省 21][国交省 22][国交省 23]
    • 6月12日:北海道新幹線 新函館(仮称) - 札幌間をフル規格で追加認可申請[25]
    • 6月29日:国土交通省が鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、北海道新幹線 新函館(仮称) - 札幌間をフル規格で認可および着手[25][国交省 24]
    • 7月9日:国土交通省が「陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」設置[国交省 25]
    • 7月12日:第1回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]
    • 8月7日:江差線木古内 - 江差間を、新幹線新函館駅(仮称)開業と引き替えに廃止しバス転換する検討に入った旨を公式発表。江差上ノ国・木古内3町の沿線住民との間で連絡協議会を立ち上げ。なお木古内 - 五稜郭間は対本州連絡と函館都市圏輸送の需要が高いことから第三セクター方式で存続。
    • 8月25日:長万部町で新函館(仮称) - 札幌間の起工式を実施[28]
    • 9月3日:小池明夫(当時JR北海道社長)が江差線の木古内 - 江差間の廃止を木古内・上ノ国・江差3町長へ正式提案[JR北 9]
    • 9月4日:高谷寿峰北斗市長が「函館側の北海道新幹線駅名は、駅所在地名を盛り込んだ"北斗函館駅"にするようJR北海道へ要望する」旨を市議会で公式発表。
    • 9月19日:東津軽郡外ヶ浜町で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の第1・第2外黒山トンネルの貫通式挙行[23][JRTT 15]
    • 9月20日:第2回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]
    • 10月11日:第3回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]
    • 10月18日:青森県議会が「在来線との共用区間となる青函トンネル内でも(在来線特急並みの140km/hではなく)200km/h以上での高速走行が可能となるよう国に施策を要望する」旨を申し合わせ。
    • 10月23日:東津軽郡外ヶ浜町で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネル貫通式挙行[23][JRTT 16][JRTT 17]。これにより、新青森 - 新函館(仮称)間の陸上トンネルのうち、本州側の6本がすべて貫通。
    • 10月29日:青森県と青森県議会が「(在来線と共用する)青函トンネル区間でも新幹線電車が200km/h以上で高速走行可能となる施策の実現」を国土交通省へ公式要望。
    • 10月30日:JR北海道が、新幹線全線開業後に第三セクター化して存続される予定の函館本線函館 - 長万部 - 倶知安 - 小樽間(新幹線全線開業後)の利用客予想を沿線自治体に公表。沿線の過疎化が著しいことから「新幹線全線開業後の並行在来線利用客は現在より大幅に減少し、特に長万部 - 倶知安 - 小樽間は大幅な赤字不可避となる可能性大」と発表した。
    • 11月6日:青森軌道敷設工事(新青森駅付近 - 後潟高架橋付近間、延長約17.8km)開始。青森市内で安全祈願並びにレール発進式を挙行[23][JRTT 18]
    • 12月11日:第4回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]同月13日に青函共用走行問題に関する当面の方針が中間的に取りまとめられる[国交省 26]
  • 2013年(平成25年)
    • 1月17日:整備新幹線期成同盟会幹事を務める高橋はるみ北海道知事が「新函館(仮称) - 札幌間の工期短縮(早期完成)」を期成同盟会メンバーと共に国土交通省へ要望。
    • 1月18日:前年12月13日に申請されていた、新青森 - 新函館(仮称)間の工事実施計画第3回変更を認可。工事予算を「4,590.7億円(平成15年4月価格)」より 「5,508億円(平成23年4月価格)」に変更[23][国交省 27]
    • 1月29日:2013年(平成25年)度の北海道新幹線整備に1,060億円(新青森 - 新函館(仮称)間:1,000億円、新函館(仮称) - 札幌間:60億円)で予算政府案が決定[国交省 28]
    • 3月25日:第5回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]。函館市議会が「北海道新幹線の函館側暫定終着駅は"新函館"と命名するようJR北海道へ要望する」旨の決議を本会議にて全会一致で可決。
    • 3月26日:朝里川・定山渓両温泉組合が「新小樽駅(仮称)の建設場所を、小樽市天神地区から、札樽道朝里ICに近く新幹線利用客が朝里川・定山渓両温泉へアクセスしやすくなる朝里地区へ変更してもらうよう、小樽市およびJR北海道へ要望する」旨を発表。
    • 3月27日:能登谷公函館市議会議長ら函館市議団一行がJR北海道本社を訪問し、「北海道新幹線の函館側暫定終着駅は"新函館"と命名する」旨の要望書を提出。
    • 3月28日:江差線 木古内 - 江差間を2014年(平成26年)5月限りで廃線とし、バス転換する旨を沿線の江差・上ノ国・木古内3町と合意。
    • 4月1日:JR北海道新幹線推進本部が発足。従来の新幹線計画部および新幹線開業準備室を所管[JR北 10]
    • 4月20日:七飯町にて函館本線 五稜郭 - 渡島大野間電化工事の起工式を挙行[JR北 11]
    • 4月26日:今別町が駅名「奥津軽いまべつ駅」をJR北海道本社へ要望[23]。JR北海道が国土交通省北海道運輸局に対して、江差線の木古内 - 江差間の廃止届を提出[JR北 12]
    • 5月17日:北斗市三好で、木古内軌道敷設・北斗軌道敷設工事(大谷地付近 - 新函館(仮称)駅終点付近間、延長約37km)の安全祈願およびレール発進式挙行[JRTT 19]
    • 5月29日:上磯郡木古内町で、木古内駅建設工事の安全祈願および立柱式挙行[JRTT 20]
    • 6月4日:東津軽郡今別町で、奥津軽駅(仮称)新築工事の安全祈願挙行[23][JRTT 21]
    • 6月15日:北斗市内で、新函館駅(仮称)建設工事の安全祈願および立柱式挙行[JRTT 22]
    • 10月18日:海峡線津軽今別駅の上り(青森)方面の乗降場が本線外側の仮設ホームへ移転[29][東奥 2]
    • 10月25日:海峡線津軽今別駅の下り(函館)方面の乗降場が本線外側の仮設ホームへ移転[29][東奥 2]
    • 11月11日:この日を以て、海峡線竜飛海底駅構内にある青函トンネル工事写真パネルなどの展示物を完全撤去し、海底駅見学者専用列車の運行を完全終了[JR北 13]
    • 12月25日:2014年(平成26年)度の北海道新幹線整備に644億円(新青森 - 新函館(仮称)間:524億円、新函館(仮称) - 札幌間:120億円)で予算政府案が決定[国交省 29]
  • 2014年(平成26年)
     
    建設中の路盤
    (2014年9月、北斗市)
     
    建設中の新函館北斗駅
    (2014年9月)
    • 3月15日:北海道新幹線建設工事のため、海峡線竜飛海底駅、吉岡海底駅、知内駅の3駅を廃止[JR北 14]。竜飛海底駅、吉岡海底駅はそれぞれ青函トンネル竜飛定点、吉岡定点に、知内駅は知内信号場[函館 1]に変更。
    • 4月1日:北海道新幹線建設局の倶知安鉄道建設所および八雲鉄道建設所が開所[JRTT 23]
    • 4月16日:北海道新幹線用の車両として、H5系の概要・デザインを正式発表[23][JR北 15]
    • 4月30日:北海道とJR北海道が江差線の五稜郭 - 木古内間を運営する第三セクター鉄道会社の安全運行体制の構築および並行在来線に対する協力内容に関し、基本合意を締結[JR北 16]
    • 5月12日:江差線の木古内 - 江差間廃止。バス路線に転換[JR北 12]
    • 6月11日:JR北海道が定例記者会見で、新青森 - 新函館(仮称)間の駅名および信号場名を発表。奥津軽駅(仮称)は「奥津軽いまべつ駅」、新函館駅(仮称)は「新函館北斗駅」、新中小国信号場はそのまま「新中小国信号場」、湯の里信号場(仮称)は「湯の里知内信号場」にそれぞれ決定[23][JR北 17][道新 6]
    • 6月16日:北海道側新設区間の架線通電試験開始。
    • 7月8日:北斗市で、新函館北斗 - 新八雲(仮称)間の村山トンネル工事の安全祈願祭を挙行。新函館北斗 - 札幌間で初となる工事開始(着工は8月)[JRTT 24][日建工 1]
    • 7月16日:「新函館北斗 - 札幌間の工期を当初計画より5年短縮し、2030年度までに札幌まで全線開業させる」よう(北海道選出の国会議員などで組織する)与党プロジェクトチームが政府へ要望。
    • 8月1日:JR北海道から経営分離される江差線の五稜郭 - 木古内間を引き継ぐ第三セクター会社として、「北海道道南地域並行在来線準備株式会社」が設立[いさりび 1][いさりび 2]
    • 8月12日:青森県側新設区間の架線通電試験開始。
    • 8月29日:整備新幹線の取扱いに係る政府・与党申し合わせ[国交省 30]
    • 9月24日:第1回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 31]
    • 10月1日:JR北海道本社に「北海道新幹線開業準備対策本部」、函館総合車両基地内に「新幹線準備運輸車両所」を設置[JR北 18]。共用区間の知内信号場 - 木古内駅間において、架線電圧を新幹線仕様の25,000Vに昇圧した状態でEH800形が試験走行し、DS-ATCの性能確認試験を行う[JR北 19]
    • 10月5日:北海道新幹線開業に向けた総合的な検査および試験の実施に伴い、2015年(平成27年)1月にかけて、青函トンネルを通過する寝台特急・急行列車の運休や時刻変更を実施[JR北 20]
    • 10月8日 - 13日:H5系の第1編成が川崎重工業車両カンパニーから搬出され、函館総合車両基地へ納入された[道新 7][道新 8][道新 9]。22日までに第2編成も搬入される[道新 10]
    • 10月21日:第2回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 32]
    • 10月22日:「(2035年度までの全線開業に際し)用地買収の難航が予想される札幌市街地部分については(当初より検討されていた“函館本線と並走する地上高架線”ではなく)地下線で建設し、札幌駅の新幹線のりばは(東北新幹線上野駅同様の)地下ホームとする案を検討する」旨を国交省及び政府与党プロジェクトチームが決定。
    • 10月24日:国土交通省が、北海道新幹線における札幌市内のルートについて、用地買収の難航が予想されることから、地下ルートの検討に入ったことが報道される[道新 11]
    • 11月1日:木古内駅構内で、新青森 - 新函館北斗間のレール締結式開催[23][JRTT 25][道新 12][道新 13]。また、函館総合車両基地にてH5系が初めて報道公開される[道新 10]
    • 11月9日:虻田郡ニセコ町で、長万部 - 倶知安間の昆布トンネル(桂台)他工事の安全祈願挙行[JRTT 26]
    • 11月16日:青函トンネル内にて、特急形車両(789系基本番台、6両編成)を用いた「トンネル内における車両火災を想定した乗客避難誘導訓練」を実施。以降、H5系を用いた乗客避難誘導訓練も実施された[函館 1]
    • 11月18日:高橋はるみ北海道知事が「新函館北斗-札幌間の工期短縮と早期開業」を(他地区整備新幹線関係市区町村関係者と共に)国土交通省へ要望[産経 1]
    • 11月19日:第3回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 33]
    • 11月20日:JR北海道・JR東日本が北海道新幹線の列車名を発表。東京・仙台 - 新函館北斗間の列車が「はやぶさ」、盛岡・新青森 - 新函館北斗間の列車が「はやて」に決定[23][JR北 1]
    • 12月1日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間で、H5系を使用した走行試験(最高速度30km/h)を開始[23][JRTT 27][JR北 21]。翌年3月1日にかけて60日間程度、1日1 - 3往復する。当日は函館総合車両基地 - 新函館北斗間を往復し、初入線した新函館北斗駅で地元自治体による歓迎セレモニーが開催された[道新 14][日経 2]
    • 12月2日:H5系が走行試験にて木古内駅に初入線。同駅で歓迎セレモニーを開催[道新 15][毎日 1]
    • 12月7日:同日未明、H5系が走行試験にて青函トンネルを通過し、本州(青森)側および奥津軽いまべつ駅に初入線。同日午後、奥津軽いまべつ駅で歓迎セレモニーを開催[道新 16][産経 2]
    • 12月13日二海郡八雲町で、新八雲(仮称) - 長万部間の立岩トンネル(立岩)他工事の安全祈願挙行[JRTT 28]。奥津軽いまべつ - 新函館北斗間の走行試験における最高速度を130km/hに引き上げる[毎日 2]
    • 12月22日:政府・与党が「新函館北斗 - 札幌間の開業時期を、当初想定されていた2036年(平成48年)春頃より5年前倒しし、2031年(平成43年)春頃とする」方針を固める[産経 3][新聞 2]
    • 12月26日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間の走行試験における最高速度を260km/hに引き上げ。木古内 - 新函館北斗間で最高速度260km/hによる試験走行を本格化[JRTT 29][道新 17][道新 18]
  • 2015年(平成27年)
    • 1月1日:北海道道南地域並行在来線準備株式会社を「道南いさりび鉄道株式会社」に改称[いさりび 1][いさりび 2][朝日 1]
    • 1月8日:第4回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 34]。「新函館北斗 - 札幌間の開業時期を当初計画の2036年春より5年前倒しし、2031年春とする」旨が正式決定[日経 3]
    • 1月14日:「政府・与党整備新幹線検討委員会」開催[国交省 35]。整備新幹線の取り扱いについて、政府・与党申し合わせ[国交省 36]。「新函館北斗 - 札幌間の開業時期を当初計画の2036年春より5年前倒しし、2031年春とする」ことで合意[朝日 2][道新 19]。2015年(平成27年)度の北海道新幹線整備に700億円(新青森 - 新函館(仮称)間:500億円、新函館(仮称) - 札幌間:200億円)で予算政府案が決定[国交省 37]
    • 1月30日 - 3月1日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間において、積雪時の走行安定性、着落雪の影響、低温での各機器の動作状況、青函トンネル内での機器への影響等を確認する、冬期性能検証に重点をおいた走行試験を実施[JR北 22][JR北 23][道新 20]
    • 3月2日:JR北海道が国土交通省北海道運輸局に対して、江差線の五稜郭 - 木古内間の廃止届を提出[JR北 24][報道 2]
    • 4月21日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間で2015年(平成27年)度の列車走行試験を開始。H5系およびE926形(新幹線電気・軌道総合検測車、East i)を使用[JRTT 30][道新 21][朝日 3]
    • 5月24日:列車走行試験の区間を新青森 - 新函館北斗間に延長。同日、H5系が新青森駅へ初入線[道新 22][朝日 4]
    • 6月11日:E926形「East i」が試験走行にて、函館総合車両基地に初入線[毎日 3]
    • 6月29日:同年3月27日に道南いさりび鉄道が申請した第一種鉄道事業許可を[いさりび 1]、国土交通省が認可[国交省 38][いさりび 2]
    • 6月30日:奥津軽いまべつ駅の駅舎が完成[23][道新 23]
    • 7月24日:木古内駅の駅舎が完成[注釈 9][道新 23]
    • 7月30日:2015年(平成27年)度の走行試験を終了[JRTT 30]
    • 7月31日:「奥津軽いまべつ駅開業準備駅」[23]・「木古内開業準備駅」・「新函館北斗開業準備駅」・「新幹線運行管理センター」を設置[JR北 25]。函館総合車両基地(新幹線準備運輸車両所)を「函館新幹線総合車両所」に改称[JR北 25]
    • 8月1日:新青森 - 新函館北斗間の主要な地上設備の管理が独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構からJR北海道に引き継がれる[JR北 25]
    • 8月10日:津軽今別駅が全列車通過扱いとなり[JR北 26][マイナビ 1]、同月中に仮設ホームも撤去[朝日 3]
    • 8月22日:新青森 - 新函館北斗間で乗務員訓練等開始[23][JR北 27]
    • 9月3日:新函館北斗駅の駅舎が完成[注釈 9][道新 23]
    • 9月16日:新青森 - 新函館北斗間の開業日を2016年(平成28年)3月26日と発表。同時に運行本数も発表され、1日13往復、そのうち10往復は乗り換えなしで新函館北斗と東京を直結[JR北 28]
    • 11月13日:二海郡八雲町で、新函館北斗 - 新八雲(仮称)間の野田追トンネル(北)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 31]
    • 11月16日余市郡赤井川村で、倶知安 - 新小樽(仮称)間の後志トンネル(落合)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 32]
    • 11月21日:虻田郡ニセコ町で、長万部 - 倶知安間の昆布トンネル(宮田)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 33]
    • 12月3日:開業時の最速達列車の運転時分について、東京 - 新函館北斗間が4時間2分、新青森 - 新函館北斗間が1時間1分と正式に決定[JR北 4]
    • 12月18日:新青森 - 新函館北斗間のダイヤ発表[JR北 29]
    • 12月24日:同年11月4日に申請され、11月16日 - 12月7日に行われた新青森 - 新函館北斗間の鉄道施設工事の完成検査が合格[国交省 39]。同年10月13日にJR北海道が申請した新青森 - 新函館北斗間の運賃・特別急行料金の上限設定を[JR北 2][JR東 1]、国土交通省が認可[国交省 40]。2016年(平成28年)度の北海道新幹線整備に420億円(新青森 - 新函館(仮称)間:80億円、新函館(仮称) - 札幌間:340億円)で予算政府案が決定[国交省 41]
    • 12月31日:北海道新幹線の開業準備に伴い、2016年(平成28年)1月2日にかけて津軽海峡線の特急・急行列車を全区間運休[30]
  • 2016年(平成28年)
    • 1月18日:第6回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]
    • 1月28日:木古内駅 - 新函館北斗駅間で報道機関向け試乗会を実施[産経 5]
    • 2月13日14日:木古内駅 - 新函館北斗駅間で一般向け試乗会を実施[JR北 30][産経 5]
    • 3月22日 - 25日:北海道新幹線の開業に向けた「地上設備最終切替」が実施されるため、海峡線を通過する在来線の旅客列車が終日運休[30]
    • 3月25日:新青森 - 新函館北斗間の年間貸付料が1.14億円に決定[国交省 42]

新函館北斗開業後編集

  • 2016年(平成28年)
    • 3月26日:北海道新幹線の新青森 - 新函館北斗間が開業[23][JR北 29][道新 24][道新 25]
    • 4月26日:鉄道建設・運輸施設整備支援機構が同年3月30日付で申請した新青森 - 新函館北斗間の工事実施計画の変更について、国土交通省が認可。同工事の予算を「5,508億円(平成23年4月価格)」から「5,783億円(平成26年4月価格)」に変更[国交省 43]
    • 7月21日:余市郡赤井川村で、倶知安 - 新小樽(仮称)間の後志トンネル(北上沢工区)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 34][日建工 2]
    • 7月22日:鉄道建設・運輸施設整備支援機構が新函館北斗 - 札幌間の工事計画の一部を変更すると発表。村山トンネルが渡島トンネルと一体化され、羊蹄トンネルの勾配を変更。地上駅として計画されていた倶知安駅が地元の要望を受けて高架駅に変更[JRTT 35][道新 26][日建工 3][日建工 4]
  • 2017年(平成29年)
    • 1月4日:「日経優秀製品・サービス賞 2016」の日経産業新聞賞 優秀賞を受賞[日経 4]
    • 4月1日:小樽市のウィングベイ小樽内に北海道新幹線建設局の小樽鉄道建設所を開設[JRTT 36]
    • 4月22日:団体臨時列車「北海道新幹線開業1周年記念号」を東北新幹線新白河駅 - 新函館北斗駅間直通で1往復運行(復路新函館北斗発は23日運行)[JR東 仙台 1][注釈 10]
    • 6月30日:鉄道建設・運輸施設整備支援機構が新函館北斗 - 札幌間の工事計画の一部を変更すると発表。手稲トンネル(延長18,750m)を延長する形で札幌市街地区間の構造を高架橋から地下トンネルに変更し、手稲トンネルを札樽トンネル(延長26,230m)に名称変更。また、長万部駅の駅構造を地平駅から高架駅へ変更[JRTT 37]
    • 9月23日:団体臨時列車を東北新幹線新白河駅 - 新函館北斗駅間直通で1往復運行(復路新函館北斗発は24日運行)[JR東 仙台 2][注釈 10]
  • 2018年(平成30年)
  • 2019年(平成31年)
    • 3月15日:この日をもって北海道新幹線での車内販売がすべて終了(ただし、グランクラスのサービスは継続)[JR北 31]
    • 3月16日:ダイヤ改正で青函トンネル内での最高速度を140km/hから160km/hに引き上げ[JR北 3]
    • 4月1日:札幌市内に北海道新幹線建設局の札幌鉄道建設所を開設(19日開所式)[JRTT 38]

今後の予定編集

  • 2019年(平成31年・令和元年)度以降:国縫・札樽などのトンネルや市渡高架橋工事着工。
  • 2031年(令和13年)春:北海道新幹線 新函館北斗 - 札幌間開業予定[報道 1]

過去に検討されたルート編集

札幌までのルートは現行の北回りルート以外にも複数のルートが候補に上がった。

最も有力と考えられていたのは長万部から室蘭本線千歳線に並行する南回りルートである。こちらの方が沿線人口は大きく、冬季の降雪量も少ない。国鉄時代の1986年(昭和61年)11月1日のダイヤ改正以降、長万部以南と札幌方面を結ぶ定期優等列車は、有珠山噴火時に不通となったときをのぞき、すべてこのルートに設定されている。

しかし、路線長や所要時間は北回りルートの方が短くなること、また南回りルートをとった場合、ルート選定当時に前提とされていた旭川方面への延伸の際には札幌駅でスイッチバックするか、または当時ほとんど開発されていなかった札幌市東部にターミナルを作らざるを得なくなること[32]、および北海道の中でも活発な活火山有珠山あるいは樽前山噴火した場合には大きな被害が予想されることなどから、最終的に北回りルートが採用された。事実、有珠山の噴火では胆振線が2度に渡って被災した経緯がある。1943年(昭和18年) - 1945年(昭和20年)の噴火では昭和新山の隆起で路盤が崩壊して経路変更を余儀なくされ、1977年(昭和52年)の噴火でも長期運休に追い込まれた。また、室蘭本線も2000年平成12年)の噴火で長期運休に追い込まれている。

なお、南回りルートは、北海道新幹線とは別路線の北海道南回り新幹線として基本計画線となっている。

その他にも以下のようなルートが提案された。

  • 旧・砂原町(現・森町)から沈埋トンネル内浦湾をショートカットし、室蘭市から室蘭本線・千歳線に並行するルート[要出典]
    • 駒ヶ岳の噴火対策が難しいことと建設費が高くつくことにより不採用。[要出典]なお、現在の予定ルートでは駒ヶ岳を西に大きく迂回するため、新函館北斗駅付近が規格外の急カーブになっている。
  • 中山峠・定山渓を経由するルート[32]
    • 最短距離ではあるが、地質上の問題で難工事が予測されるため、不採用。
  • 木古内から現・函館駅へ直行[要出典]、または新函館北斗駅でスイッチバックして現・函館駅へ乗り入れるルート[33]
    • 前者は札幌延伸する場合に回り道となるため不採用。[要出典] 後者は過去に検討されたことがあり、実際函館市は2003年の函館駅改修の際に「新幹線対応のため」として50億円を支出しているが[東洋経済 1]、建設費(約1,000億円)が全額地元負担となることがネックとなり、最終的に建設困難と判断されている[33]。その代わり現在は、函館 - 新函館北斗間の交通アクセスが検討され[道新 27]、実際にアクセス列車「はこだてライナー」が運行開始された(本記事「函館本線」の節で後述)。

新函館北斗 - 札幌間の建設編集

 
新函館北斗駅線路終端部。列車止めがあり、その先は将来の札幌方面延伸に向け工事中となっている。写真中央部、高架橋の奥に見えるのが建設中の渡島トンネル(2019年10月)
 
H5系と「つながる!ひろがる!北海道新幹線」と書かれた看板が掲げられている札幌駅北口(2018年9月)

新函館北斗 - 札幌間の駅予定地や一部のトンネルについては、2006年度(平成18年度)の時点で着工を前提としない地質調査が開始されている。2007年(平成19年)5月より開かれた政府・与党プロジェクトチームでは同区間および北陸新幹線の金沢 - 敦賀間、九州新幹線の諫早 - 長崎間の3区間について着工が検討されたが、3区間合計で2兆5千億円(2008年12月時点)と見積もられている建設費を全額確保する見通しが立たず、元々10年とされていた工期を5年程度延長して既に着工済みの整備新幹線区間の完成を待つ、もしくは一部のみ着工するといった案が浮上した。主たる財源として有力視されているのが、東北新幹線八戸 - 新青森間と九州新幹線新八代 - 博多間、そして北陸新幹線長野 - 金沢間の線路使用料である。この線路使用料のうち、2008年(平成20年)12月の時点で最大6千億円が充当できるとされている[道新 28][要文献特定詳細情報]。また、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の剰余金や既設新幹線譲渡収入なども財源の候補に挙がっている。

さらに北海道新幹線についてはスーパー特急方式で建設することも提案されたが、これには地元議員らが反対した。2008年(平成20年)12月の合意では長万部 - 札幌間の着工と新八雲駅(仮称)の設計、北陸新幹線金沢 - 福井間の着工と敦賀駅の整備および南越駅の設計、九州新幹線長崎駅の整備が認可される見通しになったが、2009年の民主党への政権交代により頓挫した。

2012年(平成24年)6月29日に、北陸新幹線の金沢 - 敦賀間、九州新幹線の諫早 - 長崎間とともにフル規格での整備が認可になった。同年8月25日に中間駅の長万部で起工式が行われた。

札幌駅のホーム位置問題編集

今後の見通し編集

新函館北斗 - 札幌間の整備効果編集

新函館北斗 - 札幌間は2012年に着工し、2030年度末に開業予定である[9]。開業後の所要時間について、新函館北斗 - 札幌間の着工に向けた2012年4月時点での国土交通省の試算では、新函館北斗 - 札幌間の所要時間は緩行タイプで1時間12分45秒、速達(平均的)タイプで1時間4分30秒、東京 - 札幌間の所要時間は速達(平均的)タイプで5時間14分15秒と想定されていた[34]。なお、2018年3月時点での鉄道・運輸機構による時間短縮効果の試算では、東京 - 札幌間の所要時間は開業前(以下2018年3月時点)の7時間44分から約2時間45分短縮されて5時間00分、青森 - 札幌間では5時間7分から約2時間短縮されて3時間9分、函館 - 札幌間では3時間27分から約2時間短縮されて1時間27分となる。航空との所要時間を比較すると青森 - 札幌間でほぼ同じ、函館 - 札幌間では新幹線のほうが早くなると試算されている[35]。また、新函館北斗 - 札幌間の整備により北海道内の交流人口が16,000人/日から1.3倍の21,000人/日に、北海道(道南を除く)と東北地方の交流人口が3,100人/日から2.0倍の6,200人/日に増加すると予測されている[36]。環境面では航空機、バスから新幹線に旅客が転移することで、北海道の運輸部門(自動車除く)の二酸化炭素排出量の約9.5%に相当する167,000tの二酸化炭素の排出量削減が期待される[37]

青函共用走行区間の高速化編集

2016年3月の新青森駅 - 新函館北斗駅間の開業時点では、開業区間約149kmのうち半数以上の約82kmが青函共用走行区間であり、貨物列車とのすれ違いの影響などから最高速度が140km/hに制限されていた[38]。そのため、国土交通省の青函共用走行区間等高速化検討WGにおいて、2018(平成30)年度末を目標に青函トンネル内の約54kmで最高速度を160km/hに引き上げ、遅くとも2020(令和2)年度までにGWやお盆、年末年始などの貨物列車の本数が少ない時期に、時間帯を限定したうえで下り線で200km/hを目標とする方針が定められた。160km/h化によって3分、200km/h化によってさらに3分の所要時間の短縮が見込まれている[38]。JR北海道は2019年3月16日のダイヤ改正で青函トンネル内の最高速度を160km/hに引き上げて所要時間を最大4分短縮し、新青森 - 新函館北斗間を最短57分、東京 - 新函館北斗間を最短3時間58分で結ぶと発表した[JR北 3]

整備新幹線区間の速度向上編集

東北新幹線盛岡以北および北海道新幹線は、整備計画によって最高速度が260km/hとされている。新函館北斗 - 札幌間の着工に向けた試算では、東北新幹線盛岡以北および北海道新幹線を速度向上させた場合の試算も行われた。基本ケースの盛岡 - 札幌間260km/h、青函共用走行区間140km/hの場合、東京 - 札幌間の所要時間は5時間1分であるが、青函共用走行区間の速度を260km/hに速度向上した場合、基本ケースに比べて18分短縮されて4時間43分、青函共用走行区間を含む盛岡 - 札幌の全区間で320km/hに速度向上した場合、基本ケースに比べて28分短縮されて4時間33分になるとしている[国交省 44]

2019年5月13日にJR北海道は、北海道新幹線 新函館北斗 - 札幌間を320km/hで走行可能とするための工事を、現計画(最高速度260km/h)との工事費の差額を自社負担により実施することを国土交通省に対して要請した。新函館北斗 - 札幌間のうち80%(約170km)にあたるトンネル区間では、トンネル微気圧波対策として約30か所のトンネル坑口に設置される緩衝工の延長、それ以外の20%(約42km)のうち約30kmの区間では、防音壁のかさ上げやそれに伴う高架橋の強度を高める必要がある。現段階では工事費は120億円程度、これにより5分程度の時間短縮効果が見込まれるとしている[JR北 32]

並行在来線の扱い編集

新幹線が開業および事業化された区間の並行在来線については、それぞれ以下のような措置が執られている。津軽線も北海道新幹線と並行するが、JR東日本の路線であり経営主体が異なるため並行在来線とはみなされていない。

海峡線編集

海峡線は前述のとおり新中小国信号場 - 木古内駅間で北海道新幹線と線路を共用している。この区間は、架線電圧が交流20,000Vから25,000Vに昇圧され、保安装置も新幹線で使用されているDS-ATCに変更されており、その規格に対応した車両のみが走行できる。

夜行列車も含めた在来線の定期旅客列車が全廃された経緯としては、新幹線開業による特急の置き換えの他に、海峡線の設備更新により従来の在来線専用の電気車[39]などが走行できなくなった事情もある。新幹線開業と同時に在来線としては実質的に貨物線に移行しており、現在は本州と北海道を結ぶ貨物列車の運行が中心となっている。

江差線編集

江差線五稜郭駅 - 木古内駅間が並行在来線とされた。この区間は、第三セクター鉄道会社の道南いさりび鉄道に移管され、道南いさりび鉄道線として運行している[40]。 一方、木古内駅 - 江差駅間については並行在来線ではないが、こちらは非電化区間である上に利用者が五稜郭駅 - 木古内駅間よりも少なく、北海道新幹線開業後、木古内以東が第三セクター化されると孤立するため[JR北 9]、北海道新幹線の開業を待たずして、2014年(平成26年)5月12日に廃止された[JR北 12]

函館本線編集

函館本線函館駅 - 札幌駅間が並行在来線とされた。このうち、函館駅 - 小樽駅間は新函館北斗駅 - 札幌駅間の開業時に経営分離される予定である[38]。一方、小樽駅 - 札幌駅間は札幌都市圏輸送の使命を担っているため普通列車(快速含む)の本数・利用客共に多く、また、岩見沢方面や新千歳空港、さらには室蘭本線に乗り入れて苫小牧方面と一体的な運用を行っているなどの理由から、経営分離せずJR北海道が運営を継続する予定である[41]。なお、新函館北斗 - 札幌間の着工に向けた試算では、函館 - 小樽間で在来線優等列車を運転せず、特急「スーパー北斗」は長万部 - 札幌間に運行区間が短縮されると想定して行われている[34]

また、JR北海道は、新幹線新函館北斗開業に合わせて五稜郭駅 - 新函館北斗駅間を交流電化し[注釈 11][新聞 3]733系電車(1000番台、3両編成)を使用した函館 - 新函館北斗間のアクセス列車「はこだてライナー」を16往復(その内、下り6本・上り7本は快速列車)運行している[JR北 29]

乗車券の特例制度編集

青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」といった普通列車専用の特別企画乗車券において、北海道新幹線開業までは特急「白鳥」・「スーパー白鳥」の普通車自由席に限り、蟹田 - 木古内間を追加料金無しで乗車できる特例が設けられていたほか、「北海道&東日本パス」では急行「はまなす」を急行券別途購入で、「白鳥」・「スーパー白鳥」の新青森 - 函館間を普通車自由席に限り、自由席特急券別途購入で利用可能であったが、新幹線開業後はこれらの列車が廃止されたため、新たな特例制度が設けられた。

「青春18きっぷ」では「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の購入により[JR北 33][JR北 34]、また類似の「秋の乗り放題パス」では「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」の購入により[JR東 4]、北海道新幹線 奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅間で普通車の空席、および道南いさりび鉄道線木古内駅 - 五稜郭駅間の普通列車がオプション券1枚につき片道1回利用可能になった。また「北海道&東日本パス」では、特定特急券を購入すれば北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間で普通車の空席が利用可能になった。

札幌 - 旭川間編集

札幌 - 旭川間(約130km)については1973年昭和48年)11月15日運輸省告示第465号により基本計画が決定された高速鉄道路線となっている。

現状編集

道央石狩川流域)を走る函館本線の札幌 - 旭川間では、特急列車が1日27往復(毎時1-2本ずつ)、所要時間1時間25分(最速)で運転されている。沿線人口は3,127,369人、人口密度は205.034人/平方kmである。また、札幌 - 旭川間の特急利用者数は年間約450万人(2007年)[42]に達している。その他、札幌からこの区間を通り道北・稚内や道東・網走への所要時間はそれぞれ約5時間から5時間半を要している。

函館本線(札幌 - 旭川)に接続する路線
※札幌での接続路線は「#設置予定駅と接続路線」の節を参照

これまでの動き編集

基本計画決定後、いまのところ大きな動きはない。旭川市によれば[43]、北海道新幹線(新青森 - 札幌間)の早期建設と札幌 - 旭川間の整備計画への組入れの促進を図るとしているものの、認可・着工の時期までは議論はされておらず、設置駅なども未定である。

著名人のこの区間に関連する発言

  • JR北海道の坂本眞一会長(当時)は、2006年(平成18年)4月25日に帯広市で行われた講演会でフリーゲージトレインによって旭川や道東方面の帯広等へ直通運転する構想を示した[新聞 4]
  • 高橋はるみ北海道知事は、2016年(平成28年)3月26日における北海道新幹線開業前に、札幌 - 旭川のフル規格は「現実的ではない」としながらも、技術が確立されればフリーゲージトレインによって旭川まで延伸させたい旨のコメントを発表している[道新 29]


その他道内で過去に検討された路線編集

新全国総合開発計画決定から全国新幹線鉄道整備法制定までの間に、北海道新幹線の終点旭川から延長または札幌から分岐する形で以下の路線も検討された[要出典]。これら道内での新幹線路線については、田中角栄日本列島改造論でも触れられているものもある。

しかし、先述の2016年11月の「当社単独では維持することが困難な線区」で自社単独存続が出来ない対象区間と発表されているために、これらの計画も凍結が現状であるといえる[JR北 35]

路線形態詳細編集


地理編集

通過する自治体編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 三線軌条はミニ新幹線である秋田新幹線奥羽本線)の神宮寺 - 峰吉川間(営業キロ:12.4km)などで採用例があるものの、完全な新幹線規格の路線で採用されるのは北海道新幹線が初めてとなる。
  2. ^ 正確には大平分岐部(新中小国信号場構内扱い)から木古内分岐部(木古内駅構内扱い)間82.041 km。
  3. ^ 保守用車両を側線に収容することも可能である。
  4. ^ 新青森 - 奥津軽いまべつ間で並行する津軽線はJR東日本が運営している。
  5. ^ a b 北海道新幹線では全車指定席となるため、特定特急券立席特急券に適用される。
  6. ^ 特定特急券区間を参照。
  7. ^ 新函館北斗駅開業時点で、北海道新幹線で100キロ以下かつ隣接駅間ではない区間は存在しないため、この料金が適用される区間は存在しない。
  8. ^ 分岐器下部にコンクリートによる箱型の空間を設けて、そこに雪を落とし込みヒーターで溶かす構造
  9. ^ a b 当初、木古内駅の駅舎は2015年(平成27年)5月26日、新函館北斗駅の駅舎は同年6月3日にそれぞれ完成する予定だった[朝日 3]が、駅舎内の案内板の取り付け位置などについて、JR北海道と鉄道建設・運輸施設整備支援機構の協議が長引いたため、工期が遅れた[産経 4]
  10. ^ a b 2017年時点において、東北新幹線と北海道新幹線を直通する営業列車が停車しない、新白河駅、郡山駅福島駅白石蔵王駅が停車駅に加わっている。
  11. ^ 函館本線の函館駅 - 五稜郭駅間は1988年(昭和63年)3月13日の海峡線(津軽海峡線)開業時に交流電化された。
  12. ^ 『日本列島改造論』では「札幌 - 釧路」[新聞 5]

出典編集

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  4. ^ 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 2018, p. 1―3.
  5. ^ JR北など、北海道・東北新幹線の半額切符 日本経済新聞電子版 2018-04-17閲覧
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利用状況 編集

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議事録編集

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報告書編集