松ヶ峯カントリー倶楽部

松ヶ峯カントリー倶楽部(まつがみねカントリーくらぶ)は、新潟県上越市中郷区岡川383番地に広がるゴルフ場である。

松ヶ峯カントリー倶楽部
Matsugamine Country Club
松ヶ峯カントリー倶楽部
松ヶ峯カントリー倶楽部の空中写真。
1976年11月3日撮影。撮影時点ではゴルフ場の東側を南北に縦貫する上信越自動車道は未着工。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
新潟県上越市中郷区岡川383番地 
座標: 北緯36度57分41.83秒 東経138度12分34.02秒 / 北緯36.9616194度 東経138.2094500度 / 36.9616194; 138.2094500
概要
開業 1969年昭和44年)8月10日
運営 メンバーシップコース
設計 鈴木 正一
運営者 株式会社松ケ峯カントリー倶楽部
コース

妙高コース 黒姫コース
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 5 512 1 4 384
2 3 200 2 3 191
3 4 435 3 4 397
4 4 310 4 3 157
5 5 522 5 4 363
6 4 372 6 5 565
7 3 205 7 4 371
8 4 365 8 5 485
9 4 388 9 4 403
36 3309 36 3316
神奈コース

HOLE PAR YARD
1 5 521
2 4 352
3 4 370
4 4 382
5 3 164
6 4 464
7 3 185
8 5 480
9 4 470
36 3388
その他
公式サイト 松ヶ峯カントリー倶楽部
テンプレートを表示

概要 編集

寿建設・海老原亀久寿は、1968年昭和43年)春、松ヶ峯遊園の園場整備のため向かう途中、丘陵地で立止まった[1]。そこは、戦前陸軍の演習場で、戦後は新潟県高田市に払い下げられていた共有地であった[1]。海老原は「景観と地形ともにゴルフ場適地だ」と直感し、安達建設に相談した[1]。海老原と安達建設の鈴木正一は、現地視察を行いゴルフ場建設を決定した[1]

1968年(昭和43年)11月15日、新たなゴルフ場の建設に向けて母体会社「寿観光開発株式会社」を設立、代表取締役に海老原が就任した[1]。ゴルフ場用地が確保され、コース設計は安達建設の鈴木が、施工は安達建設と、その下で寿建設に決まった[1]。鈴木は、井上誠一と佐藤儀一の下で設計経験があり、その手腕には定評があった[1]。順調に進んだが会員募集で足踏みした、上越地方はゴルフ人口が少ないからである、それを助けたのが地元高田市の皆川製菓の皆川進、野尻湖のリゾート経営会社の池田博隆だった[1]

1969年昭和44年)8月10日、9ホールのゴルフ場が完成、開場された[1]1972年(昭和47年)8月1日、18ホールのゴルフ場が完成、開場された[1]1991年平成3年)、コース設計を海老原によって神奈コース9ホールの増設に着手、1993年(平成5年)、神奈コース9ホールの増設が完成、合計27ホール規模のゴルフ場が完成した[1]。海老原は亀久寿の息子で、立教大学を卒業後、サンディエゴ・ゴルフ・アカデミーのコース設計管理学を専攻、帰国後、安達建設に入社し鈴木の下で設計に携わった[1]

コースからは、雄大な妙高山が眼前に望める高原のコースで、丘陵コースだが広くフラットで微妙なアンジュレーションのあるフェアウェイが広がっている[2][3]

所在地 編集

〒949-2318 新潟県上越市中郷区岡川383番地 

コース情報 編集

  • 開場日 - 1969年8月10日
  • 設計者 - 鈴木 正一
  • 面積 - 1,200,000m2(約36.3万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 27ホールズ、パー108、10,003ヤード、コースレート 妙高・黒姫70.9、黒姫・神奈71.2、神奈・妙高 71.3
  • グリーン - 1グリーン、ベント(ペンクロス)
  • フェアウエイ - ベント
  • ラフ - ノシバ
  • ハザード - バンカーの71、池が絡むホール9
  • プレースタイル - 乗用カート(5人乗り) 、乗用カート(人乗り)自走式、キャディ・セルフ選択可 
  • 練習場 - 無し
  • 休場日 - 冬期間クローズ[4][5]

クラブ情報 編集

  • ハウス面積 - 2,407m2(728.1坪)
  • ハウス設計 - ザイマ設計事務所
  • ハウス施工 - 河村建業株式会社[4][5]

ギャラリー 編集

交通アクセス 編集

鉄道

道路

エピソード 編集

  • 寿建設社長・海老原亀久寿は、1962年昭和37年)に開場した安達建設が経営する「京都ゴルフ倶楽部」・舟山(京都府、1948年(昭和23年)開場、設計・上田治)の造成工事に協力、造成の経歴が長い[7]
  • 海老原亀久寿は、1988年(昭和63年)、「エビハラスポーツマン株式会社」を設立、「夏泊ゴルフリンクス」(青森県、1992年平成4年)開場、設計・海老原寿人)、「水戸グリーンカントリークラブ」・山方(茨城県、1972年(昭和47年)開場、設計・海老原寿人・鈴木正一)を開発、5カ所のゴルフ場を経営している[7]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「松ヶ峯カントリー倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年2月18日閲覧
  2. ^ 「松ヶ峯カントリー倶楽部」、ゴルフダイジェスト、ゴルフ場詳細、2020年7月18日閲覧
  3. ^ 「松ヶ峯カントリー倶楽部」、ゴルフホトライン、2020年7月18日閲覧
  4. ^ a b 「松ヶ峯カントリー倶楽部」、ゴルフダイジェスト、2020年7月18日閲覧
  5. ^ a b 「松ヶ峯カントリー倶楽部」、ゴルフホトライン、2020年7月18日閲覧
  6. ^ 「松ヶ峯カントリー倶楽部」、アクセス、2020年7月18日閲覧
  7. ^ a b 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「松ヶ峯カントリー倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年2月18日閲覧

関連文献 編集

  • 『ゴルフ場ガイド 東版』2006-2007、「松ヶ峯カントリー倶楽部(新潟県)」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2020年7月18日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「松ヶ峯カントリー倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2020年7月18日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集